【青森旅行記5】奥入瀬から青函連絡船 それとカレーとラーメン


奥入瀬を歩く。

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十和田湖に流れ込む子ノ口から遊歩道を歩いて川を遡っていくと全部で14キロ、歩くと4時間かかるそうだ。クマやカモシカでも出そうだ。流石にそんな本格的なハイキングをしにきたわけでもないから、小一時間ほどで回れるおすすめルートを選択した。

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奥入瀬の渓流で深まる秋を堪能。川は少し増水していて滝から轟音、水しぶきが冷たい。徐々に黄色くなっていく森がいよいよ東北の冬を呼び込もうとしている。

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目の前に渓流が流れているが、その源流水とやらを飲みながら歩く。星野リゾート、最近あちこちに増えている。ここ奥入瀬にもホテルが有る。日本の観光はまだ見ぬ景色でいっぱいだ。目の前に広がる景色を見ながらの水は、やはり格別。昔のマタギになったような気分だ。

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何か大きな魚でもいそうなプール。渓流と言っても、思ったより落差は激しくない。時々ガサっと何か木の実が落ちる音がして、少し驚く。

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阿修羅の流れと呼ばれる奥入瀬でも有名なポイント。いい場所を見つけたので一枚パチリ。テレビCMでよく見かけるような、絵に描いたような渓谷美が普段行動している街中とまるで違う世界のようで、同じ国とは思えない。実際に、よくCMや絵画のモチーフになるとか。

やっぱりご当地カレー・ラーメン

情報を調べていると、どうやら「くどうラーメン」が地元で人気と聞いたのでやってきた。最終日の朝は、朝から営業しているというここくどうラーメンに寄ることにした。

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一見さんだとスルーしてしまいそうな存在感だが、こういう店の雰囲気が好きだ。津軽煮干しラーメンをもう一度味わってみよう。食券では特大、大、中、小と別れているが、普通の一人前相当が「大」だそうで、そこは注意が必要。らーめん大で550円と、かなりお値打ちである。
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ここは思い切りよくチャーシュー麺の大を注文。当店と同じような濃い色の感じられる透明あっさりスープだが、煮干しの風味がしっかり立ち上がってきて、寒い青森の朝にぴったりだ。さっぱりしたもも肉のチャーシューはしっかり味がついていて食べごたえがある。細い縮れ麺はやや硬めに仕上がっている。食後ももたれるようなことはなく、なるほど、これは朝からパワー入れたい時にぴったりだと思った。

そしてやっぱり食べておきたいカレー

カレーパーラーいしぞえ

そして駅前を歩いていると、突然目に入るド昭和な看板発見。
カレーパーラーという、もう、入れ!!と言わんばかりに主張してくる店構え。きっと前世はカレー職人で来世も群雄割拠するカレーマニアの一角を担うであろう自他ともに認めるカレー好きの私は迷わず飛び込んだ!!と思うところだろうが、ここは一度立ち止まり、しばし考える。そして文明の利器、スマートフォンで食べログを検索する。うん、これなら大丈夫かと判断し、入店。
レトロな店内


しかし、食べログにも書いてあったように、空いてる。客はその時点では私一人。若干不安になりながらも、辛さが5倍でもまだ辛味が足りない、と読んだので10倍にしてオーダー。念のため、マスターに確認すると、「大丈夫」。

そしてそのカレーはすぐにやってきた。
カレー

ルー別盛り、ポットに入ったカレーは随分久しぶりに見た気がする。カレールーのポットを見ると、アラジンを思い出すのは私だけだろうか?具が細かく刻み込まれたカレーの味はとことんマイルド。辛さ10倍が私にとってちょうどいい辛さだったのでこれでよかった。時々こう、レトロなカレーライスが食べたくなるのだが、ちょうどよかった。おいしかった。ごちそうさま。


連絡船を偲んで

今回の旅のフィナーレはここ、「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」。国鉄時代を偲ぶ鉄道ファンとしては確実に見ておきたいポイントだった。

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国鉄のマークなんて本当に久しぶりに見た。昔は名古屋駅でも特急しなの、しらさぎ、ひだ、南紀はそれぞれ国鉄のマークをおでこに描いて長旅の準備をしているのを見かけたものだ。昔、東京お台場の船の科学館に他の連絡船「羊蹄丸」が係留されていたが、売却の後、数年前に解体されてしまったらしい。
青函連絡船というと、平成生まれの人にはピンとこないかもしれないが、青函トンネルで鉄道が繋がる前は青森駅についたら陸橋を渡って桟橋にて連絡船に乗り込み、北海道へ向かったのだ。名曲「津軽海峡・冬景色」ではその当時の様子が歌われている。ちょうど国鉄が民営化される時代と連絡船廃止が時代的に離れていないこともあり、ある意味国鉄の象徴とも言える遺産がこの公園だ。

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モチーフにイルカのイラストが使われているのは、当時の航行中、運が良ければイルカが見えたかららしい。実際に船に乗り込み、内部から青函連絡船の歴史をたどることができる。

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東北、というと、私のイメージはこの時代のイメージが強く残っている。寒さを頭巾でしのぎながらの行商。

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雪道、歩く人も寒そうだ。

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雪でベチャベチャのメインストリートにバスと人が入り乱れていて大丈夫か心配になる。

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顔認証システムでおばあちゃんにオートフォーカスする我がiPhone。今よりもっとたくさんの人がひしめき合ってエネルギッシュに生活していたんだという実感が湧いてくる。

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三等、二等とは、列車の席のグレードのことである。昔は、グリーン車に当たる車両は二等車と呼ばれていたのだ。それにしても、東海道新幹線開通前はさすがに私にとっても想像の世界だ。今はスマホで新幹線の切符(切符という概念もいつまで残るのか怪しくなってきた?)を予約する時代だけど、この頃は日本中の駅が電話で中央に集約した予約センターに問い合わせて、紙の台帳と照合した上で指定席を発行していたそうで、情報ネットワーク化する前の苦労が偲ばれる。
ところで、当時の列車で青森から名古屋ってどれくらいかかったんだろうか。

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縦書きの時刻表というのもまた、すごいものが残ってる。0時35分発、これで海がしけてたらつらそうだ。移動に時間がかかる昔は夜行列車はいわゆるブルートレインだけじゃなくて、急行とか、鈍行とか、色々走っていたなあ。上野から長距離列車でようやく青森に着いたら、また数時間の船旅だ。相当に疲れたことだろう。

一方、2017年を生きる私は飛行機で1時間半程度のひとっ飛びで名古屋に帰ってきた。短い日程でも青森市内、下北半島、八甲田山、奥入瀬と一通り回ることが出来たのも現代だからだろう。スマホ片手に計画して、飛行機を予約し、食事するところも検索。SLを撮影しに出かけていた当時と比べて、すごい時代だ。帰宅してホッとしながらビールを飲んでいると、まるで何か夢を見ていたような不思議な感覚になる。一体あと50年位したらどんな世の中になっているんだろうか。

【青森旅行記4】八甲田山の紅葉

下北かもめ

下北半島もだんだんと冬支度が始まっているような、曇り空の朝。昨夜の楽しい思い出の余韻に浸りながら、フェリーで青森市内へ戻る。これから八甲田山へ。
八甲田ロープウェーは十和田・八幡平国立公園の北部に位置し、人口約31万人の青森市から車で奥入瀬渓流・十和田湖方面に向かい、40分ほどでロープウェー山麓駅に到着いたします。ロープウェーは昭和43年10月に開業し、冬から春にかけては雄大な山岳スキー、雪解けとともに数多くの高山植物が咲き乱れ、山頂公園駅を基点とした自然遊歩道(八甲田ゴードライン)を利用して、高層湿原と高山植物ウォッチングが30分から60分ほどで手軽に楽しめます。       

ロープウェイ乗る前

八甲田山麓についた時はきれいな秋空に萩と山、理想的な天気だと喜んでロープウェーに乗り込む。

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結構大きいゴンドラ。八甲田山と言えば、昔の軍隊が冬山を強行軍して全滅した映画を思い出すが、現代は冬はともかくこうした便利な乗り物がある。
ロープウェイ2

タイミング的には絶妙だ。さっそく乗り込んで、山頂から八甲田の紅葉を満喫しよう。


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と思ったら、この霧である。

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一応案内図を確認するが、、、

実際こんな感じ

山頂のハイキングコースだが、全く先が見えない。そして寒い。
晴れたらこんな感じ

本来は、こんな感じで見えるらしいので、紅葉を一望するのを期待していたが、なにぶん自然のすること、どうしようもない。

ロープウェーで登っていくところを動画で撮影したのでぜひ。なんとか、こちらは紅葉を眺めることができた。

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そのかわり、帰り道に見た紅葉は見事でした。
紅葉2

紅葉1


【青森旅行記3】大間のマグロと温泉

青森旅行2日目、下北半島の晩は有名な「大間の本マグロ」。
正真正銘、大間で上がった生の本マグロだ。
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この色味の良さを見てほしい。いかにも新鮮!名古屋では普段美味しいマグロというものにはなかなか巡り合うことが出来ないので、衝撃的な旨さだった。

大間の本マグロを楽しんだあとは、地元の銭湯があるらしいという情報を聞いて、出かけることにした。下北半島は全く知らない土地。下北半島の最北端の知らない夜道を歩く緊張感は本当にワクワクして楽しい。子供の頃の夏祭りやキャンプで出かけたときのような、あのワクワクはこの年になっても消えていない。

暫く歩くと年季の入った銭湯に到着。
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暗いので少しわかりにくいが、「下風呂温泉」と書いてある。
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画像 下北ナビ 
昔ながらの銭湯のような、小さなお風呂。地元の人は毎日のように通うらしい、いわば近所の風呂屋。湯船は2つあり、「熱い」と「普通」がある。熱い方は源泉かけ流しだが、そのぶんかなり熱い。せっかくなので入ってみるが、本当に熱い。

全身に染み渡る熱々の温泉を味わいつつ、地元のおっさんたちの会話に耳を傾けてみるが、全く何を言っているのかわからない。津軽弁は全く自分が普段使っている言語と違う言葉のように聞こえて、辛うじて数字が聞き取れる程度。

ちなみに、青森に複数友人がいる知人によると、「青森育ちでも自分の祖母の言葉がわからない」そうな。

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津軽海峡の漁火はとても幻想的。ちょうどイカ釣りのシーズンで、部屋から漁火が見えました。満月も海を照らしなんともいい雰囲気。これも旅館の醍醐味。

次の最終日は下北半島を出発し、八甲田山へ向かう。
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