2007年05月

2007年05月31日

キレる

今日の担当は長谷川英輔です。

 

昔、「あの人は切れる人だ」といえば、頭の回転が早く、冷静に的確な判断が出来る人」という褒め言葉でしたが、いつの間にか「突然感情的に爆発する」という、寧ろ反対の意味を表す言葉となってしまいました。

 

キレやすい若者や子どもが近年増加傾向にあることは私たちの心配事の一つです。今日はこの「キレる」ということについてお話します。

 

そもそも野生の動物は常に感覚を研ぎ澄ませて、身の安全に注意を払っています。眼の前に何かが現れた時、彼らは咄嗟にそれが敵か味方か、あるいは自分の空腹を満たすものかなどを判断し、行動を起こします。「戦う」のか「逃げる」のかいずれにせよその行動は強く、素早く、激しいものである必要があります。動物がこの激しい行動を生み出す源は「怒り」とか「恐れ」という本能的な感情の「情動」といわれるものす。眼や耳などの感覚器官からそれを知らせる信号が入ると、すぐに「視床」や「扁桃核」というところに信号が流れて、瞬時に情動が生まれ、脳が高い興奮状態となって、体中の筋肉に強い信号を出し、素早く行動を起こす仕組みになっています。

 

人間にもこの仕組みが残っています。以前にお話しましたが、人間にも「古い脳」と言われる、動物と同じ仕組みの脳があるからです。

 

私たちも「怒り」「不安」「喜び」などの「情動」が生まれると、「強い行動」が興ります。しかし私たち人間は多くの場合、感情に任せて行動は起こしません。いちいち動物のように反応していては、周囲から信頼も尊敬も得られず、生きて行けないので「我慢する」という能力を身につけました。自分の本能的欲求をコントロールできるということです。

 

人間は長い進化の過程の中で、古い脳の上に「新しい脳」を発達させて来ました。この新しい脳が「記憶」「学習」「言語」「創造」などの人間特有の知的働きを生んでいるわけですが、中でも最後に発達してきた「前頭連合野」という部分は「考える」「創造する」など、最も人間らしい仕事をするところです。前頭連合野のもう一つの重要な働きが今お話した本能的反応を「抑制する」ということです。

 

ところで、この新しい脳は人間が生まれたときにはほとんど白紙の状態で何の情報も入っていません。神経回路さえ出来上がっては居ません。生まれてから12歳くらいまで、新しい脳の神経回路はどんどん増え続け、脳が成長するのです。一方、赤ちゃんは生まれるとすぐに学習を始めます。赤ちゃんにとっては見るもの、聞くもの、触るもの、あらゆる体験が学習で、そこから得られる情報をどんどん神経回路に蓄積して人間としての脳を作り挙げて行くのです。人間は自分の脳を自分で作って行くのです。とは言え赤ちゃんには自分の体験を選ぶことは出来ません。親が与えた環境から学習するしかないのです。

 

前頭連合野も同じ方法でその能力を高めて行きます。

 

もし、前頭連合野の神経回路が十分に発達しないと、自分をコントロールする能力が発達せず、感情的反応を抑えることが出来ないことになります。「キレる」「キレ易い」とはこの状態を指します。

 

予防策としては「前頭連合野」をしっかり鍛えることです。

 

考えること、工夫すること、五感を一杯に使ってたくさんの情報を取り入れること、人とたくさんのコミュニケーションを交わすことなどが、脳を鍛えることになります。

 

出来上がったおもちゃやゲームで遊ぶよりも小枝やガラクタで遊ぶこと、家の中よりも外で、一人で居るよりも家族や友達と会話や遊びをすることが脳の発達に好ましい条件ということになります。

 

人とのコミュニケーションや自然との触れあいは脳を鍛えるために大変有効であることが、最近イロイロな実験を通じて科学的に次々と証明されて来ています。

 

子どもにこのような環境を与えることが昔は簡単に出来ましたが、今の日本の状況では保護者がかなり努力しないと十分に与えられなくなってしまいました。

 

以前に「ゲーム脳」のお話をしましたが、長時間テレビを見たり、コンピューターゲームに夢中になったりすることは、「前頭連合野を使わないための練習」です。特に3〜12才の子どもにとっては、四六時中が脳を鍛えるための貴重な練習時間です。何事も練習を重ねる人とさぼる人では力に差が生まれるのは当然の結果です。この問題は他人と比べる問題ではありませんが、人間が人間らしく健全に発達するために必要な練習時間は確保しなければなりません。日本の子どもたちの現状は全体的に練習不足の状況にあるようです。



milyeh63 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月30日

高校生と革靴

高校生とくつ

今日の担当は、門脇かおりです。

わたしは、小4から高3の生徒がいる学習塾を経営してます。

昨年の今頃、靴箱を見てあることに気づきました。
革靴が踏まれた状態で 履いている様子。
高1の男の子7人に 言いました。

『革靴は、男の顔です。
踏んで 履いてはいけません。
革靴は、自分で磨きなさい。
汚い革靴、磨かれていない革靴をはいている
サラリーマンをどうおもいますか?
営業マンで 革靴を踏んづけて歩いている人を見たことがありますか?
みんなが 大人になったとき、サラリーマンになったとき
どんな履き方をした男の人でいたいですか?』

確か こんなことを彼らに一方的に伝え、質問をしました。

先日、ふと 靴箱の靴に気づきました。

高1に言いました。

『だれも、踏んで履いてないね』

すると1人のこがにやっとしていいました。

『当然でしょ!』

ズボンを下げ気味であったり ワイシャツがでていたり・・・。した子達。

『ワイシャツ出ているよ』

『おっ・・チェックのパンツだね!』

・・・・・・・・・・・・・・・

コーチングを学び始めてから
怒らずに どう伝えたら変化するんだろうと考えました。
なんと言ったら この子達に伝わるんだろうと考えました。

私は、時々ものすごくせっかちになります。
早く変化を求めようとします。

今は、意識して 間を持とうと 心がけています。

それは、生徒達が自分で考えて 変化をおこそうと思い
変化するまでの時間だと思います。

頭も心もからだも ジェントルマンに育って欲しい。
そう、思っています。



kadoponta at 05:00|PermalinkTrackBack(0)門脇 かおり 

2007年05月29日

マニュアルに縛られない?

今日の担当は大石稜子です。

 

たった今、韓流のリメイク版「ホテリアー』

6話を見終わりました。

M&Aの危機にさらされてリストラが叫ばれる中、

ホテルの従業員がたった二人のお年寄りに

心づくしのサービスをするシーンがありました。

『このホテルはマニュアルに縛られないサービス・・・?』

が誇りであるとか・・?支配人の台詞が続きました。

 

コーチングもマニュアル通りのフローを意識し、

スキルだけをぽんぽん並べれば、

尋問・詰問になることがあるかもしれません。

愛だよ、愛が一番必要なんだよ

我が研究会の師匠、片山の声が聞こえそうです。

 

子どもの思いを生半可に聞き、

親が固定観念をマニュアルとして押し付けたら、

思春期に自我の破壊が起こるかもしれません。

 

30年も昔、画期的な生活協同組合が広がり始めました。

運営側も消費者側も意識が高く、

友人に誘われ、不便さを承知で食品を購入しました。

ある日その友人のところに届いたウインナーに

髪の毛が混入していました。

友人が電話で本部に報告すると、

「この組合のウインナーに髪の毛が混入するはずがない」

の一点張り。

高い理想を掲げた組織はまるで宗教化したようでした。

 

様々な機会に、マニュアルだけを信じる

危険性があるものなんですね。

 

この世に絶対なんてありえない。

常に良心と信念と愛をもって

可能性を求めて生きたいものですね。

 

そう、若返りだって可能かもしれません。

私、パラダイムというストッパーを外して

若返りに挑戦しようと思います。

 

「何のために?」と問われたら、

出会う人全てと自分の心地よさのために。

(息切れしないように)

 

今度お会いした時、

皆さん、シワシワでなく、

じわじわ若返るので気にしないでください。

それよりも何よりも、惚れないでくださいね。

私夫がいるんですから・・・おほほほほ 

 



ryokograndma007 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)大石 稜子 

2007年05月28日

「やってあたりまえ??」それ ほんと?

今日の担当は 佐伯裕美です。

「まーた ランドセルなげっぱなし いい加減にしなさい!」:◆「うるさいなー」

「忘れ物? またかい!まったく!!!」:「私って いつもこう・・・」
「宿題したの? いいかげんにして!」:「やりたくないんだよ・・・」

 

・・・・たった これだけの親の言動を読んだだけで「んー共感!!」

とか思っている方は多いのではないでしょうか?

 

そして・・それをちゃんとにやれていた時は?? どうですか?

 

・・・・・・・「やって あたりまえの事だから」⇒投げかけはなーし 

 

そんなことってありませんか?

 

「やってあたりまえ」それ ほんと?

子供の気持ちに立って 考えてみませんか?

 

もしお子さんが・・・

 

◆「あっ いけない ランドセルかたずけよ」

◆「今日は 忘れ物しなかった お母さんに面倒かけなくて良かったー」

◆「宿題 早く かたずけて お母さんをびっくりさせよ」

     

・・そんなふうに 思っていたら・・・それでも やってあたりまえ? 

 

さらに お母さんが その行動になんの反応も返さなかったら・・お子さ

 

んは どんなふうに思うでしょう?

 

がっかり? なーんだ・・・  もしくは自分がそんなふうに思ったこと

 

さえ直ぐに忘れて なんにも感じないかもしれません。

 

そう 忘れてしまうんです。そして また 同じ行動が繰り返されていくこと

 

になってしまうんですね。

お母さん 貴方はお子さんに どちらの感情を残したいのですか?

Aとお答えのお母さん・・・・それ ほんと?

 

Bとお答えのお母さん 「やってあたりまえ」の行動を見逃さないで下さい。

 

そして「〜ちゃーんとやれたね」「〜してくれてお母さんはうれしいよ」

 

きちんと 伝えてあげましょう。

  

その記憶がいっぱいになったとき 子供達はきちんとその行動を自分のも

のにしていくものなのではないでしょうか。

PS 夫婦円満の秘訣も同じかと どんな些細なことでも やってあたりまえと思い込むと やってくれないときに腹が立つ。

  些細なことにも「有難う」とさらりと言い合える そんな関係がいいですね。(^^)v



hs70523 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月27日

ワタル

 

今日の担当は、谷口 貴彦です。

 

今の社会人に求められる力に

「不測事態対応能力」があります。

つまり、指示や命令がなくても、自分で考えて行動の選択と

責任と勇気をもって動ける人です。

 

一言でいって、自律している人です。

 

コーチングの目的の一つに「クライアントが自律する」があります。

 

子どもとのコーチングも「将来の自律」をサポートしています。

 

それを、感動のストーリーで伝えてくれたもの

 

宮部みゆき さんの

「ブレイブストーリー」です。

 

映画より、原作を読むことをお勧めします。

 

アンテナを立てるところは、

主人公のワタルが、物語が進むにつれて、

自問していくところです。

この、自問が変わっていくことです。

 

最初ころの自問は「なんで僕だけこんな目にあうんだ?」

終わりころには「本当に、僕はそれを望んでいるのか?」

となっていくのです。

 

 

優れた人は、自分に対して

優れた質問をしていると言われます。

 

お勧めの一品です

 



coach7ps at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月26日

叱らずに次はどうしたらいいか気付かせる

今日の担当は山村です。

私は授業のオリエンテーションで必ずいくつかの約束を生徒としています。
例えば、忘れ物をしないとか
携帯電話は電源を切って鞄の中に入れるとか
机の上にジュースやお菓子を出さないとか
あたりまえのことなのですが、授業に参加する準備としてはどれも大切なこと。
ましてや最初にこれを怠ると注意をしても
「聞いてないもん〜!」などと生徒に言われてしまいます。(苦笑)

その日も
「先生、教科書忘れました。」とある生徒がやってきました。
「そうなんだ。授業の前に言いに来たのは嬉しいよ。」と私。

「それで、どうする?」と聞いてみた。

「今日は隣の友達に見せてもらっても良いですか?」と生徒。

「わかりました。それで?」 (しつこい私)

「え?あ、次は忘れないように持ってきます。」 (フムフム。まず第一段階)

「うん。そうだね。忘れないようにするにはどうしたらいいかな?」と私。

「え?……う〜んと、手に『教科書』と書いておく。」
(マジックペンで手の甲に書くとのこと!なんで手の甲なのか???これこそホントの手帳???)

「お〜、それなら忘れないね。」 (ちょっとびっくりだけど一応、具体的な行動なので承認してみる)

「でももし、忘れちゃったら?」 (まだまだよ♪)

「え?先生、しつこいですねえ。」 (ちょっと嫌そうな表情)

「はい。しつこいんですよ。」 (笑顔でサラリと)

…しばらく考えて、


「それは、もしかして、隣のクラスへ行って借りてくるっていうこと?」

「あ〜そういう方法もありますねえ。」
(と、なにげなく言っておりますが、実は心の中では「そのくらい気付いてよ!」と思っております。はい。)

「あ〜そうだ。借りてきても良かったんだ。」 (ちょっと得意げに)

「うん。いろいろ方法あるよね。
もちろん忘れないにこしたことはないけど、授業に参加する準備が出来ていると良いのだから、借りてくるっていう方法もあるよね。」 (しっかり承認)

「そうですね。すみませんでした。」 (あら、素直なこと)
「はい。では、友達に見せてもらって今日は授業を始めましょう。」


授業が始まる前のホンの数分のことですが、叱るエネルギーを使うぐらいなら
コーチングを使って次、どうしたらいいかの行動を引き出した方が楽だなあと感じた場面でした。


でももし、気づきが引き出せなかったとしたら…
たぶん、私は
「忘れ物をしたときにどうしているか、友達3人にインタビューしておいで」と提案していたかもしれません。


皆さんだったら、どんな「叱らずに相手に次はどうしたらいいか気付かせる工夫」をされるでしょうか?
こんな場面でこうしたよ〜ということがあったら是非コメント欄で紹介してくださいね!


今日もコラムを最後まで読んでくださった皆さま、ありがとうございます。
「読んだよ〜」という意味を込めてこちらを1クリックしてくださると嬉しいです。
(ブログランキングにアクセスします)



schoolcoach at 05:00|PermalinkTrackBack(0)山村 真理子 

2007年05月25日

リレーコラムへのご意見を聞かせて下さい。

本日の担当は花岡司です。

昨年の9月1日より始めました”共育研究会リレーコラム”毎日欠かさず続けてきて半年を過ぎました。

 皆さんお楽しみ頂けてますでしょうか?

5月の定例会で、このコラムをもっと読者の皆さんに楽しんで頂けるものにするにはどうしたら良いかという話で盛り上がりました。 
・毎日続けることに意義がある VS 毎日は読者も我々も大変なので1日おきがよいのでは。
・テーマを絞ったほうが面白いのでは・・・。
・Q&Aはどうだろう。
・子どもへのコーチングの事例に絞っては・・・。
・子どもに役立つスキルを紹介していくのはどうだろう・・・。

などなど色々な意見が出てはいますがまだ決定には至っていません。
そこで読者の皆さんからのご意見を聞かせて頂きたいと思います。

・もっと〜〜な話が聞きたい。
・こんなアイディアはどうだろう。
・このコラムのこんなところが好き。

などなんでも構いませんのでご意見やご希望をお寄せ下さい。
コメントでもメールでも構いません。
より良いブログにするためにご協力宜しくお願い致します。



tsukasahanaoka at 02:47|PermalinkTrackBack(0)花岡 司 

2007年05月24日

答えが実る時間

今日の担当は岡野洋美です。

5月生まれのせいか、木々の緑を見ても、小さな木々の花をみても心が弾むこのごろです。

先日本棚を片付けながらぱらぱらと本のページをめくると、金色のしおり(夫のお土産)が挟んでままになっているページがありました。

「3週間続ければ一生がかわる」ロビン・シャーマ著117ページ、インドの神話からの引用を書いたところです。こんな話が書いてありました。

かつて神々が、自分たちと同じ神聖な力を持っていた人間から、その力を取り上げようと話し合ったとき、その力の隠し場所について相談しました。

高い山の上に隠せばいいという神、深い海の底に隠すのがいいという神、様々な意見を長く話しあった結果、、、、

すべての人の力、目的の源、可能性という力を、あらゆる男・女・子どものこころの中深くにしまうことにしました。

なぜなら人は、けっして自分のこころの中を探そうとはしないから。

なるほどと何か思うところが在ってきっとはさんでいたのですね。


 

コーチングでは、可能性の世界にシフトするという表現をときどき使ったりします。

うまく出来ない、ここまでだ、としている考えや気持ちが、やればできそう、きっとできる!にがらりとかわる瞬間が結構あるので。

まるで、たくさんのやりたいや、できるの「種」が、小さな経験や身につけてきた感覚や、情報や教えてもらったことと結びつき、小さくポンッとはじけて急いで伸びてくるように感じるときもあります。


もしかすると耳を傾けてよく聴いて、伸びてくるまでの時間を何分か、数時間か、数日か待つば必ず勢いよく芽が伸びてくる、そんな種を人はその内側に重いほどぎっしりと持っているのかもしれません。

ただその時間を温かい目でじっと見守り待つことが大切なだけなのかも。結論を急ぎすぎずに。

考えや意欲が形を作る途中で打ち切ってしまえば、それはない(できない)のと一緒なので。

 

コーチングをして、いろいろな方の話しをよく聞くと、人は自分のことを本当に良く知っているなあと思うことがよくあります。

しかもそれは、わからないのですがや、どうせ出来ないけれど、自分で思う枠からみると意外なのですが、と前置きをして話されることがよくあるように思います。

短い言葉が印象に残り、、、そこから考えがまとまってくることもあります。

おとなでもそうですから、なおさら、こどもでは、、、、
考えが形となって自分の中で何かと結びつき納得して次の行動へ移るためには、時間が必要な気がします。

 

ほんの少し、投げかけた言葉のその先で、相手が考えを育て実らせる時間をもう少し長く待ってみませんか?

 

急ぎすぎて、途中で考えることをやめてしまうよりずっと楽しい生き方が出来る気がします。

 

 



genkicoach123514 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月23日

出張を楽しむ智慧  (切符は右ポケット)

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今日は、稲垣友仁@三重が担当です。

いろいろな場所に、よく出張に行きます。

目的があっていろいろな土地を訪れることはとても好きです。

特に、新幹線や飛行機などを使い、遠い町まで行って、いろいろな人々と交流し、そしてその人々に役に立つということは自分の中ではとても価値のあることです。


さて、私にとって「無駄」という言葉はできるだけ人生から省きたいタイプですので、そんな出張をするときも一分一秒たりとも無駄にしない精神で動いています。

よく、三重県〜横須賀へ日帰りで出張に出かけるのですが、必ず電車の時間を調べて、乗り継ぎがうまくいくように乗ります。

また、近鉄−JR−京急と電車を乗り換えるのですが、その乗り換えがスムーズに行くように決めていることがあります。

それは、電車の切符はジャケットの右ポケットに入れるということです。

以前は、買ったはずの切符が見つからずに、駅についていながらも自分のポケットなどを探すことがよくありました。そうするたびに、かばんを地面に置いてポケットを探したり、かばんの中を探したりしました。どこにもなくて、ズボンの後ろのポケットに入っていた。なんてことがよくあって、それが悔しくて仕方ありませんでした。

そんな経験をもとに、必ずここに手を入れたらチケットがあるという仕組みを作り、習慣化しました。

切符を駅の旅券機に入れるとき、右手で行うのが便利なので、旅券機が近づいてくると、左手に荷物を持ち替え、右手をジャケットの右ポケットにいれて切符を出します。そうすると歩きながらスムーズに通れて、気持ちいいのです。

行程がスムーズに行くことで、私はとても気持ちよく旅を楽しめます。

こういうことが好きな人は一度お試しください。
「旅はハプニングが楽しいのに」という人は、やめておいたほうが無難だと思います(笑)。



pfl at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月22日

子は親と祖父母の鏡

本日の担当は、川本正秀です。

 

 

先日、女性の友人Kからこんな話を聞きました。

 

何人かで集まって昼食会をすることになったとき、

Yさんは、2歳の娘を連れてきました。

子どもらしい、とても元気な子だったそうです。

クッキーの入ったアンパンマンのケースをもらって

うれしくて、思わず踊り出したそうです。

 

彼女が少しむずかったときに

「ほっといてください。そのうち、あきらめますから」

と一切取り合わなかったYさんに興味を持ったKは、

「どんな育て方をしているの」

と尋ねました。

 

「例えば、電車に乗ると、『これは誰のもの』と聞きます。

『みんなのもの』と答えるように教えています」

「お店でむずかると、『ここは何するところ』と聞きます。

『食べるところ』と、答えさせます」

「おしめが早く取れるように、一度お漏らしをしていやー

 な感じを味わうようにさせました」

 ・・・・・・・・・・・・・

 

「それは、あなたがお母さんにされたことですか」

といくつかの例を聞いたあとKが尋ねると

「はいそうです」

Yさんはさわやかに答えたそうです。

 

「子どもには無限の可能性がある」という人がいますが、

私には信じられません。

「子どもは前進している限り、可能性の扉を開き続ける」

という言葉が一番しっくりします。

 

というのも、今のように便利な社会になって、最も悪影響を

受けているのが子どもたちだからです。人とコミュニケーシ

ョンをとらなくても快適に過ごせるものを与え続け、成長を

妨げているのはすべて大人が作り、買い与えたものです。

テレビ、携帯電話に奪われた時間が家族で過ごす時間になっ

たら、きっと何かが変わります。

 

子は親や祖父母をモデルにしています。可能性を開く扉は、

子どもの中ではなく、あなた自身にあります。あなたは親の

生き方から何を受け継ぎ、それをどう子どもに伝えていこう

としているのでしょうか。

大人は、もっともっと学び、自ら考える姿を見せる必要が

あると思います。

 

 

 

お知らせ

 

毎日リレーコラムをご愛読いただき、ありがとうございます。

8ヶ月を過ぎましたので、少し形を変えてみようと考えています。

今検討を重ねていますので、どうぞ、お楽しみにお待ちください。

 

 



ciie001 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)川本 正秀 

2007年05月21日

伝説のスピーチ

今日の担当は橋本淳@TEAMGOGO!です。

恒例の動画紹介です。
今回の動画は1992年リオで行われた環境サミットでの、12歳の少女セヴァン・スズキによる伝説のスピーチです。

sevan先ずはご覧ください。
←クリック

 

 

「まだ12歳なのにすごい!」と思いましたか?
だとするとその感覚がいかがなものかと僕は思うわけです。。。

「まだ」とか「なのに」という言葉を使っている時点で子どもを「上から目線」(最近流行のことばね)で見ているのではないでしょうか?

子どもの可能性は無限大です。
いや、大人の可能性だって無限大なんですが、いろんなことを経験するうちにどんどんそれが狭くなってきちゃうんですよね。

それを考えると可能性の面だけで見れば

   子ども>大人

という式が成り立っていいのかもしれません。。。

子育ての上で考えなきゃいけないのは、無限の可能性がある子どもに対して、大人が制限をかけないようにすることが一番なのかもしれません。

ちなみにセヴァンがこのような活動をすることを決意したのは9歳の時です。


 



ciie at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月20日

「待つ楽行」

今日の担当は小澤です。

私はマンションの2階に住んでいます。

階下がマンション入口までの通路になっているので、

休みで日中家にいる時には、そこを通る子どもや、

お母さん達の話し声が、風に乗って聞こえてきます。

 

先日聞こえてきたお母さんの声に、私はドキッとしました。

「石、拾うんじゃないの!!」「拾うなって言ってるでしょ!!」

とても強い口調でした。

 

あー、以前私も同じことを言ってたなぁ。。。

お母さん、疲れてるんだろうなぁ。。。

 

息子も石を拾うのが好きでした。

きっとそれが「宝物」や何か素敵なものに想えたのだろうと

今では理解できるのですが、

その頃は、買い物帰りに道端に座り込まれると、

「早く帰りたいのに!!」とイライラしました。

息子が満足するまでの少しの間、

そこに居て、一緒に「待つ」ということができませんでした。

 

コーチングをするようになって、「待つ」ということがとても大事なことに

気づかせてもらったと思います。

クライアントが自分で答えを見つけるまで待つ。

言葉にするまで待つ。自分で行動を起こすまで待つ。

そこに一緒に居て、一緒に待てば、

クライアントは必ず一歩動くことを体験しました。

でも、いざ自分の子育てとなると、「待てない」気持ちが今でも起こります。

 

大乗仏教の教えに「六波羅蜜」という教えがあります。

1.布施(ふせ)2.持戒(じかい)3.忍辱(にんにく)・

4.精進(しょうじん)5.禅定(ぜんじょう)6.智慧(ちえ)

と6段階で修行が進んでいきます。

3番目の忍辱は「怒り、恨み、後悔を抑える」「マイナス思考を抑える」

そして、「待つことができる力」だと、

「六波羅蜜」の構造を講義してくださった先生からお聞きしました。

 

そうか、、、

「待つ」は修行の段階のひとつなんですね。

「苦行」より「楽しい修行」が好きなので、私は「楽行」でいきます。

待てない自分に気づいた時には、「楽行、楽行、楽行」と

3回唱えてみます。何かが変わりそうで、楽しみ。

 

よかったら、「待つ楽行」 ご一緒にどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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2007年05月19日

気持ちを伝える・・

 

本日の担当は高橋光代です。

さて、前回私は同姓同名の週刊誌にも出た、ある俳優さんの未亡人と間違われ批難の投稿がありました。

その人の感情が表現されたものでしたが、私の気持ちに鋭い矢が刺さったようなとてもいやな感情が残り、私事ではないのにショックを感じ、しばらく仕事、生活のやる気が下がりました。

人間は言葉、文字、で相手に伝える時、相手の存在を認めず、感情のまま存在さえも否定してしまう事は何処にでもあると思います。

相手を何とかしなくては、自分の思いをつい強く伝える時、子供の為と思いながら発する言葉、実は子供を深く傷つけている事ありませんか?

自分の決めたものさしの基準に、相手をはめて見る、それを相手に要求してしまう、日常どんな所でも自然にある行動と思います。それがストレスを自分で作り出してしまいます。

そのスパイラルから少し変化したいな〜と思った時、コーチングスキルが活かされます、良く聞いて、相手を知り、認め、どんな事を考えているか質問してみる。

そして大切な事は、愛情を持ち信じて見守る事。

私はコーチングがすべて万能とは思いませんが、学んで自分の本質を知り、自分が好きで、同じようにすべて関わる方を尊重し大切にする気持ちを持ちながら

これからも人生において、すべて学びとし、これからも前向きに生きて行きたい!!

 

 

 



tkp1118 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月18日

子育てはいい迷惑

今日の担当は岩崎いづみです。

 

先週の朝日新聞「天声人語」に興味深いものがありました。

 

「橋のない川」の原作者・住井すゑさんの20年前の言葉から…『「子育て」という言葉は、子どもこそいい迷惑。彼等(子ども)にとって、「親」という名の権力の下請け人によって管理される毎日なんて、たのしかろうはずがない』。紙面ではそれに続けて、最近、教育再生会議が打ち出した「子育て指南」の緊急提言について述べています。

 

私達が何気なく過ごしてきた家庭生活の中での規律や生活習慣について、国が改めて次のように提言しています…「子守唄を歌い、おっぱいを与える」「食事中はテレビをつけない」「ウソをつかないなどの徳目を教える」等々。一つ一つの項目は確かにとても大切なこと、子ども達が成長する上で重要な基礎を作るものだと思います。それを改めて文字にし、声に出して言うことを決して悪いとは思いません。

 

けれども、様々な家庭環境や一人一人の子どもをしっかり見つめることなく、表層だけを見て、声高に上から説教がましく「子育て指南」の掛け声をかけただけでは、決して誰も本質を理解して動くことはしないでしょう。

 

それよりも子ども達が目をキラキラさせて、時に真剣な眼差しで問いかける「なぜ?」「どうして?」に親がきちんと向き合うことが大切なのではないでしょうか?「なぜ、ウソをついてはいけないの?」「どうして、ご飯の時テレビを見ないほうがいいの?」といった質問について一緒に考え、誠実に答えていくことで互いの心がつながり、親の伝えたいこと、子どもの知りたかったことの輪郭がはっきりしてきます。親が答えに窮したら、経験豊かな人に聞いたっていいでしょう。親も子どもも共に成長する、分別を持つ、というのはこういったことの積み重ねです。子どもを「育ててやる」といったおこがましい考え方を親が子どもに押し付けるのではなく、物事の本質を伝えた上で成長を見守る、といったゆとりを持てるようになることこそが、今の「親」に必要なのだとつくづく思います。

子どもと向き合って頑張っている親の「なぜ?」「どうして?」に真剣に答えてくれる国の機関が身近にもっとあればいいのに〜。



ciie at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月17日

トマトとメロン

今日の担当は小宮 隆子です。

先日、お母さん達と話をする機会がありました。

その内のお一人が、

「私、相田みつおの詩に感動しちゃった。!

自分が子どもにしていることに気付かされました。」

と、おしゃって少し涙ぐんでおられました。

その詩をご紹介します。

「トマトとメロン」

トマトにねえいくら肥料やったってさ〜 

メロンにはならねんだなあ

トマトとねメロンをねいくら比べたって 

しょうがねんだなあ

そのお母さんは、

「トマトの息子にメロンになれメロンになれ

頑張ればメロンになれる!

と、言い続けて来たように思います。

どんなに頑張ってもトマトはメロンにならないし、

メロンもトマトにならないのにね」とおしゃいました。

私も、自分自身に対してさえ、メロンになりたい、メロンになりたい、と

思い続けていたように思います。

一人ひとり、個性があってトマトにはトマトの役割

メロンにはメロンの役割があります。

私は私の一番になれるように頑張るぞ!と思いました。



k5m2y1 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月16日

可能性には限界が?

今日のリレーコラム担当は、片山正人です。

 

あるクライアントさんとのコーチングを通じて、考え学んだ事をお伝えします。

 

よく「可能性には限界がない。」と言われますが、たとえそれを信じたとしても、そう思った途端にもう1人の自分が反論するケースをよくみかけます。「現実の社会には限界があるのではないか」と言う考え方です。

これこそ今回もコーチングで直面したケースですが、我々人間が人生で体験してきた事への条件反射的考え方です。

 

自分で作りだしてる環境は、自分が究極的には作りだしているのだと言う事を忘れ、過去に起きた出来事に、今も将来もこだわり続けていると、身の回りの状況に捕らわれ、限界を感じるばかりです。

 

我々人間は、新たに創造する力を持っているのに、多くは反対の事を教えられ育つ事が多いようです。つまり、今までに何を持っているかによって何が出来るかが決定され、自分が何が出来るかによって、自分は何者であるかが決められてしまうと言う考え方です。この考え方が、自分に限界をつくりだしているもととなっていると思います。

 

クライアントとのコーチングであげた例は、次の言葉です。「百聞は一見にしかず。」実際にこの目で見れば信じられると言う意味です。

 

しかし、世の中にはまだ存在してないものを信じる事の出来る人もいます。

 

たとえば、家の設計者は、いま形のあるものを、初めはただ頭の中で描いた概念すぎなかった事を知っているのです。

 

物であろうが状況であろうが、“何かを作る”ことに関して法則は一つしかありません。

 

建築物であろうが、健康であろうが人間関係であろうが、初めに概念(考え)があり、次に行動し、行動が成果を生むということです。

 

この考え方(概念)がわからなくなるのは、違った分野に違った法則があるのではないかと考えるからです。しかしどんな分野にも法則は一つだけです。

 

自分の考えが、その時の状況の中で、どのように行動するかを導き出すこととなります。そして行動の末、何らかの結果を引きだすわけです。

 

我々人間が、人生で何かを生みだしたいと思うなら、このプロセスを経る以外方法はない。とクライアントは気づき、みごとに新しいプロジェクトで自分の予想した2倍の成果を出すことが出来ました。

 

あまり難しく考えず、シンプルに考えたほうが良いと思います。

皆さんは如何ですか?



ciie at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月15日

ロールモデル

 

今日の担当は宮澤美恵子です。

少し前にニュースを賑わせていた、高校野球の特待生問題の処分について高校野球連盟はそのルールの緩和を決めたそうです。

まずは、影響を受ける高校球児が少しでも、減ることになることは良かったと思います。

そもそも、なぜ野球の特待生だけがこんなに話題になるのか・・・・・?フェアーじゃないな・・・・・と釈然としない気持ちでした。

最近ではキャリアプランとして、高校時代から将来の職業や進路について具体的に考える機会が増えている受けます。その是非はさておき、それぞれが自分の強みを生かして将来の進路を決めることを良しとする傾向がますます強くなっていると思います。

その時に、お勉強ができる子供には、成績優秀者として入学金免除や学費免除が認められています。それがなぜ野球が上手な子供には認められないのでしょう?

野球の場合は将来高額な契約金や報酬を受ける可能性があるから???

・・・だとしたら、学業優秀者だって有名企業に就職したり、研究機関に招かれ、ある意味将来のキャリアや報酬を保証されることだってあるでしょう。

なぜ学業はよくて、スポーツはダメなのか、そもそもその理由が納得いくように説明されていません。

大人が作ったルールを大人が破り、またそれを放置していた連盟の責任者は何の罰も受けないのに、甲子園を目指して一生懸命練習していた子供達が「出場停止」という処分を受けるのは、おかしい!」、ニュースをみながら釈然としない気持ちの悪い感覚を覚えました。

そして、極めつけは、当の高校野球連盟のトップが、「生徒にもある意味責任があります」と発言していたのを見てア然としました。

彼らに何の責任があるというのでしょう?

金銭的優遇を受けている特待生がいるという実態を放置していた自分たちの怠慢を棚にあげ、生徒に責任があるとは・・・・!

こういう大人にに子供達が不信感を抱くのは当然かもしれません。

「あんな大人にはなりたくない!」と言われるのではなく、「あんな大人になりたい!」と思われるよう、私たち大人にはよきロールモデルとなる責任があります。今回の件をきっかけに、自分自身の日々の行いを振り返るよい機会になりました。



customerseye1 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月14日

★☆Happy Birthday☆★

今日の担当は 伊藤みゆきです。

明日5月15日は私にとって歴史的な日です。
それは私の人生が始まった日だからです。

私が生まれたことで
私の母が、母親になり、父は、父親になりました。
当たり前のことだけど、私という人間が誕生したとこで
周りの人の人生に新しい歴史的イベントを起こしたことになります。

誕生日にはいろんな人から「おめでとう」を言われます。
そして、私は言われたことに対して「ありがとう」を返します。

でも一度も「私の人生にかかわってくれて、ありがとう」を返していないな、と
反省。
節目節目で大切にしなければならないことの多さ今頃気づきました。

明日からの一年間にどれだけの人と「ありがとう」を交わせるかしら・・・

========
5月15日の出来事 教科書にも載ってる5・15事件/沖縄が日本へ返還された日
本当に歴史的な日です。
5月15日生まれの有名人 三輪明宏さん、美川憲一さん、江夏豊さん
個性的な方が多いです。 



michuki5 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月13日

言葉パワー

今日の担当は古田 倫子です。

先日育児サークルで旧・保育師さんが次のようなお話をされていました。

「毎日、こどもにたくさん語りかけしていますか?赤ちゃんでもしっかりと聴いていて、お母さんの語りかけている言葉をどんどんどんどん吸収しているんですよ。だから返事がないからといって何もしないのではなく、積極的に語りかけてくださいね。何度も何度も“あなたはいい子ちゃんですね”って言っていると本当にいい子になるそうですよー」

それから、感動を共有することも大切なんだそうです。

例えば、新緑を見て、お母さんがわぁきれい!!って思ったら、その気持ちをそのままこどもに語りかけてあげること、澄み切った青空を見て気持ちがいい!!って思ったらそのままを伝えてあげること。そうすることで、こどもの“感性の泉”がどんどんたまっていって、満杯になったとき、あふれるように言葉をしゃべり出すそうです。

おもしろいですね。すごく簡単なことだけど意識するかしないかでこどもの性格まで変わってきちゃうかもしれないって思いました。

きれいな言葉をこどもにはたくさん語りかけたいと思っています。

よく言う話に植物でも、毎日「おはよう」「ありがとう」とプラスの言葉を投げかけているととってもイキイキとしてきれいな花を咲かせてくれるそうです。(以前、クラスでホウセンカの種を植えたときに、このことを思い出して子どもたちに話をしたら、実践した子がいて本当に一番に芽を出しました^-^/)

プラスの言葉の投げかけは、植物、動物、こどもに限って有効なことではないようです。

この頃、私はすごーく意識して、夫にこのプラスの言葉をかける実験(?)をしています。

「今日何か髪型いい感じだね!」「あれ?この頃少ししまってきたんじゃない?!」

「ありがとう」は1日10回以上は言うと決めて、とにかく何でも「ありがとう」と一言そえています。

びっくり!!効果てきめんで、育児をものすごく手伝ってくれるようになりました。

それからさらに輪をかけて優しくなった気がします。こんなにすぐに、しかもものすごく効果が出るとはー。ぜひ皆さんもお試しください♪

そういえば、夫婦ケンカも何気ない一言から始まったりしませんか?

“言葉”の威力をこの頃すごく感じています。ひとつひとつの“言葉”もっと大切にしていきたいです。

 

 

 



mikoy at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月12日

【挑戦する心】を育てたい

今日の担当は、蝦名美貴子@北海道 です。

普段、個人学習塾をやっていると 子ども達だけではなく、保護者の方とお話しする機会も多々あります。
北海道は『公立王国』なので、中学受験をする子は少なくて大部分の子ども達は、地元の公立中学へ進学します。
ですから、子どもが小学生の間は 本当にのんびりしているのです。

学校の「ゆとり教育」や「個性を!」という流れも それらに拍車をかけていて、
「うちの子は勉強が苦手できらいみたいなので、今は得意そうな○○をやらせておこう」という雰囲気です。

その考え方自体をどうこう言っているのではありません。
が、「得意そうなこと」を「なんとなく」やっているだけでは、やはりどこかで伸び悩みます。
その時期と中学に進学して高校受験を『親が』考え始める時期が、おおよそ一致するのです。

勉強は、もともとほとんどやっていないから できない。
得意だと思って ずっとやらせてきた○○も だんだん人並みか少しマシくらいになってきてしまった。

この事実に『親』は焦り始めます!
そして、掌を返したように【勉強しなさい!】と言い始めるのです。

スポーツでも 習い事でも、何かに一生懸命打ち込んできた子どもは、その対象が「勉強」に変わっても
鍛え上げてきた集中力や粘り強さで努力していきます。
しかし、「なんとなく」やってきた子どもは、勉強も「なんとなく」やってしまうのです。
その上、勉強に対する苦手意識は、しっかり植え付いてしまっています。
これでは、効率よく学習することはできません。
「一芸に秀でて身を立てることができる」ためには、努力も必要です。

子ども達の【何かに挑戦する心】が育つような子育て、必要だと思います。

「中学に入ったら、母ちゃん 豹変した」
そんな風に お子さんに戸惑われないようにしていきたいですね。



ebina_mypace_coach at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月11日

話し→離し→放す 噺

本日の担当は西川ゆうこです。

 
新緑が美しく
 
風が気持ちよく
 
鳥の声が心地よく
 
♪ 緑の そ・よ かーぜ いい日だね〜 ♪
と口から思わず飛び出してくる季節になりました。
 
4年前の今頃 私の心の奥は その心地よくて
ご機嫌な季節とは  さかさま・・・でした。
 
いかないで・・・ そばにいて・・・
 
という 寂しい思いを、心の奥にしまって過ごしていました。
 
いかないで・・・
そばにいて・・・・・・。
と心の奥で願っていたのは一頭の犬に対して。
その前の年から 預かっていたイエローのラブラドール。
盲導犬になるための訓練に入るために
夏にはお別れする日が来ることが決まっていたからです。
 
 
本当は 寂しくて仕方ないのに、
 
「寂しくないですか?」と聞かれると
 
「大丈夫ですよお・・・。今は訓練中にも会えるんですよ。」
 
なんて、強がって。強がって。
 
「寂しいです。」って口にしたら、その日がくることが
悲しくてたまらなくなりそうだったから。
 
7キロしかなかった体重も、25キロにまで大きくなって。
「ONE TWO」という掛け声がしたら トイレをするのもばっちりになって。
きたときは真っ黒だった 鼻や肉球はピンクになって。
家に来た日から 家族として暮らしていて。
 
そんな家族がある日、家を離れてゆくという体験をしたことが
無かったので、怖かったのだと思います。
自分がどんな風な反応をするのか。
 
5月は
季節がよくて 散歩がとても気持ちよいので
いつまでも このままでいられたらと
センチメンタルになって、
気持ちがよい季節の中を
散歩をしながら、犬ばかり見つめていました。
 
6月になると 
私の心に変化が現れて、
犬が訓練に入った日のことを思い浮かべるようになっていました。
たくさんの兄弟犬たちと一緒に楽しく学んでいる姿や
ハーネスをつけて町を歩いている姿。
電車にも乗らせてもらえるかも。
いろいろなまだ見ぬシーンを思い浮かべることで
犬ばかり見つめて 下を向いていた私の視線は
風にそよぐ、緑を見つめられるようになっていました。
 
7月になったら
もうその日のことをシュミレーションし始めました。
やはり、寂しいだろう。つらいだろう。
訓練センターに送って行った後、そのまま家に帰ってくると
ギャップが大きすぎて、
受け入れられないかも。
じゃあ。その日から我が家は夏休み!
では、計画を練ろう!
大好きな焼酎を飲みに 鹿児島に行こう!
(お酒を飲んで忘れよう・・・・・・ってーわけじゃありませんが・・・)
ここまで、できたら その日のフォローもばっちり。
 
8月になると
その日のためにできることはやったので、
心に余裕が生まれたのか
犬にしゃべりかけるようになっていました。
(さも 私は寂しくないけど、あなたは寂しいでしょうから・・・という雰囲気で)
「あなたは、もうすぐ訓練にはいるのよ 楽しいよ・・・」
「もし、盲導犬になれれば、いつでもあなたの
  大好きな人と 一緒にいられるから、留守番もないかも」
そういう言葉を「話し」
私は 自分の気持ちを寂しいという気持ちから「離し」て
そして 「放し」ていくことができました。
 
そして
その日がやってきました
犬は どの子もいつものように訓練センターで兄弟と会い
走り回れるし遊べるからオオハシャギ。
人の方は、後ろ髪を引かれるような顔をした人ばかり。
一頭づつ、
そう、 仔犬だったときに手渡されたように、一頭づつ、
訓練士さんに連れられて
犬舎に走っていきました。
後ろを振り向くこともなく。
 
その 振り向くこともなく 走ってゆく
うれしそうな後姿を見て安心しました。
 
そして あんなに寂しがっていた気持ちは
一瞬 凝縮して 弾けて
放たれていったように思います
 
鹿児島へ行く飛行機の中で
 
新しい仔犬を手渡されている様子が
寂しさを放って
できた心のキャンパスに
朝の光のように ゆっくりと
差し込んできました
 
 
 

 



arigato3desu at 05:00|PermalinkTrackBack(0)西川 ゆうこ 

2007年05月10日

「かき」と「かき」

今日の担当は中田一枝です。

 

茨城人になってからちょうど2年が経ちました。

茨城弁も少しは使えるようになり「大丈夫?」と言うところを「だいじ?」と口が勝手に動きます。

はじめはバリッバリの茨城人の言葉を聞いていると、面白い発見がたくさんあったのですが

だんだんと耳が慣れてきました。

 

それでも、聞き取れずに意味がわからなくて聞き返すことがよくあります。

話の流れからだいたい何を言っているかわかるだろうと言われますが

予想外のイントネーションが登場すると、聞き取れないのだからしょうがないっ!

 

例えば、果物の「柿」と海にいる「牡蠣」のイントネーションが茨城では標準語と逆です。

(ここで、どっちがどっちだかわからなくなった人は立派な茨城人になれますよ。)

 

ある時、おみやげで頂いたお菓子の中に、ジャムのような、あんこのようなものが入っていたので

「これは何だろう?」と聞いたら、「かき(発音:牡蠣)じゃない?」と言われました。

「え〜?牡蠣?」と聞き返すと、「かき?(発音:牡蠣)?かき(発音:柿)?木になる柿!」という

返事が返ってきました。

 

お菓子とはいえ、イカ墨味があったり意外なものが具になっていることは珍しくありません。

牡蠣だってありえると思いました。

聞き返さなかったら、牡蠣を甘く味付けした珍しいお菓子なのだと思って食べ続けたと思います。

違和感があったら聞いてみないと真実はわかりませんね。

 

コーチがクライアントの話を聞くときにも、コーチ自身の先入観で大切なキーワードを

あたり前のように通り過ぎてしまったり、聞き漏らしていることがあるのではないか?

「かき」のエピソードから、そんなことを考えています。

 

親子の会話でも、通り過ぎていることはないですか?



kazuecoach0220 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)中田 一枝 

2007年05月09日

自己超越欲求って何?

今日の担当は 山口tamon一郎です。

 

初めて「マズローの欲求段階説」を知った時

すごく納得したことを覚えています。

 

私は 日本人らしく、

意識する、しないに関わらず

仏教的な考え方や

生き方を選んでいるように思います。

 

仏教的感覚で言えば、「欲」は何であれ

否定すべきものと考えられていました。

特に日本仏教では、儒教の影響もあって

この傾向がさらに強くなったようです。

食欲や愛や性欲などに執着することは煩悩である。

「いけないことである。」

教えられてきました。

 

子どもの頃、両親や祖父母には

「我慢しなさい」

「自分に不相応なものは望んではいけない」

「身のほどをわきまえなさい」

と、ずっと言われてきたように思います。

 

中学生の頃は「克己心」と紙に書いて

自分に問いかけたりしました。

 

マズローの欲求段階説に出会って

自分の中に起こる「欲求」について

もっとおおらかに考えていいのではないかと

思うようになりました。

 

:::::::::::::

 

コーチングを学んで思うのは

自分の内なる欲求をどのように実現するか の

お手伝いをできることの喜びでした。

マズローのピラミッドで言えば

生理的欲求を満たした 後の

安全・親和(所属愛)・自尊 の基本的欠乏欲求を、

それぞれにどう満たしていくかを

クライアントが

自分で考え 自分で決定していくプロセスに

(コーチとしての承認もプレゼントしながら)

関わりあえることに喜びを感じています。

 

ピラミッドの頂点には

「自己実現の欲求」が位置していて

クライアントが自分の成長欲求を満たすところまで

サポートできたとしたら 感激の極みです。

 

:::::::::::::::

 

ところが

その先があることを 最近知りました。

(なんと不勉強な・・・)

マズローは

5段階の階層ピラミッド理論を完成させた後、

自己実現をしていると思われる人を

さらに調査をしたそうです。

 

基本的欲求を満たし、

バランスの取れた人格を持ち

その人固有の生き方をしている人を

(つまり自己実現欲求を満たしている人)

調べた結果

「人間はそれでも満足できないところがある」

と、考えるようになったそうです。

有限の自己を超えて、永遠なものを求める

「自己超越欲求」が出てくるというのです。

 

さて、自己超越欲求 なるものが

何を生み出すのかもう一度考えてみませんか。

 

:::::::::::::::

 

ゴールデンウィーク最後の日、 

NHKの新日曜美術館で

山種美術館の創立者 山崎種二を紹介していました。

それを見ながら

「自己超越欲求」という言葉を思いを馳せました。

tamonichiro at 05:00|PermalinkTrackBack(0)山口 一郎 

2007年05月08日

昔話から見つけるコーチング その3

今日の担当は関端 桃子です。


今回は、「金のいらない村」(どこの国の昔話か忘れてしまいましたが)という話を取り上げます。


ある国のあるところで、村人が仲良く暮らしていました。

昼間は一人一人が好きな仕事をして、夕方になると市場で買い物を楽しんで帰るのです。

買い物といっても、ただでもらえるのでお金はいりません。

市場には海の幸や山の幸が山積みになっています。その横には雑貨類があり、少しはなれたところにはありとあらゆるデザインの服があります。

その中から村人は、必要なものを必要なだけもらって帰るのが慣わしでした。


ある時、一人の男がどこからか引っ越して来て、この村に住み始めました。


男はその日、市場で生きた魚を二匹もらって帰りました。

家に帰ると一匹を料理して、食べて満足しました。そして残りの一匹を水槽の中に入れておきました。


次の日、男は市場で子豚を二頭もらって帰りました。

家に帰ると一頭を料理し、食べて満足しました。そして残りの一頭を家に中につないでおきました。


その次の日、男は市場で子牛を二頭もらって帰りました。

家に帰ると一頭を料理し、食べて満足しました。そして残りの一頭を庭につないでおきました。


すると次の朝、大きな黒い鳥が飛んで来て、足でその男をつかんで村の外へ出しました。


そこで男は自分がしたことを考えました・・・

実はこの村では必要なものを必要な時に必要な量だけはいつでも手に入ります。そのかわり、余分に持つことは許されません。それが村の慣わしなのです。それを破った者は直ちに追放されます。


こんな話だったと記憶しています。
そして、初めてこの話を読んだときに衝撃を受けたことも覚えています。


これをコーチング的にみるとどうなのかなと自問自答しています。
皆さんはどう思われましたか?



santomomoko at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月07日

コーチング発見伝(第6話) 三題噺…「若者たち」

今日の担当は、加寿 明です。

今回は「若者たち」をテーマに、三題噺ふうに進めてみます。

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その1「古都とストリートダンスと現代美術」

GW連休の前半を、金沢で過ごしました。

金沢は初めてでしたが、町並みのきれいさが印象に残りました。
兼六園、城址公園、茶屋街などの観光スポットも観ましたが、意外にもよかったのが、21世紀美術館と、城址公園の隣で行なわれていた金沢ストリートダンス選手権(注1)、予定を変更して最後まで見てしまいました。

21世紀美術館の「ほとんど何でもあり状態」の現代美術の展示も楽しかったですが、ストリートダンス選手権での、下は6才からの若者たちが、体全体を使って自己表現をしている姿に、感動しました


その2「格闘技と成長と優しさ」

金沢から戻って、録画しておいた「K-1 WORLD GP 2007 INHAWAII」を観ました。
一番印象に残ったのは初代ヘビー級王者決定戦のバダ・ハリ(注2)×藤本祐介戦、バダ・ハリは藤本を56秒でKOし、初代ヘビー級王者の座を手に入れ、22歳のK-1史上最年少チャンピオンが誕生しました。

バダ・ハリは14歳で中学を中退、18歳で風俗店の店長、乱闘事件や逮捕歴もあり、喧嘩っぱやさと奇行が先行し逸話には事欠かなかったそうですが、なぜかこの半年ほどで、見違えるように落ち着いて大人らしく、オーラさえ漂うようになり、私もその変身ぶりを注目していました。

TV特別解説の元K-1MAX世界王者の魔裟斗は、「これが格闘技なんですよ、悪かった青年が格闘技を通してね、強くなって行くと(自信をつけて)優しい人間に成れるんですよ。こういうことだということを、もっと世間の人間に分かって貰いたいんですよ。」と、うれしそうに興奮気味に語っていました。


その3「新入社員と夢と目標」

連休直前の4/27に東京の会社で新入社員100人研修の第2弾の進行役をしました。
30名の若者を前に、アイスブレーク三連発、コーチングデモ、コーチング体験、自分の成りたい姿に名前をつけるワークと進め、社長のインタビューをはさんで、「やりたいこと/できること/やるべきこと」を発表してフィナーレ。

新入社員の中には、フリーターやニート出身の若者も多く、マネージャーたちは「夢や目標を持っている者はほとんど居ない」との見方でしたが、やって見るととんでもない、次々と夢や目標が出てきました。


若者たちと、若者たちの未来に、乾杯です!


注1)金沢ストリートダンス選手権
金沢ストリートダンス選手権の公式サイト
注2)バダ・ハリ
バダ・ハリ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


akirakazu at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月06日

異動通知の返信

今日の担当は佐藤昌宏です。
 この4月から勤務校が変わりました。今年は高校1年の担任です。校舎の配置や入学式の形式もよく分からない状態でのスタートでした。周りのクラス担任に聞きながら、生徒と共にクラスを作り上げることはいつも以上に楽しい作業となっています。2週目からは生徒たちと個別の面談を行いました。それぞれの夢を聞いたのですが、一番多かったのは「新しい友達をたくさん作る」というものでした。
 私の目標にも「新しい人間関係をたくさん作る」があります。4月はあまり時間を取れませんでしたが、連休明けから積極的に先生方との交流を深めていこうと思っています。
 4月の最後の週に異動通知のはがきを郵送しました。学校関係や小中高校時代の同級生や友人など、今までお世話になった方々へのご挨拶のつもりでした。忙しい4月ということを言い訳にして、業者のサンプル書式に自分の学校名・住所・氏名などを書き加えただけのものです。年賀状ならば一言添えるのですが、今回は余裕がなくてそのまま出してしまいました。
 そんな味気のない通知でしたが、たくさんの方々からメールやはがきでの返信をいただきました。ほとんどが、長い通勤時間のことや精神的な負担のことを心配してくれるいたわりの内容でした。感謝を感じると共に一言を添えられなかった自分の余裕の無さを痛感しました。新しい環境だけでなく今までの人間関係も大切にしなさいと教えられた出来事でした。


masa59tokai at 05:00|PermalinkTrackBack(0)佐藤 昌宏 

2007年05月05日

私利私欲に走ろう!

 

今日の担当は岡嵜邦夫です。

私利私欲などと言うタイトルからして、「こいつは何を書き出すんだ」
などと思われてしまいそうですが・・・

わずかに覚えている中国の故事に次のようなものがあります。

隣り合った二つの村がありましたが、二つの村は交流がなかったそう
です。片方の村には鶏がいてよく卵を産んだそうで、村人たちはとても
その鶏を大事にしたそうです。
その噂を聞いた隣の村の人が、ある晩その鶏を盗みに忍び込み、自分の
村に連れてきました。

盗まれたことを知った村人たちは、隣村に忍び込み鶏を取り返しました。

それを知った村人たちはまたまた隣村に行って、再度鶏を盗んできた
そうです。

ついでにあれもこれも盗んできて「隣村にはこんなものがあるのか」と
村人がおどろき、その隣村でも同じように盗んできたものをみて「これは
すごくいい、オレも盗みに行こう」などとなり、お互いに盗みを繰り返し、
村を行き来したそうです。

                                              

そんなことを何度も何度も繰り返していたら、道なき道に道ができ、
それが二つの村を結び、人や物の交流が増えて、お互いの村が栄え
ました。と言う話です。

今の世の中盗む行為は当然許されませんが、道なき道を掻き分けた
行為が道を作り、二つの村に恩恵(物や情報)をもたらしたと言う訳です。
世のため、人のためと言って何かをやろうとすることも大事、また
「自分のため」にも大事なんだと、その何か目指す行為が周囲にいい影響
を及ぼすこともある、もちろん自分のためになる、と最近思うように
なりました。

この話は大分無理があるかな〜 でもちょっと面白い話ですよね。



okazaki_920 at 05:05|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月04日

クラスに貢献するということ

今日の担当は、青木理恵です。

最近、私の学んでいるコーチ21のクラスのアイスブレイクで「あなたは、このクラスにどのような貢献が出来ますか?」と聞かれることが多いのです。

貢献・・・?

そんな・・・いきなり言われても・・・
ちょっと押し付けられている感じがして答えにくい・・・

「積極的に参加、発言します」

としか言いようがなく、ほかの参加者もモゴモゴと口ごもって同じようなことを繰り返します。
結果、少しは意識して参加するものの貢献に結びついていないような気がしていました。

ところが先日、答えらしきものと出会うことができたました。

その答えは、友人が送ってくれたメールの中、英国でよく使われているというメディス・ベルリン(Meredith Belbin)のチームロールモデルの文献の中にありました。


彼は理論の中で「理想的なチームには9つの役割を担う人が必要である」とし、成功するチームの要因を明確にしています。

56項目からなるテストの結果は、自分の役割がわかるだけでなく、成人の学習、グループ・メンバーの組み合わせなどに活かすことができます。

さて、その9つの役割を担う人とは・・・?

・プラント:創造力があり困難な問題を解決できる人

・資源探求者:外交的で熱中しやすく、チャンスを探る人

・コーディネーター:優れた議事進行を行い、明確な目標を示し、意思決定を促す人

・形作る人:精力的にチャレンジする人

・チームワーカー:協調性があり、人の話をよく聞いて築き上げる人

・実行者:有能でアイデアを実行に移せる人

・補完的完成者:勤勉で誠実、期待通りに仕事をこなす人

・スペシャリスト:特定分野の知識やノウハウを持つエキスパート
 
・モニター:優れた戦略的判断をもつ人


コントローラー、プロモーター、アナライザー、サポーターに分けた4つのタイプのテストにも似ていますが、こちらは9つに分けているので、より具体的に自分のタイプがわかり、チームにおける役割が見えてきます。

私の場合、プラント&実行者。

「クラスで学んだことや自分のアイデアを実行し、翌週のクラスで発表するのが私の役割」

そうか!
これなら自然に出来て、得意なことです。
貢献に結びつくかもしれない!
自分にあった答えを見つけて、すっきりすることができました。

さらにユングの理論に基づいた、人の性格を16通りのタイプに分類するマイヤーズ・ブリッグス指標(MBTI:Meyer-Briggs Type Indicater)というテストがあることも知りました。

自分の性格の良さとを発見し、それと出会うための奥の深い勉強は楽しい!と感じる私です。

そんな私に送ってくれた友人の言葉。

「学到老、活到老」(死ぬまで学び続ける」

今の姿勢を大切に、学ぶ喜びを胸にどこまでも前進していきたいと思います。



callaoki2006 at 05:00|PermalinkTrackBack(0)

2007年05月03日

伸びる子の周りに、コーチ(役)がいる〜

今日の担当は、高野 まゆみです。

小学生(ADHDの男児)で、ここ半年 ぐ〜んと伸びたお子さんの周りには、それを支える

コーチ(役)がいました。 簡単にご紹介します。

◆お母さん、頑張る

コーチングに出会ったお母さんは、「やってみよう!」と気持ちを新たに 

お子さんにプレーーシャをかける言葉をやめて、なるべく お子さんがリラックスできるような言葉や、

満足できるような言葉をかけるように しました。

こどもの気持ちを 自分ができる限り 「精一杯」(ここ、ポイントです!) 大事にしています。

子どもを待たせる時も、大急ぎで自分の仕事をどんどん片付けて、そして、こどものところへ

急いで(走って)戻ってくる お母さんです。

「こどもの会話がなるべく続くように・・」その気持ちは、自然に こどもに伝わります。

一方的な会話はしないで、言葉をはしょらずに 時間をかけて こどもと相談をしたり、

考える時間を持ってあげています。

必ず、こどもとの約束を 守ります。「これ、大事ですよねー」と。

その場しのぎの対応ではなく、「どうしたら、こどものためになるのか。」をよく考えて

自分の行動を決めています。

※ママのコーチは、私です。

◆学校の先生

4月、クラス担任の先生が 変わりました。

前任の先生から いろいろ話を聞いていて、お子さんのことを お母さんに

「こういう時は、どう接したら いいですか?」と こどもを理解しようと

たくさん質問がくるそうです。

校長先生は、「いつでも来て下さい。」と 話を よく聞いてくれる先生です。

◆水泳のコーチ

決して、無理にこどもを 押したり引いたりしないで、「待って」くれるコーチです。

様子を見ながら、「ちょっと、やってみない?」と小さいチャンスを作っては

大きな拍手で、みんなをほめてくれます。

去年まで、全く泳げませんでしたが、体と心はつながっているんですね。

お子さんは お母さんとの会話(コーチング)に成果が 見られる頃から、体の緊張も取れて

体の力が抜けてきたためか、一気に泳げるように なりました。

◆理科教室の先生

さすが、おばあちゃん先生。実験をする時も、おやつの分け方を決めるときも

子ども達の意見を 聞いて、尊重してくれます。

子どもたちが 自分たちで考えて動ける 楽しい時間を作ってくれます。

◇大好きなお母さん、家族と 思いやりある先生の 励ましの中で

成長しているお子さん。 安定し、集中力、忍耐力が出てきています。

これからが もっと 楽しみです。

   ※お母さんのご了解をいただいて、書かせていただきました。



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2007年05月02日

きっとあなたには答えがある。私はそれを信じる。

 今日の担当は猪俣恭子です。

 私は大学卒業後、地方銀行に就職しました。
 当時のその銀行は絵に描いたような男性社会。
 女子行員は職場の潤滑油的存在だったと思います。
 例えば!
 「福田さん(旧姓です。)、そんな検定試験の勉強なんて役にたたないでしょ。料理教室に行ったほうがいいんじゃないの?」
 「福田さんは、今がいちばん売り時だよね。はやくいい人見つけて結婚したほうがいいよ。それが女の人の幸せだと思うなあ。」
 はたまた飲み会の席では、
 「恭子ちゃん、チークおどろう! なんだい、チークも踊れないのかい? ○○大学はセンスないなあ。」
 などと上司に言われたい放題でした。
 まあ、そんなこと1つ1つに角はやしていてもきりがない。
 とにかく大切なのは、トップダウンの組織の中で指示命令を正確に理解し業務を行い結果を報告する。私の役割は、上司がスムーズに仕事ができるようにサポートすることと思い、事務処理のレベル向上を最大のテーマに忙しく過ごしていました。

 入行して三年目の春。
 念願かない希望の部署に転勤しました。
 非常に喜ばしいことではありましたが、その職場は今までと180度違っていました。
 その部署の上司は全てにつけ部下たちに意見を求めてきました。
 今まではトップダウンの指示命令だけされる立場だったのに! 
 私は意見を整理し相手に伝えるなんていう経験がなかっただけに四苦八苦。

 「福田、現在の窓口応対研修の改善点はなんだと思う?」
 「えっ!? そうですね。○○代理と同じ意見です。」
 「同じ意見っていうんじゃなくて、お前はどう思うんだ。俺は福田の意見を聞いているんだぞ。人と同じ意見じゃ、お前をここによんだ意味がないだろう。」
 「はぁ。。えーとですね。(しどろもどろ…)」

 えー! 急にそんなこと聞かれたって…。そんな視点で今まで営業店で過ごしたことないし、言われるままに仕事してきたのに…
 と言い訳がぐるぐると頭をまわりましたが、毎回、その上司はあきらめない。

 「お前はどう思うんだ。どうしてそう思うんだ。どんな研修にしたいんだ?」
 私の目をまっすぐ見て力強くゆっくりと語りかける。そこには、
 「福田。お前にはきっと答えがある。それが出てくるまで俺は待っている。」というメッセージがひしひしと伝わってきました。
 その一方で、話を聞くときには、こちらに身体を向け、大きくあいづちをうちながら、やはり目をまっすぐみて最後の一言が終わるまでゆっくりと受け止めてくれました。そのような聞き方をしてくれることによって、私の意見は価値あるものなんだ…とじんわり満たされた気持ちになったことを今でも覚えています。

 あなたの中に答えはある。私はそれを信じている。あきらめない。

 「今の若い子は考える力がなーい。」というご意見もうかがいますが、だからこそ私はそんな状況の時にはじっと待つようにしています。
 相手から言葉がでてくるのを。決して流暢でなくてもいい、まとまっていなくてもいい、まずは口にだしてみること自体に大きな価値がある。

 あの上司のような存在に、今度は私がなり続けたいと思う今日このごろです。



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