2007年01月
2007年01月29日
和歌山
今ワンの世話から戻りました。夜中の2時半です。明日からのスケジュールが大変だと云うときに、もっと大変なことになりました。
あまり大変すぎて、大変大変ってふざけたくなっちゃいます。光君が突然やめました。限界なのかもしれません。なんとも言いようがないので、あまりこのことには触れたくありません。
明日は大事な用事で上京です。そして、明後日はジャスミンを和歌山にお届けするため、朝6時出発。飛行機で向かいます。そして、明々後日も上京。今となってはワンが多すぎて、剛ちゃんとはるちゃんだけでは私が留守にすることなど、考えられないことなのですが、それでもスケジュールどおりにやるつもりです。
早速、今夜は剛ちゃんと二人になってしまったので、頑張ってやってきました。別になんちゅうことはありません。全然疲れてもいませんからご心配なく。知らないうちにドッグランが利いてるのかも。
ドッグラン作成にご協力頂いた郁子さんご夫妻に感謝ですが、最初に提案して頂いた睦子さんにはひと言では言い尽くせぬご恩を感じています。そして、あれやこれやと多方面から支えてくださる皆々様。あ〜、全員の名前を書きたい!・・・、もう、ほんとに色々なものを送ってくださって、こんなときには余計に温かみを感じ、しみじみ生きていて良かったと・・・。
なにも今、その話を持ち出さないで、明日からのことを真剣に対策練らなくちゃいけないのかもしれないけど、もしかしたら、いつもの妙にヘラヘラ落ち着き払ってしまうタイプのパニック症状かも。
そんなわけで、明日から数日大変です。この日までなんとかすみれを探し出さなくてはと思っていたのですが叶いませんでした。神様のいたずらか、僅かに目撃されても私達の前には姿を現しませんが、それをすみれだと信じて、長期戦で取り組みます。
今日の里親会に新しい子たちを出してくれるため、昨日、畠山さんが池ワンから2匹の子達を連れて行ってくれて、今日戻ってきました。そして私が留守をするので、その間、小さな子たち5匹を預かってもらいます。
和歌山行ってきまぁーす!!・・・和歌山で会いたいね、なんて言い合ってるボラちゃんもいるんですよっ。いよいよ池ワンも全国ネット!すごいことになってる。
じゃあね。・・・涙は禁物だよね。
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あまり大変すぎて、大変大変ってふざけたくなっちゃいます。光君が突然やめました。限界なのかもしれません。なんとも言いようがないので、あまりこのことには触れたくありません。
明日は大事な用事で上京です。そして、明後日はジャスミンを和歌山にお届けするため、朝6時出発。飛行機で向かいます。そして、明々後日も上京。今となってはワンが多すぎて、剛ちゃんとはるちゃんだけでは私が留守にすることなど、考えられないことなのですが、それでもスケジュールどおりにやるつもりです。
早速、今夜は剛ちゃんと二人になってしまったので、頑張ってやってきました。別になんちゅうことはありません。全然疲れてもいませんからご心配なく。知らないうちにドッグランが利いてるのかも。
ドッグラン作成にご協力頂いた郁子さんご夫妻に感謝ですが、最初に提案して頂いた睦子さんにはひと言では言い尽くせぬご恩を感じています。そして、あれやこれやと多方面から支えてくださる皆々様。あ〜、全員の名前を書きたい!・・・、もう、ほんとに色々なものを送ってくださって、こんなときには余計に温かみを感じ、しみじみ生きていて良かったと・・・。
なにも今、その話を持ち出さないで、明日からのことを真剣に対策練らなくちゃいけないのかもしれないけど、もしかしたら、いつもの妙にヘラヘラ落ち着き払ってしまうタイプのパニック症状かも。
そんなわけで、明日から数日大変です。この日までなんとかすみれを探し出さなくてはと思っていたのですが叶いませんでした。神様のいたずらか、僅かに目撃されても私達の前には姿を現しませんが、それをすみれだと信じて、長期戦で取り組みます。
今日の里親会に新しい子たちを出してくれるため、昨日、畠山さんが池ワンから2匹の子達を連れて行ってくれて、今日戻ってきました。そして私が留守をするので、その間、小さな子たち5匹を預かってもらいます。
和歌山行ってきまぁーす!!・・・和歌山で会いたいね、なんて言い合ってるボラちゃんもいるんですよっ。いよいよ池ワンも全国ネット!すごいことになってる。
じゃあね。・・・涙は禁物だよね。
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chupiwanwan at 02:48|Permalink
2007年01月26日
渋谷の交差点&目撃情報
月曜はいつもより早い電車で上京した。大事な仕事が一日中あったから。でも、千秋ちゃんが具合悪くなって休んだので、予定変更し帰りも早くなった。いつも通る交差点、スクランブルじゃなくて、宮益坂下の方に来て立ち止まると自動的に泣けてくる。涙のスポットなのだよ。
夜も7時を過ぎているというのにやけに明るくて騒々しい。大勢の人たちが行き交い、雑踏にまぎれて一人、無言でいると、思いが溢れて言い知れぬ気持ちになる。
5,6才の頃には目の前の東横百貨店がオープンして、生まれて初めておばあちゃんとエスカレーターに乗って、二人で転げ落ちた。一人で何度も広尾の日赤から出ている15円のバスに乗り、冒険して渋谷まで来た。
パリ留学から帰って21才の頃、親に任されてここからすぐ近くの明治通り沿いで店を経営させられた。自分で稼いで買った真っ赤なスポーツカーで毎日この交差点を横切っていたっけ。懐かしい街・・・。そして又舞い戻ってきた縁のある交差点。・・・長い人生、いろんなことを知ってしまったなぁ。知りすぎて、言いたいことが多すぎて、開いた口からは何も出てこない。
あの暗い田舎町の、畑や森や山の中・・・、すみれは一体どこにいるのだろう。寂しいだろうなー。ひもじいだろうなー。
こんな日以外の殆ど毎日を、あれからずっと畠山さんとあてもなくすみれを探している。もう、幾度となく同じ道を通り、又新しい町へも行ったことだろうか・・・。夕方暗くなると探すことは出来ないので、健康ランドでご主人が迎えに来てくれるのを待つのが日課のようになった。片道1時間近くはかかる。夕飯を一緒に食べ、帰りもかなり遅くなる。畠山家ではワンにゃんがお留守番。私はそれから夜の世話に戻る。
殆ど部屋にいる時間がないので、相変わらず物資お届けのお礼メールが出せない。ごめんね!昨日はテントで寝て、今日も一日中外にいて、まだ1時間も部屋にいない。
軍手や缶詰、マットにカーテン。私達の食料やおやつ。ダンボールを開けるのが楽しみで、ほんとに嬉しいのにその気持ちが伝えられない。即必要となってワン達に使っているし、ちゃんとみんなで分けてるよ。ありがとうね!!
すみれは、いつか必ず又戻ってくる。きっと一度は遠い所まで行ったかもしれないけど、すみれだってあてがないのだ。結局は心細くても池ワンしか知らないのだから、迷っても、ぐるぐる歩いているうちに又、絶対池ワン子たちの遠吠えが聞こえる所まで戻ったら、アンテナ張れて位置確認ができるんだ。畠ワン子たちの声だって聞こえる。「あくび」も「ポチ」も、「ジャイ子」に「はちみつ」、池ワンのまあごと同じ「まぁご」もまだいるよ。
昨日はいよいよ、徒歩で町を探した。遠方も行ったし、原点に戻るんだ。・・と、午後の3時に歩いていたら、剛ちゃんから連絡が入った。「かずきがワンを目撃したって言いに来たよ。」えっっ!?私は何が何でも本人の口から聞きたくて急ぎ戻った。かずきの家は池ワンからおよそ100メートル。
昨日の朝、7時30分。学校へ行こうと自転車にカバンを積んでいたら、家の前をワンが通った。池田さんちが探していたワンちゃんかも・・・と思って、カバンを結わいつけて通りに出たら、いなくなっていた。前方の信号まで行った形跡はない。辿り着く間がない前に姿がいなくなった。かずきは自転車でその辺を見て回ってくれた。ほんとに良い子だよねぇ。・・・でも、それっきりわんは見当たらなかったらしいけど、話を聞くと容姿がすみれに似ている。
戻ったのだ!!きっとそうだ。あまり楽観するのは嫌だけど、なんか実感のような手応えがある。繰り返し繰り返し、話を聞いた。聞きながら推理する。歩いている方向、どこから来たのか、・・・すみれは(だとしたら)池ワン方向から、しかもすぐ近くから来たらしい。・・・やっぱり、すぐ近くに潜んでいたに違いない、だって朝の7時半過ぎだなんて、遠くから来たんじゃないよね。
あーー!それにしても悔しい。なんでいつもこうなんだろう。その時間、私は光君と一緒に車ですみれを探し、いつものようにぐるり遠巻きに池ワンの周囲を探していたんだ。一度ワンの世話に戻るとなかなか外には出られない。畠山さんが来る前に、毎朝探しに行く。それですぐ近くにはいたのに、すみれの姿は見ることができなかった。又すれ違いだ!!あー悔しいぃー。ひと目すみれの姿が見たい。
俄然、活気が出てきた。きっと、近くにいる!!あとから来たご主人に事情を説明して、又、畠山家の車と交換することにした。すみれが近くにいても、私達では絶対捕まえることはできないのだ。ならば、すみれはせっかく助けを求めてきても、安堵するものが何も無い。もし、そこに車があれば、どんなにか心強く思って中に乗ることか。むろん、ドアを開け放ち、中には食事が置いてある。
他にも数箇所、毎晩お皿にフードを盛って置く事は欠かしていないけど、それも増やした。明日の朝が山場だ!
・・そして、今日。畠山さんはいつもより早く、朝の8時55分、駅に着いた。その前に私は気配を感じることができるようにテントに寝ていたから、自転車で周囲を見回りに行った。食事は手付かずのものが多かったけど、中にはいつも空っぽになっているのもある。にゃん子が食べているのを目撃した。そっとして置いてあげよう・・、一杯食べなね。
駅に着いてから直接池ワンに来ないで、迎えに行ったはるちゃんと暫く探しに行ってもらった。暫くして戻り、子犬や畠ワンワンの世話をして、又外へ探しに出た。前より、目撃談があるので、色々推理しやすい。
すみれが戻って来たとなったら、前から思っていた近所のワン好きのおばちゃんちに尋ねに行こう。ワンにかけては観察力もあるし、知っていることは何でも協力してくれるに違いない。
でも、突然だったので不在だった。代わりに母屋のほうから小さな男の子が顔を出した。私はおばあちゃんいないの?と聞いてから何気なく「ワンちゃんがいなくなっちゃって探しているの。」と言ってみた。「知ってるよ、今日ボク見たよ」ウッ・・!
誘導しないように話を聞いた。あ〜〜、一致している、かずきが見るちょっと前。小学生の登校時間は7時25分。その時間に池ワンの前をグループで通るんだ。すみれはまさに池ワンのすぐ横に居たことになる。
あの道から来て・・・、曲がってからかずきの家のほうに歩いていった。「首輪は?」「してなかったよ」「色は?」「薄い茶色で、白っぽいの、狐さんみたいな顔をして、こう・・」と、両手をひげがついているようなジェスチャーをした。そうだ!すみれは長毛だから。・・子供の観察力を信じる私。
だから、今日はかなり勢い込んで探した。もうこの町にいるんだ!あー良かった。後は時間の問題。・・・そう思って、又畠山さんと二人で歩いても探した。ーーー。
ところが、全然まったく何の気配も見つけることは出来なかった。夕方5時になるとあたりは暗くなる。それがタイムリミット。最初は意気揚々としていたのに、段々焦りの色が濃くなり、5時を過ぎた頃は絶望の淵。・・・やっぱり今日もだめだった。
ご主人がいつもより遅く迎えに来てことの経過を伝え、「ここ1週間が大事。又明日も頑張ろう!」と云うことになって、9時半に解散した。それから部屋に戻って急ぎ、夜最後の子犬のミルクを準備してワンの元へ・・。途中、剛ちゃんが運転する畠ワンの車に乗って、エンジンの音がすみれに聞こえるように要所要所フードを置きながら走った。
かずき、そしてすみれのいた場所。もう一人の目撃者。実は、このことは前日に想像したとおりだった。かずきを頼ろう。もし、すみれが戻ってきた場合、きっとあの辺から池ワンの様子を見るだろう。そんな風に考えて、偶然かずきの話題をしたのだ。以前に池ワン子たちが誘拐されたときにもかずきが活躍してくれたことを。子供の直感や、観察力がいかに的を得ているか。ホラね、いよいよ近づいてきた。
でも、想像は無数にしているから、たまたまそのひとつだったともいえる。そう偶然でもないんだ。不安であらゆることは考えてるからね。だけど、だからといって悲観はいけないよ、ネバーギブアップだ。気力は目に見えない伝通力、私たちも頑張るからすみれも頑張って!!お水を飲んで、日に当たって、耳を澄まして・・!!すみれ!!!畠ワンお母さんが毎日来てるよ、声をよく聞いてね!
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
夜も7時を過ぎているというのにやけに明るくて騒々しい。大勢の人たちが行き交い、雑踏にまぎれて一人、無言でいると、思いが溢れて言い知れぬ気持ちになる。
5,6才の頃には目の前の東横百貨店がオープンして、生まれて初めておばあちゃんとエスカレーターに乗って、二人で転げ落ちた。一人で何度も広尾の日赤から出ている15円のバスに乗り、冒険して渋谷まで来た。
パリ留学から帰って21才の頃、親に任されてここからすぐ近くの明治通り沿いで店を経営させられた。自分で稼いで買った真っ赤なスポーツカーで毎日この交差点を横切っていたっけ。懐かしい街・・・。そして又舞い戻ってきた縁のある交差点。・・・長い人生、いろんなことを知ってしまったなぁ。知りすぎて、言いたいことが多すぎて、開いた口からは何も出てこない。
あの暗い田舎町の、畑や森や山の中・・・、すみれは一体どこにいるのだろう。寂しいだろうなー。ひもじいだろうなー。
こんな日以外の殆ど毎日を、あれからずっと畠山さんとあてもなくすみれを探している。もう、幾度となく同じ道を通り、又新しい町へも行ったことだろうか・・・。夕方暗くなると探すことは出来ないので、健康ランドでご主人が迎えに来てくれるのを待つのが日課のようになった。片道1時間近くはかかる。夕飯を一緒に食べ、帰りもかなり遅くなる。畠山家ではワンにゃんがお留守番。私はそれから夜の世話に戻る。
殆ど部屋にいる時間がないので、相変わらず物資お届けのお礼メールが出せない。ごめんね!昨日はテントで寝て、今日も一日中外にいて、まだ1時間も部屋にいない。
軍手や缶詰、マットにカーテン。私達の食料やおやつ。ダンボールを開けるのが楽しみで、ほんとに嬉しいのにその気持ちが伝えられない。即必要となってワン達に使っているし、ちゃんとみんなで分けてるよ。ありがとうね!!
すみれは、いつか必ず又戻ってくる。きっと一度は遠い所まで行ったかもしれないけど、すみれだってあてがないのだ。結局は心細くても池ワンしか知らないのだから、迷っても、ぐるぐる歩いているうちに又、絶対池ワン子たちの遠吠えが聞こえる所まで戻ったら、アンテナ張れて位置確認ができるんだ。畠ワン子たちの声だって聞こえる。「あくび」も「ポチ」も、「ジャイ子」に「はちみつ」、池ワンのまあごと同じ「まぁご」もまだいるよ。
昨日はいよいよ、徒歩で町を探した。遠方も行ったし、原点に戻るんだ。・・と、午後の3時に歩いていたら、剛ちゃんから連絡が入った。「かずきがワンを目撃したって言いに来たよ。」えっっ!?私は何が何でも本人の口から聞きたくて急ぎ戻った。かずきの家は池ワンからおよそ100メートル。
昨日の朝、7時30分。学校へ行こうと自転車にカバンを積んでいたら、家の前をワンが通った。池田さんちが探していたワンちゃんかも・・・と思って、カバンを結わいつけて通りに出たら、いなくなっていた。前方の信号まで行った形跡はない。辿り着く間がない前に姿がいなくなった。かずきは自転車でその辺を見て回ってくれた。ほんとに良い子だよねぇ。・・・でも、それっきりわんは見当たらなかったらしいけど、話を聞くと容姿がすみれに似ている。
戻ったのだ!!きっとそうだ。あまり楽観するのは嫌だけど、なんか実感のような手応えがある。繰り返し繰り返し、話を聞いた。聞きながら推理する。歩いている方向、どこから来たのか、・・・すみれは(だとしたら)池ワン方向から、しかもすぐ近くから来たらしい。・・・やっぱり、すぐ近くに潜んでいたに違いない、だって朝の7時半過ぎだなんて、遠くから来たんじゃないよね。
あーー!それにしても悔しい。なんでいつもこうなんだろう。その時間、私は光君と一緒に車ですみれを探し、いつものようにぐるり遠巻きに池ワンの周囲を探していたんだ。一度ワンの世話に戻るとなかなか外には出られない。畠山さんが来る前に、毎朝探しに行く。それですぐ近くにはいたのに、すみれの姿は見ることができなかった。又すれ違いだ!!あー悔しいぃー。ひと目すみれの姿が見たい。
俄然、活気が出てきた。きっと、近くにいる!!あとから来たご主人に事情を説明して、又、畠山家の車と交換することにした。すみれが近くにいても、私達では絶対捕まえることはできないのだ。ならば、すみれはせっかく助けを求めてきても、安堵するものが何も無い。もし、そこに車があれば、どんなにか心強く思って中に乗ることか。むろん、ドアを開け放ち、中には食事が置いてある。
他にも数箇所、毎晩お皿にフードを盛って置く事は欠かしていないけど、それも増やした。明日の朝が山場だ!
・・そして、今日。畠山さんはいつもより早く、朝の8時55分、駅に着いた。その前に私は気配を感じることができるようにテントに寝ていたから、自転車で周囲を見回りに行った。食事は手付かずのものが多かったけど、中にはいつも空っぽになっているのもある。にゃん子が食べているのを目撃した。そっとして置いてあげよう・・、一杯食べなね。
駅に着いてから直接池ワンに来ないで、迎えに行ったはるちゃんと暫く探しに行ってもらった。暫くして戻り、子犬や畠ワンワンの世話をして、又外へ探しに出た。前より、目撃談があるので、色々推理しやすい。
すみれが戻って来たとなったら、前から思っていた近所のワン好きのおばちゃんちに尋ねに行こう。ワンにかけては観察力もあるし、知っていることは何でも協力してくれるに違いない。
でも、突然だったので不在だった。代わりに母屋のほうから小さな男の子が顔を出した。私はおばあちゃんいないの?と聞いてから何気なく「ワンちゃんがいなくなっちゃって探しているの。」と言ってみた。「知ってるよ、今日ボク見たよ」ウッ・・!
誘導しないように話を聞いた。あ〜〜、一致している、かずきが見るちょっと前。小学生の登校時間は7時25分。その時間に池ワンの前をグループで通るんだ。すみれはまさに池ワンのすぐ横に居たことになる。
あの道から来て・・・、曲がってからかずきの家のほうに歩いていった。「首輪は?」「してなかったよ」「色は?」「薄い茶色で、白っぽいの、狐さんみたいな顔をして、こう・・」と、両手をひげがついているようなジェスチャーをした。そうだ!すみれは長毛だから。・・子供の観察力を信じる私。
だから、今日はかなり勢い込んで探した。もうこの町にいるんだ!あー良かった。後は時間の問題。・・・そう思って、又畠山さんと二人で歩いても探した。ーーー。
ところが、全然まったく何の気配も見つけることは出来なかった。夕方5時になるとあたりは暗くなる。それがタイムリミット。最初は意気揚々としていたのに、段々焦りの色が濃くなり、5時を過ぎた頃は絶望の淵。・・・やっぱり今日もだめだった。
ご主人がいつもより遅く迎えに来てことの経過を伝え、「ここ1週間が大事。又明日も頑張ろう!」と云うことになって、9時半に解散した。それから部屋に戻って急ぎ、夜最後の子犬のミルクを準備してワンの元へ・・。途中、剛ちゃんが運転する畠ワンの車に乗って、エンジンの音がすみれに聞こえるように要所要所フードを置きながら走った。
かずき、そしてすみれのいた場所。もう一人の目撃者。実は、このことは前日に想像したとおりだった。かずきを頼ろう。もし、すみれが戻ってきた場合、きっとあの辺から池ワンの様子を見るだろう。そんな風に考えて、偶然かずきの話題をしたのだ。以前に池ワン子たちが誘拐されたときにもかずきが活躍してくれたことを。子供の直感や、観察力がいかに的を得ているか。ホラね、いよいよ近づいてきた。
でも、想像は無数にしているから、たまたまそのひとつだったともいえる。そう偶然でもないんだ。不安であらゆることは考えてるからね。だけど、だからといって悲観はいけないよ、ネバーギブアップだ。気力は目に見えない伝通力、私たちも頑張るからすみれも頑張って!!お水を飲んで、日に当たって、耳を澄まして・・!!すみれ!!!畠ワンお母さんが毎日来てるよ、声をよく聞いてね!
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2007年01月20日
ワンワンラッシュ&行方
すみれは、あれっきりいない。火曜日から休みが取れたご主人と一緒に毎日畠山さんが探しに来ている。見失ってからは、探す場所も取り止めがなくて見当もつかない。どうしても最後に姿を見た場所へ戻ってしまう。臆病なので、そのあたりにうずくまっているのではないか。
国道を渡った先の町にも行った。二人で呼んでいるのだから声が聞こえたら出てきそうなものなのに、まったく気配がない。あれ以来、池ワンの近くには来なくなった。無理もない、きっと池ワンは行けば追われる怖い所と誤解してしまったのだろう。
あらゆる所へ連絡して張り紙して、他はなす術もないけど畠山さん中心に毎日探している。
前回の日記では説明が足りなかった。畠山さんは俄かの訃報に岩手に行かなくてはならなくなり、留守中、家にいるワンにゃんの心配をしなければならなかったのだけど、池ワンに預けた成犬16匹だけではないのである。子犬10匹もいる。4匹、6匹、二手に分けて預けた。初日は届けられなかったので、塩野さんが畠山家まで行って面倒を見てから、あちらこちらへとお届けに行った。
そして、乳呑児のニャンもいる。薬が必要なのだ。最後になんと約20匹の大人のニャン子たち。乳呑児数匹を預け、残りは誰か家に通ってもらうしかない。・・・こんな状態だったんだ、けっして池ワンにつれてきた16匹だけではないから、いろいろな事が間に合わなくたって仕方ないんだ。人間業じゃ出来っこないよ。大変すぎる。
だからこそ、きっと池ワンだったら大丈夫と思っていただろうに、それに応えてあげたかった。臆病犬たちを1匹、2匹と分散して預けることの方がよっぽど危険だ。なのに・・なのに・・、すみれはどこへ行ってしまったのだろう。もう、2週間近くなる。人間があきらめたらそれでお終いだきっと。
今は木曜のお昼、私は仕事があるから10時までワンの世話をして部屋へ戻った。畠山さん達が来て、毎日少しずつわんを連れ帰って、池ワンに残った10匹の世話と、実は子犬9匹も池ワンにいるので、その世話をし、そろそろ一緒にすみれを探しに出るところ。子犬の1匹は里親さんが決まって、二人で一昨日お届けに行った。用事が多すぎる。
では、又今から行ってきますね。念を送ってくださいね。
・・・もう、金曜の夜中、土曜の午前1時過ぎになっている。昨日もすみれはまったく気配もなかった。暗くなるまで探して、そのまま部屋に戻らず池ワンへ畠山さんたちと3人で行き、一足先にワンの世話を始めた。子犬たちがいるし、出来るとこまで3人でやって、剛ちゃんとはるちゃんが来たら交代しよう。
実は夕方前、アガサというレストランの反対側、病院を挟んだ約200メートル先の林の中を探してくるまで出て来たら、畠山さんが「あっ!!親子だ!」と窓を見て叫んだ。私は咄嗟に何のことだか判ったので、「戻ろう戻ろう!」と言ってご主人の運転する車をバックしてもらった。
いたんだ!数日前に保護した子犬のお母さんともう1匹の子犬が。アガサと云うのはその子犬を保護した場所。優しいオーナーがすでにモモちゃんという迷い犬をそのまま飼ってくれていて、今度も親子犬たちのために毎日ご飯を用意してくれてる。
駐車場のような所で、病院の白衣を来た男性二人と、おばあさんが2匹を囲うように立ち話をしている。でも、たしか子犬は後2匹なのに1匹しかいない。とにかく近寄ってみよう。
そのおばあさんは顔見知りだった。以前よく通っていた接骨院の院長のお母さん。玄関先に可愛がっているワンが2匹いる。だからよく覚えていた。私達は当然のようにみなの中を割って入り、お母さん犬を抱きかかえた。人懐こくて無抵抗。皆も私達が保護するのだと分かったら、とても喜んでいた。ずい分前からいるワン達を、どうしたものか話し合っていたらしい。
だけど、それから先が大変だった。子犬が警戒して近づかない。こちらがちょっとでも動くとすごい反応して、逃げ腰になる。お皿に缶詰を持って出してもお母さんしか食べない。でも、横目で見て食べたそうなのが判る。大きなコンテナを挟んで両方から近づくけど気が付いてしまうんだ、・・・あ〜〜、怖がって藪の中に入ろうとしている。
追うと、又逃げるんだ。あー!!行っちゃう行っちゃう!うわっ大変だ、今度は小さな土管の中に入ろうとしている。直径僅か30センチもない穴に向かって入っていった。こうなったら持久戦だよ。入り口で待機してるのと、お母さん犬でおびき出しているのと、土管の先を手繰っているのと三手に分かれた。
あれっ?遠くで子犬の声。コンクリートの地面を辿って行ったら、地中で声がする。・・・子犬がこんな奥まで来ちゃったんだ。10メートルはあるよ。どうしよう〜〜、ドンドンって思いっきり足で地面を蹴った。少し脅かして元に戻るようにした。
あっ、出てきた。向こうでご主人が声を出さないようにして合図をしている。小走りに近づいた。それっ!あ〜、今度は藪のほうへ行こうとしている。そこは藪ジャングルじゃなくて、膝位までがごちゃごちゃに絡まっている枯れ草や枝で所々、木々が立っている林のような湿地帯。ゴソゴソゴソゴソ小さいから這うようにして奥へ行っちゃう。
回り込んで挟みうちにしよう、あ〜だめだ、違うほうへ走っていく。ここであまり大きな音を出して追うと余計に怖がって先へ行ってしまうんだ。あっ!!低くもぐって行く。もうだめだと思ったら、ツタに絡まって、速度が落ちた。ソレッ!いまだッッッ!・・・私はグッチャグッチャの地面に向かってタックルした。ギャッ、ここでひるんだらイッカンの終わり。エイッっとばかりに両手を差し出して捕まえた。う〜〜、やったやった!・・・ガブッッ、そそそんな〜〜。
今まで数え切れないほど、子犬に噛まれたことはあるけれど、今度のはすっごい初めてというぐらいグッサリ来た。前に噛まれた左手のひらのちょうど反対側の2箇所。大人顔負けの噛み具合。あ〜ぁ、宿命だよね。捕まえ方が悪かったので、子犬をご主人に渡した。こういうときは首根っこつまんでぶら〜んとお化けスタイルにするのがいい。
ウフフ、可っ笑しい〜〜、肩が持ち上がって、観念したようにぶら下がってる。可っ愛いな〜。缶づめをひとつまみあげたら、お口をぎゅっと結んで拒否してる。今度は黙秘権だ。皆で笑った。いいよいいよ、もうすぐ池ワン天国だよ!!
でも、こんなときに畠山さんたちと一緒でよかった。即、車に用意してあった消毒液を15分おきにつけてくれた。最初腫れてきたのに、すぐに痛みも取れて、今はすっかりよくなった。でも傷跡はまだ無惨だよ。なんだかねー、こういうメンバーで、朝起きてから寝るまでこんなことしていたいな〜。死ぬまでワン達との冒険だけをしていたい。
車で帰る途中、剛ちゃんから連絡が入った。前に、生まれてすぐの子を6匹連れてきたおじさんが又来ているらしい。今度は生後1ヶ月ぐらいの子犬5匹を連れて来た。・・・なんてこった。お母さん犬を連れてくるように電話で話をしたけど、一方的で話にならない。なんで人に迷惑をかけようというのに、人の言うことを何も聞こうとしないんだろう。名前も住所も教えようとはしない。卑怯だよね。でも、そんな人興味ない。
実は、日曜に約束していた廃車のエンジン屋さんが親子犬3匹を連れてくる事になってるんだ。私は、あまり四の五の言うのが面倒で、だいたい相手を見て態度を決めると、文句と言うのは殆ど言わない。その人はとってもいい人だから喜んで引き受けるよ。むろん無償だけど、又そのうち廃車をくれるって。
そして実は実は・・・、22日に上京するまでは仕事も忙しくて、一昨昨日の水曜も東京へ行った。22を過ぎるとちょっと一段落するかもしれない。だから、HPをみてメールをくれた人が、又々、生後ひと月ぐらいの赤ちゃん犬を5匹?6匹?忘れたけど連れてくる事になっている。ワンワンラッシュだ。でもその人は予防注射代を払ってくれるらしい。里親さんが見つかった子だけは、注射代頂いたら返すことになってる。良かった〜〜、保護しても滅多にないことだからね。
今日は畠山さんは2匹の子犬をかなりの遠方の里親さん宅へお届けするために、池ワンへは来れなかった。私は、久しぶりに朝から午後2時過ぎまでぶっ通しでワンの世話をして、そのまま7分で着替えとか準備をして歯医者へ行き、帰り、歩きで町で買い物して、・・もしかしたら、すみれが入るんじゃないかと思って歩きたかった。
それから休憩が終わった剛ちゃんとホームセンターへ缶詰を買いに行き、又、着替えにちょこっと戻り、夜のワンの世話に出た。で、夜中の1時前にやっと帰ってきた。
畠山さんが置いていった子犬7匹と、新しい赤ちゃん犬5匹と、親子犬3匹の世話だけで2時間かかった。畠山さんが連れて来た10匹のうちの6匹はそのおじさんが連れて来た子が大きくなったんだ。池ワンから行った子たちだから、たまにはこっちで世話をしなくっちゃね。この最中に2匹ともう一つのグループの1匹は里親さんが決まった。
数日ぶりにワンの世話に明け暮れた。やっぱ、大変は大変だけど、こういうのがいいかも。それに案外思ったよりも疲れていないみたい・・・。なんでだろう、ドッグランがあるからかな。気分も悪くない。
明日(土曜)は翌日の里親会に備えて、畠ワンが7匹全員つれて帰る。その前に、10匹一緒に予防注射をするために病院へ行く予定。池ワンの子は遅ればせながら、みぞれと保護した2匹。生後2ヶ月過ぎてから注射をするので、ひと月組みの来たばかりの子達はまだしない。他の2匹は慌てて虫下しを飲ませた。明日の注射代は締めて9万円也。全部畠山さんとうちで負担する。ふぅ〜〜。
それなのに、ちょっと前に人を傷つけるようなひどいメールが畠ワンチームに来たんだ。ひどいよ!・・・長くなるからそのお話は又今度ね。
すみれは見つからない。代わりにどんどんワンが増えている。あちこちですみれが見つけているのかな。そう思って快く保護しよう。すみれ頑張れ!!明日も探しに行くからね。がんばるんだよ。
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国道を渡った先の町にも行った。二人で呼んでいるのだから声が聞こえたら出てきそうなものなのに、まったく気配がない。あれ以来、池ワンの近くには来なくなった。無理もない、きっと池ワンは行けば追われる怖い所と誤解してしまったのだろう。
あらゆる所へ連絡して張り紙して、他はなす術もないけど畠山さん中心に毎日探している。
前回の日記では説明が足りなかった。畠山さんは俄かの訃報に岩手に行かなくてはならなくなり、留守中、家にいるワンにゃんの心配をしなければならなかったのだけど、池ワンに預けた成犬16匹だけではないのである。子犬10匹もいる。4匹、6匹、二手に分けて預けた。初日は届けられなかったので、塩野さんが畠山家まで行って面倒を見てから、あちらこちらへとお届けに行った。
そして、乳呑児のニャンもいる。薬が必要なのだ。最後になんと約20匹の大人のニャン子たち。乳呑児数匹を預け、残りは誰か家に通ってもらうしかない。・・・こんな状態だったんだ、けっして池ワンにつれてきた16匹だけではないから、いろいろな事が間に合わなくたって仕方ないんだ。人間業じゃ出来っこないよ。大変すぎる。
だからこそ、きっと池ワンだったら大丈夫と思っていただろうに、それに応えてあげたかった。臆病犬たちを1匹、2匹と分散して預けることの方がよっぽど危険だ。なのに・・なのに・・、すみれはどこへ行ってしまったのだろう。もう、2週間近くなる。人間があきらめたらそれでお終いだきっと。
今は木曜のお昼、私は仕事があるから10時までワンの世話をして部屋へ戻った。畠山さん達が来て、毎日少しずつわんを連れ帰って、池ワンに残った10匹の世話と、実は子犬9匹も池ワンにいるので、その世話をし、そろそろ一緒にすみれを探しに出るところ。子犬の1匹は里親さんが決まって、二人で一昨日お届けに行った。用事が多すぎる。
では、又今から行ってきますね。念を送ってくださいね。
・・・もう、金曜の夜中、土曜の午前1時過ぎになっている。昨日もすみれはまったく気配もなかった。暗くなるまで探して、そのまま部屋に戻らず池ワンへ畠山さんたちと3人で行き、一足先にワンの世話を始めた。子犬たちがいるし、出来るとこまで3人でやって、剛ちゃんとはるちゃんが来たら交代しよう。
実は夕方前、アガサというレストランの反対側、病院を挟んだ約200メートル先の林の中を探してくるまで出て来たら、畠山さんが「あっ!!親子だ!」と窓を見て叫んだ。私は咄嗟に何のことだか判ったので、「戻ろう戻ろう!」と言ってご主人の運転する車をバックしてもらった。
いたんだ!数日前に保護した子犬のお母さんともう1匹の子犬が。アガサと云うのはその子犬を保護した場所。優しいオーナーがすでにモモちゃんという迷い犬をそのまま飼ってくれていて、今度も親子犬たちのために毎日ご飯を用意してくれてる。
駐車場のような所で、病院の白衣を来た男性二人と、おばあさんが2匹を囲うように立ち話をしている。でも、たしか子犬は後2匹なのに1匹しかいない。とにかく近寄ってみよう。
そのおばあさんは顔見知りだった。以前よく通っていた接骨院の院長のお母さん。玄関先に可愛がっているワンが2匹いる。だからよく覚えていた。私達は当然のようにみなの中を割って入り、お母さん犬を抱きかかえた。人懐こくて無抵抗。皆も私達が保護するのだと分かったら、とても喜んでいた。ずい分前からいるワン達を、どうしたものか話し合っていたらしい。
だけど、それから先が大変だった。子犬が警戒して近づかない。こちらがちょっとでも動くとすごい反応して、逃げ腰になる。お皿に缶詰を持って出してもお母さんしか食べない。でも、横目で見て食べたそうなのが判る。大きなコンテナを挟んで両方から近づくけど気が付いてしまうんだ、・・・あ〜〜、怖がって藪の中に入ろうとしている。
追うと、又逃げるんだ。あー!!行っちゃう行っちゃう!うわっ大変だ、今度は小さな土管の中に入ろうとしている。直径僅か30センチもない穴に向かって入っていった。こうなったら持久戦だよ。入り口で待機してるのと、お母さん犬でおびき出しているのと、土管の先を手繰っているのと三手に分かれた。
あれっ?遠くで子犬の声。コンクリートの地面を辿って行ったら、地中で声がする。・・・子犬がこんな奥まで来ちゃったんだ。10メートルはあるよ。どうしよう〜〜、ドンドンって思いっきり足で地面を蹴った。少し脅かして元に戻るようにした。
あっ、出てきた。向こうでご主人が声を出さないようにして合図をしている。小走りに近づいた。それっ!あ〜、今度は藪のほうへ行こうとしている。そこは藪ジャングルじゃなくて、膝位までがごちゃごちゃに絡まっている枯れ草や枝で所々、木々が立っている林のような湿地帯。ゴソゴソゴソゴソ小さいから這うようにして奥へ行っちゃう。
回り込んで挟みうちにしよう、あ〜だめだ、違うほうへ走っていく。ここであまり大きな音を出して追うと余計に怖がって先へ行ってしまうんだ。あっ!!低くもぐって行く。もうだめだと思ったら、ツタに絡まって、速度が落ちた。ソレッ!いまだッッッ!・・・私はグッチャグッチャの地面に向かってタックルした。ギャッ、ここでひるんだらイッカンの終わり。エイッっとばかりに両手を差し出して捕まえた。う〜〜、やったやった!・・・ガブッッ、そそそんな〜〜。
今まで数え切れないほど、子犬に噛まれたことはあるけれど、今度のはすっごい初めてというぐらいグッサリ来た。前に噛まれた左手のひらのちょうど反対側の2箇所。大人顔負けの噛み具合。あ〜ぁ、宿命だよね。捕まえ方が悪かったので、子犬をご主人に渡した。こういうときは首根っこつまんでぶら〜んとお化けスタイルにするのがいい。
ウフフ、可っ笑しい〜〜、肩が持ち上がって、観念したようにぶら下がってる。可っ愛いな〜。缶づめをひとつまみあげたら、お口をぎゅっと結んで拒否してる。今度は黙秘権だ。皆で笑った。いいよいいよ、もうすぐ池ワン天国だよ!!
でも、こんなときに畠山さんたちと一緒でよかった。即、車に用意してあった消毒液を15分おきにつけてくれた。最初腫れてきたのに、すぐに痛みも取れて、今はすっかりよくなった。でも傷跡はまだ無惨だよ。なんだかねー、こういうメンバーで、朝起きてから寝るまでこんなことしていたいな〜。死ぬまでワン達との冒険だけをしていたい。
車で帰る途中、剛ちゃんから連絡が入った。前に、生まれてすぐの子を6匹連れてきたおじさんが又来ているらしい。今度は生後1ヶ月ぐらいの子犬5匹を連れて来た。・・・なんてこった。お母さん犬を連れてくるように電話で話をしたけど、一方的で話にならない。なんで人に迷惑をかけようというのに、人の言うことを何も聞こうとしないんだろう。名前も住所も教えようとはしない。卑怯だよね。でも、そんな人興味ない。
実は、日曜に約束していた廃車のエンジン屋さんが親子犬3匹を連れてくる事になってるんだ。私は、あまり四の五の言うのが面倒で、だいたい相手を見て態度を決めると、文句と言うのは殆ど言わない。その人はとってもいい人だから喜んで引き受けるよ。むろん無償だけど、又そのうち廃車をくれるって。
そして実は実は・・・、22日に上京するまでは仕事も忙しくて、一昨昨日の水曜も東京へ行った。22を過ぎるとちょっと一段落するかもしれない。だから、HPをみてメールをくれた人が、又々、生後ひと月ぐらいの赤ちゃん犬を5匹?6匹?忘れたけど連れてくる事になっている。ワンワンラッシュだ。でもその人は予防注射代を払ってくれるらしい。里親さんが見つかった子だけは、注射代頂いたら返すことになってる。良かった〜〜、保護しても滅多にないことだからね。
今日は畠山さんは2匹の子犬をかなりの遠方の里親さん宅へお届けするために、池ワンへは来れなかった。私は、久しぶりに朝から午後2時過ぎまでぶっ通しでワンの世話をして、そのまま7分で着替えとか準備をして歯医者へ行き、帰り、歩きで町で買い物して、・・もしかしたら、すみれが入るんじゃないかと思って歩きたかった。
それから休憩が終わった剛ちゃんとホームセンターへ缶詰を買いに行き、又、着替えにちょこっと戻り、夜のワンの世話に出た。で、夜中の1時前にやっと帰ってきた。
畠山さんが置いていった子犬7匹と、新しい赤ちゃん犬5匹と、親子犬3匹の世話だけで2時間かかった。畠山さんが連れて来た10匹のうちの6匹はそのおじさんが連れて来た子が大きくなったんだ。池ワンから行った子たちだから、たまにはこっちで世話をしなくっちゃね。この最中に2匹ともう一つのグループの1匹は里親さんが決まった。
数日ぶりにワンの世話に明け暮れた。やっぱ、大変は大変だけど、こういうのがいいかも。それに案外思ったよりも疲れていないみたい・・・。なんでだろう、ドッグランがあるからかな。気分も悪くない。
明日(土曜)は翌日の里親会に備えて、畠ワンが7匹全員つれて帰る。その前に、10匹一緒に予防注射をするために病院へ行く予定。池ワンの子は遅ればせながら、みぞれと保護した2匹。生後2ヶ月過ぎてから注射をするので、ひと月組みの来たばかりの子達はまだしない。他の2匹は慌てて虫下しを飲ませた。明日の注射代は締めて9万円也。全部畠山さんとうちで負担する。ふぅ〜〜。
それなのに、ちょっと前に人を傷つけるようなひどいメールが畠ワンチームに来たんだ。ひどいよ!・・・長くなるからそのお話は又今度ね。
すみれは見つからない。代わりにどんどんワンが増えている。あちこちですみれが見つけているのかな。そう思って快く保護しよう。すみれ頑張れ!!明日も探しに行くからね。がんばるんだよ。
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
chupiwanwan at 01:57|Permalink
2007年01月15日
失敗に次ぐ失敗
月曜の朝「すみれ」はいなくなり、ずっと探していました。三日目の朝、池ワンの近くで主人がすみれを発見。臆病な迷いワンというのは追へば先へ先へと逃げ続けます。でも、追わなければ見失う。
自転車で20メートル後方を気づかないように追いながら連絡を受けた私とバトンタッチ。すみれは危険な国道へと向かい、横切って荒地の奥の藪に入った。藪ジャングルは一歩進むにも身動き取れない程、枯れ枝たちに挟まれる。
一寸先も見通せない藪をかき分けて行ったら、いきなり崖っぷち。下は初めて見る深そうな河が流れていた。これ以上先へはいけないことを確認していたら、迎えに来た光君が車越しに国道ですみれを見る。
急ぎ引き返し国道を渡り、投げおいた自転車を拾ってもとの道へ・・・。追いつけ!追いつけ!全力で走って光君の車の先にすみれを見る!「あーー、すみれがいる!!」
遠巻きに挟んで、広い畑を横切るすみれを追う。・・・夕暮れが迫り、枯れた麦わら色と同化して、目を凝らしても見分けがつかない。光君と落ち合ったけど二人ともすみれの姿を失う・・・。
たとえ追いついても捕まえられるわけがない。臆病な子は決して寄ってはこないことが判っていてもどうすることも出来ない。その日はもうすみれは現れなかった。三日目にしてやっと見つけたのに、ここに畠山さんがいれば!!
未だに畠山さんとは連絡がつかない。夜になって、塩野さんが畠山さんの車で来てくれた。ワン達の世話の合間に近辺を探した。すみれは車が大好き。・・・ワンというのは、エンジン音だけで飼い主の車を聞き分ける。ましてすみれは毎週里親会に同行しているので、我先にと車に乗り込むらしい。だからせめて車だけでも・・・。
夜11時になってもだめだった。塩野さんは夜通し探して、明け方再び発見した場所へすみれが戻って来たら、連れて帰ると言う。塩野さんはここ数日間、かなりの疲労がたまっているに違いない。そんな話をしているときに畠山さんのご主人から、たった今岩手から戻ったと連絡が入る。
それでホッとして、次の日は交代できるからと塩野さんには帰ってもらった。これが大きな誤算だった。そのままご主人が来てくれるのかと思い込んでいたら、畠山さんは仕事休めなかったのだ。翌木曜日、私は仕事で上京しなければならない。「あ〜、それならば塩野さんに無理にでも残ってもらったのに・・・」
夜が明けて、いつものように上京前のワンの世話に出、いてもたってもいられなくなり大声ですみれの名を繰り返し、はるちゃんと車で外に出た。
やっぱり!すみれは池ワンのそばに戻っていた。私の声から逃げるようにガードレールの下から足早に駆け去るすみれを発見!今度こそは見逃さないようにしないと。やっぱりやっぱりいたんだよ!だから車を止めておいてもらいたかった。誰かにいてもらいたかったのにー。
またもや県道から大きな国道へと向かっている。なんとしてでも止めなければ今度こそ轢かれてしまう。国道は交通量が多い、おまけに工事中で道幅が狭くなっているので、ひっきりなしに車が通って、私達でさえなかなか渡れないのだ。
捕まえることは出来ないのにという脳裏にある疑問は拭い去れないのだけど、とにかくあとを追うようにしないで先回りして私の姿を見せれば、怖がって引き返すことは判る。。当然のように私達に懐くどころか顔さえ知る暇もなかったのだ。夜中の1時に預けに来て、翌朝は恐怖と共に逃げ出したのだ、私達のことだって怖いに決まってる。
それでもいちかばちか、はるちゃんに車でふさぐようにして貰い、降りてすみれの行く手を阻むように両手を広げてかがみこんだ。
すみれは案の定、怖がってイヤイヤするような声を出して私の腕をすり抜けた。無理に決まってるのだ。捕まえられるわけがない。判っているけどどうしようもない、「あーなんということだ、ここに畠山さんがいたら!!目の前にすみれがいるというのに!」
又々すみれを見送って遠巻きに追う。・・・少し大きな交差点に来た。まだ畑の延長線上には池ワンが見えるひと気のない交差点。昨夜、うちの車と交代して畠山さんの車を置いていってもらったから、急ぎ剛ちゃんに連絡して車を持って来てもらう。急いで急いで!!早くしないとすみれを見失ってしまう。
又、一抹の不安。思ったよりも剛ちゃんの来るのが遅い、一刻を争うのに・・・秒単位で見失ってしまうのに、心で時間を刻んでいるより遅れている。どうしたのだろう、もしかしたら・・。
案の定、なんでこんなときにまあちゃんを連れて来るんだ!!いつも通り、朝はまあちゃんを外に出すのだからって、そんなことしていたら見逃してしまうよ!非常事態のときぐらい、まあちゃんは置いて来るんだよ!!一秒だって無駄は出来ないんだ。まったくもう〜!!
主人が辿り着いたときにはすみれの姿は消えていた。はるちゃんと二手に分かれてみていたのに、民家の路地へ入ったきり・・・追う事は出来なかった。
それから、はるちゃんにはワンの世話に戻ってもらって、畠山さんの車で1キロ先まで走って、戻りながらすみれを探した。見通しの良いだだっ広い畑にもまったく姿を見出すことは出来なかった。・・・すみれの姿を見た最後だった。
私は後ろ髪惹かれる思いで、東京へと向かった。帰りの電車の中で、夜更けに畠山さんが駆けつけたことを知った。夜中まで探すらしいけど、最終で戻った私は疲れて寝てしまった。とても見つかる気がしなかったしあとは二人に任せよう。
翌金曜まですみれは見つからず、畠山さんの奥さんが一足遅れて岩手から戻ってきたので、即やって来た。駅まで剛ちゃんに迎えに行ってもらってそのまま探しに出た。今度は車もすみれのお母さんもいる。
でも、すみれは姿を現さなかった。落胆しながらも、池ワンで預かっている他の子たち15匹を出して散歩をした。お母さんを見て皆大喜び、一体どこへ連れてこられてしまったのか、不安に慄いていた子達が喜び勇んでドッグランを駆け回って遊んでいる。皆、半ば気の抜けたようにボーっとその様子を見ている。喜んで良いのか悲しむべきなのか・・・。
夜も八時を過ぎると、まるで水のきしむ音が聞こえるかのように凍てつきはじめる。車も見る見るうちに白くなり、枯れ草も固まってキラキラ光りだす。こんな寒さの中、すみれはどこでどうしているのだろう。どんなにか心細いことだろう。部屋の中で育ったすみれ・・・。
夜、ご主人が迎えに来て 一緒に数時間すみれを探し、相変わらず車を交代したまま帰る。大きなワゴン車の後ろを開け放し、食事を乗せて池ワンに沿って路上に駐車しておく。すみれが見たら中に入るだろう。
土曜の朝も同じ時間に畠山さんが来た。どんなに叫んでも、すみれはどこにもいない。夜ご主人が迎えに来た頃には疲れきっていたので、健康ランドの休める広間で待っていたら、畠山さんは寝てしまった。・・・岩手でも里親探しに理解のない親類達から「祖母の死に目に遭えなかった」ことに対して非難ごうごうだったらしい。
今日の日曜は、塩野さんが一緒に来てくれて一日中探した。ご主人はずっと仕事から抜けられない。すみれはあれっきり姿を見せない。せっかくお母さんが来ているのに、声も届かない所へ行ってしまったすみれ。
こんな歯がゆい思いがあっていいのか。悔しくて悔しくて涙も枯れた。夜になると、ご主人と二人して車の窓から何度も何度も「すみれーー!!迎えに来たよー!帰ろぉー」と呼びかけるのを後ろのシートから聞いている。迎えに来たよ、帰ろうね、と言っているのを聞くと、私は切なすぎて泣き崩れるばかりだ。
失敗は色々あった。あの時こうしていれば・・、こんな時こうだったらと。すみれが見つからない以上、あげればきりがなくてストレスもたまり、怒りたい気持ちにもなる。畠山さんは、ワンを預けるときに16匹全員首輪もリードもつけていなかった。連絡先も知らせなかった。時間の配分も悪すぎた。
そのことを怒っている人たちもいる。もっともかもしれない。現にすみれは保護できず、私も無念に思うことはあるけれど、それと怒りとは別だ。私は絶対に怒る気持ちにはなれない。明日はわが身だ。電話一本できない。準備が万端行き届かない。人が首を傾げるほど僅かなことが出来ない。それは私達にしか理解できないかもしれない。絶対出来ないことは出来ないのだ。絶対絶対絶対・・・。
すみれが見つかることを祈ろう。今日も畠山さんは来る。水曜からご主人の休みが取れるらしい。もう、一週間すみれは何も食べていない。
池ワンのことが疎かになっている。年末年始は毎日缶詰を買いに行っていた。こんなときに池ワンのことで煩わしていたら時間も勿体ない、と思っていたところ、毎日のように物資が届くようになった。缶詰も届いている。近所の人が今最も必要なモーフをも持ってきてくれた。私達への労をねぎらうようにと人間用物資も届いた。
池ワンサポーターさんたちはなんと優秀なことか、ほんといっつも有難いのを通り越して、呆れるほど感心しちゃう。お礼メールも出せないままどんどん日が経って行くというのに、ちゃんと見守っていてくれる。今は唯一心の救いだ。
みなと一緒に頑張っている気がして、今日も全力でやる気充分!!私は大丈夫。畠山さんはちょっと華奢なので心配だけど、一緒だから何とかなるよ。がんばるねー!
そういえば今、私の膝にはムクムクしたチャウチャウみたいな2ヶ月ぐらいの大きな赤ちゃん犬が1匹乗っている。さっき、ぐずついて起きだしたのだ。昨日の昼過ぎ、すみれを探していて保護したの。4匹、ノラの親子がはぐれて1匹だけ、レストランの裏口にご飯をもらいに来たらしい。心細そうだけど、もう安心だってじきに分かるよね!他の子たちも探しに行こう。
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
自転車で20メートル後方を気づかないように追いながら連絡を受けた私とバトンタッチ。すみれは危険な国道へと向かい、横切って荒地の奥の藪に入った。藪ジャングルは一歩進むにも身動き取れない程、枯れ枝たちに挟まれる。
一寸先も見通せない藪をかき分けて行ったら、いきなり崖っぷち。下は初めて見る深そうな河が流れていた。これ以上先へはいけないことを確認していたら、迎えに来た光君が車越しに国道ですみれを見る。
急ぎ引き返し国道を渡り、投げおいた自転車を拾ってもとの道へ・・・。追いつけ!追いつけ!全力で走って光君の車の先にすみれを見る!「あーー、すみれがいる!!」
遠巻きに挟んで、広い畑を横切るすみれを追う。・・・夕暮れが迫り、枯れた麦わら色と同化して、目を凝らしても見分けがつかない。光君と落ち合ったけど二人ともすみれの姿を失う・・・。
たとえ追いついても捕まえられるわけがない。臆病な子は決して寄ってはこないことが判っていてもどうすることも出来ない。その日はもうすみれは現れなかった。三日目にしてやっと見つけたのに、ここに畠山さんがいれば!!
未だに畠山さんとは連絡がつかない。夜になって、塩野さんが畠山さんの車で来てくれた。ワン達の世話の合間に近辺を探した。すみれは車が大好き。・・・ワンというのは、エンジン音だけで飼い主の車を聞き分ける。ましてすみれは毎週里親会に同行しているので、我先にと車に乗り込むらしい。だからせめて車だけでも・・・。
夜11時になってもだめだった。塩野さんは夜通し探して、明け方再び発見した場所へすみれが戻って来たら、連れて帰ると言う。塩野さんはここ数日間、かなりの疲労がたまっているに違いない。そんな話をしているときに畠山さんのご主人から、たった今岩手から戻ったと連絡が入る。
それでホッとして、次の日は交代できるからと塩野さんには帰ってもらった。これが大きな誤算だった。そのままご主人が来てくれるのかと思い込んでいたら、畠山さんは仕事休めなかったのだ。翌木曜日、私は仕事で上京しなければならない。「あ〜、それならば塩野さんに無理にでも残ってもらったのに・・・」
夜が明けて、いつものように上京前のワンの世話に出、いてもたってもいられなくなり大声ですみれの名を繰り返し、はるちゃんと車で外に出た。
やっぱり!すみれは池ワンのそばに戻っていた。私の声から逃げるようにガードレールの下から足早に駆け去るすみれを発見!今度こそは見逃さないようにしないと。やっぱりやっぱりいたんだよ!だから車を止めておいてもらいたかった。誰かにいてもらいたかったのにー。
またもや県道から大きな国道へと向かっている。なんとしてでも止めなければ今度こそ轢かれてしまう。国道は交通量が多い、おまけに工事中で道幅が狭くなっているので、ひっきりなしに車が通って、私達でさえなかなか渡れないのだ。
捕まえることは出来ないのにという脳裏にある疑問は拭い去れないのだけど、とにかくあとを追うようにしないで先回りして私の姿を見せれば、怖がって引き返すことは判る。。当然のように私達に懐くどころか顔さえ知る暇もなかったのだ。夜中の1時に預けに来て、翌朝は恐怖と共に逃げ出したのだ、私達のことだって怖いに決まってる。
それでもいちかばちか、はるちゃんに車でふさぐようにして貰い、降りてすみれの行く手を阻むように両手を広げてかがみこんだ。
すみれは案の定、怖がってイヤイヤするような声を出して私の腕をすり抜けた。無理に決まってるのだ。捕まえられるわけがない。判っているけどどうしようもない、「あーなんということだ、ここに畠山さんがいたら!!目の前にすみれがいるというのに!」
又々すみれを見送って遠巻きに追う。・・・少し大きな交差点に来た。まだ畑の延長線上には池ワンが見えるひと気のない交差点。昨夜、うちの車と交代して畠山さんの車を置いていってもらったから、急ぎ剛ちゃんに連絡して車を持って来てもらう。急いで急いで!!早くしないとすみれを見失ってしまう。
又、一抹の不安。思ったよりも剛ちゃんの来るのが遅い、一刻を争うのに・・・秒単位で見失ってしまうのに、心で時間を刻んでいるより遅れている。どうしたのだろう、もしかしたら・・。
案の定、なんでこんなときにまあちゃんを連れて来るんだ!!いつも通り、朝はまあちゃんを外に出すのだからって、そんなことしていたら見逃してしまうよ!非常事態のときぐらい、まあちゃんは置いて来るんだよ!!一秒だって無駄は出来ないんだ。まったくもう〜!!
主人が辿り着いたときにはすみれの姿は消えていた。はるちゃんと二手に分かれてみていたのに、民家の路地へ入ったきり・・・追う事は出来なかった。
それから、はるちゃんにはワンの世話に戻ってもらって、畠山さんの車で1キロ先まで走って、戻りながらすみれを探した。見通しの良いだだっ広い畑にもまったく姿を見出すことは出来なかった。・・・すみれの姿を見た最後だった。
私は後ろ髪惹かれる思いで、東京へと向かった。帰りの電車の中で、夜更けに畠山さんが駆けつけたことを知った。夜中まで探すらしいけど、最終で戻った私は疲れて寝てしまった。とても見つかる気がしなかったしあとは二人に任せよう。
翌金曜まですみれは見つからず、畠山さんの奥さんが一足遅れて岩手から戻ってきたので、即やって来た。駅まで剛ちゃんに迎えに行ってもらってそのまま探しに出た。今度は車もすみれのお母さんもいる。
でも、すみれは姿を現さなかった。落胆しながらも、池ワンで預かっている他の子たち15匹を出して散歩をした。お母さんを見て皆大喜び、一体どこへ連れてこられてしまったのか、不安に慄いていた子達が喜び勇んでドッグランを駆け回って遊んでいる。皆、半ば気の抜けたようにボーっとその様子を見ている。喜んで良いのか悲しむべきなのか・・・。
夜も八時を過ぎると、まるで水のきしむ音が聞こえるかのように凍てつきはじめる。車も見る見るうちに白くなり、枯れ草も固まってキラキラ光りだす。こんな寒さの中、すみれはどこでどうしているのだろう。どんなにか心細いことだろう。部屋の中で育ったすみれ・・・。
夜、ご主人が迎えに来て 一緒に数時間すみれを探し、相変わらず車を交代したまま帰る。大きなワゴン車の後ろを開け放し、食事を乗せて池ワンに沿って路上に駐車しておく。すみれが見たら中に入るだろう。
土曜の朝も同じ時間に畠山さんが来た。どんなに叫んでも、すみれはどこにもいない。夜ご主人が迎えに来た頃には疲れきっていたので、健康ランドの休める広間で待っていたら、畠山さんは寝てしまった。・・・岩手でも里親探しに理解のない親類達から「祖母の死に目に遭えなかった」ことに対して非難ごうごうだったらしい。
今日の日曜は、塩野さんが一緒に来てくれて一日中探した。ご主人はずっと仕事から抜けられない。すみれはあれっきり姿を見せない。せっかくお母さんが来ているのに、声も届かない所へ行ってしまったすみれ。
こんな歯がゆい思いがあっていいのか。悔しくて悔しくて涙も枯れた。夜になると、ご主人と二人して車の窓から何度も何度も「すみれーー!!迎えに来たよー!帰ろぉー」と呼びかけるのを後ろのシートから聞いている。迎えに来たよ、帰ろうね、と言っているのを聞くと、私は切なすぎて泣き崩れるばかりだ。
失敗は色々あった。あの時こうしていれば・・、こんな時こうだったらと。すみれが見つからない以上、あげればきりがなくてストレスもたまり、怒りたい気持ちにもなる。畠山さんは、ワンを預けるときに16匹全員首輪もリードもつけていなかった。連絡先も知らせなかった。時間の配分も悪すぎた。
そのことを怒っている人たちもいる。もっともかもしれない。現にすみれは保護できず、私も無念に思うことはあるけれど、それと怒りとは別だ。私は絶対に怒る気持ちにはなれない。明日はわが身だ。電話一本できない。準備が万端行き届かない。人が首を傾げるほど僅かなことが出来ない。それは私達にしか理解できないかもしれない。絶対出来ないことは出来ないのだ。絶対絶対絶対・・・。
すみれが見つかることを祈ろう。今日も畠山さんは来る。水曜からご主人の休みが取れるらしい。もう、一週間すみれは何も食べていない。
池ワンのことが疎かになっている。年末年始は毎日缶詰を買いに行っていた。こんなときに池ワンのことで煩わしていたら時間も勿体ない、と思っていたところ、毎日のように物資が届くようになった。缶詰も届いている。近所の人が今最も必要なモーフをも持ってきてくれた。私達への労をねぎらうようにと人間用物資も届いた。
池ワンサポーターさんたちはなんと優秀なことか、ほんといっつも有難いのを通り越して、呆れるほど感心しちゃう。お礼メールも出せないままどんどん日が経って行くというのに、ちゃんと見守っていてくれる。今は唯一心の救いだ。
みなと一緒に頑張っている気がして、今日も全力でやる気充分!!私は大丈夫。畠山さんはちょっと華奢なので心配だけど、一緒だから何とかなるよ。がんばるねー!
そういえば今、私の膝にはムクムクしたチャウチャウみたいな2ヶ月ぐらいの大きな赤ちゃん犬が1匹乗っている。さっき、ぐずついて起きだしたのだ。昨日の昼過ぎ、すみれを探していて保護したの。4匹、ノラの親子がはぐれて1匹だけ、レストランの裏口にご飯をもらいに来たらしい。心細そうだけど、もう安心だってじきに分かるよね!他の子たちも探しに行こう。
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chupiwanwan at 06:27|Permalink
2007年01月09日
すみれちゃん
こんな夜中だから・・・、もう明け方か(朝の5時すぎです)。頭がはっきりしないけど、一昨日頃、畠山さんと一緒にワン達が11匹来ました。全員が臆病犬なので大変な思いで世話をしていました。
昨日、さらに5匹、畠山さんは岩手に行ってしまったので代わりの人が連れてきた。全員臆病犬。計16匹。ケージから出すことでさえも拒んで、大変なことになったのだけど、昼前に1匹の首輪がゆるすぎて抜けて逃げ出してしまいました。
もう、細かなことは気が滅入ってかけませんが、散々探しました。16匹中、たまたまその子だけ何度も見たことのある子でした。里親会に連れて来ていたスミレちゃんという男の子だったので知っているのです。臆病で里親さんを決められず畠山家の子になりました。
畠山さんたちは明日がお葬式で岩手に行ったきり、携帯は持っていないので連絡もついてません。
成犬はこういった理由で、なかなか里親さんに譲れない。良い人か否かという基準とはまったく関係なく、大人になったわんちゃんを迷子にさせないようにするには、相当の覚悟がないと守れないから。油断しているわけではなくても、慣れるまではちょっとした隙に逃げ出し、もとの家を探しに行ってしまう。
それなのに、不覚にも池ワンでそんなことが起きてしまいました。防ぐことの出来なかった理由は色々ありますが、一番大きなことといえば、私が睡眠不足だったということです。
年末からの作業に加え、あまりに時間がなくて前日も3時間の睡眠だったのですが、いつは平気なのに、昨日に限って目が血の塊みたいに充血し、眠くて眠くて頭も回りませんでした。
5匹がきたのは前日の夜中の1時、それにも絶対防ぐことの出来ない理由があり、連れて来てくれた人も朝から目一杯の行動で疲れきっていました。暗闇で名前も顔も覚えられない、そこで一抹の不安。そして、首輪をきつくすることを全員にしてあげられなかったことの不覚。
臆病犬だと判っていたから、逃げないようケージごとドッグランに入れてから出そうと思っていたのに、入り口が狭すぎるとかが頭をよぎって、どうしようか思案中、疲れすぎて口に出せないまま人任せにしてしまったこと。
前日来たわん達には、ドッグランの中でも捕まえられない子がいて、1時間以上もかかってしまったことがあり、それが返ってなんだか気持ちに拒否反応があったのか、油断してしまったこと。
いろいろなことが重なり合っても、そのすべてを予想できたのに、予想していたのに防ぐことが出来ませんでした。今、どこでどうしているのかと思うと涙が止まりません。
早く明るくなって、そうしたら又探しに行きます。探すことだけが気をまぎらわせます。眠れません。どうか見つかりますように・・・。
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
昨日、さらに5匹、畠山さんは岩手に行ってしまったので代わりの人が連れてきた。全員臆病犬。計16匹。ケージから出すことでさえも拒んで、大変なことになったのだけど、昼前に1匹の首輪がゆるすぎて抜けて逃げ出してしまいました。
もう、細かなことは気が滅入ってかけませんが、散々探しました。16匹中、たまたまその子だけ何度も見たことのある子でした。里親会に連れて来ていたスミレちゃんという男の子だったので知っているのです。臆病で里親さんを決められず畠山家の子になりました。
畠山さんたちは明日がお葬式で岩手に行ったきり、携帯は持っていないので連絡もついてません。
成犬はこういった理由で、なかなか里親さんに譲れない。良い人か否かという基準とはまったく関係なく、大人になったわんちゃんを迷子にさせないようにするには、相当の覚悟がないと守れないから。油断しているわけではなくても、慣れるまではちょっとした隙に逃げ出し、もとの家を探しに行ってしまう。
それなのに、不覚にも池ワンでそんなことが起きてしまいました。防ぐことの出来なかった理由は色々ありますが、一番大きなことといえば、私が睡眠不足だったということです。
年末からの作業に加え、あまりに時間がなくて前日も3時間の睡眠だったのですが、いつは平気なのに、昨日に限って目が血の塊みたいに充血し、眠くて眠くて頭も回りませんでした。
5匹がきたのは前日の夜中の1時、それにも絶対防ぐことの出来ない理由があり、連れて来てくれた人も朝から目一杯の行動で疲れきっていました。暗闇で名前も顔も覚えられない、そこで一抹の不安。そして、首輪をきつくすることを全員にしてあげられなかったことの不覚。
臆病犬だと判っていたから、逃げないようケージごとドッグランに入れてから出そうと思っていたのに、入り口が狭すぎるとかが頭をよぎって、どうしようか思案中、疲れすぎて口に出せないまま人任せにしてしまったこと。
前日来たわん達には、ドッグランの中でも捕まえられない子がいて、1時間以上もかかってしまったことがあり、それが返ってなんだか気持ちに拒否反応があったのか、油断してしまったこと。
いろいろなことが重なり合っても、そのすべてを予想できたのに、予想していたのに防ぐことが出来ませんでした。今、どこでどうしているのかと思うと涙が止まりません。
早く明るくなって、そうしたら又探しに行きます。探すことだけが気をまぎらわせます。眠れません。どうか見つかりますように・・・。
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
chupiwanwan at 05:47|Permalink
2007年01月06日
状況
昨日、廃車を調達してくれる伊藤さんから電話があった、「ノラの親子が3匹いるのだけど、そういうの引き取ってくれるの?費用とかかかるの?」「うううん、費用もいらないし、ワンちゃん達も引き取るよ、助けてくれてどうも ありがとう、」「分かった、今うちにいてちゃんと面倒見てるから来週、連れて行くね」伊藤さんちには「タイヤちゃん」と云って、大事にされている可愛いワンがいる。
私はいつも相手の態度に応じて答えを選ぶ。あまり捨て犬とかノラちゃんに関心のない人がノラたちを保護してくれたときは即座に今のように答える。又、池ワンのHPを見て、色々感想を述べた挙句に、離婚をするから飼い犬を引き取って欲しい、といったような内容の場合は当然、厳しく接する。・・・さまざまだ。
元旦にジャスミンの里親さん希望でお見えになったご家族が又、一昨日見えて話し合った結果、前代未聞、池ワン始まって以来の出来事、私が近いうちにジャスミンをなんと、和歌山までお届けすることになった。これは、悩んだ末のロングストーリーになる。又そのうち書くね。
でも、こんな状況の中、ほんとに行けるのかなぁ。早朝一番の世話は何年も欠かしたことがないのに、出来なくなる。
そして今日、畠ワンチームが緊急事態。ご主人の身内の方が亡くなられた。朝方はまだ危篤状態だったので、もしかしたらワンちゃん達を預かってくれないか、との要請があったのだけど、後になって、亡くなられてしまったとの連絡が入り、預かりは決定的で、しかも緊急。・・・成犬が10匹。
うちの現状は、ハウスもなければ屋根のある場所もない。常にワンが増えるたび、ケージの囲いをコンパネや廃品なんかで即行作るのだ。畠山さんはその事情を当然知っての要請。よっぽどのことだ。他にあてがないからうちに言ってくるに決まってる。
私は即座に「大丈夫だよ、何とかするから心配しないで、」と答えた。元旦に連れてきた子犬たちは畠山さんが所属している「動物友の会」の人たちが面倒を見ることになったらしい。それにしてもご主人はすでに故郷のある岩手県まで出発したらしいので、あとから駆けつけるにしても、残されてのワン達のお預け準備は半端でなく大変だと思う。
私達は何に関しても時間がないので、こういった場合も引き受けられるかどうかを判断して、YESかNOかだけをまず考えて答えておく。そしてあえて、その先のことは考えない。優先的に今考えなければならないことが多すぎるので、時間が迫ってきてからそのことに集中する。でも、10匹ともなるとそうもいかない。何にも受け入れ態勢がないのだから。
さっきワンの世話から戻ってきたのだけど、散歩中、畠ワン子達をどこにおくか色々段取りを考えた。明日から光君が来るので、又、力仕事の作業が始まりそう。おまけに明日から大雨の大寒波らしい、それだけ余分だよね、大迷惑。でも、別に心の動揺もなければ大変なことになったとも思わない。・・・こういうのってね、極限を超えた状況になっちゃったってわけなのよ。
あまりにすごいことになると、私は返って静かな気持ちになる。きっと、頭が動転して、驚くことを通り越しちゃって、澄ました気分になってるんだと思う、・・・馬鹿だから。
それと、「よーーし!!やったるでぇ〜〜!」と云う気持ちが沸々と湧いてきて、どん底のクソ力みたいなものがいつものように到来する。これって、どういう性格してるんだろうと我ながら恐ろしい。
ギャッ!!今ちょうど、畠山さんからメールが入った。無断で掲載しちゃえ、
『本日1/6(土)の午後ワン達を運び入れたいと思います。ただし、ケージを積み、池ワンの後でお届けがあるので、全匹は連れて行けません。2回に分けて運び入れる予定で塩野さんは考えています。2回目は夜遅くになってしまうだろうと言う事です。成犬間近かの10匹と成犬プラスアルファとなるかもしれません。*女の子の中で生理が来てしまった子がいます。*避妊済み、去勢済みの子もいます。』以上。
フ〜〜ム、お互い大変っちゃあ大変だよね。お届けというのは、子犬に里親さんが決まった場合は必ず相手先の家まで様子を見ることも兼ねて、お届けすると言う意味。
こんな時なのに、子犬の里親さん探しは中断しないらしい。ご苦労様。
明日はビーズ教室、こっちも色々あって大変なんだ。アソシエのめぐちゃんが昨年でやめちゃったので、どうなるのだろうと不安になっていたところ。
よくよく考えてみたら、・・・ギャーーー!たいへんなことになってきたぁぁぁ〜〜。でもね、・・・・まっっいいっか。頑張るよ。じゃ、畠山さんにお返事出すね。
そういえば、壮絶なワンの世話を大晦日からやっていて、お正月の三日あたりにはもうぶっ倒れそうになって、限界かっ!?と思ってたら、近所のお友達からどうしても相談事があると言われて、夕方の休憩を返上して、話を聞いた。
なるほど大変だなと思って、「私に出来ることならお手伝いしますよ」なんて話していたら、携帯がなって、元旦の里親さん希望の家族が突如池ワンに現れたと言う。そこで、お友達といたフアミレスに来てもらい、上記の和歌山のことを話した。
その時にはもう私は顔が蒸気して、目も真っ赤になり、目眩がして死ぬんじゃないかと思うほど具合が悪くなった。冷たい空気の外にいつも長時間いるので、ファミレスのような暖かい所に来ると、火を噴きそうに熱くなる。人の話を聞いてる間、頭がぐらぐらして疲れも吹き出た。
で、そのあと、今度は光君のお母さんから連絡があり、又、ファミレスに来た。もう、ごっちゃごちゃだ。殆ど休む間もなく再び夜のワンの世話に出た。・・・、出ようと思って池ワンに辿り着いたら、先ほどの友達から又電話があり、どうしてもご主人と一緒に話を聞いてもらいたいと言う。
どう考えたって、すでに剛ちゃんが一人で始めていて、私が抜けられるわけもない。そんな生易しいものではないんじゃワンの世話は。又々段取りを考えて剛ちゃんに断った。三時間世話をしてからお友達の家に行くことにした。いつもより倍速で食事の支度をしたり・・・あまりに疲れたので戻ったら早く寝られるように、お友達の家ではウイスキーを所望して、ご主人とガンガン呑んだ。初酒だ。
帰ってから寝たのが朝の4時半。で、朝7時に起きて又ワンの世話が始まる。しかも剛ちゃんが起きてくるまでは一人だ。一緒に始めると、一緒に疲れが出るので、時間をずらす。
昨日の4日からやっとはるちゃんが来てくれた。でも、朝は昼過ぎまでやり、夜も夜中までやった。で、今日はドッグランを完成させるために坂野さんが来てくれた。良かったー、せめてドッグランがあれば、ちょっとは違うよね。
缶詰がない〜〜、ホームセンターまで行く時間がないので、近くの店は量が足りなくて、今日も昨日もあちこち買いに行った。皆さんたのむね〜〜。
それにしても、ほんと元気なおばちゃんだ・・・。今年もしょっぱなからこんな調子。どんな一年になるのだろう。でも、どうにか私に写真集を作らせてね!!犬神様!たのむよ〜〜。
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
私はいつも相手の態度に応じて答えを選ぶ。あまり捨て犬とかノラちゃんに関心のない人がノラたちを保護してくれたときは即座に今のように答える。又、池ワンのHPを見て、色々感想を述べた挙句に、離婚をするから飼い犬を引き取って欲しい、といったような内容の場合は当然、厳しく接する。・・・さまざまだ。
元旦にジャスミンの里親さん希望でお見えになったご家族が又、一昨日見えて話し合った結果、前代未聞、池ワン始まって以来の出来事、私が近いうちにジャスミンをなんと、和歌山までお届けすることになった。これは、悩んだ末のロングストーリーになる。又そのうち書くね。
でも、こんな状況の中、ほんとに行けるのかなぁ。早朝一番の世話は何年も欠かしたことがないのに、出来なくなる。
そして今日、畠ワンチームが緊急事態。ご主人の身内の方が亡くなられた。朝方はまだ危篤状態だったので、もしかしたらワンちゃん達を預かってくれないか、との要請があったのだけど、後になって、亡くなられてしまったとの連絡が入り、預かりは決定的で、しかも緊急。・・・成犬が10匹。
うちの現状は、ハウスもなければ屋根のある場所もない。常にワンが増えるたび、ケージの囲いをコンパネや廃品なんかで即行作るのだ。畠山さんはその事情を当然知っての要請。よっぽどのことだ。他にあてがないからうちに言ってくるに決まってる。
私は即座に「大丈夫だよ、何とかするから心配しないで、」と答えた。元旦に連れてきた子犬たちは畠山さんが所属している「動物友の会」の人たちが面倒を見ることになったらしい。それにしてもご主人はすでに故郷のある岩手県まで出発したらしいので、あとから駆けつけるにしても、残されてのワン達のお預け準備は半端でなく大変だと思う。
私達は何に関しても時間がないので、こういった場合も引き受けられるかどうかを判断して、YESかNOかだけをまず考えて答えておく。そしてあえて、その先のことは考えない。優先的に今考えなければならないことが多すぎるので、時間が迫ってきてからそのことに集中する。でも、10匹ともなるとそうもいかない。何にも受け入れ態勢がないのだから。
さっきワンの世話から戻ってきたのだけど、散歩中、畠ワン子達をどこにおくか色々段取りを考えた。明日から光君が来るので、又、力仕事の作業が始まりそう。おまけに明日から大雨の大寒波らしい、それだけ余分だよね、大迷惑。でも、別に心の動揺もなければ大変なことになったとも思わない。・・・こういうのってね、極限を超えた状況になっちゃったってわけなのよ。
あまりにすごいことになると、私は返って静かな気持ちになる。きっと、頭が動転して、驚くことを通り越しちゃって、澄ました気分になってるんだと思う、・・・馬鹿だから。
それと、「よーーし!!やったるでぇ〜〜!」と云う気持ちが沸々と湧いてきて、どん底のクソ力みたいなものがいつものように到来する。これって、どういう性格してるんだろうと我ながら恐ろしい。
ギャッ!!今ちょうど、畠山さんからメールが入った。無断で掲載しちゃえ、
『本日1/6(土)の午後ワン達を運び入れたいと思います。ただし、ケージを積み、池ワンの後でお届けがあるので、全匹は連れて行けません。2回に分けて運び入れる予定で塩野さんは考えています。2回目は夜遅くになってしまうだろうと言う事です。成犬間近かの10匹と成犬プラスアルファとなるかもしれません。*女の子の中で生理が来てしまった子がいます。*避妊済み、去勢済みの子もいます。』以上。
フ〜〜ム、お互い大変っちゃあ大変だよね。お届けというのは、子犬に里親さんが決まった場合は必ず相手先の家まで様子を見ることも兼ねて、お届けすると言う意味。
こんな時なのに、子犬の里親さん探しは中断しないらしい。ご苦労様。
明日はビーズ教室、こっちも色々あって大変なんだ。アソシエのめぐちゃんが昨年でやめちゃったので、どうなるのだろうと不安になっていたところ。
よくよく考えてみたら、・・・ギャーーー!たいへんなことになってきたぁぁぁ〜〜。でもね、・・・・まっっいいっか。頑張るよ。じゃ、畠山さんにお返事出すね。
そういえば、壮絶なワンの世話を大晦日からやっていて、お正月の三日あたりにはもうぶっ倒れそうになって、限界かっ!?と思ってたら、近所のお友達からどうしても相談事があると言われて、夕方の休憩を返上して、話を聞いた。
なるほど大変だなと思って、「私に出来ることならお手伝いしますよ」なんて話していたら、携帯がなって、元旦の里親さん希望の家族が突如池ワンに現れたと言う。そこで、お友達といたフアミレスに来てもらい、上記の和歌山のことを話した。
その時にはもう私は顔が蒸気して、目も真っ赤になり、目眩がして死ぬんじゃないかと思うほど具合が悪くなった。冷たい空気の外にいつも長時間いるので、ファミレスのような暖かい所に来ると、火を噴きそうに熱くなる。人の話を聞いてる間、頭がぐらぐらして疲れも吹き出た。
で、そのあと、今度は光君のお母さんから連絡があり、又、ファミレスに来た。もう、ごっちゃごちゃだ。殆ど休む間もなく再び夜のワンの世話に出た。・・・、出ようと思って池ワンに辿り着いたら、先ほどの友達から又電話があり、どうしてもご主人と一緒に話を聞いてもらいたいと言う。
どう考えたって、すでに剛ちゃんが一人で始めていて、私が抜けられるわけもない。そんな生易しいものではないんじゃワンの世話は。又々段取りを考えて剛ちゃんに断った。三時間世話をしてからお友達の家に行くことにした。いつもより倍速で食事の支度をしたり・・・あまりに疲れたので戻ったら早く寝られるように、お友達の家ではウイスキーを所望して、ご主人とガンガン呑んだ。初酒だ。
帰ってから寝たのが朝の4時半。で、朝7時に起きて又ワンの世話が始まる。しかも剛ちゃんが起きてくるまでは一人だ。一緒に始めると、一緒に疲れが出るので、時間をずらす。
昨日の4日からやっとはるちゃんが来てくれた。でも、朝は昼過ぎまでやり、夜も夜中までやった。で、今日はドッグランを完成させるために坂野さんが来てくれた。良かったー、せめてドッグランがあれば、ちょっとは違うよね。
缶詰がない〜〜、ホームセンターまで行く時間がないので、近くの店は量が足りなくて、今日も昨日もあちこち買いに行った。皆さんたのむね〜〜。
それにしても、ほんと元気なおばちゃんだ・・・。今年もしょっぱなからこんな調子。どんな一年になるのだろう。でも、どうにか私に写真集を作らせてね!!犬神様!たのむよ〜〜。
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
chupiwanwan at 02:04|Permalink
2007年01月02日
ちょっと言わせていただきます。
メリークリスマース!!・よいお年を!・&・明けましておめでとうございます。
あ〜〜、やっと言えた。
こんなに長い間、日記を書けなくなるなんて初めてのこと。クリスマスイブからずっと、気が付けば年が明けて、もう二日だぜ。おばちゃんはほとほと疲れました。
今少し前に戻りました。時間は二日になったばかりの午前二時過ぎです。剛ちゃんは昨夜に引き続き三時近くなりそう。私も今日は、朝の7時から今まで部屋にいたのは40分ぐらい。朝夕合わせて15時間程やったかな。ちなみにそれぐらいだと1日を通して何回散歩をするのかというと、色々な組み合わせがありますが、私だけで大体40回ぐらいの散歩です。
他、食事を運ぶこと、数十回往復。又食後のお皿回収とかお水汲みとか、モーフやカーテンを運んだりするのですが、広いので一回の距離が30メートルぐらいはざらです。
夕方まではそんなに疲れてないような気がしてたけど、大晦日から二人で始めたので、昨夜も今も頭がぐらぐらして、胃がきりきりして、眠い・・・。
元旦早々、畠山夫妻が手伝いに来てくれた。(涙)こちらも私達同様、大晦日もクソも(失礼!)なかったらしい。おせちどころか正月らしいことは飾りも雑煮も何一つない。「普通に昨日、今日、明日だよね」って頷きあった。
フッフッフッフ・・・(出たぁ!)そんな事もあろうかと、お陰さまで、セブンイレブンでおせち料理の三段重を買っておいたのだッ!!!!うちだってこれ以外はにゃにもにゃい。でも、ボラちゃん達からお餅とかおしることかもらったよ。お菓子とか色々ね。有難う。
ドッグランの中に入って、青空テーブル作って(パレットにベニアを載せて、シーツをかぶせてテーブル代わり。)皆でおせちを食べた。愉快だったよ。
だって、畠ワンチームが子犬を10匹連れて来たんだ。みんな、こんなに広い外に出るのは初めてで、まるでピクニックに来たみたいにはしゃいでた。小さいからテーブルには届かなくって、廻りをうろちょろしてすっごく可愛かった。この前近所の見知らぬおっさんが連れてきた子達も見違えるほど大きくなって・・・・、他は工場でノラをやってた子が産んだのとか、様々でした。
ドッグランはまだ完成してないけど、ほぼ使えます!!ほんと間に合って、大助かり。
こないだの長雨には参ったよ。しかも冬なのにかなりのザーザーぶり。それを日記に書こうと思っていたら、翌日は大の苦手の強風が吹き荒れて、こっちの方がひどかった。でも、ザーザー降りの雨の夜中、剛ちゃんが車を移動しようと思ったら雷と共に動かなくなった。
今も年末年始で修理が出来なくて止まったまま。おまけにタイヤもパンクした。そんなことになったら大変。ディーラーには代車もないとのことで、急遽思いついて、車を売ってくれた人と仲良くしていたので、連絡したら代車を無料で提供してくれた。ほんとにラッキーだったよ。
でも、この忙しいのに光君と電車で代車を取りに行ったり、急に奥歯のかぶせてあった物が取れてしまって歯医者にも行った。はるちゃんが休みに入る前に急いでハウスの修繕をした。光君が休みに入る前に急ぎで、ケージにカーテンだけじゃなくてビニールをかけて温室状態にした。ビニールは幅2mの長さ4mのを前から何枚も買っておいたのに、全然やる時間がなかったんだ。
だから、二人きりで世話が始まる前から大忙し、すでに疲れてた。で、いよいよ大晦日からスタートしたんだけど、その前の晩、寝ながら何故か昔懐かしいビートルズの曲を聴いて、さめざめ泣いた。涙がたまってるんだ。悲しいわけじゃない。あまりにごちゃごちゃと毎日が過ぎていくから、時々本能的に覚悟の仕切り直しをするのだと思う。
涙と共にすべてを洗い流して、さあああああアアッッ!!原点に戻るんだぁぁ!!
よし!二人でやってやろうじゃないか、それが基本だよ!。そういう場合は、半永久的に終わらないような気がする気の遠くなるようなワンの世話は無心にならないと出来ない。もうすぐ終わるとか、あとどれぐらいとか考えると辛くなって続かない。それに、順番を待っているわんに差別をしているようで可哀想だからそういう考え方はしない。黙々とやる。もちろんワン達とのお話は欠かせない。
延々やってやってやりぬいて、気が付いたら終わっていた、と云う具合にしないと何日も出来ないからね。もう慣れてるよ。真剣勝負の時にはお風呂にも入らないんだ。気を抜くとこれまた続かない。だから、足掛け風呂に入ってねぇ。きったねぇ。今日、畠山さんの前で何気なく顔を拭いたら真っ黒だった。いいんだいいんだ・・・。
じゃ、明日も頑張るねーー。今度はもっと早く日記書くから見てねぇ。そういえば先週の木曜に上京したとき、頑張ってHPの写真を千秋ちゃんと編集したんだ。ちゃんと下君が元旦に更新してくれた。嬉しかった。可愛い子が沢山出てるから見てね。
そうだ今日、新年早々里親さん希望の人たちが見えた。ジャスミンが養女になりそう。・・・そんなお話は又今度ね。今度とお化けは出たことないなんていわないで、気を長くして待っててね。私だって、三年前から毎年紅白歌合戦をビデオに撮ってるのに未だにどれも見てないんだ、気長にいつか見るつもり。
・・・三時になったのに、剛ちゃんはまだ戻ってこない。とにかく、おめでとう。本年もたのんまっせー!色々送ってくれて有難う!!
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
あ〜〜、やっと言えた。
こんなに長い間、日記を書けなくなるなんて初めてのこと。クリスマスイブからずっと、気が付けば年が明けて、もう二日だぜ。おばちゃんはほとほと疲れました。
今少し前に戻りました。時間は二日になったばかりの午前二時過ぎです。剛ちゃんは昨夜に引き続き三時近くなりそう。私も今日は、朝の7時から今まで部屋にいたのは40分ぐらい。朝夕合わせて15時間程やったかな。ちなみにそれぐらいだと1日を通して何回散歩をするのかというと、色々な組み合わせがありますが、私だけで大体40回ぐらいの散歩です。
他、食事を運ぶこと、数十回往復。又食後のお皿回収とかお水汲みとか、モーフやカーテンを運んだりするのですが、広いので一回の距離が30メートルぐらいはざらです。
夕方まではそんなに疲れてないような気がしてたけど、大晦日から二人で始めたので、昨夜も今も頭がぐらぐらして、胃がきりきりして、眠い・・・。
元旦早々、畠山夫妻が手伝いに来てくれた。(涙)こちらも私達同様、大晦日もクソも(失礼!)なかったらしい。おせちどころか正月らしいことは飾りも雑煮も何一つない。「普通に昨日、今日、明日だよね」って頷きあった。
フッフッフッフ・・・(出たぁ!)そんな事もあろうかと、お陰さまで、セブンイレブンでおせち料理の三段重を買っておいたのだッ!!!!うちだってこれ以外はにゃにもにゃい。でも、ボラちゃん達からお餅とかおしることかもらったよ。お菓子とか色々ね。有難う。
ドッグランの中に入って、青空テーブル作って(パレットにベニアを載せて、シーツをかぶせてテーブル代わり。)皆でおせちを食べた。愉快だったよ。
だって、畠ワンチームが子犬を10匹連れて来たんだ。みんな、こんなに広い外に出るのは初めてで、まるでピクニックに来たみたいにはしゃいでた。小さいからテーブルには届かなくって、廻りをうろちょろしてすっごく可愛かった。この前近所の見知らぬおっさんが連れてきた子達も見違えるほど大きくなって・・・・、他は工場でノラをやってた子が産んだのとか、様々でした。
ドッグランはまだ完成してないけど、ほぼ使えます!!ほんと間に合って、大助かり。
こないだの長雨には参ったよ。しかも冬なのにかなりのザーザーぶり。それを日記に書こうと思っていたら、翌日は大の苦手の強風が吹き荒れて、こっちの方がひどかった。でも、ザーザー降りの雨の夜中、剛ちゃんが車を移動しようと思ったら雷と共に動かなくなった。
今も年末年始で修理が出来なくて止まったまま。おまけにタイヤもパンクした。そんなことになったら大変。ディーラーには代車もないとのことで、急遽思いついて、車を売ってくれた人と仲良くしていたので、連絡したら代車を無料で提供してくれた。ほんとにラッキーだったよ。
でも、この忙しいのに光君と電車で代車を取りに行ったり、急に奥歯のかぶせてあった物が取れてしまって歯医者にも行った。はるちゃんが休みに入る前に急いでハウスの修繕をした。光君が休みに入る前に急ぎで、ケージにカーテンだけじゃなくてビニールをかけて温室状態にした。ビニールは幅2mの長さ4mのを前から何枚も買っておいたのに、全然やる時間がなかったんだ。
だから、二人きりで世話が始まる前から大忙し、すでに疲れてた。で、いよいよ大晦日からスタートしたんだけど、その前の晩、寝ながら何故か昔懐かしいビートルズの曲を聴いて、さめざめ泣いた。涙がたまってるんだ。悲しいわけじゃない。あまりにごちゃごちゃと毎日が過ぎていくから、時々本能的に覚悟の仕切り直しをするのだと思う。
涙と共にすべてを洗い流して、さあああああアアッッ!!原点に戻るんだぁぁ!!
よし!二人でやってやろうじゃないか、それが基本だよ!。そういう場合は、半永久的に終わらないような気がする気の遠くなるようなワンの世話は無心にならないと出来ない。もうすぐ終わるとか、あとどれぐらいとか考えると辛くなって続かない。それに、順番を待っているわんに差別をしているようで可哀想だからそういう考え方はしない。黙々とやる。もちろんワン達とのお話は欠かせない。
延々やってやってやりぬいて、気が付いたら終わっていた、と云う具合にしないと何日も出来ないからね。もう慣れてるよ。真剣勝負の時にはお風呂にも入らないんだ。気を抜くとこれまた続かない。だから、足掛け風呂に入ってねぇ。きったねぇ。今日、畠山さんの前で何気なく顔を拭いたら真っ黒だった。いいんだいいんだ・・・。
じゃ、明日も頑張るねーー。今度はもっと早く日記書くから見てねぇ。そういえば先週の木曜に上京したとき、頑張ってHPの写真を千秋ちゃんと編集したんだ。ちゃんと下君が元旦に更新してくれた。嬉しかった。可愛い子が沢山出てるから見てね。
そうだ今日、新年早々里親さん希望の人たちが見えた。ジャスミンが養女になりそう。・・・そんなお話は又今度ね。今度とお化けは出たことないなんていわないで、気を長くして待っててね。私だって、三年前から毎年紅白歌合戦をビデオに撮ってるのに未だにどれも見てないんだ、気長にいつか見るつもり。
・・・三時になったのに、剛ちゃんはまだ戻ってこない。とにかく、おめでとう。本年もたのんまっせー!色々送ってくれて有難う!!
Yasuko(←クリックすれば、メールが送れます)
chupiwanwan at 03:06|Permalink