2017年03月16日05:00問題の意味が理解できない子どもたち

今日の担当は、古田倫子です。


先日の新聞記事に「問題の意味が理解できない子どもたち」という見出しの記事が載っていました。

内容を簡単に言うと、「問題が解けないのではなく、

何を問われているのか、何を考えたらいいのかが理解できない子が増加している」というものです。


実は、ここ数年、私もまったく同じことを学校現場で感じてきました。

答えがわかっていないのではなくて、何を聞かれているのかがわからない・・・ということは、

何もテストの答案用紙上だけではなく、授業の中でも感じています。

1クラスに30人以上いるわけですから、

なんとなくわかったような表情をしておけば、その先突っ込まれることもなく、

でも、結局は問われている意味が理解できていないのですから、

あいまいな思考にしかならない。

(今、私のクラスでは、一人ひとりに辞書を持たせ、常に机の横に辞書バッグをぶら下げさせて、

授業中わからない言葉がでてきた時には、恥ずかしがらずに辞書をひくことを指導しています)


先日も、学年朝会である先生が、

「みなさん、今日は中庭が大勢の人で“ごった返す”ので、帰る時、裏門を使って下校してください。」

という話を子どもたちにしていました。

教室に戻ってから、クラスの子どもたちに、“ごった返す”の意味がわかる子と聞くと、

約半分の子の手は挙がりませんでした。(小学4年生)


言葉の意味理解が浅かったり、

言葉そのものを知らない(語彙力が乏しい)と

普段の会話の中でも不具合は出てくると思います。

例えば、自分にとってめんどくさかったり、都合が悪かったりすると今の子は

「うざ!」だけで片付けてしまう傾向にあります。

相手が自分に合わないと「きも!」一言で片づけてしまったり。

ネットの普及により、言葉での表現を考えずに

「スタンプ」ボタン1つでのやりとりも日常化している現代。

子どもたちは、ますます語彙を手に入れる努力をしなくなるのではと私は大変危惧しています。


5歳の娘と今日公園に行きました。

水筒を持っていくのを忘れたので、近くのコンビニで「麦茶」を買いました。

そのラベル表示のところに「カフェイン成分0」と書かれているのを娘が見て、

「ねぇママ、成分ってなぁに?カフェインってなぁに?」と聞いてきました。

成分とカフェインについて、かみくだいて話しました。

言葉を教えるのに、早い遅いはないと思っています。

子どもが興味をもった時がチャンス。


自分の思いや考えを表現する力が、これから先も変わらず求められます。

たくさんの言葉を知っていることで、表現する語彙が豊かになり、

より的確な表現ができるようになります。


どの子もすすんで読書をしてくれればいいのですが・・・・
だからこそ、やっぱり日常の子どもとのコミュニケーションを大切にしてほしい。
日々の生活の中でのささいなことの中に、

子どもの語彙力を育てるヒントはたくさん眠っていると思います。

スマホもいいけど、ゲームも全否定はしないけど
機器ではなくて
対ヒトとのかかわりを意識して大切にしたいものです。


 



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