真のコーチング最初の一言で

2017年03月02日

あなたは運がいい人ですか?

今日の担当は北村和夫です。

 

中国の古典「淮南子(えなんじ)」に「人生の幸、不幸は転々として、予測がつかない」

ことの例えに「人間万事塞翁(さいおう)が馬」という話がある。

 

中国の北の国境にある城塞の近くに占い上手な老人が住んでいた。

あるとき、その老人の馬が北の胡(こ)の国の方向に逃げていった。

近所の人々は気の毒がって老人を慰めたが、老人は残念がる様子もなく言った。

「このことが不幸であるとは限らない」

 

しばらくして、逃げ出した馬が胡の良馬を沢山連れて帰ってきた。

そこで近所のひとたちがお祝いを言うと、老人は首を振って言った。

「このことが災いにならないとも限らない」

 

しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまった。

近所のひとたちが慰めに行くと、老人は平然と言った。

「このことが不幸であるとは限らない」

 

その後1年が経ったころ胡の異民族たちが城塞を襲撃してきた。

城塞近くの若者は戦いに行き、胡人から城塞を守ることができたものの、

多くの若者は戦いで命を落とした。

しかし、老人の息子は足を負傷していたため、戦いに行かずに済み、無事だった。

 

この故事からも分かるように、生じる出来事自体が「良いこと」「悪いこと」

といった絶対的な意味を持っているわけではない。

「良いこと」が起きた、「悪いこと」が起きたといった判断は、

すべてその出来事を経験した人間の意味づけによって決まる。

 

そのため、意味づけの傾向がポジティブな人は「良いこと」がたくさん起き、

「運が良い」と感じる機会も多くなる。

逆に、意味づけの傾向がネガティブな人は、「悪いこと」がたくさん起き、

「運が悪い」と感じる機会も多くなる。

 

たとえば、何かをやる際に「きっと上手くいく」と思い込んでいる人は、

「運が良い」と思えるような結果を生じさせる行動をとり、

実際にそういった結果を生じる可能性が高くなる。

「どうせ失敗する」と思い込んでいる人は、

「運が悪い」と思えるような結果を生じさせる行動をとるのであると私は思う。

 

ある心理学者が10年にわたり「運」に関係する研究の結果、

自らを運が良いと思っている人の思考と振る舞いを明らかにし、

その思考と振る舞いを真似る練習プログラムを作り、

任意の参加者に1ヶ月間その練習プログラムを実施してもらった結果、

参加者の80%は

「幸福感や満足感が増え、運が良くなったと感じるようになった」と回答した。」

 

こうしたことから、「運の良い人」「運の悪い人」の差が生じる原因の一つは、

運に対するセルフイメージの違いにあると言えるのではないだろうか。

コーチングの際、クライアントに良いセルフイメージを、

持ってもらえるようなコーチングが我々コーチに必要な能力であろう。

 

あなたの周りには「自分は運が良い」という人はいますか?

そういう人には共通した特徴があるように思える。

・明るく前向きな性格であること

・肩の力が入っておらず、自然体で、柔軟に物事を捉えられること

。人付き合いを大事にし、感謝の気持ちを持っていること

 

経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏は、

採用面接のときに「あなたは運がいいですか?」と必ず質問したそうだ。

「運が悪い」と答えた人は、他の回答が良くても不採用にしたらし。

つまり、自分のことを「運が良い」と思っている人を採用していた。

「自分は運が良いと思える人格こそが、組織に成長をもたらす人材に求められる要素である」と思ったのだろう。

 


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mozart1301 at 05:00│Comments(0)TrackBack(0)北村 和夫 

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