いろいろ鑑賞
2011年03月23日
2011年03月02日
『ヒアアフター』

それぞれに悩みを持つ3人のストーリーが交わることなく並行に進み、最後に奇跡的に絡み合い、各自苦しみから解放される。そんな話。
死後の世界とかスピリチュアルをモチーフにしているけど、うさん臭いオカルトという感じではなく、素直に観られた。
「どのように生きるか」みたいな、生きている人間/現世サイドに視点が置かれていたからだと思う。
最後のオチがちょっと唐突で、「んん?」と悩んだところではあるけれど、でもまあ、全体的には良かった。
イギリス少年役の子役くんが なかなかの“不幸ヅラ”で、顔だけで泣かせ度3割増し。
2011年02月13日
『ハーブ&ドロシー』

自分たちが楽しむために作品を買い、それ売って利益を出そうとはしなかった彼ら。2人そろって長い年月をブレなく過ごす その信念がすごい。
夫婦の趣味が合っていたことも、幸いだっただろう。お互いの理解がなければ、あんな生活ムリだ。
(多少は妻が夫に合わせてあげていた…という気がするけど)
そして、この夫婦の“ちんまり、かわいらしい”外見・雰囲気が、この映画にずいぶんプラスになっていると思った。
ほのぼの感を底上げ。
なかなか興味深かった。
ま、映画館じゃなくてもよかったけどな。
2011年02月11日
『皇帝ペンギン』

ドキュメンタリーなんだけど…。
映画としてメリハリをつけるためなのか、ペンギンを擬人化したナレーションが入っていて、それが非常に気になった。
主役となるペンギンのペアが、営巣地でのカップリングやら・交尾やら・産卵やら・子育てやら、やたら詩的に語る語る。
しかもそれがフランス語なものだから、過剰に“大人の愛の物語”を感じさせられて違和感。
じゃあ別の言語ならよかったのかといえば、そうではなく、もっとピシっとドキュメンタリーに徹してほしかった。
まあ、映像は美しかったからよかったんだけど。
なのでなおさらもったいなく思う。
ペンギンに、鳥類に つらつらと人生を語られてもって感じ。
どっさりポートレート

タイトル通り、ほぼ自画像。
もちろん制作された時代やジャンルによって表現方法は違うのだけど、本当に、顔ばっかり。
人物画が好きなわたしでも、ちょっと飽きそうだった。
まあ、テーマとしてはおもしろいと思うが。
今日は雪が積もるくらいの寒さで、出かけるなんてどうかしてるかと思ったけど、美術館の来館者は意外と多かった。
3連休の初日で、ついどこかに出かけたくなるというものか。
2011年01月30日
陶器鑑賞

陶器にはそれほど大きな関心はないのだけど、数人から勧められたので行ってみたら、予想以上に楽しめた。
作品が美しく、ユニークで、そして身近に感じられた。使うところが想像できるというか。(もちろん実際には、身近でも何でもない 貴重なものだろうけど)
思いがけず良いものが見られて満足。
が、しかし。
館内には、おしゃべりが気になる人がちらほらと。
年配女性グループの2〜3組は、特にひどかった。大体が陶芸をたしなんでいる人で、
「あらー、あれいいねえ〜、ねっ」
「わたしにはあれができないのよねぇ」
「今度あんなのつくるわぁ、ねっ、素敵よねぇ」
とか何とか、エンドレス。
その場で思ったことを言い合いたいのはわかるけど…せめて声のボリューム下げてくださいよ。と願わずにはいられなかった。
2011年01月23日
すごいよフジオ

わたしはこの展覧会の開催自体を知らなかったのだけど、行ってみたら、幅広い客層でなかなかの盛況っぷりだった。
中でも50代くらいの男性がいちばん楽しんでいるように見え、赤塚マンガに詳しくないわたしは、それがちょっとうらやましかった。
しかし、詳しくなくても感じる破壊力。
今の商業誌では無理そうな実験的な表現がアリだった当時は、懐が深かったということなのだろうか?
各界著名人やマンガ家による“シェー!”ポージング写真&イラストや、祖父江慎プロデュースの会場デザインもおもしろく、楽しめた。
情報量が多すぎて疲れたけど。
異常なほどに充実していたグッズの中には、バカボンパパやレレレのおじさん等の受注生産フィギュアも。


これで41歳……まじか。
2010年12月29日
冬フェスへ


昨年に続き、FM802主催の“冬フェス”『RADIO CRAZY』へ。
奥田民生と斉藤和義を目当てに、年末の忙しげな時期に ほいほいインテックス大阪まで行ったのだ。遠いよ南港。
怒髪天が、なかなかおもしろかった。
よく知らないOKAMOTO'Sも、わりと良かった。
布袋寅泰はデカかった。
どの曲も同じに聴こえたザ・クロマニヨンズ。
奥田民生、顔まわりの肉付きが気になった。
斉藤和義は、ライブじゃなくてもいいような気も。
なんだか怖かったCocco。
etc.…
トータルで、けっこう満喫できた。
“フェス”は、いろんなミュージシャンのライブを見られるから好きだ。
しかし、当日券が出ていたようだし、興行的にはどうだったんだろうか。
来年は開催されるか…?
2010年11月14日
ライブで発散
大阪・中津の中津芸術文化村ピエロハーバーでのダンスミュージック ライブイベント『ROVO presents MDT Festival in OSAKA 2010』(出演/ROVO、REI HARAKAMI、neco眠る、AUTORA)へ。
どの出演者もロクに知らずに参加したのだけど、よかった。
トランスっぽい音楽のライブは、聴いて・身体を動かして・ぼんやりして、なかなか気持ちがよい。
17:00開演のこのイベント、終わったのは22:00。
5時間に及んでいた。
3700円(別途ドリンク代)のチケット代は、コストパフォーマンス良すぎだ。
しかし、相当つかれました…長すぎる。
どの出演者もロクに知らずに参加したのだけど、よかった。
トランスっぽい音楽のライブは、聴いて・身体を動かして・ぼんやりして、なかなか気持ちがよい。
17:00開演のこのイベント、終わったのは22:00。
5時間に及んでいた。
3700円(別途ドリンク代)のチケット代は、コストパフォーマンス良すぎだ。
しかし、相当つかれました…長すぎる。
2010年11月04日
神戸でスイスの美術鑑賞

日本初公開のヨーロッパ近現代美術作品が展示されていて、派手さはないけど、わりと見応えがあっておもしろかった。ボリュームもちょうどいい感じで。
展示の最後にヴィンタートゥール美術館の地図があったんだけど、“最寄り駅から半径300m”みたいな詳細地図だった。
神戸でそんなもの見せられても…。
間違ってはいないけど、ある意味 現実的ではないその様子が、ちょっとおかしかった。
2010年10月30日
ちいさな観劇
チケットがもらえたので、軽い気持ちでお芝居を鑑賞。
TEAM 54 PRODUCE 3x3=3『待ち時間。』
出演:前田耕陽、中川浩三、副島新吾(3人芝居だ)
映画撮影の合間の待ち時間に、ぱっとしない3人の役者が楽屋でお互いや自分自身に向き合ったりする…というようなシチュエーションコメディ。
心に残る という感じではないけど、思っていたよりもおもしろかった。
場所は心斎橋の小さなフリースペースで、座席数30くらい、ステージは2mほど先の至近距離という、超ちんまり濃密空間だった。
きっとファンならたまらない感じだろう。
わたしは“男闘呼組”前田耕陽しか知らなかったけど。
TEAM 54 PRODUCE 3x3=3『待ち時間。』
出演:前田耕陽、中川浩三、副島新吾(3人芝居だ)
映画撮影の合間の待ち時間に、ぱっとしない3人の役者が楽屋でお互いや自分自身に向き合ったりする…というようなシチュエーションコメディ。
心に残る という感じではないけど、思っていたよりもおもしろかった。
場所は心斎橋の小さなフリースペースで、座席数30くらい、ステージは2mほど先の至近距離という、超ちんまり濃密空間だった。
きっとファンならたまらない感じだろう。
わたしは“男闘呼組”前田耕陽しか知らなかったけど。
2010年10月28日
執念を感じる細密さ

16世紀ネーデルラントの画家による、ことわざや聖書、市井の人々の生活などをテーマにした版画の作品展で、それはもう予想をこえるおもしろさだった。
作品には風刺や皮肉がきいていたり、“キモかわいい”ちっこい怪物が描かれていたり、わたしのツボを押さえまくり。
展示点数がわりと多くて、観終わったときには、まあまあヘトヘトだった。
もう一度観にいこうかしら。
そしてこれは、ミュージアムショップで売られていた、作品中に登場する“キモかわいい”ちっこい怪物のフィギュア。

ひとつは自ら衝動買い。
もうひとつは同行の友人からのプレゼントだ。
友人、わたしの好みを押さえてらっしゃる。
あー、かわいいわぁ。
2010年10月24日
2010年10月22日
夜中のドラマ
わたしとしては珍しく、ドラマを観ている。マンガが原作の『闇金ウシジマくん』。
キャストを知ったときには違和感があったけど、山田孝之は思ったよりは悪くない…ような気がする。まだ放送2回目でよく分からないけど。
ドラマ自体は、マンガほどのパンチはないように思うけど(仕方ないか)、取りあえずもうしばらくは鑑賞しようか。
で、このドラマのスポンサーのひとつが、過払い請求を促す法律事務所なのだが。
ドラマとリンクし過ぎというか何と言うか、はまり過ぎて、なんか やらしい。
で、公式サイトから観られるスピンオフドラマが、ものすごいのでゼヒ。
なかなか正視に耐えません。
どういう基準で仕事を選んでいるんだろうか、ホリエモン。
キャストを知ったときには違和感があったけど、山田孝之は思ったよりは悪くない…ような気がする。まだ放送2回目でよく分からないけど。
ドラマ自体は、マンガほどのパンチはないように思うけど(仕方ないか)、取りあえずもうしばらくは鑑賞しようか。
で、このドラマのスポンサーのひとつが、過払い請求を促す法律事務所なのだが。
ドラマとリンクし過ぎというか何と言うか、はまり過ぎて、なんか やらしい。
で、公式サイトから観られるスピンオフドラマが、ものすごいのでゼヒ。
なかなか正視に耐えません。
どういう基準で仕事を選んでいるんだろうか、ホリエモン。
2010年10月16日
意外と来館者が多かったマン・レイ展

今まで見たことなかったカラー写真が、なんだか興味深かった。
全体的には、まあまあ…かな。展示点数が多くて、ちょっと疲れた。
偶然、小説家・平野啓一郎の講演会があったので参加してみたのだが。
寝てる人があちこちに。
わたしの前列なんか、4人中3人が、並んでゆらゆらとすごい舟を漕いでいて、なんだかドキドキした。「ごめん、平野啓一郎さん(よく知らんけど)」て感じで。
もちろんわたしも、意識を失った…。
14時〜15時という時間帯が悪すぎるよな。などと言い訳。
2010年10月15日
2010年10月11日
伊丹にてアート

デザイナー、アートディレクター、絵本作家、旅行家、それぞれの側面からの作品が、予想以上にどっさり展示されていた。
かわいい、かっこいい、シニカル。
それらを「あー……この人すごいなー………」と、あほみたいにひたすら感心しながら見た。
満足。
ミュージアムショップで売られていた絵本『ぐるんぱのようちえん』が、あまりに懐かしく、買いそうに。「家中を探せば出てくるかも」と思いとどまる。
しかし今日いちばんの驚きは、わたしがほとんど訪れない街で、比較的ジミな美術館のジミな企画展で、ごぶさたの友人とバッタリ会ったことだ。
偶然すぎる。
2010年09月25日
2010年09月24日
2010年09月22日
2010年09月20日
昆虫細密画
大丸心斎橋店で開催中の『虫と花を描きつづけた細密画家 プチファーブル 熊田千佳慕展』を鑑賞。
ものすごい細かさに、ただただ「スゲー…」とつぶやいてばかりだった。
きれいで、リアルで、時にシュールで、なかなかおもしろかった。
それにしても、熊田千佳慕氏のこの風貌。

“ザ・おじいさん”だ。
おじいに弱いわたしの心の琴線に触れまくり。
ものすごい細かさに、ただただ「スゲー…」とつぶやいてばかりだった。
きれいで、リアルで、時にシュールで、なかなかおもしろかった。
それにしても、熊田千佳慕氏のこの風貌。

“ザ・おじいさん”だ。
おじいに弱いわたしの心の琴線に触れまくり。
2010年09月18日
今ごろ花火大会(ただし録画)
『秋田大曲 全国花火競技大会2010』を見た。
8月末に開催され、NHKハイビジョンで生中継放送された番組。頼んで録画してもらっていたものを、やっと見たのだ。
花火は基本的に真夏が似合う。
花火は基本的にナマで楽しむもの。
…ということが、見てわかった。改めて。
おもしろくなかったわけではないが、なんだか微妙に生じるフラストレーション。
迫力という点では、テレビではどうしようもないのだった。
いつか現地で見てみたい。
遠いし高そうだし、なかなか気軽には行けなさそうだけど。
8月末に開催され、NHKハイビジョンで生中継放送された番組。頼んで録画してもらっていたものを、やっと見たのだ。
花火は基本的に真夏が似合う。
花火は基本的にナマで楽しむもの。
…ということが、見てわかった。改めて。
おもしろくなかったわけではないが、なんだか微妙に生じるフラストレーション。
迫力という点では、テレビではどうしようもないのだった。
いつか現地で見てみたい。
遠いし高そうだし、なかなか気軽には行けなさそうだけど。