Chris MacArthur, The Well-known Gourmet Scholar

I have always enjoyed sharing my enthusiasm for ramen and good cuisine with others. It gives me a big thrill when my sharing leads to someone trying something new or developing an interest for ramen or good cuisine.

カテゴリ:ラーメン > 香港

香港での仕事を終え、さっと軽く一杯「飲む」のではなく、「食べ」ようと考え、尖沙咀を歩く。潮州料理は、その名の通り魚介料理が有名なのだが、あえて牛でいくことにした。

IMG_1881


店内は、ローカルな食堂という感じで、観光客はほとんどいない。 

IMG_1880


食べたのは、五香牛肚麺 HKD32=550円。 

IMG_1879


麺は、捻りの入った細麺。典型的な香港麺。「池記」と違い、茹で加減が良い。かん水臭さもなく、これぞ食べたかった香港麺だ。

スープは、鶏からしっかりと動物系の出汁が採れている。香港ラーメンのスープは、薄い出汁で卓上の調味料で調整するものが多いのだが、こちらのスープは相対的に濃厚。ベースのスープだけで、グングン飲ませる。

チャーシューは、存在しない。その代りに、ホルモンが入る。実は、牛肚肉というのは牛のばら肉であることを期待していた。ところが、出てきたのは、ホルモン。あぁ、確かに、牛のお腹の中に内臓はあるからなぁ。
ちょっぴりがっくりしたが、でも、このホルモンがコリコリで臭みもなく、出汁の染みも良くて、美味しい。非常に丁寧に肉の処理をしていることが窺い知れる。

その他、ネギと青梗菜が入る。

店主が気さくな人で、僕が記録用にメニューの写真を撮っていたら、俺も撮ってくれ!と言わんばかり 笑。

IMG_1884


こういうコミュニケーションがとれる中国の店はそう多くはない。楽しく食事をさせてもらった。


男人街のナイトマーケットを楽しんだ後、夜食を食べに尖沙咀を散策。で、この日最後の食事になったのが、こちら。通称、クリスタル・ジェイド。

IMG_1845


海城港の3Fにあり、ランチを食べたの並びにある。香港では有名店で、ミシュランの星も獲得している。

IMG_1842


食べたのは、四川擔擔拉麺 HKD54+茶HKD8+服務費HKD6=HKD68=1160円。

IMG_1844


麺は、ストレートの中太麺。デフォルトで頼んだのだが、ヤワヤワ。まさに拉麺で、麺帯から麺を捻り出し、麺を作ってくれるのだが、それでも、コシがなく、単なる細長い小麦状の食べ物だ。
香港麺はゴワゴワなくらいコシがあるのだが、なぜ本土の麺は、こんなにコシがないのだろう?
本来は長い麺なのだが、事前にはさみでカットしてくれている。

スープは、かなり酸味のある特徴のあるスープ。もちろん濃厚な胡麻ペーストの味わいはあり、さすが本場のスープという感じなのだが、それ以上に酸味が強く感じられる。酸辣湯麺も有名な店なのだが、ベースの返しに共通性があるのかもしれない。
辣油に由来する辛みはあるが、それほどきつくはない。麻も辣も、それほど感じられず、本来の擔擔麺を独自に解釈したスープだ。ピーナツはペースト、砕いたものなど、相当入っている。これがコクを出す。

チャーシューは、存在しない。

その他、ネギと胡麻が入る。ネギはレンゲに別皿で入る。

日本のラーメンのようなコシはなく、香港麺のような弾力もない。中国本土の麺という感じなのだが、これはこれで郷に従う。なので、こういう料理として評価をしていかなければならない。 

 

今日は朝ごはんを食べに、香港島へ。九龍側と比較して、香港島は坂が多い。なので、中環駅から、坂を上ってお店へ向かう。毎日上り下りをしていたら、相当足腰が鍛えられるだろう。

IMG_1745
 

で、向かったのがこちら。僕以外、全員が香港ローカルのディープな店だ。

IMG_1757
 

食べたのは、出前一丁餐 餐肉煎蛋+通粉 HKD31=530円

IMG_1753
 

なんと日清食品の出前一丁をサーヴしてくれる店。オープンキッチンで調理しているので、調理を見ていると、麺を熱湯で湯がくだけである!ほぐしもしない。で、スープをかけるだけ!

IMG_1756
 

麺は、捻りの入った中細麺。というか、そのままインスタント麺である。ほぐさないので、袋に入ったそのままの形を、ほぼ保持している。でも、異国の地でインスタント麺を食べると、意外に美味しい。

スープは、出汁云々ではなく、粉スープ+お湯。でも、これでいいんだ 笑。

チャーシューは、餐肉=スパム。醤油味の濃いスパム肉だが、意外に出前一丁に合う。これはこれで悪くない。

その他、目玉焼きと冷凍食品のミックスベジタブルが入る。ミックスベジタブルは、冷凍ピラフなどに入っているそれと同じ。目玉焼きは、アジア諸国、米国同様、黄身の色が薄く、明るく見えるもの。一応、半熟 笑。

これで、日本円にして530円。でも、現地の金銭感覚でいえば、これは安いおやつ価格。で、香港ローカルの貧民(といっては失礼だが、ロウワー)クラスの主食になる価格だ。
この感覚をそのまま持ち込めば、日本人で円ベースの所得を受ける年収400万円から500万円クラスは、香港でいえば、貧民クラスと同レベルといったところだろうか。非正規雇用の年収200万円台は、もはや香港では暮らすことは難しく、日本でないと生きられないだろう。


香港では有名な雲呑麺の店。食べに行ったら大行列でしばらく入れそうにないので、とりあえず足裏マッサージで時間をつぶし、その後、入店。今度は行列はなかった。

IMG_1688
 

しかし、食事の時間を完全にずらして入っているのに、ほぼ満席。大人気の店だ。店内は、香港の店にしては小奇麗。ただ、テーブルは中国仕様で、汁の残骸が目に入る。

IMG_1681
 

食べたのは、鮮蝦雲呑麺 HKD35=600円

IMG_1684
 

麺は、細かく捻りの入った、所謂香港麺。地元では、全鮮蛋麺という。日本でいう卵麺なのだが、かん水バリバリで、コリコリした食感の麺だ。茹で汁が十分ではないのか、茹で方が適当なのか、かん水臭さが抜け切れておらず、いささか辛い。香港麺を味わおうと思い選択したのだが、平打麺の方がよかったか。

スープは、豚骨、鶏がらから本当に薄い出汁を採り、蝦、大地魚から魚介系の出汁を採る。この蝦出汁が前面に出ている。返しは、塩。しかし、基本的に薄いので、卓上の調味料で加味。蝦の入った辣油は、スープとの相性も良く、こちらで味を調える。

IMG_1686

 
とはいえ、ベースの味が薄いのは如何ともできず、スープの評価はそこそこ。

チャーシューは、存在しない。

その他、蝦雲呑が入る。写真では3個しか写っていないが、実際は4個。プリプリした蝦の雲呑で、これはさすがに美味しい。

しかし、蝦雲呑麺で、日本円にして600円とは!器を見ても分かるように、基本的に小吃=おやつである。台湾には同様のおやつで、擔仔麺がある。今から10年前の2005年に、台湾に出張したころは、擔仔麺は100円。まあ、そんなもんだろうなという感じだった。
しかし、わずか10年で、日本の国力、経済力は、劇的に衰退した。何を食べても、日本円ベースで考えると、信じられないような金額になる。これは、香港だけに限らない。EU諸国で食事をしても、アジア諸国で食事をしても、同様の感想になる。
あと10年後、ほとんどの日本人は、海外旅行など無理な状況になるのではないかと危惧されるような日本の国力の衰退に、強い危機感を感じる。


錦華坊 香港たまご麺 454g

錦華坊 香港たまご麺 454g
価格:540円(税込、送料別)

香港にも二郎インスパイアがあると聞き、わざわざ出かけてみた。深水埗は電気街で、秋葉原の裏道のような雰囲気。不思議なデバイスや、ギラギラのLEDなど、中国らしさを醸し出している。

で、驚いたのが、なんと中国でもシャッターしているジロリアンがいることだ。近くの学生を中心に、開店前に5,6人はシャッターしていた。で、僕も接続。

IMG_1676


食欲はあるし、背脂も好きなので大丈夫だろう。 

IMG_1675


店内は、カウンターだけで20席前後ある。

IMG_1663
 

食べたのは、混乱ラーメン ヤサイ2倍+大蒜正常+背脂先生2倍 HKD75=1280円

IMG_1669
 

麺は、中太麺と太麺から選択できるが、もちろん太麺。

IMG_1666


麺は、ストレートの極太平麺。麺硬めの項目がなく、英語と日本語でオーダーしてみたのだが、通じなかった。しかし、デフォルトでもなかなか。表面はツルツルした、ややスープと絡みにくい麺。最初のインパクトは柔らかいのだが、中心でしっかりとコシを残し、歯を押し返してくる秀逸な麺。小麦の香りはそこそこだが、これはこれで香港で食べる麺としてはレベルが高い。

日本の作法に則って、天地返し。艶々した綺麗な麺肌が目の前に広がる。 

IMG_1673
 

スープは豚骨から動物系の出汁を採り、香味野菜で味を調える。一番痛かったのは、味濃いめがないこと(卓上にタレもない)。日本の一般的な二郎インスパイアのレベルに届かず、ベースの出汁が弱い。なので、返しでなんとかしたいところなのだが、それができない。
大蒜を混ぜると、やや回復。背脂先生を2倍にしたのだが、背脂ではなく、肉の脂身を細かくカットしたものが入るので、スープのコクを増すわけではない。

豚ではなく、チャーシュー。ばら肉と、固形ブロックのロースが数枚、数個。タレの染みが弱く、肉の旨味も抜けていて、これはイマイチなチャーシュー。「豚王」のレベルが高すぎたので、比較するとどうしても弱い。

その他、ヤサイが入る。ヤサイは、100%モヤシ。で、このモヤシが中国モヤシで、とても細い。細いモヤシが2倍で入り、確かに量はあるが、二郎のように山はできない。また、麺の量が200gのため、ヤサイを2倍にすると、バランスが悪い。

もっとも、異国の地でシャッターして、トッピングして、インスパイア系を食べる経験はなかなかできない。とても楽しい時間だった。


尖沙咀のシェラトンに滞在。そこから徒歩5分、シグナルヒルガーデンの裏手に店舗がある。やや寂れた暗めの通りだが、人気で、ひっきりなしに香港ローカルが訪れていた。

IMG_1589


食べたのは、豚王 味濃いめ+脂多め+チャーシューばら肉+ネギ+3辛+平打麺+麺硬め HKD88=1410円

IMG_1593


最初にカードを渡され、細かくカスタマイズオーダーをする。残念ながら中国語に明るくないので、一部よくわからないものもあったが、想像力を働かせてオーダー。

IMG_1590


麺は、ストレートの太平麺。ファーストコンタクトで、驚いた。コシがあり、小麦の香りがしっかりした、日本の麺以上に美味しい麺が出てくる。水の質も違い、日本と同じ味を出すのは大変だろうが。素晴らしいレベルの麺だ。

IMG_1594


スープは、豚骨から動物系の出汁を採り、香味野菜で味を調える。このスープもしっかりフルボディ。日本のトップランナーと比較しても遜色ない。唐辛醤の3辛を選択したのだが、一蘭のような唐辛子ベースの醤が出てくる。これがスープの輪郭をしっかりさせ、スープを彩る。

IMG_1595


チャーシューは、ばら肉。トロトロで、肉の旨味自身を活かした、美味しいチャーシュー。いやぁ、レベルが高い。日本以外でもいろいろなところでラーメンを食べているが、ここまでレベルの高いラーメンには初めて出会った。

その他、ネギ、キクラゲが入る。キクラゲはコリコリ。ネギも日本ネギだ。

とりあえず「いらっしゃいませ」と「お客様がお越しです」は日本語。それ以外は、中国語。オーダーは日本語も通じるが、会話は、英語ベースがお互いにストレスなくコミュニケーションできる。サービスレベルも高く、満足できるラーメンだった。


↑このページのトップヘ