難聴は認知症最大のリスク引き出し屋

2019年06月27日

Qちゃんの決断



本日の担当は、川本正秀です。
梅雨ですねえ。今年もおいしいお米が食べられるといいですね。


先日亡くなったマラソンの小出監督は、選手をほめて大きく育てることが得意な方でした。
私も自分でも走り、生徒も指導していたので、ずいぶん学ばせていただきました。

ほめることばかりが強調されますが、個性に応じた想像を超える厳しい練習もセットでした。
両方のバランスをとることに長けたすばらしい指導者だったと感じます。


シドニー五輪の30キロ過ぎ、高橋尚子選手はポーランドのシモン選手と並走していました。
監督のいる地点でスピードアップすることになっていましたが、金メダルを確信して先にゴールに向かってしまった、と言われています。

高橋選手(Qちゃん)は自分のタイミングでのスパートを決断します。
高価なサングラスを監督に拾ってもらう考えも、捨てました。

34キロ過ぎにサングラスを投げ、表情を引き締めてスパートします。
ぐんぐんスピードアップして、引き離します。
迷ってこのタイミングが遅れていたら、鬼より怖いリディア・シモンに負けていたかも・・。


海抜3000メートルを超える酸素のうすい高地でのトレーニングでは、死にものぐるいで走ったそうです。
車上の監督は「Qちゃんいいよ〜!ここががんばりどころだ〜!」と時々声をかけてほめます。

冷静に考えれば、過酷な練習に比べて「ほめ言葉」はほんのわずかです。
それでも、やりぬけたのは、同時に自律心や苦難を乗り越える力も鍛えられたからだと思います。


かけっこ好きの監督は、苦学して大学に進んで競技を続け、卒業後指導者になりました。
お酒好きで、明るく楽しい人と言われますが、選手の個性に応じた戦略には厳しさも感じます。

「監督がゴールにいるべき時は選手が勝った時ではなく、負けたときに『お前が悪いんじゃない、監督が悪いんだ』と慰めるためだ」、と語れる人間性が魅力でした。


人にはそれぞれたくさんの苦難や悩みがあり、失敗や悲しみを味わいます。
しかし、それこそが生き続けるための糧であり、生きている証かもしれないと感じます。

困難があるから、乗り越えるために工夫、改善、努力を続けてきたのが人類です。
自分の様々な障碍に打ち勝って成功した人も少なくありません。
ビル・ゲイツ、トム・クルーズ、アインシュタイン、山下清、
・・・・・

見返りや結果だけを求めれば苦しいことばかりです。
自分の最善を尽くすけれど、あまり期待しすぎない生き方がいいかもしれません。
子育て、部下育ても同じかもしれませんね。

自分の前に立ちはだかる壁があったら、あなたは乗り越えますか?




ciie001 at 05:00│Comments(0)川本 正秀 

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