February 14, 2013
バチェロレッテ
映画 『バチェロレッテ』 ('12/"Bachelorette") の試写会に行ってきた。
キルスティン・ダンスト、リジー・キャプラン、アイラ・フィッシャーの共演で、わけありの独身女性 (バチェロレッテ) 3人組が友人の結婚式前夜に繰り広げる騒動を描いたコメディ (←映画.comより引用) で、他の出演者にジェームズ・マースデンほか。 製作はウィル・フェレルほか。 (※オフ・ブロードウェイで人気を博していた舞台の映画化をWフェレルが熱望し、実現したんだそう)。 監督・脚本は、オフブロードウェイ版でも監督を務めていたレスリー・ヘッドランド。
公開は2月22日。
キルスティン・ダンスト、リジー・キャプラン、アイラ・フィッシャーの共演で、わけありの独身女性 (バチェロレッテ) 3人組が友人の結婚式前夜に繰り広げる騒動を描いたコメディ (←映画.comより引用) で、他の出演者にジェームズ・マースデンほか。 製作はウィル・フェレルほか。 (※オフ・ブロードウェイで人気を博していた舞台の映画化をWフェレルが熱望し、実現したんだそう)。 監督・脚本は、オフブロードウェイ版でも監督を務めていたレスリー・ヘッドランド。
公開は2月22日。
ものすっご面白かったぁぁ!!! し、私 (アホかもしんないけど) 2回ほど泣いたよ! いやほーんと、ものすごく良く出来た、ものすごく良い映画っ! 87分て短い映画&ほぼ1晩の話、だからか、無駄なくダレなくテンポ良く、しかも、こんな短時間に各々のキャラから過去から申し分なく描ききってる! で、その辺ちゃんと描けてるからか、ダレとダレが復縁し、ダレとダレが上手くいって・・・な部分もまったく不自然と感じさせない! (それってスゴいよ! 何度も言うけど、こんな短時間に!)
ドレス修復、って主目的 (大スジ) があるから、色んな人に焦点当てても話がブレすぎることがない=散漫にならないし、何より、レーガン (Kダンスト) が何でおデブのベッキーのいちばんの親友でありメイド・オブ・オナーなのか、って不自然さ&その理由 (←これ、すっご分かる気した。 プライドが高い人って、そのプライド守りたい度がハンパない分、自分がいちばん知られたくないことを、自らのプライド犠牲にして守ってくれた相手の、そんな大事なもの捨ててくれるって好意のありがたみを人一倍感じるはずだから) も、それを明かすタイミングも、あと、ジェナ (Lカプラン) と元カレが別れた理由が明かされるタイミング (ひっぱりぷり) も秀逸! "ゲロ" ってキーアイテム (←コメディでは定番!) のちりばめっぷり (ベッキーとレーガンの出会うきっかけ→ケイティ=Iフィッシャーのゲロ2発→最後、レーガンのドレスについたゲロ!) もお見事! ←そうとにかくこれ、脚本がめちゃめちゃ良くできてると思う!! 全てが納得できるようきちんと細部まで仕込まれてるのが、観ている間も観終えてからも、ものすごく気持ちいい!!! (※そういや 「ゲロ」 ネタといえば、結婚前夜のパーティでスピーチ依頼されたジェナが 「ゲロ」 の話しはじめたのをレーガンがものすごく硬い表情で止めた、んだよね。 あれも、後で思い返してみると、「あぁ、そうだったんだな・・・」 と得心がいくのとか、、うう、上手いよねー、本当。)
あと、互いが補完し合う関係 (=お互いさま!) っていいなぁと。 この4人、互いに弱みを握り合ってるつか、各々の欠点をよーく理解し合ってて、そのダメなとこひっくるめて相手のことを好いてる、その感じがすごくいいんだ。 欠けてるとこ補い合ってる感じ。 各々が、自分にはない部分を (それが欠点であろうとも?) 相手の魅力と感じてるっつか。 ぃやそれだけじゃなく、相手の欠点で自負心を満たしてるとこもありそうな?! (←誰だってそーゆーとこあるよね? 分かるわかる! そういう人間的なところもいいんだよなー。) だから? バラバラなキャラでもあるのになーんか上手くバランス取れてるんだ! それと、くっつきすぎ、じゃないところも良いんだよねー。 ほどよくサバサバ、ほどよく全員が自己中心的で、各々が (親友同士なのに!) 実のところ、「隠しごとのない関係」 じゃない、ってのも!
・・・あぁ何書いてるのか、とりとめなくなってきた。 (いい映画観ると大抵こーなるんだよ! 本当!!)
そんなバラバラ感にぴったりくるよう、独身3人女がパツキン、ダークブラウン、赤毛ってとり合わせなのも 「うまいね〜!」 と思わされたし、プロクレイマーズの "I'm Gonna Be (500 Miles)" (←てかあのシーンのあのラジカセ! もいいじゃん!←クサいけど! でも、あそこで、あの場面で、思い出グッズいっぱいとっといてる/しかも棚にごっそり隠してるジェナの元カレ、も悪い奴じゃないじゃんね〜! って思わすのとかも、まぢ上手いよ!! っつかこの映画、出てくるひと全員がイイ人なのもすごく良い!!) をおそろしく音痴な男が好きな女のために歌うとこ、は、『テッド』 でジョン (Mウォールバーグ) が彼女のために歌ったシーン以上に私ゃカンドーしたよ!!! (まぢで!!!)
あと、、、何だ?? キルスティンのブサイクぷりが素晴らしかったとかw あとJマースデンはやっぱいつ見ても爽やかで、エゲツないこと言っても激しいHしても何でか可愛らしいw とか。 あーあと最後、4人が輪になって踊るとこもすんごく良かった、んだ。 ←私はここでもっかい泣いた! 男の友情ではよく泣くものの、女の友情には滅多に涙しない、この私が!!
・・・と、こんな良い映画なのに (いや本当、良くできてるんだって!!!) でも、そんな評判になった映画でもないし、大して宣伝してないから、たぶんほとんど話題になんない。 (悔しーい!!) けどね、似たよーな映画で言うなら 『ブライズメイズ』 の100倍面白かったよ、私は!!!
P.S.
書き忘れ。 (いやまぢ、書きたいこと、まだまだ沢山あるっ!!!) この映画、メッセージ 「他人なんて気にすんな!」 (FUCK EVERYONE! ←これはいい意訳と思う!直訳だと 「みんなクソッタレだよ!」 て感じだけど、レーガンが言いたいのはこういうことだと思うから!) がしっかとあるのも良い!!!
あと、各々にわりと均等にスポットライトをあててる、って作りも良かった。 (「皆が主役になれる/自分が主役と思える、素敵なパーティでした」 って誰かがスピーチで言ってた! まさにそんな感じ!!)
それから、レーガンと、あとジェナもケイティも、おデブのベッキーよかすっごイケてる、ってんじゃ (実は) なくて、かつてはそりゃイケてたけど、で、今も各々そう思ってはいるものの、でもハタから見たらそーでもなくね? ってイタい現実をしっかと切り取ってるのもサイコー!!! だったりとか! いやもーこれ、良かったとこ書き出してたらキリないわw なんで、以上〜。 ではシメに、映画の締めくくりにも使われたプロクレイマーズの "I'm Gonna Be (500 Miles)" を!
The Proclaimers - "I'm Gonna Be (500 Miles)"