余韻遊ばない父親?

2018年11月12日

使いこなせていますか?

今日の担当は山村です。

先日乗った電車で、制服姿の女子高生をみかけました。
職業柄、他校の高校生に目が向いてしまいます。
勤務校の生徒だったら目があわないようにしてしまうかも知れません。(笑)
スマホを片手にメールかラインをしている様子でした。
しばらく見ていると、二人は手話を使って会話をしはじめました。
よく見ると、二人の女子高生の耳には小さな補聴器が付いていました。


そして、ある生徒のことを思い出しました。

だいぶ前の卒業生です。
一人っ子の彼女は、耳の不自由な両親に育てられていました。
まだメールやラインなどない時代だったので、
ご家庭と学校との連絡はすべてFAXでのやりとりでした。
保護者面談のときには彼女が手話通訳をしていました。
講演会などは手話通訳のヘルパーさんと親御さんが
一緒に参加されていたのを思い出します。

そんな彼女は在学中のある時、こんなことをぽつりと言ったのです。

「みんなは良いな。
家に帰ってお父さんとかお母さんに、今日はこんなことがあったって言えるでしょ。
相談も出来るでしょ。
私は、お父さんもお母さんも耳が聞こえないから、手話で話すしか無いんだよね。
でも、やっぱ、面倒なんだよ。
微妙な声の感じとかで、「元気が無いね」とか言ってもらいたいな〜って思うこともあるよ。
みんなが、「親がいろいろ聞いてきてうざい」とか言っていると、
私はうらやましくてね…。
こんなこと、お父さんとお母さんには言えないけどさ。」

そう言って、時々、放課後になると相談室にやってきて、
雑談とも相談ともとれるような他愛も無いおしゃべりをしていく生徒でした。
手話にも、性格や感情が表れるということを
教えてくれたのも彼女でした。


一人っ子の彼女が、耳の不自由な両親に育てられて、
どうやって言葉を獲得していったのか聞くことはなかったけれど、
きっと彼女が生まれたときには
ご両親は子どもの耳が聞こえるか心配だっただろうし、
ご両親がご苦労をされて、そして周りの人のサポートもあって
彼女に言葉を獲得させたのだと想像していました。
いつかご両親のそんな思いにも気づくときが来るかなあと思いながら…。


時々愚痴をこぼしたり、泣いていたりしたこともあったけど、
彼女は両親の耳代わりとなって成長していきました。
そして、福祉関係の大学へ進んでいきました。


楽しそうにスマホ片手に手話をしている高校生。
今はスマホがあるから、メールやラインも活用しているんだよね。

あの卒業生も、ご両親とメールやラインで、会話しているのかなあ。
スタンプ使って、感情も伝えているかなあ。
もう立派な社会人だろうなあ。

文字だけのコミュニケーションって難しいこともあるから、
メールやラインで傷つくこともあります。
生徒の中にもメールやラインの誤解でトラブルになったり、
振り回されて疲れてしまうなど、問題となるケースも増えています。

でも、耳の不自由な方にとっては、とっても便利なものなんですよね。
もちろん、耳の不自由な方だけで無く、
使い方によっては、メールやラインを使ったコミュニケーションは
便利でなくてはならないものでもあるのだろうなあ。

そんなことを思い出しながら、
『便利であっても、振り回されないように使いこなすことって大事。』
そう考えながら電車にゆられていました。


あなたはメールやラインに振り回されないように使いこなしていますか?



お待たせしました!
『コミュニケーション広場5』開催のご案内です。

◆11月25日(日)開催◆
『コミュニケーション広場5』

「子どもとの会話がもっとスムーズにできるようになりたい」
「苦手な人とも気兼ねなく、会話がはずむようになりたい」
「人と関わる時、もっと気楽に、スッキリできないかなあ」
最近、出会う人たちからこんな声を聞くことが以前より増えています。
あなた自身は、人との関わり方やコミュニケーションについて、うまくいっていると感じていますか?

「コミュニケーション広場」は、集まった人と一緒に創っていく体験と学びの空間です。
毎回のプログラムはコーチングなどのコミュニケーションスキルや、実際に会話をしながら体験的に関わり方のコツを身に付けられる内容で構成されています。
参加されるみなさんの「こんなことがあった・・」「こんな時はどうするの?」という具体的な課題をもとに、人との関わり方や伝え方についても深め、学んでいく時間を毎回設定する予定です。

開催日:2018年11月25日(日)10:00〜12:00(受付9:45〜)
第5回のプログラム:第5回は午前のみのプログラムです。
【1】「初対面の人とすぐに打ち解けられる人は、何をしているか?」
私、初対面の人とはなかなか話ができないんです。という方がいます。
一方で、誰ともすぐ話が弾むという人も。その違いはどこから生まれてくるのでしょうか。

【2】「子育て 男親と女親の視点の違い」
子育てについて夫婦で話し合うとき、お互いの考え方や接し方でどうも違いがあるなあと感じる。
男親と女親では、何かとらえ方に違いがあるのでしょうか?

会場:東京ウィメンズプラザ
参加費:2,000 円(学生は1000円)(定員20名)
問い合わせ:HPのお問い合わせフォームより(担当:川本)

詳細・お申し込みはHP http://www.ciie.jpからお願いいたします。
高校生以上のどなたでもご参加になれます。

紅葉の表参道に来てみませんか?
きっと、素敵な時間になると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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共育コーチング研究会
http://ciie.jp/
info@ciie.jp
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schoolcoach at 05:00│Comments(0)山村 真理子 

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