任天堂が海外のマジコン関連の訴訟で敗北する


任天堂がニンテンドーDSの拡張機器(いわゆるマジコン)に関連する海外の訴訟で敗北したようです。

任天堂が敗北したマジコン関連の訴訟はスペインで行われていたもので、スペインの裁判所は、任天堂が問題としたニンテンドーDSのマジコンは著作 権侵害行為だけに使用されるものではなく、完全に合法なものとしても使用出来るからという理由で任天堂の権利侵害の訴えを却下しました。

また、スペインの裁判所は、ニンテンドーDSの機能は任天堂だけが拡張することが出来るという任天堂の主張も却下し、例え任天堂がまだ行っていない機能を第3者が他の機器を用いて拡張したとしてもそれを排除するべきではないとも述べたそうです。

任天堂としては、今後は特許や商標関連の侵害で争う道が残されているものの、著作権侵害行為であるという争いなどは行いにくくなったようです。

ただ、スペインは、権利者の立場から見た場合、著作権侵害行為が深刻な国であると言われることも多く、非営利のファイル共有は著作権侵害行為では ないという裁判所の判断もあったりする国なので、この裁判の結果が海外の一般的なマジコンに対する判断を表しているというわけではないようです。