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2019年03月28日

構えの強さ

おはようございます。

桜の美しい季節ですね。

今日の担当は、柳原達宏です。

 

私が勤務していた町田市の玉川学園には

千数百本の桜の木があって

その種類も多く、花の咲き誇る

この季節は本当に美しいものです。

その桜を愛でながら進んでいくと

広いグラウンドのわきに立派な剣道場があり

小学生から大学生までが稽古に励んでいます。

 

この季節になると、私は桜とともに、

学園で剣道を指導されていた範士の先生方を

思い出します。

「花は桜木、人は武士」という言葉からの

連想でしょうか。

 

そのお一人が、範士九段、佐藤貞雄先生。

私の中では、この佐藤先生は

「伝説の師範」とも呼ぶべき方で、

直接お目にかかったことはないのですが

皇宮警察の師範を拝命され

剣道界では知らぬ者なしという方。

 

この佐藤範士について

そのお孫さんで玉川学園教諭の

佐藤二郎先生は、月刊誌「剣道日本」に

次のように思い出(教え)を語っています。

 

祖父が

「竹刀を持って構えてみろ」

私が構える。

 

祖父が私の側面に立ち、

左手で竹刀をつかみ、

右手を背中に当てて

両手を合わすように押し付ける。

 

竹刀が天を突き、

私は簡単に挟み込まれた。

 

「これじゃいかんな」

と祖父がつぶやく。

 

「二郎、お前は身長が低いんだから

左手の位置をもう少し高くしてみろ。

へそよりちょっと上だ。

そうすることによって

左肩の力は抜けてくる。

この脱力、剣道では大事なことだ」

 

やってみる。

確かに力が抜け、手元にゆとりが感じられた

 

「それともう一つ、その左こぶしを

ほんの少し突き出して構えてみなさい。

ふつうはへそから一握り離すといわれるが、

一握り半の感覚だ」

言われたとおりに構える。

 

「うむ、まあいいだろう」

そう言って、祖父が先ほどと同じように

両手で挟み込もうとする。

今度は耐えることができた。

 

祖父が私の顔を覗き込みながら言う。

「それが剣先の強さであり、

構えの強さということだ。

早く自分のものにすることだな」

 

私は唖然としながら自分の手元を見ていた。

 

 

 

その人にとっての最良の構えが

ゆとりを生み、強さを発揮する土台となる。

 

そしてその構えは、

努力によって自分のものとするのだと。

 

佐藤範士がおっしゃるところの構えの強さ、

これは、剣道のみならず

私たちが日々生きていくうえでも

必要であることと思います。

 

私たちの日常でいうなら、

まずは心構え、自分の最良のありようを

考えて、心に置き、行動をもってあらわす

プラス 脱力してゆとりを持てる何か

ということでしょうか。

 




ryucoach at 05:00│Comments(0)柳原 達宏 

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