January 27, 2010
キング牧師を題材の『プレシャス』監督新作にデ・ニーロ出演か
世界三大映画祭といえば『カンヌ映画祭』、『ベルリン映画祭』、『ベネチア映画祭』を一般的には指す。このどれかで注目を集めることが映画製作者にとっての栄誉であるとされてきた。
それ以外に配給会社が手を伸ばすのはハリウッドスター出演作かリメイクか大作シリーズの作品がメインだ。
新人の脚本家、監督たち、もしくはインディペンデント系の作品や監督が通常のシステムで日の目を見ることは、海の中で一本の針を拾うような確率であろう。
ところがちょっと次にあげる監督たちの名前を見ていただこう。
コーエン兄弟、ジェームズ・ワン、ブライアン・シンガー、スティーブン・ソダーバーグ、ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ、クリストファー・ノーラン、ジム・ジャームッシュなどなど。
彼らはみな、ある共通項を持っている。
それはある映画祭で喝采を浴びて世界に出てきた監督たちなのだ。
それが『サンダンス映画祭』である。
今年は1月15日からすでに始まっている。
この映画祭に出品された作品で注目を集めたものは他に『ヘドウィグ・アンド・アグリーインチ』、『そしてひと粒のひかり』、『ブレアウィッチ・プロジェクト』、『月の輝く夜に』、『ハード・キャンディ』、『ファッションが教えてくれること』など名を挙げることができ、ここ最近の3年間でもジョン・キューザック主演『さよなら。いつかわかること』、『フローズン・リバー』(現在公開中)、『プレシャス』など良作を世界に送り出していて、今のところ筆者が一番結果を楽しみにしている映画祭だ。
そんな中のニュースだが、当ブログでも何度か取上げてきた昨年度のグランプリ&観客賞受賞の『プレシャス』のダニエル監督のキング牧師を題材にした新作『セルマ(原題)』で、デ・ニーロが人種差別主義者だった実在のアメリカ人政治家ジョージ・ウォレスを演じることになりそうだ。
本作のタイトルはマーティン・ルーサー・キング牧師が60年代に黒人の参政権を求めて行った、アラバマ州セルマからモンゴメリーに向かう「セルマの大行進」に由来するもの。脚本やキング牧師を誰が演じるかでもまた注目作となりそうである。

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