March 24, 2006

奥さまは魔女

奥さまは魔女映画『奥さまは魔女』('05/"Bewitched")観た。

普通の恋に憧れて人間界に降りてきた魔女イザベル(ニコール・キッドマン)が、ひょんなことから落ち目の俳優ジャック(ウィル・フェレル)と出会い、TVドラマ『奥さまは魔女』のリメイク版に出演・・・てなファンタジック・ラブコメディ。

てこたつまり、この映画自体はTV版『奥さま〜』のリメイクではなく、あえて言うならパロディに近いって気もw (監督曰く「オリジナルをなぞるのではなく、TV版へのオマージュとして現代版サマンサを描きたかった」そーですが。)

 ※パロディ=既成の作品を、その特徴を巧みにとらえて、滑稽化・風刺化の目的で作り変えたもの

滑稽化の意図はウィル起用てことから明白。だって、ウィル・フェレルが主演(←あえて断言)っすよ!!!滑稽化されるに決まってる、てか滑稽化しなきゃ勿体無いw
風刺化されたのはウィル・フェレル御本人。叫ぶ、キレる、泣く、歌う、踊る、ジャンプ、そして全裸wというウィル芸の全てを存分に活かせる「大げさなだけがウリの落ち目の大根役者」て役柄が、すでに遠まわしな批判入ってますw イザベルに目の動きを伝授するシーンの「有名だろ。僕のおかしな目の動き」(The famous crazy-eye thing of mine)てセリフも十分に風刺的ですw 大汗かくの指摘されるトコも…(ry

とゆーワケで、Nキッドマン主演のリメイク版『奥さま〜』を期待して観に行った方々が不満に思って当然。
なぜならこの映画は、ウィル・フェレル主演のパロディ映画だったのです〜 (『奥さま〜』オープニング・ナレーション調w)

あー前フリ長っ。以下、好きな&印象に残ってるシーン箇条書き。


・ウィル、エンジン全開ですっ!!!こらまぢ、ウィル芸の集大成と呼ぶに相応しい!!!「叫ぶ」「キレる」「泣く」を筆頭に、『俺たちニュースキャスター』で見せたあのジャンプ(←右端)や、『アダルト♂スクール』を想起さす全裸まで・・・もー感激!!!
・でっかいウィルはちっこいのと組み合わすと魅力倍増ですが(『エルフ』とか)、ここではジェイソン・シュワルツマンが見事にその役割を果たしてます。てかジェイソン、鼻につく役やらしたら天下一品やなー(『天才マックスの世界』、『ハッカビーズ』)。
・いまさらですがニコール・キッドマンもすっごく良かった〜!!!キレイでキュートでキラキラしてて、鼻ピクピクも見事で!!!しょっぱな雨の中ずぶ濡れなのにとびきりの笑顔でクルッと回るシーンからすっかり魅了されちまいました。「跳ねるの楽しい〜!」って隣人のマリアとぴょんぴょん飛び跳ねるシーンも好き。
・隣人のマリア(Kristin Chenoweth)がコレまたキョーレツな個性をお持ちw。ちなみにこの役、Kristinのために書かれたものだそーです。ニコールがブロードウェイ・ミュージカル『WICKED(※『オズの魔法使い』のパロディ的内容)に出ていた彼女を大そう気に入ったんだとか(IMDbのトリビアより)。どーりで、魔女以上に魔女ぽい人間だったなぁw
・魔法、つかとりあえずハトくらい出せそーな雰囲気持つスティーヴ・カレルは、ゴム製人形のような珍妙さと独自のすっとぼけ具合で、相変わらずミョーな存在感w
・そして、、、ラブストーリー的な部分にまぢで胸キュンしちゃいました。「彼ってバカっぽいけどそこが可愛いの」、うんうん、わかるよ〜w 魔法かけられたジャックがイザベルにベタ惚れ状態になるシーンでの幸せそうなこと!対照的に「これじゃいけない」てんで魔法を解くべく時間を巻き戻すイザベルの寂しげな表情ったら・・・。後半、“いちばんハッピーになれるところに帰ろう”と、イザベルが向かった先がドラマ・セットのお家、ってトコでまぢ目頭がぁっ・・・(゜дÅ)ホロリ

・・・というわけで、本気で良い映画だと思いましたです。パロディでもあり、オマージュでもある。至極真っ当なおバカ映画でもあり、ラブストーリーでもある。ミラクルたくさんのファンタジーでもあり、人間くさいドラマでもある。ダメ男の改心・成長物語でもあり、たくましき女性バンザイな映画でもある(そいや監督は女性でしたねぇ。脚本は姉妹で共同執筆だそーな)
いや〜、なんつっても文句なしに楽しかった!!!

・蛇足 О象に残った音楽は、トーキング・ヘッズ「And She Was」(コミカルさがぴったし)、R.E.M.「Everybody Hurts」(物悲しいメロディをバックに大泣きするウィルw)、とエンドロールで流れたポリス「Every Little Thing She Does Is Magic」。どれも懐かしく、しかもストーリーに合う歌詞の曲をチョイスしてるようなのに好感♪
・蛇足◆Г任睨榲に一番良かった曲は、初デートのレストランでウィルが歌う「Promised Land」!!!だってめっちゃーアホみたいでw楽しそうで、幸せそうなんだもん、2人して歌って踊って!!!(ちなみにこの曲、“Written by Will Ferrell and Adam McKay”てなってますけど、Adam McKayって?『俺たちニュースキャスター』の監督??カンケーないやん!!!・・・でも、アリだなw)
・蛇足:そーいや(音楽つながりで)ジャックがイザベルに花束と一緒に渡したCDはキャット・スティーヴンス・・・こーゆーこそばいセンス大好きです♪

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1. 『奥さまは魔女』  [ Albrecht's Alternativity@ココログ ]   March 25, 2006 03:00
てゆうか、ここまでやって大丈夫なの?って感じ!・・・特に、日本の観客向けには(笑

この記事へのコメント

1. Posted by albrecht   March 25, 2006 03:17
5 cite様
albrechtです。
ものすごくチカラの入ったレビューですね!!!
この映画に対する愛が伝わってきますよ〜!
映画全体の「感想」に加え、細かいセリフやトリビアのチェックまで、いやもースバラシすぎます!!
これもすべて『奥さまは魔女』がすばらしいからですよね!
そして、ウィル・フェレルがすばらしい!
もーサイコーー!!

>“Written by Will Ferrell and Adam McKay”てなってますけど
なんと、そうでしたか!(笑) なんか、楽しくていいな〜。
アダム・マッケイで検索したら、こんな記事が。
↓↓↓
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20070223,00.htm
「1000の顔を持つコメディアン」というくだりがいいですね〜(笑)。全部みたい!!

記事で紹介されている映像はこちら。
↓↓↓
http://youtube.com/watch?v=EkqrI3IibYI

なに言ってるかわからないけど、見てるだけでおもしろ〜い!(←末期症状)
2. Posted by cite   March 28, 2006 02:06
◆albrechtさん
いやホント!!!映画もウィルもスバラシもーサイコーっすよね〜!!!(←おぉ我ながら頭わるそーな文だw)

そもそも、TVシリーズでは演じる役者が変わっても気付かれなかったとゆー(爆)カゲのうっすいダーリン役を、カゲどころか存在濃すぎ(てかそもそもデカすぎw)なウィルに演らした時点で(ちゃんと“リメイク”したとしても)パロディになる運命だったかと思いますがw、“劇中劇”の形をとったことでウィルのキャラが十二分に生かされて、ぃやもーノーラ・エフロン監督に感謝、感謝です。(あ、ウィルをダーリン役に想定して書いたわけではなさそー、ですけども。・・・実はジム・キャリーが有力候補だったなんて話もアリましたけど。あれ?『エルフ』ん時もそんな話を読んだよーなー。Jキャリーとウィルってそんなキャラかぶるか?・・・暑苦しいとこか?・・・ま、いっか。)

(文字数超過につき
3. Posted by cite   March 28, 2006 02:30
◆albrechtさんへ(続きです)
「Will as Bush」映像、本当だ〜!おもしろ〜い!!!
意味分からずともつい引き込まれるのは何ででしょ〜?w

そいやブッシュって、ウィル1000面相の中でもオハコらしいですよね。
あの、生気が全く感じられないガラス玉のよなつぶらな瞳が、似ているんでしょうか?
「逆・目ぢから」(←目ぢからが無さすぎるところにインパクトがある)とでも名付けたい・・・うーんやっぱりウィルは、「目」なんですねえw

そうそう、CMといえばこんな男前ウィル映像を発見♪
↓↓↓
http://technojunkie.org/berniec/ferrell_switch.html
おーされーなアップルのCMですよう!!!
・・・なんか、素(す)っぽいウィルって、あまり見慣れてないので、照れてしまいました

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