2018年07月16日

≪訂正≫

 配信番号CJC18206<米シカゴの高速道路で反銃暴力訴えデモ行進>本文で、デモを率いるのは長年シカゴで反暴力を訴えてきたマイケル・フェルガー牧師、としましたが、同氏はカトリック教会シカゴ大司教区所属の司祭でした。なお記事自体は修正済みです。(主宰者)


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◎教皇、日本の豪雨犠牲者のために祈る

CJC18207=VR0709◎教皇、日本の豪雨犠牲者のために祈る

 【CJC】バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコは、西日本を襲った豪雨の犠牲者のために祈った。

 教皇は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し7月9日発表したメッセージの中で、日本の豪雨被害による犠牲者と負傷者のために、深い悲しみを述べ、この悲劇的災害に見舞われたすべての人々に心からの連帯を表明した。

 教皇は、特に亡くなった方々の冥福と、負傷された方々、悲しみの中にあるすべての方々に慰めを祈ると共に、被災者の救助・支援に尽くす関係機関とすべての人々を力づけた。□



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◎米シカゴの高速道路で反銃暴力訴えデモ行進

CJC18206=AF0708◎米シカゴの高速道路で反銃暴力訴えデモ行進

 【CJC】米国で最も殺人件数の多いイリノイ州シカゴで7月7日、銃暴力に抗議する大勢の市民らが高速道路をデモ行進した。このデモのため、高速道路は片側車線が約1時間閉鎖された。

 デモが行われたのは、アフリカ系住民が多数を占めるシカゴ南部を縦断するダン・ライアン高速道路。デモを率いるのは長年シカゴで反暴力を訴えてきたカトリック教会のマイケル・フェルガー司祭。シカゴ当局がフェルガー氏に協力し、ダン・ライアン高速道路の北行き全車線を約1時間封鎖しデモ行進を認めた。

 シカゴでは麻薬密売やギャングの縄張り争いによる銃犯罪が日常的に発生している。警察によると、今年に入ってから7月1日までにシカゴで発生した発砲事件は1114件、殺人事件は254件だった。殺人件数は昨年同期比では23%減少したものの、依然として米国では第1の件数となっている。□


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◎教皇が南伊バーリで中東平和のためのエキュメニカルな祈り

CJC18205=VR0707◎教皇が南伊バーリで中東平和のためのエキュメニカルな祈り

 【CJC】教皇フランシスコは7月7日、聖ニコラスの聖遺物が安置される南イタリアプーリア州の州都バーリのサン・ニコラ聖堂で、中東平和のためのエキュメニカルな祈りの集いを主宰した。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、アドリア海に面した港湾都市バーリは、「東方に開いた窓」として、古くからギリシャや中東との交易・交流に大きな役割を果たしてきた。

 バーリは、カトリック・正教会の双方から深い崇敬を受ける、3世紀から4世紀にかけてのミラ(小アジア・リュキア)の司教、聖ニコラス(ニコラウス)の聖遺物でも知られる。

 バーリは、正教会の信徒たちの巡礼地でもあり、エキュメニカルな出会いに恵まれた都市。

 教皇が呼びかけたこの祈りの集いには、正教会のエキュメニカル総主教バルトロメオス1世をはじめ、中東のキリスト教諸教会の総主教および指導者らが招かれた。

 7日朝、教皇と総主教らは教会のクリプタ(地下聖堂)に降り、聖ニコラスの聖遺物の前で祈りを捧げた。

 また、教皇は聖ニコラスの聖遺物の前にある、祭壇上のランプに火をともした。船の形をしたこのランプには、教皇ピオ11世の時代から、カトリック教会と正教会の共通の信仰のしるしとして、唯一の火がともされてきた。

 聖ニコラスの聖遺物前で祈った後、教皇と総主教らは、バーリ市内の海岸通りの広場で、中東の平和のための祈りの集いを行った。

 広場には多くの市民が集い、バーリの若者たちのオーケストラや合唱、また東方教会の聖歌の調べが流れる中、海を隔てた中東への思いを一つにした。

 教皇は集いの中で、様々な文明が交差する地、一神教の諸宗教の揺籃の地、特に「主がわたしたちを訪れ、そこから信仰の光を全世界に輝かせた地」としての中東に、思いをはせ、修道生活、古来からの典礼、豊かな宗教美術と神学、偉大な教父たちを育て、霊性の源泉、キリスト者の魂のルーツである、中東の伝統を全力で守らなければならない、と述べた。

 この輝ける中東の地が、今や、紛争や、暴力、破壊、占領、原理主義、強制的移住、放棄などによって荒らされている現状を教皇は指摘。こうした荒廃が、多くの人の沈黙と共犯性のうちに進んでいることを危惧した。

 中東からのキリスト教徒たちの流出を深く憂慮される教皇は、キリスト教徒は同地域を構成する大切な要素であり、キリスト教徒のいない中東は、中東ではないと話した。

 祈りの集いの後、教皇と総主教らは、聖ニコラスのバシリカに戻り、対話の時を持った。終了後、総主教らは、バーリの大司教館で教皇と昼食を共にした。

 中東平和のための祈りの一日を終えた教皇は、総主教ら一人ひとりに深い感謝を述べた後、同日夕方、ローマに戻った。□


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◎マザー・テレサの修道会で赤ちゃん売買が発覚

CJC18204=AF0707◎マザー・テレサの修道会で赤ちゃん売買が発覚

 【CJC】「コルカタの聖テレジア」と呼ばれ、ノーベル平和賞受賞者マザー・テレサが1950年にインドで創設した女子修道会『神の愛の宣教者会』(総長シスター・メアリー・プレマ)は7月6日、同会所属の修道女と職員の女性が未婚の母親たちが産んだ赤ちゃんの人身売買容疑で逮捕されたことを受け、「遺憾」の意を表明した。

 AFP通信が報じるところでは、インド東部ジャルカンド州の州都ランチーの警察は5日、『神の愛の宣教者会』の施設の一つで少なくとも5人の赤ちゃんを売った容疑で修道女と職員の計2人を逮捕した。

 この事態を受け、『神の愛の宣教者会』は、「ランチーにある私たちの施設で起きたことにショックを受けている。あってはならないことだ」として、「このようなことは私たちの道徳的信条に反している。この問題について慎重に調査し、このようなことが二度と起きないようあらゆる必要な措置を講じる」と述べた。

 事件が発覚したのは、地元の児童福祉局が今週、未婚の妊婦や困窮する母親の面倒をみている同修道会の施設にいた新生児1人が行方不明になっていると警察に通報したことがきっかけ。

 現地のPTI通信によれば、2人が逮捕された翌日の6日、同施設で生活していた少女13人と同修道会が運営している近隣の施設にいた子ども22人がそれぞれ別の施設に移された。

 逮捕された職員は当初、行方不明になった赤ちゃんはその子を産んだ未婚の母親に連れて行かれたと主張していたが、警察は、容疑者2人がこの赤ちゃんを隣接するウッタルプラデシュ州の夫婦に1700米ドル(約19万円)近くで売っていた証拠を突き止めた。

 人身売買で有罪になれば容疑者2人には最大で5年の禁錮刑が科されるが、警察によると、捜査によって余罪が出てくる可能性もある。捜査は、出産が行われた病院でも進められている。

 インドでは合法的な養子縁組には煩雑な手続きが必要なため、慈善団体や病院に賄賂を払うなど違法な手段に頼る人々もいる。□



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◎トーラン枢機卿の葬儀がバチカンで

CJC18203=VR0712◎トーラン枢機卿の葬儀がバチカンで

 【CJC】入院先の米コネティカット州ハートフォードの病院で7月5日、逝去したジャン・ルイ・トーラン枢機卿の葬儀が12日、バチカン(ローマ教皇庁)で行われた。

 トーラン枢機卿は、教皇庁で国務省外務局局長、バチカン図書館館長、諸宗教対話評議会議長等を歴任、また枢機卿会ではカメルレンゴ(教皇空位期間事務局長官)の役務にあった。

 12日午前、サンピエトロ大聖堂で捧げられた葬儀のミサには、バチカン関係者、外交団は始め多数が参列した。

 ミサを司式した枢機卿会首席アンジェロ・ソダノ枢機卿は、説教の中で、長年、バチカンで共に働いたトーラン枢機卿の、深い信仰と偉大な使徒的精神を記憶にとどめつつ、闘病の重みにも関わらず、勇気をもって、教会への奉仕とすべての人々との対話に身を捧げた同枢機卿を想起した。

 ミサの終わりに、教皇は、トーラン枢機卿の冥福を祈り、告別の儀式を行った。□



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≪訂正≫配信取り消し

 配信番号CJC18200<◎インド正教会司祭4人をレイプと脅迫で捜査>は、配信番号CJC18194を誤って再送信したものです。全文取り消します。(主宰者)


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◎バチカン諸宗教対話評議会議長トーラン枢機卿逝去

CJC18202=VR0706◎バチカン諸宗教対話評議会議長トーラン枢機卿逝去

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)諸宗教対話評議会議長のジャン・ルイ・トーラン枢機卿が7月5日、入院先の米コネティカット州ハートフォードの病院で逝去した。75歳。

 教皇フランシスコは、トーラン枢機卿の親族に宛てた電報で、深い弔意を表すと共に、同枢機卿の教会への愛と忠実、その奉仕を想起した。

 トーラン枢機卿は1943年、仏ボルドー生まれ。69年、司祭叙階。73年から、ローマの教皇庁立教会アカデミーで学び、75年よりバチカンの外交活動に携わる。

 ストックホルム欧州軍縮会議等、多くの会議に携わり、教皇庁の旧・教会外務評議会の事務次官等を務めた。

 90年、国務省外務局の局長となると共に、大司教に。

 2003年、枢機卿に任命。同年、バチカン図書館館長となる。

 07年より教皇庁諸宗教対話評議会議長。

 13年3月13日の教皇フランシスコ選出の際には、サンピエトロ大聖堂の中央バルコニーから、教皇選出の知らせと新教皇名を告げる役を果たした。

 トーラン枢機卿は諸宗教対話評議会議長として、来日経験があり、様々な機会を通して、日本の諸宗教関係者とも交流があった。□


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◎ナイジェリアでイスラム教徒「フラニ人」とキリスト教徒「べロム人」が抗争

CJC18201=#0623◎ナイジェリアでイスラム教徒「フラニ人」とキリスト教徒「べロム人」が抗争

 【CJC】アフリカ・ナイジェリアでは土地や資源をめぐる争いに民族や宗教、政治的な対立も絡んで数十年にわたり抗争が続いている。

 中部プラトー州バーキンラディ地区一帯では、イスラム教徒の遊牧民「フラニ人」とキリスト教徒の農民「べロム人」が土地をめぐり抗争している。

 AFP通信などの報道によると、6月21日、「ベロム人」が「フラニ人」に攻撃を仕掛け、これがきっかけと見られる武力衝突が起きた。

 国家警察は24日、遊牧民と見られる集団が農耕民の集落を襲撃し、86人が殺害されたと発表した。一帯には夜間外出禁止令が出され、ムハンマドゥ・ブハリ大統領は平静を呼びかけた。

 警察幹部が記者会見で明らかにしたところよると、衝突後に「ベロム人」の複数の集落を捜索した結果、計86人が殺害されていたことが分かった。このほかに6人が負傷し、家屋50棟が破壊されたという。

 『ナイジェリア・キリスト教協議会』(CAN)によると、ブハリ大統領は「フラニ」出身で、この事件のために自身を非難は不当だと主張。「治安に関する課題はあるものの、現政権が治安の分野で顕著な成功を収めていることを多くのナイジェリア人が認めていることは注目に値する」と述べている。□



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◎インド正教会司祭4人をレイプと脅迫で捜査

CJC18200=AF0703◎インド正教会司祭4人をレイプと脅迫で捜査

 【CJC】インド南部ケララ州の警察は7月3日、1人の女性に対し約20年間にわたってレイプと脅迫を繰り返した疑いで、正教会の司祭4人の取り調べを行っていると発表した。AFP通信が報じた。

 氏名非公表のこの女性が警察に明かしたところによると、正教会の司祭1人に初めて性交を強要されたのは、女性がまだ未成年だった1990年代だという。

 これを別の司祭に告解したところ、今度はその司祭に脅され、性交渉を求められた。その後さらに2人の司祭がやはり同じ女性を脅迫し、性行為に及んだという。

 現地報道によれば、女性の夫が教会関係者に抗議する録音がソーシャルメディア上で広まり、被害がようやくようやく明るみに出たという。□



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2018年07月09日

◎教皇、9月にバルト3国訪問

CJC18199=VR0705◎教皇、9月にバルト3国訪問

 【CJC】今年9月に予定される、教皇フランシスコのバルト3国への司牧訪問の詳細日程をバチカン放送が明らかにした。

 教皇は、9月22日(土)から25日(火)まで、リトアニア、ラトビア、エストニアの3カ国を訪れる。

 この訪問で、教皇はリトアニアの首都ヴィリニュスを基点に、同国カウナス、ラトビアの首都リガとアグロナ、そしてエストニアの首都タリンに赴かれる。

 9月22日(土)教皇は早朝ローマを出発し、正午前にリトアニアの首都ヴィリニュスに到着。市内の大統領官邸で歓迎式に臨み、大統領への表敬訪問を行う。続いて、官邸前広場で、リトアニアの各界代表および同国駐在外交団と会見。夕方、聖母巡礼聖堂を訪問。この後、カテドラルで若者たちとの集いを持つ。

 9月23日(日)午前、教皇はヴィリニュスから、リトアニア中部の都市カウナスに移動。同市の公園でミサ。午後、カテドラルで司祭・修道者・神学生らとの出会い。この後、教皇はヴィリニュスに戻り、占領と自由のための闘争の博物館を訪問し、祈りを捧げる。

 9月24日(月)午前、教皇はヴィリニュスから、ラトビアの首都リガへ。市内の大統領官邸の中庭で、歓迎式。続いて、教皇は官邸に大統領を訪問する。官邸の広間で同国各界要人と駐在の外交団との出会い。解放記念碑に献花。ラトビア・ルーテル福音教会のカテドラルでエキュメニカルな集い。次いで、カトリックのカテドラルを訪問。午後、教皇は同国東南部のアグロナの聖母巡礼聖堂を訪問。再び、ヴィリニュスに戻られる。

 9月25日(火)午前、教皇はヴィリニュスを後にし、エストニアの首都タリンへ向かう。市内の大統領官邸で歓迎式。大統領訪問と、各界代表および外交団との会見を行う。ルーテル派の教会で若者たちと共にエキュメニカルな集い。午後、カトリック教会のカテドラルで、教会の支援を受けている人々と会見。続いて、市内の広場でミサを司式。空港での送別式を経て、ローマに向けて発ち、同日夜バチカンに戻る。□



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◎文・韓国大統領「教皇が南北・朝米会談成功の大きな力に」

CJC18198=Re0705◎文・韓国大統領「教皇が南北・朝米会談成功の大きな力に」

 【CJC】文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は7月5日、バチカン(ローマ教皇庁)のギャラガー外務長官(外相)とソウルの青瓦台(大統領府)で会談した。

 韓国の聯合ニュースによると、文大統領は、教皇が2014年に来韓した際、同年に起こった旅客船『セウォル号』沈没事故に心を痛める韓国国民をなぐさめてくれ、その後も南北平和と和合を願うメッセージを発してくれたとした上で、「(教皇が)南北首脳会談、朝米(米朝)首脳会談の成功に大きな力になってくれた」と述べて感謝の意を伝えた。

 また、ギャラガー氏が人道支援のため北朝鮮を2回訪問したと聞いているとし、「北の核問題で進展があった場合に北の住民への人道支援が活性化するよう、教皇にはさらなる関心を傾けてほしい」と求めた。

 ギャラガー氏は「(教皇は朝鮮半島の)平和、安定だけでなく、韓国政府が推進する多くの努力を理解している」などと応じた。あわせて、文大統領に10月中の教皇庁訪問を要請した。

 青瓦台の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は教皇庁訪問の要請と関連し、外交ルートを通じて日程などを協議することにしたと伝えた。□



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◎バチカン広報省長官にパオロ・ルッフィーニ氏

CJC18197=VR0705◎バチカン広報省長官にパオロ・ルッフィーニ氏

 【CJC】教皇フランシスコは、教皇庁広報省の長官に、ジャーナリストのパオロ・ルッフィーニ氏(61)を任命した。バチカン放送などが7月5日報じた。

 ルッフィーニ氏は、1956年、イタリア・シチリア州パレルモ生まれ。ジャーナリストとして、新聞・テレビ・ラジオの分野で40年近い経験がある。最近ではイタリアのカトリック司教協議会の放送網『TV2000』の放送総局長を務めていた。

 バチカンの長官はこれまですべて司祭が務めており、一般信徒が長官となるのはルッフィーニ氏が初めて。

 教皇庁教皇庁広報省は、教皇フランシスコの2月27日付の教書により、6月23日、広報事務局が改組した。□


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◎ウクライナ「独立」巡り東方正教会が駆け引き

CJC18196=Ni0705◎ウクライナ「独立」巡り東方正教会が駆け引き

 【CJC】ウクライナの正教会で「独立」を巡る駆け引きが激しくなっている。

 ウクライナの正教会は現在、最大の教会と目されている『ウクライナ正教会・キエフ総主教庁』(英字略号=以下同=UOC・KP)、第2位の『ウクライナ正教会・モスクワ総主教庁』(UOC・MP)、『ウクライナ独立正教会』(UAOC)、『独立合法ウクライナ正教会』(UAOC・C)管轄下の教会などに分裂している。

 信徒数最大とされる『ウクライナ正教会・キエフ総主教庁』が、事実上戦争状態にあるロシアの影響力を減じるため、正教会の各主教の中で「同格であるが、その中の首位」とされているコンスタンティノープル(イスタンブール)のエキュメニカル総主教に独立承認を要請。一方、ロシア側は承認を阻止へ圧力をかけている。

 日本経済新聞が7月5日報じる所では、ウクライナ政府と議会、ウクライナ正教会主教はコンスタンティノープルのバルトロメオス1世エキュメニカル総主教に独立承認の請願書を送付した。これには複数のモスクワ系教会の主教も署名したという。エキュメニカル総主教側は独立承認の可能性について「我々には分裂に苦しむウクライナの教会の問題を解決する責務がある」と語っている。

 ロシアのプーチン政権が2014年、ウクライナ領クリミア半島を武力併合し、同国東部にも軍事介入したことで、ウクライナでは『ロシア教会』離れが進んだ。ロシア正教会首座のキリル総主教は、親欧米に転換したウクライナの政権を「邪悪」と批判。モスクワ系教会は東部で戦死したウクライナ兵への祈りを拒否するなどの事件が相次ぎ、信者を減らした。

 ロシア正教会傘下の3万ある小教区の3割強はウクライナにある。同国教会が独立すれば、ロシアは東方正教会の最大勢力という地位を失いかねない。プーチン政権と教会が一体となって「ウクライナ奪回」に動く、と日本経済新聞。

 ロシア正教会で対外関係を担うイラリオン大主教は取材に対し「コンスタンティノープルに独立承認の権限はない」と主張。現状を1954年の西方(カトリック)教会と東方正教会の分裂と重ね、「新たな教会の大分裂がないことを願う」とけん制した。ロシアが各国正教会の取り込みを進めているとの情報もある。

 コンスタンティノープルとモスクワの主導権争いも絡む。キリル総主教は2016年、教皇フランシスコと会談。同年にバルトロメオス1世が主催した東方正教会トップによる「全正教会会議」を欠席し、17年にモスクワに各国総主教を集めた。コンスタンティノープル側は自らの権威を脅かすロシアに警戒を強めている。□


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◎WCC総幹事が全アフリカ教会協議会で「一致」語る

CJC18195=W0703◎WCC総幹事が全アフリカ教会協議会で「一致」語る

 【CJC】WCC(世界教会協議会)のオラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事は、ルワンダの首都キガリで7月1日から7日まで開催された全アフリカ教会協議会(AACC)第11回総会に出席、「世界教会運動の一致」について、「暴力、飢え、絶望のただ中で、人々はまさに平和を待ち望んでいる」と、3日語った。WCCが明らかにした。

 「南スーダンの教会は、AACCとWCCの加盟教会やパートナーとともに、さらにカトリック教会との綿密な協力により、南スーダンの人々の声をアフリカ大陸始め世界各地に拡大している」と述べた。諸教会の中で、また諸教会の間で、分裂や反エキュメニカルな動きがあるのは疑いないとして、トゥベイト総幹事は「人種差別や構造的な不正といったみにくい脅威は、なお分裂させる力であり続ける」と述べた。

 AACC総会の主題「すべての人間が持っている尊厳と神のイメージを尊重する」は明白なメッセージとして、トゥベイト総幹事は「相互の愛は弟子としての身分証明」として「愛の姿勢は柔らかさや親切以上のもの。相互の責任において、必要な明確さのために、不一致や違いといった表現も可能にするような信頼出来る堅固な関係」と指摘した。

 教会は、壊れ、罪深い世界にあって愛の表現であるために召されている、とトゥベイト総幹事は結論づけた。□



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◎インド正教会司祭4人をレイプと脅迫で捜査

CJC18194=AF0703◎インド正教会司祭4人をレイプと脅迫で捜査

 【CJC】インド警察は7月3日、1人の女性に約20年間にわたってレイプと脅迫を繰り返した疑いで、正教会の司祭4人の取り調べを行っていると発表した。AFP通信が報じた。

 氏名非公表のこの女性が警察に明かしたところによると、南部ケララ州の正教会の司祭に初めて性交を強要されたのは、女性が未成年だった1990年代だという。

 これを別の司祭に告解したところ、今度はその司祭に脅され、性交渉を求められた。その後さらに司祭2人がやはり同じ女性を脅迫し、性行為に及んだという。

 女性の夫が教会関係者に抗議する録音がソーシャルメディア上で広まり、被害がようやくようやく明るみに出たとの情報もある。

 AFP通信によると、昨年には同国東部の牧師が、悪魔払いの名目で女性2人をレイプした容疑で逮捕された。2016年にも、12歳の少女をレイプした聖職者に対し、禁錮40年の有罪判決が言い渡されている。□



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◎韓国政府が北朝鮮への風船伝道禁止

CJC18193=MNN0625◎韓国政府が北朝鮮への風船伝道禁止

 【CJC】米宣教専門通信『MNN』は、米国と北朝鮮の間で和平交渉が進む中、風船を使って北朝鮮にビラや福音のメッセージを送り届けているキリスト教団体の働きが禁止されたと伝えている。

 迫害下のキリスト教徒を支援する『殉教者の声』(VOM)の韓国代表、エリック・フォリー牧師は6月25日、12年間続けてきた北朝鮮への風船伝道を韓国政府が禁止した、と『MNN』に語った。

 同牧師は、韓国政府が北朝鮮を刺激することで和平交渉を危険にさらせたくないと考えているとして、「現在、直面しているのは風船伝道の完全な中止。韓国政府は、風船伝道が『和平の気運を損なう』として、長年にわたり『今は時ではない。待ちなさい。北朝鮮を刺激してはいけない』と言い続け、これまでにも一時的に制限されたことはある」と言う。□



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2018年07月02日

◎ヨルダン国王が2018年の『テンプルトン賞』に

CJC18192=RN0627◎ヨルダン国王が2018年の『テンプルトン賞』に

 【CJC】ヨルダン国王のアブドッラー2世が2018年の『テンプルトン賞』を受賞する。異なる伝統に立つイスラム教徒の間の対話と協力を推進したことが評価された、とテンプルトン財団が発表した。

 「宗教理解に掛かるアブドッラー2世国王の貢献は、2004年の『アンマン・メッセージ』に表されている。イスラム教の核心的な要素についての明確な理解を提示し、テロと暴力が宗教とは完全に無縁なものと断言した」と財団は声明で指摘している。

 『テンプルトン賞』は米国の投資家ジョン・テンプルトン氏により1973年に創設。宗教間の対話・交流に貢献のあった存命の宗教者・思想家・運動家等に贈られる。賞金はノーベル賞を意識して設定され、今年は110万英ポンド(約1億400万円)。

 授賞式は11月13日、米首都ワシントンで行われる。□





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◎売春宿主が米ネバダ州予備選で躍進

CJC18191=R0622◎売春宿主が米ネバダ州予備選で躍進

 【CJC】米国で最も有名な「ピンプ」(売春婦の元締め)を自認し、ストリップクラブのほか、売春宿を数軒経営するデニス・ホフ氏(71)が、保守的なキリスト教有権者から多くの支持を受け、11月の中間選挙でネバダ州議会に共和党議員として議席を獲得する見通し。

 ホフ氏の政治的躍進は、「トランプ時代」において有権者の意識が根本的に変化し、共和党がかき回されただけでなく、米国政治がひっくり返されたことを示している、とロイター通信。

 「これがまさにトランプ運動だ」──。ネバダ州北部のカーソンシティ近郊にある、自身が経営する売春宿「ムーンライト・バニーランチ」でインタビューに応じたホフ氏は語った。

 6月12日、州議会下院選に向けた共和党候補を指名する予備選で、ホフ氏が勝ったとのニュースを聞いた時、福音主義者を自認するビクトル・フェンテス牧師は、目を閉じて祈ったと話す。

 キリスト教系グループは、同州の合法な売春産業に長年抗議していたが、その産業でのし上がったホフ氏の経歴に目をつぶる決意をしていた同牧師は、パーハンプの自宅で彼の勝利を神に感謝した。

 パーハンプは人口3万6000人、自治体が設置されていない「非法人地域」にあるこの町は、ホフ氏が11月の州議会選の最有力候補と目されている選挙区における最大のコミュニティー。

 近年、保守的なキリスト教徒の多くが、共和党のエスタブリッシュメントに対する信頼を失っている。現代米国で脅かされている価値を守るために戦っていない、という。

 彼らにとってトランプ大統領は、長年の政治的規範を打ち破ることも辞さない、新たな種類の政治家だ。その点は、実際に有する、または指摘されているどんな倫理的な欠点にも勝る資質だと、彼らは言う。

 「福音派の有権者には、理想化された、白人キリスト教徒的な、保守的なアメリカのためにトランプ大統領が戦っていることの方が重要なのだ」と、宗教と文化、公共政策の関連についての研究を行う超党派組織『公共宗教研究所』のダン・コックス研究ディレクターは指摘する。□



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◎教皇、中東のキリスト教徒の状況に憂慮

CJC18190=VR0622◎教皇、中東のキリスト教徒の状況に憂慮

 【CJC】教皇フランシスコは、バチカン(ローマ教皇庁)で開催している東方教会援助事業会議第91回定例総会参加者ら約100人と6月22日会見した。教皇はその際、中東のキリスト教徒らが置かれた状況に大きな憂慮を表明した。

 東方教会援助事業会議(議長=レオナルド・サンドリ枢機卿)は、教皇庁東方教会省の管轄下にある組織で、ローマや世界各地でカトリック東方教会の聖職者や信者を支援することを目的としている。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は、中東地域の困難と苦しみに満ちた現状を見つめつつ、そこで生きるキリスト教徒たちが今日直面する危機を深刻なものと捉えた。

 中東のキリスト教徒たちの存在は大きな脅威にさらされており、信者たちの流出は続き、その苦しみの大きさのために、故郷に戻ることも容易ではない、と教皇は指摘した。

 世界の権力者らは、中東問題を論じる時、その関心はそれぞれの利害に集中し、文化や、信仰、人々の生活には大きな関心を抱いていないように思われる、との危惧を教皇は表明した。□



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