前回の葛葉では物足りなさが否めなかったということで、今回は半ランクだけ難易度が高いモミソ沢に行ってきた。 


今回は前回よりも写真がありません^^^^^     



防水カメラ買うまで勘弁して・・・



【日時】
2015年11月8日(日)



【場所】
神奈川県 丹沢 




【メンバー】
ホリベ TAKASHI オーツカシ スミス (2)




【活動報告】

当初は本間沢に行く予定だったのだが天気予報は生憎の雨。 ならばほとんど水のないモミソに行こう、っちゅーことで既に一度遡行済みのTAKASHIが渋っているのを押し切り、モミソに決定した。


当日、朝起きたら「これ行くのか・・・?」レベルの雨。しかし、LINEに通知は無い。むむむ、意識たけぇな・・・と感心しつつ、例によって例によって例の如くFIT号で朝8時に部室に向かう。するとオーツカシが私と全く同じタイミングでチャリンコで登場。 するとすかさず部室の窓が開き太陽のような顔をしたTAKASHIの姿が。
「おはよう!」 と眩しい笑顔を浮かべながらオーツカシに挨拶していた。
因みにオーツカシは今回のメンバーの誰とも一緒に活動したことがない。
特にTAKASHIとはあまり会話もしたことがないはずである。あの挨拶はTAKASHIなりの気配りであったのだろうと私は確信している。



サッサと荷物を積み出発する。 余談だが、我が家のFIT号は買い取りの査定に出したら2万だか3万だかの値を宣告された代物であり、カーナビは動かないし、ラジオも聞けない。それ故携帯をつないで音楽を聴くなんてことも勿論出来ない。 私は仕方なくこのご時世にCDで音楽を流していたのだが、つい先日CDすら流せなくなってしまった。もうあのアメリカンヒットチャートは聴けないのだ・・・ 悲しい限りである。 そんな中私は遂にiPhoneに2年間渋り続けていたGoogleMapをINSTALLした。これにより有料道路を使わないルートを検索出来るようになったのである。 もう道がわかんなくて高速乗っちゃうなんてことも無くなるだろう。


丹沢で沢登りをする人なら一度は通ったことがあるであろう、例の糞悪路林道をガタガタと走り、鳥尾山登山道入り口の駐車スペースに車を停める。 着いた時点で凄い濃霧! IMG_4193




































雨も普通に降ってるし、コンディションはお世辞にも良いとは言えない中、入渓地点まで歩く。




11:50 入渓

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肝心の沢が写ってないじゃないか! 

これが有名な懸垂岩である。これのすぐ左側に隣接する形でモミソ沢への入渓地点があります。





遡行中の写真は一枚もありません。 雨降ってたし、寒かったし、一々携帯取り出すのめんどくさ・・・  危ないし・・・   ね?

    




反省してます。







モミソを遡行したことがある人達から、「あっという間に終わるし、そんなに面白くない」との意見をボチボチ聞いていた為、あまり期待していなかったのだが、いざ入渓すると序盤からゴルジュで薄暗く、秘境感は◎ また、ちょっとした小滝が連続しつつも、ほとんど濡れることがなく、とても楽しい沢であった。恐らく11月だからこそ楽しいと感じられたのだろう。暑い時に来たら確かに少しイライラするかもしれない。  

核心部である大滝12mは私は直登出来ず。最後の一歩が出せず、左に逃げた。ホリベは残置を使ったが直登。オーツカシは巻き、TAKASHIは最後に私たちの支えをちょっと借りつつ登った。 私がザイルいらないと言って登り始めてしまったのだが、ザイルワークの経験を積むという意味でもザイルは出すべきであった。 反省している。 勿論スリングは使用した。ホリベは残置を使ったことを強く後悔していた。


また、途中の小滝ではヒヤッとする場面があった。もっと慎重に登ろう。



最後の大滝を越えて、すぐに右につめた。 5分とかからずに尾根に出ることができ、下山も沢自体が短いため30分もかからなかったのではなかろうか。


13:20 入渓地点の懸垂岩真上に到着。
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うーむ、イマイチ高度感が伝わらないですね。





















折角なので懸垂下降の練習。今夏、懸垂下降様には大変お世話になったため流石に私とホリベは問題ないが、現地であまりやったことのないTAKASHIはかなり手こずっていた。そして何とオーツカシは一度も練習したことがないとのこと。ぶっつけ現地である。
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懸垂下降を目前に顔がやや引きつっているオーツカシ。



















我らがCL、ホリベの指導を受け、後ろでは私が見守り、下では既に降りたTAKASHIがボーっと見上げる中、オーツカシの初懸垂下降は・・・!?







無理でした。   そりゃね、ぶっつけ現地は怖いよ。 ましてかなりの雨。





が、ホリベの提案で少しだけ降りて足場が良く、比較的角度が緩いところから始めたところ、懸垂下降において最初にして最大関門である全体重をザイルに預ける、ということが何とか出来たようで、ぎこちないながらもスルスルと降りて行った。  




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教官ホリベ。  ちょっとは高度感伝わるかな・・・?




















全員降りた後、ホリベがトップ、セカンドの役割を教える、と言い、ホリベがトップ役、私がセカンド役で懸垂岩を登った。 それにしてもこの男、一体いつの間にこんなこと出来る&覚えたんだ!? と驚くぐらい詳しくなっている。先輩に頼り切っていた私とは雲泥の差である。 この日、私は深く反省し、部室から沢の本を家に持って帰ったのであった。






懸垂岩での練習も無事終え、帰宅。
帰りの車内ではオーツカシが「TAKASHIのことを良く知るいい機会だ」と、好きな食べ物は何なのか、トランクス派なのか、ボクサー派なのか、挙句にはブリーフはいつ頃まではいていたのかという質問をするまでに及んだが、ホリベが代弁でほとんど正解していた。