2019年11月

岩手三大麺食べまくり2

翌朝岩手の小京都、遠野へ。


柳田国男の「遠野物語」の舞台となった土地として、誰もが一度は聞いたことがある地名ではないだろうか。 カッパ、ザシキワラシ、オシラサマ、雪女 その中で面白そうなカッパ渕へ。IMG_5818

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カッパ渕。


伝説では、かつてこの淵にはカッパが多く住んでいて、人々を驚かし、いたずらをしたといわれています。IMG_5820

カッパ渕を後にし、高速道路で岩手県の県庁所在地盛岡市へ。

岩手三大麺の1つ「白龍」本店にて「じゃじゃ麺」を頂きます。

13時過ぎでも結構並んでます。駅ビルなんかにも支店があるようですけど、やっぱり歴史ある本店にて頂きたいところ!IMG_5882

ここでじゃじゃ麺のうんちくを少々。

屋台から始め、創業約60

初代、高階貫勝(たかしな かんしょう)が戦前旧満州で食べてきた炸醤麺をもとに、盛岡に引き揚げてから盛岡の人に味を合わせるようにアレンジしたものが「じゃじゃ麺」のはじまりです。

こだわりぬいて造り続けた結果、独自の進化をし、現在では盛岡名物としてたくさんの方に愛されています。

味噌をベースにひき肉、胡麻、椎茸 その他十数種類の材料を混ぜ込んで炒め寝かせた秘伝の味噌ともちもちとした食感の平打ち麺が特徴、一度食べると、二度三度と通いたくなってしまう記憶にすり込まれるほど個性的な味をぜひ体験してみてください。

と書いてありました。

1時間ちょっと待って店内へ。店内はかなり狭いです。そしていよいよ初じゃじゃ

たぶん地元の方ではないと思われるお客さんが『ジャージャー麺』とオーダーしていましたが、『じゃじゃ麺』が正しい。

『ジャージャー麺』が食べたい方は別物なのでお気を付けください。

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麺の上には、特製肉味噌、きゅうり、葱。

そのわきにはおろし生姜と紅生姜が添えられます。

麺は平打ち。うどんのような麺ですね。


まずはそのまま肉味噌のみを混ぜていただきます。

このねっとりムニュッとした麺の食感がいいですね。

そこに肉味噌の旨みがよく絡みます。IMG_5841

味噌や黒ゴマ、シイタケなどから生み出される何とも言えない味わい。

どんどんいけますね。そして、食べ終わったら卓上の玉子を割って、落とします。このまま店員さんに渡すと・・・IMG_5843

スープを入れてくれるので、かき混ぜると「ちいたんたん」の出来上がり!


ごちそうさま!

食後は白龍の横にある盛岡城跡を散策。

こちらも紅葉が見頃。IMG_5947

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盛岡市内から30分位走り「小岩井農場」へ。


広大な敷地。東京ドーム640個分。あまりピンとこないけど。IMG_5847

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濃厚なヨーグルトとアイス。IMG_5853

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夜は岩手三大麺の最後「盛岡冷麺」!

お邪魔したのは「盛楼閣」さん。

まずはビールで乾杯!

厚切り塩タンとビールはたまらんね!IMG_5864

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カルビ、ロース、ハラミ、レバーなどをハイボールで流し込みます。IMG_5872

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お口直しにレサワでスッキリ!そして冷麺を待ちます。IMG_5874

冷麺登場!辛味キムチ別皿。FullSizeRender

辛さが特辛、辛口、中辛、ちょい辛、普通、ひかえめ、辛味別の7種類あります。

特辛からひかえめまでは辛さの度合いが違うものの、最初からキムチが冷麺に入っています。

辛味別は、キムチが小皿に入って別添えになっています。こちらが辛味キムチ別皿。IMG_6022

初めてで辛さが分からない場合や、冷麺の美味しいスープをそのまま味わいたい方、途中で味変したい方には別添えの辛味別がお勧め。初めてなので、中辛にてオーダーしました。

焼き肉屋さんで冷麺を頼むと、時々ゴムのような食感で、スープもいまいちのお店もありますが、のど越しが良く絶妙な弾力がある麺が特徴です。盛楼閣さんのスープは牛のテールをじっくり煮込んで出汁をとっているそうで、優しい甘味としっかりした旨味が美味しい。そして入っているお肉も大きく厚い。ごちそうさまでした!

夜の盛岡市内を散策途中、黄色いラーメン店を発見。お腹もまだいけそうなので、もう一杯頂くことに。IMG_5886「マ「マトヤ中華」

店内に入って分かったのですが、こちらは京都の新福菜館ののれん分け店だったのです。

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真っ黒なスープ。IMG_5890

盛岡駅から徒歩2分のところにあるラーメン店「マトヤ中華」。昭和13年、京都駅前に屋台を構えた「新福菜館本店」の中華そばの味を盛岡の地で忠実に再現したのがこちらのお店。定番の中華そばは濃口醤油香る香ばしい味のラーメンです。たまり醤油のような真っ黒スープは、見た目ほど塩辛くはなく、鶏ガラと豚骨の出汁、油と一体になって、甘じょっぱさのバランスが良い感じ。麺は中太ストレート、具はネギがてんこ盛りでスープに良く合います。チャーシューは薄切り豚バラ肉を煮込んだもの。秋田を中心に東北で人気の「末廣ラーメン」もルーツは同じだそうですが、みちのくに合うように改良してあるそう。それぞれの特徴があるので両店の味の違い楽しむのもいいですね。

ちょうど3か月前に秋田で末廣ラーメンも頂いたのでいいタイミングでした。


明日は八幡平に登ります。

岩手三大麺食べまくり1

人生初岩手!1時間ちょいで到着。途中夕暮れの富士山も見えて最高のフライトでした。

初日は岩手県一関市にある「厳美峡」へ。

戦国大名である、伊達政宗が愛した絶景で知られる厳美峡。

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世界遺産である平泉から車で15分で行けることから、「平泉観光とセットで見ないともったいないですよ」と言われてやってきました。

エメラルドグリーンに輝く美しい渓流!IMG_5702

お昼は平泉式わんこそば!平泉駅前の「芭蕉館」さんへ。IMG_5746

盛岡のわんこそばと平泉のわんこそばの違いを少し説明します。簡単に言うとおばちゃんが次から次へと入れてくれるやつが盛岡式。

セルフで自分のペースで食べられるのが平泉式という感じかな。

こんな感じで出てきます。IMG_5735

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こちらの芭蕉館24杯ずつ出てきます。おかわりでまた24杯という事になるのです。今回は48杯でフィニッシュ!まだまだ行けそうでしたが、眠くなりそうなので、この辺で。IMG_5743

世界遺産毛越寺と中尊寺へ。

まずは毛越寺。IMG_5703

毛越寺は850年に慈覚大師円仁により開山され、奥州藤原氏二代基衡、三代秀衡の時代に、多くの伽藍が造営されたと言われています。

かつては40以上あったと言われるお堂や塔は、長い歴史の中で全て焼失してしまいましたが、庭園や伽藍の遺構が完全な形で保存されているため、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。IMG_5707

境内に足を踏み入れたところ。

歴史ある寺院らしく、厳かな空気が流れています。

南大門跡を抜けると、大泉ヶ池を中心とした「浄土庭園」と呼ばれる広大な庭園が広がっています。見事な庭園。FullSizeRender

紅葉もお見事🍁
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中尊寺へ。IMG_5755

見事な松が真正面に!IMG_5756
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更に歩き、金色堂へ

中は撮影禁止でした。IMG_5763

この日は北上市に宿泊。晩ごはんは北上市で評判の良いお店を予約して伺ったのですが、とにかく最悪!途中で出てしまいました!

北上市はお店も少なくコンビニにてご当地ラーメンを購入。IMG_5813

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明日は盛岡へ。

初秋の青森へ3

翌朝、ホテル近くの青函トンネル記念館へ。

まず最初は鉄道から。

この電車?が「青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号IMG_2331

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これに乗って海面下140mまで下りていきます。車内は普通の電車と違って狭く、いわゆるケーブルカー。

ただ一般的なケーブルカーは2両が繋がれてバランスを取ってますが、

ここのは1両だけしかありません。

それと走行中は結構揺れます、特にレールの継ぎ目で。IMG_2340

実際に青函トンネルの工事の時に使われてたものなので、

乗り心地は重要視されてないのでしょう。


10分程で「体験坑道駅」に到着。IMG_2342

青函トンネルは1964年に工事が始まったそうですから、

使用していた工具にも歴史を感じますし、

当時作業されてた方達の苦労が偲ばれます。


途中、日本一乗降客の少ない新幹線の駅「奥津軽いまべつ駅」に立ち寄りました。IMG_2351

ここは、北海道新幹線、JR北海道で本州唯一の駅でもあります。中に入るとお土産屋さんなどもあり、店員さんもいます。ついつい人件費の事など考えてしまいます。

そして向かったのは「つゆ焼きそば」で有名な黒石市。市内を散策。静かな街でした。IMG_2376

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つゆ焼きそばのお店「蔵よし」さんへ。IMG_2368

エビと舞茸の熱々の天ぷらがのっていて、ボリュームいっぱい。IMG_2372

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ソース焼きそばに、スープをかけたのが、「つゆ焼きそば」あっさり和風スープは、「つゆ焼きそば」初心者にもおすすめ!

その後弘前市にある煮干しラーメンの名店「たかはし中華そば店」さんへ。必殺の連食です!IMG_2390

口当たりそのものはスッキリとしたスープ。煮干しを主体とした風味、旨みがグワワーっと押し寄せてきます。酸味があるのでさっぱりといただける。それでいて徐々にまろやかさが増してきてコクがあります。その様は豚骨ラーメンを彷彿とさせ、甘みすら感じられる。いろいろな要素が調和された味わいのスープです。IMG_2391

麺はやや太めのちぢれ。茹で上がりは普通くらいでしょうか。プニョンとした食感となってます。

チャーシューはしっかりめの味付け。ほぐれる系の柔らかさです。脂身からは特有の甘みを楽しむことができました。

そして空港にてレンタカーを返し、今回の旅は終了!飛行機が離陸し、青森の町並みが見えます。「また来ます青森」とつぶやき、一路名古屋へ。

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