January 17, 2008
全体の85%が非公開求人
転職・求人サイトは数多くあります。しかし、一般に公開されている求人は実は全体の求人のごく一部にすぎません。非公開求人とは一般には募集していない転職エージェントでしかエントリーできない求人のことです。そんなの不公平だ!と思われる方もいらっしゃるでしょうが、非公開求人を希望する企業には様々な理由があるのです。
ではどのような求人が非公開になるかというと・・・
・新規事業戦略にかかわる人材の募集
新規事業を立ち上げる時に、企業側としてはやはり同業他社にあまり情報は知られたくないものです。またその事業が大規模で多くの人材をスピーディーに効率よく集めたい時、またその必要がある場合などにもよく利用されます。
・人気企業による「魅力的な仕事」の人材募集
人気企業の求人情報を一般に公開すると、応募するのは本人の自由なので、「冷やかし」でエントリーしてくる人・企業が求めているスキルを持っていないダメモトでエントリーしてくる人などからの応募が殺到します。企業の採用担当者はその振り分け作業や、マッチングが難しくなったりと労力が非常にふえてしまいます。そこでこのようの非公開求人を利用するわけです。
・株式公開を控える企業の「公開要員」募集
株式の上場を控えている場合に「上場準備室」を設ける企業もあります。この企業が求める人材は、公開業務に携わった経験を持った人、あるいは上場企業での勤務経験を持っている人を求めるわけです。
また、上場が確定した場合であっても、求人広告などでオープンにすることはできません。極秘で採用活動を進めなければならない場合などでもエージェントを利用するのです。
上記以外の理由でも「専門性の高い人材を求めるピンポイント募集」等、企業側のメリットも多く、最近ではこの非公開求人が増えてきているといわれています。
つまり転職エージェントに登録をしなければ、非公開求人募集に出会うことすらできないのです!