2022年05月16日
コミュニケーション広場
2022年05月12日
今を生きればいい
2022年05月09日
心に残るはなし 1
おはようございます。
今日の担当は、
いつもは木曜日に登場の柳原です。
これまで、
東京ウィメンズプラザで行った
コミュニケーション広場で
参加された方々にお渡しした資料の中から
心に残る話
(残ったりお役に立つといいんですが・・・)
をご紹介したいと思います。
あのときの「ノート」
長男の私は、家への仕送りが必要だった中学2年のときには、すでに新聞専売所に下宿していた。給料を送金するときの、母の安堵する顔を思い浮かべることが、私の幸せだった。
生活のすべてに困窮していた。たった一つだけ満たされていたのは「紙」だった。新聞店には広告紙配達の依頼が絶え間なくある。これがうれしかった。広告紙裏面に白いものがあれば店主に頼み、いつも50枚ほどは分けてもらった。綴じてノートの代用品とし、全部の学科が広告紙の裏だった。紙質も鉛筆の滑りも悪く、でも贅沢を言うことはなかった。
2年生の7月、定期試験が終わってすぐに、体育の先生から全員に「ノート」の提出を求められた。広告紙の裏をノート代わりにしている私は思わず体が震えた。誰にも知られたくない貧しさの秘密だった。提出は恥のさらし者になる。何の名案もない。覚悟し職員室にそのノートを持参して、先生に一切の事情を打ち明けた。無言で聞いてくれた。悔しさと異常な羞恥心で涙したあの日。
後日、ノートの返却があった。私の「ノート」は新品のバインダーに綴じられて、3冊の真新しいノートが入れてあった。「整然としています」と採点記載があり、最後に「絶対に負けるな!」と力強い大きな文字が記されていた。その用紙は今も手元にある。
3冊のノートはあまりにも貴重で使用できず、一緒に人生を歩んできた。大切な宝物となった。生涯忘れられぬ先生との出会いがあった。
愛知県 74歳
産経新聞 2019年05月11日 より
2022年05月05日
普通って?
おはようございます。
今日の担当は、柳原です。
先日、ある方と話していた時
「普通って何でしょうね?」
というところから
いろいろ話が盛り上がりました。
普通って?
「普通だよ〜」と言っている人が
当たり前と思っていること。
そうあるべきと思っていること。
普通って?
何となく自分以外の大勢と
同じにしてるっていうこと。
同じにするよう、
暗に求められているような感じ。
普通でいれば何となく安心
と感じる人もいるよね。
普通じゃないと思われたら、
いじめられるかな・・・
普通って?
学校で
「みんな違って、みんないい」とか
言われるわりには、
違っていると注意される。
先生が思う普通にしろと?
多様性を尊重とか共生とか
そう言われてる中で、普通って何だろう。
普通って?
中学生の時
授業中に騒いでいて
授業担当の先生に生意気な口をきいたとき
先生が大きな声で
「ふつうにやれえええ〜!!」と。
普通でないことはいけないこと?
普通であることに、どのような良さがあるのか。
普通であることのメリットとデメリットは?
普通であることから、私たちが手にするものは?
普通によって、逆に失うものは?
息子が母親に泣いて語った。
中学の先生から
「なんでお前は、みんなと違うことをするんだ。
なんで普通じゃないんだ」
と言われたと。
息子は泣いた。
「ママ、僕も、普通の人になりたいよ」
その言葉を聞いて、母も涙。
普通って、言葉で言うほど、
世の中同じばかりじゃない。
いいとか悪いとか二極化するのは
それはそれでどうかと思うけれど
普通という言葉で括ることで
その中に入らない誰かや何かを
下に見ていたり、問題扱いしてはいないか?
みなさんは、「普通」という言葉について
どんなイメージをお持ちでしょう。
この言葉から何か思い出される体験はありますか。
この「普通」について
私たちの研究会が毎月開催している
コミュニケーション広場で
2022年05月02日
朗読劇
おはようございます。今日の担当は佐藤昌宏です。
昨年からいろいろと新しいことに挑戦しているのですが
その中に「朗読劇」があります。
与えられた役割を表現することは
自分の経験上、得意ではないと思っています。
喜怒哀楽を表現することが恥ずかしいことだと
自分の中で思っているからです。
実際に朗読劇の練習の時には
もっと大きな声で大げさに!
とアドバイスをもらう場合があります。
感情を大げさに表現することに戸惑いがあります。
でも、恥ずかしさを忘れて感情を爆発させると
気もちがスッと軽くなることに気づきました。
まだまだ、不得意であることには変わりありませんが
新たな自分の可能性を見つけることは楽しいです。
この年になってからの習い事は
なかなか上達しないと思いますが、
これからの人生では、今が一番若いといわれます。
下手は下手なりに楽しんでいこうと思います。
2022年04月28日
与えること、受け取ること
だれもが、荷物を何も持たずにあの世に行くのですから。
2022年04月25日
地中海食
地中海食
今日の担当は北村です。
私が通院している内科医は、医者には珍しい料理研究家だ。病院のスタッフは院長の他、奥様も料理の先生で、他に普通の看護師、内科の医院では珍しく、栄養士ガいて、患者の栄養相談を担当している。
医者とは長いお付き合いだ。在職当時、会社の産業医として、私の定年退職後は患者として、
30年以上のお付き合いだ。
病院を立ち上げる前は、大学病院に勤めており定年後に自分の病院を立ち上げたが、今の病院は、道楽みたいなもので、大学病院でできなかったことを、したいとと治療の中心に
栄養学を据え、地中海食を長年研究テーマとしており、毎年夏休みの時期にはイタリアで開かれる地中海食の学会に奥様と出かける。
地中海食は、一般的にオリーブオイル、穀類、ナッツ、野菜、魚に富んでいる。また、適度な量の赤ワインは良いが、肉類、高脂肪酪農製品、赤ワイン以外のアルコールは制限されている。地中海食という名称は、地中海に面している16の国々における伝統的食文化に由来する。地中海食を食べる人たちは、標準的なアメリカの料理を食べる人たちと比べて、飽和脂肪の摂取量が少なく、繊維の摂取量は多い。研究によると、地中海式ダイエットを続けた人たちは、高蛋白室ダイエットまたは低脂肪ダイエットのいずれかを続けた人たちよりも、2年間で、より体重が減少した事が示されている。
しかしながら、地中海食には脂肪由来のカロリーが多く含まれていることから、地中海諸国で増加している肥満問題の原因になっている。
良いこととしては、カロリーの大部分が、オリーブオイルに含まれている一価不飽和脂肪は、
動物性食品由来の飽和脂肪ほどコレステロール値を上昇させないからである。
その結果、地中海諸国における心臓疾患の発生は、アメリカより低くなっている。
また、地中海食を食べることによって、がん、パーキンソン病、アルツハイマー病のリスクが低下するという証拠も示されているが、心臓疾患による死亡者数を減少させることができるかとができるかについては、さらなる研究がひつようであると医師は言っています。
通院しているクリニックでは、2,3か月に一回、食事会が開かれます。クリニックを開院する際、病院内の机はすべて電子調理台となるよう工夫され、通院患者だれでもわずかな費用で医師ご夫妻による料理の解説が行われ、あまり料理は得意でない私も、勉強しています。
2022年04月21日
ネットで出合う情報
おはようございます。
今日の担当は、柳原です。
ネットをのぞいていると
ものすごい量の情報が
目に入るのを感じます。
家で仕事していて
PCの画面でちょっと調べ物を
していたりしても
そこにいろいろなニュースが表示されて
ついついそちらに目移りする。
PCの情報やその表示というのは
そうなるように
作られてるのだそうですね。
あぶない、あぶない!
以前は、新聞やテレビで
多くの情報に触れていても
家庭や職場、学校など
自分が身を置く場所での経験の方が
情報の分量や重みが多かったように感じます。
直に他人と触れるので
起こっている出来事の
表面だけでなく裏側も
また、出来事の重みも理解できる。
現場にいる、あるいは
それと近いところにいるからこその
「空気」も感じられる。
けれど、今のようなネットからの
情報に触れることが増えたり
人によってはネット依存なんて
いうような状態になっていると、
また、新聞読まない、テレビ見ない、
だけどSNSはたっぷり、
おまけに人との対面の機会は少ない
となると、
自分の目の前でないところで
起こっていることに触れたり
引き込まれることが多くなって
気が付くと、
当事者としてかかわる体験が減り
批評ばかりするようになるのでは。
(情報の発信者には
それぞれの発信の意図があるので
実際に起きていることと
それに直面して発信者が感じたことが
混在して分かりにくいことがあります。)
それが昨今の、SNSでの多くの誹謗中傷と
関係があるのではと感じる今日この頃です。
2022年04月18日
『春バテ』予防
今日の担当は山村です。
『春バテ』という言葉、ご存じですか?
え?夏バテの間違いじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
夏の暑さで食欲が低下し栄養不足になったり、暑さで睡眠不足になったり、汗をかいて脱水になったりするのが夏バテです。
『春バテ』とは冬から春にかけての季節の変わり目で、なぜか体調を崩してしまうことを表しているそうです。
症状としては、身体のだるさ、昼間も眠気が続く、肩こりや頭痛が悪化する、なんとなく憂鬱だったりイライラしたりするなど。
病院へ行くほどではないけれど、何となく不調というような感じです。
どうですか?皆さんは大丈夫ですか?
この『春バテ』の原因は、1年で最も大きくなる寒暖差と環境の変化による自律神経の不調からくるものだそうです。
あと、花粉症のある方は、花粉によるくしゃみや目のかゆみもストレスになりますし、入学や転居、昇進など、たとえ嬉しいことであったとしても、環境の変化は気づかないうちにストレスになっているかもしれません。
ましてや、今は新型コロナウイルスの感染状況もストレスですよね。
この『春バテ』を予防するためには、気温差による身体への影響をできるだけ小さくするための工夫が必要です。
例えば、朝晩は比較的まだ寒い日もあるので、羽織る物を一枚余分に持ってでかけるとか、重ね着をして、気温にあわせて着ている物を調節したり、毎晩お風呂で身体を芯から温めてから眠ることなどが効果的です。
自律神経の働きを整えるために、睡眠や食事の時間など、平日も休日も生活のリズムを一定にするのも良いそうです。
休日、予定が無いとついつい寝過ごして、起きたら昼だったというようなこと、いわゆる寝だめは身体にとってはストレスになるんですって。
休日一度目が覚めて、もう一度ウトウト出来るって幸せですけどね。
食事も旬のものをいただいて、バランス良く取れると良いですね。
頭に入ってくるとネガティブになりがちな情報を極力減らすことも予防の一つです。
新しい環境に慣れるまでは、あんまり最初から頑張りすぎないように、70点ぐらいでOKと思うようにしたり、周りの人にお願いすることを試してみたり、ちゃんと自分を優先して上手にサボったりできると良いのではないでしょうか?
頑張り屋さんは要注意ですね。
春バテを甘く見て放置すると、『五月病』というゴールデンウィーク後に起こる軽い鬱的な気分に見舞われる症状につながりやすいのだそうです。
なので、この『春バテ』に早く気づいて対処することが大切です。
『春バテ』予防のために、今日はいつもよりちょっとだけ早く帰宅して、のんびり、自分のための時間を過ごしてみませんか?