October 14, 2019

『フロリダ・プロジェクト』と『チワワは見ていた』

映画『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』('17/"The Florida Project") と『チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密』('12/"Starlet") を Amazon Prime Video で鑑賞。

Florida_Project

『フロリダ…』は、すごく良かった『タンジェリン('15/"Tangerine") のショーン・ベイカー監督(脚本も)が、『タンジェリン』の次に撮ってオスカーにもノミネートされ(助演男優賞)、一段と名を上げた出世作。『チワワ…』は『タンジェリン』の1つ前の作品。

3作に共通しているのは、物語の中心にいるのが、その日暮らしで、でも力強く生きてる、けど社会的に弱い立場の人たちってこと。社会のかなり底辺にいるから、観ていてえんえん、ちょっぴりもの哀しいんだけれど、『フロリダ…』の場合、娘ムーニーが底抜けに元気で、救われる。その後『チワワ…』も観て、どこか救われる(心が癒される)感じがするのは、この3作の主軸に据えられた人たち全員が、自分を卑下していないからだ、と気づいた。生きるためにはお金が必要で、そのお金を得るために、自分に合った/やれる限りの仕事を精一杯やる。自分らしく生きる。堂々と。恥じることなく。

『フロリダ…』の母ヘイリーがやったことは、モーテルの住人としては正しくない。けれど、あれだけ娘に愛されてる母親は、決して "母親失格" なんかじゃない。って思うから、最後、泣けてくる。親の役目って何だろう? 良いしつけや食事、教育を与えることなんかよりまず愛情じゃないの? ヘイリーは人として未熟ではちゃめちゃすぎる人だったけど、そこだけは合格点だった(ムーニーにああも慕われていたのがその証左)。 ムーニーの、お金がなくても、遊び場所や道具なんかなくても楽しめる/楽しむ術をいつだって、いくつだって見つけられるパワー。自分が不幸だなんてこれっぽっちも思ってない。その生命力に圧倒される。不幸と思ってないのは無邪気で無知で無神経だからじゃない。そういうところもあるけれど、「大人が泣くときはだいたい分かる」なんてこと言うくらい、敏感で繊細な子でもある。そう、だから実は、自分が今おかれている境遇がどんなか(どれだけ "下層" か)分かっていて、だからこそあんなにも元気に明るくたくましく振舞っていたんじゃ?とも思えてくる。自分をみじめな存在と思いたくない/思われたくないから…。

『タンジェリン』も『フロリダ』も『チワワ』も、何てことない話(大した事件が起こるわけでも、明確な起承転結があるわけでもない)なのに、何でかぐいぐい引き込まれる。のが本当この監督すごい。し、どの作品も、ストーリーはもちろんのこと、キャストがものすごくリアル! 生き生きと、時に体当たりでバーン!とぶつかってくるような、演技ってことを忘れさせてくれるような演じっぷりに目を奪われる。あとこの監督の "説明することなく(置かれている立場や状況を)感じ取らせる" 風な描き方や、映像と色彩のセンスも好き。ウィレム・デフォー演じる管理人さんのいい人っぷり、たまらなく魅力的だったなー(あと鶴に出くわすシーンの唐突さ、最高!) 彼がああも母子に優しいのは、自分も色々あるからなんだな…ってことの(息子とのやりとりからの)匂わせっぷりみたく、はっきり描きすぎないとこころも、作品の味わいと奥行きを増してる。普通まずスポットライトを浴びることなんてない(ありえない)くすぶった人たちも、カメラの中心に据えてみると、そのどんなパッとしない人生の中にもドラマがあるんだな、と思わされる。そういう、普通なら見過ごしてしまうような、ささやかなドラマを拾い上げるのが/作りこみすぎることなくリアルに描くのが、この監督はものすごく上手い。

starlet

『チワワ』は観た3作の中ではいちばんヒリヒリ感とか哀愁がなくてちょっとゆるいんだけど、主人公ジェーンのおせっかいぷりが実にアメリカ人的と思えて、何か良かった。が、、しっかしこの邦題はないだろう(家政婦は見た、じゃないんだから…) つかそもそもチワワ、何も見てないし(けっこう寝てたし…) ちなみにチワワの名前でもあった原題の "Starlet" スターレットは「スターの卵」「売り出し中の若手女優」の意味。犬を飼う前から決めてた名前と言ってた。それってつまり、もしやジェーンはもともと女優志望ってこと、なのかな。もちろんポルノ女優を見下してるわけじゃないだろうけど、先にもっと大きな目標があるから、あそこまで正々堂々、胸を張って前向きに頑張れるのかも。あと余談だけど(IMDbのトリビアで知った)、スターレットを演じたチワワはショーン・ベイカー監督の愛犬で、本当の名前はブーニー (Boonee)。『フロリダ…』の娘ムーニー (Moonee) とそっくりな名前なのが、微笑ましいw あと『チワワ』で老婦人セイディーを演じたベセドカ・ジョンソン、『チワワ』が公開されてほどなく、87歳で亡くなったんだそう…。女性プロデューサーの1人がスポーツジムのロッカールームで見かけたベセドカをスカウト。この映画は、15歳の時から映画に出るのが夢だったベセドカの、最初で最後の作品になった、と、これもIMDbのトリビアより。初めての映画出演とは思えないくらい堂々として、凛とした、気丈だけれど時に寂しそうで気弱な一面も見せる、謎めいた、綺麗なひとだったな…。

cite at 07:26|Permalink│ │映画--ハ行 | 映画--タ行

October 12, 2019

octfest

octfest 時間割でた。最高じゃね? GROWLERステージから動かないで済む!
(体力消耗必至な METZ と Parquet Courts の時間が離れてるのも有難いw)

前売り45ドルで10アクト(2ステージ)+ 3オンス×6杯のビールサンプラー付。
(だってオクトーバーフェスだもーん!)
出店ブルワリー数は50超! 楽しみすぎるーーー。


Octfest


ところで、フェスのおかげで知った EMPATH(エンパス)いいんだよねー。
他バンドと一線を画するキーボード使いが絶妙!と聴くたび思うんだけど、
映像を見たら納得、つか驚愕! 4人編成のうちキーボードが2人って…w
(あとの2人はヴォーカル兼ギターとドラム。)
最近 Fat Possum と契約したから、今後もっと注目されそうー。



やたらドタドタ聴こえるドラムも(見た目込みで)いい味なんだなー、これがw


Empath: Vans Sidestripe Sessions

October 10, 2019

グリフ・リース(似顔絵)

描いたけど本人に渡しそこねたグリフ・リースの似顔絵、
せっかくだからここに載せとく。
何でアライグマなのか?は、何となくそう思っただけで
特に、理由はない。(゚∇゚ ;)エッ!?

Gruff_Rhys

ついでに、アライグマ増殖バージョンも。(なんじゃそら)


Gruff_Rhys_ex


しっかし、今年2度目じゃんなぁ、渡しそこね…。
アメリカまで観に行こうと思ってた Purple Mountains も
あんなことになってしまったから、もう二度と本人に渡せないし…。


すーばーまん

最近、ツキに見離されてるんだろうか……。

cite at 06:08|Permalink│ │音楽 | その他--似顔絵

October 08, 2019

まちかど sketch(その13)「大石製麺店」

めん業界の専門紙「麺業新聞」(毎週金曜発行)にて不定期連載中の、町で見かけためん関係のお店をイラストで紹介する「まちかど sketch」。 10月4日号で取り上げたのは、東京・中野区の川島商店街に店を構えて今年で創業100年目の「大石製麺店」さん。

まちかどスケッチ1004

店内に瀬戸物の器をたくさん飾っているのが素敵なんだけど、それら以上に惹かれたのが、たぬきの置き物。ひと目見て「この子ぜったい描きたい!」と思った♥
たぬきの置き物は「他を抜く」ことから商売に縁起が良いんだそう。なるほど、可愛いだけじゃなく、ライバルを出し抜くのか? かつてTV番組「どっちの料理ショー」に出て対決に勝利したのも、たぬきの助力か(違うだろ)。 やるなー、たぬき!


大石製麺店

東京・中野区の川島商店街にある大石製麺店は今年創業100年目。美味しさが評判で、TV番組「どっちの料理ショー」に出たことも。


October 06, 2019

ジョーカー

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映画『ジョーカー('19/"Joker") を映画館で鑑賞。

『バットマン』の悪役として知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演、トッド・フィリップス監督・脚本で映画化。道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマがいかにして誕生したのかを、原作のDCコミックスにはないオリジナルのストーリーで描き(←映画.comより引用)、ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した。ちなみに世界三大映画祭(カンヌ、ベルリン、ベネチア)でアメコミ作品が最高賞を授与されるのは史上初の快挙なんだそう。 共演にロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツほか。

10月4日から公開中。 続きを読む

cite at 08:09|Permalink│ │映画 | 映画--サ行

October 05, 2019

ホアキン・フェニックス(似顔絵)

10月4日から公開中の、絶賛されまくりと思いきや実は賛否両論らしい?話題作『ジョーカー』のホアキン・フェニックス 3変化。
(※画像クリックで大きくなります)

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しっかし、あのトッド・フィリップス監督が、世間を大いにザワつかせ「オスカー狙える」とまで言われるような話題作を撮った、ってのが、どーもいまだにピンとこないんだけど(そのことが実は何より嬉しくてならないw)、賛否両論らしいと知ってひと安心。だって、欠点が少なく皆が褒める優等生みたいな映画より、欠点はあるけど突出した何かを持ってる問題児だけど天才!みたいな映画の方が個人的に惹かれるし、衝撃度高そう。

今日観に行く予定。 ああ、なーんか、ドキドキするなーーー。
観る前にこんなドキドキするって、久しぶりだ。

October 04, 2019

GRUFF RHYS(グリフ・リース)live

GruffRhys_japan2019

GRUFF RHYS live @CLUB QUATTRO (Shibuya) OCT/3/2019 続きを読む

cite at 06:09|Permalink│ │音楽 | 音楽--ライヴ

October 03, 2019

ジョーカー公開まであと1日!

昨日の続き。
ついにジョーカーと化してしまったアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)。

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映画『ジョーカー』予告編


3つをつなぐと、こんな感じ。
映画『ジョーカー』の 10月4日公開まで、ついにあと1日だーーー!

ジョーカー_GIF

October 02, 2019

ジョーカー公開まであと2日

昨日の続き。
じわじわジョーカー化しつつあるアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)、の図。

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明日は、すっかりジョーカーと化す予定。


映画『ジョーカー』予告編

あのトッド・フィリップス監督が、ついに、、映画史に残る大傑作を生み出してしまったのかも知れない…。ので、楽しみでならない映画『ジョーカー』の公開は、10月4日。待ち遠しい…!

October 01, 2019

ジョーカー公開まであと3日

あのトッド・フィリップス監督が、ついに、、映画史に残る大傑作を生み出してしまったのかも知れない…。ので、楽しみでならない映画『ジョーカー』のホアキン・フェニックスを描きつつ公開が待ち遠しいなーとじりじりしたり、期待しすぎは禁物だわよと自戒したり。

ひとまず、ジョーカーに変身する前のホアキン/アーサー・フレック。
同じ下絵を、色付けでじょじょにジョーカーへと変貌させる予定。

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