2016年08月25日

◎イタリア地震で教皇定例演説中止

CJC160824=R0824=#238◎イタリア地震で教皇定例演説中止

 【CJC】教皇フランシスコは8月24日、イタリア中部のペルージャ付近で同日未明にマグニチュード6・2の地震が発生したことを受け、予定していた定例演説を中止した。

 ロイター通信によると、教皇は、バチカンのサンピエトロ広場に集まった数万の聴衆に対し、地震の被害に「深い悲しみを覚える」と述べ、共に犠牲者への祈りをささげるよう呼びかけた。演説は来週に延期された。□



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2016年08月22日

◎米ルーテル教会がカトリックとの合意認める宣言採択

CJC160822=RN0815=#237◎米ルーテル教会がカトリックとの合意認める宣言採択

 【CJC】マルチン・ルターがいわゆる95カ条の提題をウィッテンベルグ城の教会の扉に貼り付けてから約500年、米最大の福音ルーテル教会(ELCA)が、カトリック教会との間に「もはや教会を分裂させる問題はない」ことを認める宣言を8月10日採択した。RNS通信が報じた。

 「途上の宣言」と題されたもので、ニューオーリンズのアーネスト・N・コンベンションセンターで開催された「2016米福音ルーテル教会全教会大会」の席上、931対9の大差で承認された。

 エリザベス・A・イートン総裁監督は宣言を「歴史的」なものとして、「わたしたちはまだ到達はしていないものの、一致への途上にあるのは事実。宣言はカトリックのパートナーとキリストにあってこれまで以上に十分に結び付いていることを認める助けになっており、さらに全てのキリスト者との一致を目指すわたしたちの関わりを強めることに役立っている」と語った。

 宣言は、いわゆる「宗教改革」500周年記念年に向けて準備を進めている中で出されたもの。□


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◎独カトリック司教協議会がルターを「信仰の教師」と呼ぶ

CJC160822=CW0812=#236◎独カトリック司教協議会がルターを「信仰の教師」と呼ぶ

 【CJC】独カトリック司教協議会がマルチン・ルターを「信仰の教師」と呼ぶレポートを発表した。

 「エキュメニカルな展望における宗教改革」と題する文書は200ページを超している。プロテスタント宗教改革がカトリック側には、否定的、軽蔑的な光の中で捉えられることが多すぎる、と論議を提起している。マグデブルグのゲルハルト・ファイゲ司教(エキュメニカル委員会議長)が発表したもので、ルターをその「悔い改めと改宗における革新に対する関心」を理由に称賛している。

 文書は、カトリックとプロテスタントの間のより密接な結びつきを歓迎、特に1980年と99年に発表された、義認問題に関する共同声明を取り上げている。

 教義上の違いはなおあるが、「もはや教会を分裂させる効果はありえない」と言う。□


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◎人権抑圧地域にドローンで聖書落とす計画

CJC1600822=DM0806=#235◎人権抑圧地域にドローンで聖書落とす計画

 【CJC】スウェーデン・ウプサラの『リーヴェッツ・オード(いのちの言葉)』教会が、封鎖された地域に住む、人権を否定されている人々に、高度上空を飛ぶドローンからカプセル大の超小型聖書を届けようという計画を発表した

 同教会のミッション・ディレクター(宣教部長)クリスチャン・オーケリエルム氏は、報道キャスターに「わたしたちの願いは、その人たちに希望とキリストの愛を伝えること」と語っている。

 同教会は、まずイラクにカプセル薬ほどの電子聖書数千個を送る計画。電池込みなので、電気のない所でも使用可能という。

 同教会は、スウェーデンの福音派では有力で、米国のペンテコステ運動と密接な関係にあるという。

 パレスチナ自治区の西岸地区でのイスラエルによる不法入植を資金面で助成しており、「カルト」と批判されている、と英メディア『メール』は報じた。

 聖書空輸計画は、同教会としては、新たな挑戦とは捉えていない、と言う。1980年代には、当時のソ連に聖書を秘密裏に持ち込んでもいる。□


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2016年08月20日

◎イタリアで司教がポケモンGO批判

CJC160820=AF0819=#234◎イタリアで司教がポケモンGO批判

 【CJC】AFP=時事通信によると、イタリア・シチリア島南部ノートのアントニオ・スタグリアーノ司教が、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を「悪魔的」なゲームと呼び、ゲームをプレイする大勢の人々を「歩くしかばね」にしていると批判した。現地紙が8月18日、伝えた。

 スタグリアーノ司教は、「ポケモンGO」の禁止を求めて訴訟を起こす用意があると語ったと言う。

 同司教は数日前にも「ポケモンGO」を批判、その際は「ナチズムに近い全体主義システム」だと宣告、モンスター探しに夢中にさせることで「非常に大勢の若者たちを疎外化した」と語っていた。

 スタグリアーノ司教は、ミサ中に人気歌手のノエミやマルコ・メンゴーニらのヒット曲を演奏したりすることで有名。□


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2016年08月19日

◎「世界最悪」のキリスト画修復がオペラに

CJC160819=AF0819=#233◎「世界最悪」のキリスト画修復がオペラに

 【CJC】スペインの北東部の小さな町ボルハで、夫に先立たれた老婦人が教会のイエス・キリストのフレスコ画を修復した結果、あまりにひどい出来上がりに世界的な笑いの種になる出来事が、2012年2月にあった。

 「修復」された絵画は、漫画風な目で描かれた顔色の悪いサルのようで、口はゆがんだ染みのようだった。

 この出来事から数年がたち、修復したセシリア・ヒメネスさん(85)に対する評判は一転した。修復されたキリストのフレスコ画を一目見ようと、教会には人々が押し寄せ、修復画がプリントされたマグカップやTシャツが販売されている。そして8月20日に、この出来事から着想を得て作られた歌劇が上演されることが決まった、とAFP通信が報じている。

 歌劇を書いた米国の脚本家アンドリュー・フラック氏は「バッハやグレゴリオ聖歌などの音楽と、レディー・ガガやフランク・シナトラ風の楽曲を合わせたハイブリッドだ」と、話している。□



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◎教皇がオランド仏大統領と会見、教会保護で連携確認

CJC160819=0817=#232◎教皇がオランド仏大統領と会見、教会保護で連携確認

 【CJC】各地でイスラム過激派の影響を受けたと見られるテロが相次ぐ中、フランスのフランソワ・オランド大統領は8月17日午後、バチカン(ローマ教皇庁)を訪れ、教皇フランシスコと会談した。

 今回の同大統領訪問は、私的な性格のもので、教皇は大統領とパウロ6世ホールで約40分間、個人会談を行った。双方は教会や信者の安全確保について協議、連携を確認した。

 フランスでは7月、85人が犠牲となった南部ニースのトラック暴走テロや、司祭が殺害された北部ルーアン近郊のカトリック教会襲撃の惨事が続いた。オランド大統領は会談で、フランス国民に対する教皇の連帯姿勢に謝意を示した、とイタリアのANSA通信は報じている。

 教皇は、イスラム過激派によるテロを非難する一方で、「一部の原理主義者の蛮行」と強調。イスラム教徒とカトリック教徒が互いに憎悪を募らせるのではなく、「平和的に共存」することが必要だと訴えた。

 教皇との会見に先立ち、オランド大統領は報道関係者の質問に答える中で、最近フランスで相次ぎ起きた、ルーアン近郊の教会での司祭殺害と、ニースでのトラックテロ事件に言及した。

 「これらの恐ろしい試練において、教皇の言葉は大きな慰めとなり、フランスの教会指導者らの言葉もフランスの一致を思い起こさせることに貢献した」と、大統領は感謝を述べた。□



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2016年08月15日

◎教皇、子どもが自らの性を選べると教育されるのは「とても不快」

CJC160815=V=#231◎教皇、子どもが自らの性を選べると教育されるのは「とても不快」

 【CJC】教皇はポーランドの司教らに対する講話のなかで、自らの性自認を自分で決めることができると子どもたちに教えることを厳しく批判した。

 米専門週刊紙『カトリック・ヘラルド』などによると、「今日では、子どもたちは学校で次のように教わっている。誰もが自分の性別を選べる、と」と教皇が述べたと言う。

 教皇はさらに「神は男と女を創造した。神は世界をこのように(男と女という二つの性別が存在するように)創造したにも関わらず、わたしたちは神の意思とはまったく異なったことをしている」と述べたと報じられた。

 子どもたちに自らの性を自分で決めることができると教えるのは、教皇によれば「とても不快」なことという。

 LGBT(性的少数者)のカトリック者のための組織『尊厳あるアメリカ』(ディグニティ・USA)は8月3日、声明を発表、性自認に関する教皇の言葉は、多くの国でトランスジェンダーの若者に対する暴力を誘発しかねないことから、「命を危険にさらす」と非難した。

 同組織のマリアン・ダディー=バーク事務局長は声明で、「教皇は、LGBTについて嘆かわしく危険なほどに無知だ。LGBT問題は該当する人々にとっては文字通り、生死に関わる問題だというのに」と不快感をあらわにした。

 同事務局長はさらに、「教皇をはじめとして多くの人がいまだに理解していないことは、性は自ら『選ぶ』ものではないということだ。性は誕生のときに与えられるものであって、なかには異なる性が間違って与えられてしまったと後に発見する人がいる……今では、カトリック教会の公教要理でさえ『同性に対して排他的にあるいは支配的に性的魅力を感じる』人々がいることを認めている。このことは、『深く根差した』現実だ」と述べた。□



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◎「教会に官僚や有能な役人はいらない」と教皇

CJC160815=VR0814=#230◎「教会に官僚や有能な役人はいらない」と教皇

 【CJC】8月14日、日曜正午のアンジェラスの祈りで、教皇フランシスコは、「キリストはこの世に愛熱の炎をもたらしに来た」という言葉を解説しながら、教会には官僚は要らない、冒険を恐れない熱意に満ちた司牧者こそが必要なのだと強調した。バチカン放送(日本語電子版)が報じた。

 聖霊の愛熱の炎は全て人間的な惨めさやエゴイズム、罪を焼き尽くし、内部から全てを革新し、再生させ、愛することを可能にしてくれる。神の心から出発して神愛の炎は神のみ国を発展させ進歩させる。

 わたしは皆に聖霊の働きに完全に心を開くよう勧める。

 聖霊は、恐れることなく大海原に漕ぎ出し、全ての人々にキリストとその救いと慈しみの慰めに満ちたメッセージを伝える勇気と大胆さを与えてくれるだろう。

 恐れや計算からひきずられることのないよう、またただ安全地帯だけを歩くことに慣れてしまわないために教会は聖霊の助けを必要としている。この二つの態度が教会を危険を決して冒さない官僚的なものにする。

 聖霊がもたらす炎は使徒的勇気を点火する。聖霊は壁やバリケードを乗り越えさせ、わたしたちをより創造的にし、さらに危険や不便や不確実さに満ちた道を、出会う全ての人々に希望を提供しながら恐れなく進ませる。

 多くの宣教師たちや修道女、そして信徒たちが世界中多くの国々で時にはその生命をもかけてキリストの福音の宣教に専念している。

 彼らの貴重な模範はわたしたちに、教会は官僚や優秀な役人たちではなくキリストの慰めに満ちたことばとその恵みを全ての人々のもとに届けようとの熱愛に燃えている宣教者たちこそ必要としていることを思い起こさしてくれる。これこそ聖霊がもたらす炎である。

 教会はこの炎を持たなければ生命を与えることの出来ない冷たく生ぬるい教会になってしまう。なぜなら冷たく生ぬるい信徒たちの教会になってしまうからだ。□


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◎脱北者支援の牧師殺害の背後に孤児「臓器密売」組織?

CJC160815=NK0805=#229◎脱北者支援の牧師殺害の背後に孤児「臓器密売」組織?

 【CJC】在京の北朝鮮観測サイト『デイリー・NK』が報じる所では、中国吉林省の長白朝鮮族自治県で、脱北者の支援を行ってきた韓忠烈(ハン・チュンニョル)牧師が4月30日殺害されてから数々の疑惑が伝えられる中、北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)の仕業との見方が支配的だが、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は可能性の一つとして、違法な臓器密売組織の秘密を探ろうとしたためではないかと見ている。

 長白教会から川を挟んですぐの北朝鮮領内には、愛育園と恵山中等学院がある。いずれもコチェビ(浮浪児)や孤児を収容する施設だが、厳しい監視と教師による暴力が日常化している。生徒たちは、冬は寒さを凌ぐために施設にいるが、暖かくなれば施設から出て、川を越え韓牧師のもとに来て、横行している虐待行為について話し、生徒3〜4人が教師によってワンボックスカーに乗せられ、どこかへ連れていかれたきり行方がわからなくなっていると伝えた。

 韓牧師は、恵山中等学院、両江道(リャンガンド)の保衛部がグルになって、中国の臓器密売組織に生徒たちを売り飛ばしているのではないかと疑い、教会の屋上から望遠鏡で監視するようになった。それで殺されたのではないかという説がある。

 一方、韓国のキリスト教放送(CBS)は、対北朝鮮情報筋を引用し、北朝鮮国内での地下教会の設立計画が事前に保衛部に漏れたことで、韓牧師は殺害されたのではないかと伝えている。長白教会は、地下教会を設立するために米国の某団体から資金援助を受けていたと言う。□



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◎バチカンが中国と国交回復決断か

CJC160815=0808=#228◎バチカンが中国と国交回復決断か

※配信番号#224≪◎バチカンが司教任命権限で中国と合意へ?≫関連

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が、かねて中国との国交回復を目指し準備を進めている中で、最大の対立点である「司教任命権」について合意する用意を示している、と香港カトリック教会の指導者、湯漢・枢機卿が香港のカトリック系週刊紙『公教報』(電子版)へ7月31日付けで寄稿、中国政府が司教任命問題に関してバチカンとの間で「相互に受け入れ可能な計画を追求している」と指摘した。

湯枢機卿は「中国教会と世界教会の統合」という題名の寄稿で「幸いにも数年間の努力を傾けた末に中国政府が面目を一新する成果を上げた」と書いている。

香港の宗教界やメディアは「ベトナム方式」が適用されると予想している。中国当局が認める天主教愛国会所属の教会と中国当局が認めていない地下教会の主教も共に参加する「中国主教団」を構成し、ここで主教を推薦する案が有力視されているという。

この問題が最終妥結すれば中国とバチカンの国交樹立への道が開かれるが、「一つの中国」の原則を守る中国との修交は、台湾との断交までバチカンが覚悟したことを意味しているのか。

 「一つの中国」に反対し、台湾の「独立」を図るグループは、バチカンが中国との国交を樹立する際に、教皇が台湾とも並行して国交を維持することに期待を掛けている。□



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◎天正遣欧使節の絵を教皇グレゴリウス13世子孫宅で発見

CJC160815=0814=#227◎天正遣欧使節の絵を教皇グレゴリウス13世子孫宅で発見

 【CJC】九州のキリシタン大名、大友宗麟・大村純忠・有馬晴信の名代として16世紀後半にローマに派遣した天正遣欧少年使節が1585年に当時のローマ教皇グレゴリウス13世(在位1572〜85)に接見した際の様子を天井に描いたフレスコ画が、ローマにある同教皇の子孫の邸宅で見つかった。

 フレスコ画は1855年ごろ、同教皇の子孫アントニオ・ボンコンパーニ・ルドビージ公爵の依頼で、画家のピエトロ・ガリアルディが制作。使節代表格の伊東マンショとみられる少年の額に教皇が口づけする様子などが描かれている。

 20世紀前半に食堂が改築された際、新しい天井が造られ、フレスコ画は見えなくなった。一家の古文書を研究するコーリー・ブレナン米ラトガース大准教授が2012年、フレスコ画の全体像を収めた20世紀初頭の白黒写真を発見。6月、小型カメラで天井の向こう側の元の天井に鮮やかな色彩の絵が描かれているのを確認した。□


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◎米国務省報告書が欧州移民への宗教差別指摘

CJC160811=J0810=#226◎米国務省報告書が欧州移民への宗教差別指摘

 【CJC】米国務省は8月10日、各国の宗教の自由に関する年次報告書(2015年)を発表した。国内の少数宗教集団に対する各国政府の抑圧がなおも懸念される中で、宗教的テロリストの脅威も増している

 欧州への移民や難民申請者について、「いくつかの政府が、宗教を理由に移民の入国を懸念している」と指摘し、宗教差別に憂慮を示した。

 報告書は、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相が「欧州のキリスト教的価値」の擁護を繰り返し強調したり、スロバキア当局者が「イスラム教徒を治安や文化、社会への潜在的脅威」としてキリスト者難民だけを選別すると言明したりしていることを挙げている。

 報告書は、約200国について個別に「信教の自由」への対応に関し、調査した結果をまとめている。

 中国浙江省で2013年以降、キリスト教会が破壊されたり、1500以上の十字架が撤去されているとし、教会の法律顧問をしていた人権派弁護士が15年8月から数カ月間拘束されたことにも触れている。

 日本については、NGO諸団体や『世界平和統一家庭連合』(旧統一教会)や『法輪功』などへの対応に関心を寄せている。「反ユダヤ主義」にからむ人権侵害については、『サイモン・ウイゼンタール・センター』代表と会談したことを記している。

 福岡にある、広島以西では最大のイスラム教モスクを在福岡領事館員が訪問したこと、在札幌領事館員が創価学会関係者、北海道神宮の神官と、信教の自由に関する米国の立ち位置に関して討議したという。□



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2016年08月08日

◎ケニアで「子どもが産めない」と夫が妻の両手切断

CJC160808=Tec0808=#225◎ケニアで「子どもが産めない」と夫が妻の両手切断

 【CJC】ケニアの英字紙『デイリー・ネーション』報道として、ネットメディア『テクインサイト』が伝えるところでは、結婚7年目を迎えるも自分たち夫婦になかなか子どもが授からないことに憤った夫が妻に激しい暴行を働く事件が発生した。

 子どもができない責任は一方的に妻のジャクリーン・ムエンデさんにあると決めつけた夫のスティーブン・ンギラがジャクリーンさんの頭を斬りつけ、左の耳の聴覚を失わせ、両手を切断した。

 しかしナイロビの病院の検査では、ジャクリーンさんは妊娠できる身体であり、問題があるのはスティーブンの生殖器だとわかった。

 原因が自分自身にあることを隠すために妻の命を奪おうと考えたスティーブン。ジャクリーンさんの父親はそのような理不尽な理由で娘が両手を奪われ、命さえも落としかねない怪我をさせられたことに対し激しく憤り地元の牧師に事情を訴えた。しかし、牧師はジャクリーンさんにそのまま結婚生活を続け、祈り続けるように説得したという。現在、ジャクリーンさんはマチャコスにある母親の自宅で療養している。

 警察も、傷が治れば暴力を振るう夫のもとへ戻れと言う。古い風習や因習にとらわれる途上国にいまだ女性蔑視が深く根付いている現実を如実に表している、と『テクインサイト』が報じている。□



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◎バチカンが司教任命権限で中国と合意へ?

CJC160808=M0808=#224◎バチカンが司教任命権限で中国と合意へ?

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が、かねて中国との国交回復を目指し準備を進めていたが、最大の対立点である「司教任命権」について合意する用意を示している、と香港カトリック教会の指導者、湯漢・枢機卿が推測を明らかにした。中国とバチカンは1951年に断交している。

 湯枢機卿は香港のカトリック系週刊紙『公教報』(電子版)へ7月31日付けで寄稿、中国政府が司教任命問題に関してバチカンとの間で「相互に受け入れ可能な計画を追求している」と指摘した。

 将来、新たに設立される『中国司教協議会』をバチカンが公認し、同協議会が司教候補者リストを教皇に提出、その中から教皇が適任者を司教として任命する仕組みになるという。

 現在、中国のカトリック教会は、政府公認の『中国天主教愛国会』と教皇に忠誠を誓う非公認の地下教会に分かれている。新司教協議会は愛国会と地下教会の双方の司教で構成される。

 教皇フランシスコは2013年3月の着座以来、中国との関係改善を目指し、訪中の意向も示している。しかしバチカンの対中急接近を懸念する声が内外にあることも事実。湯枢機卿の寄稿は教皇の対話路線を支持する内容で、新展開が近く行われることを事前に示唆したとも見られる。□



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◎「平和の少女像」オーストラリアにも

CJC160808=Ha0807=#223◎「平和の少女像」オーストラリアにも

 【CJC】オーストラリアのシドニーに「平和の少女像」が8月6日設置された。韓国紙『ハンギョレ』(日本語電子版)によると、米国(2カ所)、カナダに続き、韓国外に建てられた4番目の少女像で、北米地域以外に少女像が建てられたのはこれが初めて。

 『シドニー平和の少女像建設推進委員会』が同日正午、シドニーの韓国人会館でオーストラリア除幕式を行った。

 平和の少女像は除幕式の後、近隣のアッシュフィールド教会に移された。アッシュフィールド教会は、人権運動家であり、シドニー少女像の建設を助けたビル・クルーズ牧師が務める教会。□



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2016年08月06日

◎「赦しの日」創始800年を記念し教皇がアッシジ巡礼

CJC160805=VR0804=#222◎「赦しの日」創始800年を記念し教皇がアッシジ巡礼

 【CJC】教皇フランシスコは8月4日、イタリ中部アッシジを巡礼、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂内の『ポルツィウンコラ小聖堂』で祈りを捧げた。

 サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂は、聖フランシスコ大聖堂がそびえる旧市街の丘を下った西南地区にある。

 『ポルツィウンコラ小聖堂』は、聖フランシスコが回心後に修復した教会の一つであり、フランシスコと同志たちにとって祈りと布教の重要な拠点だった。

 8月1日正午から2日の深夜まで、ポルツィウンコラで恒例の「アッシジの赦しの日」が祝われた。この日に、痛悔と心からの回心をもってこの小聖堂を訪れる者には、免償(有限の罰の免除)が与えられる。今年は「赦しの日」の誕生からちょうど800年。

 教皇はこれを記念し4日、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂を訪れたもの。ポルツィウンコラ小聖堂の中に入られ、長い祈りの時間を持たれた。

 続く講話の中で教皇は、聖フランシスコが開いた「赦しの道」は、8百年経った今も天国を生み出し続けていると述べ、「赦しの道」が教会と世界を真に刷新するということを、この「いつくしみの聖年」によりはっきりと示していこうと招いた。

 講話に次いで教皇は、大聖堂に隣接する修道院で、地元の司教や、フランシスコ会関係者と挨拶を交わした。教皇は修道院内の病棟を訪れ、療養中の会員らを励ました。

 教皇は大聖堂の外に集った大勢の巡礼者、市民らに挨拶と祝福をおくり、アッシジを後にローマに戻った。□



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2016年08月03日

◎女性聖職復活の検討委設立=まず女性助祭の役割探る

CJC160803=0803=#221◎女性聖職復活の検討委設立=まず女性助祭の役割探る

 【CJC】教皇フランシスコはカトリック教会で認められていない女性聖職の役割について検討する委員会の設立を決めた。バチカン(ローマ教皇庁)広報事務所が8月2日発表した。

 教皇は5月12日、「女性助祭について研究するよう教理省に依頼すると共に、この問題を研究する正式な委員会を設け、この問題を明らかにすることは、教会のためにも良いだろう」と語ったが、バチカン内外で、発言の真意をめぐり理解に微妙な差が生じていた。

 委員会は男性7人、女性6人の学者らで構成。カトリック教会内部では司祭に次ぐ助祭に女性がなることの是非が議論されてきており、委員会は初期キリスト教会に存在していた女性助祭の役割をまず明らかにする方針。

 委員長には教理省次官のルイス・フランシスコ・ラダリア・フェレール大司教が任命された。委員には米紙『ナショナル・カトリック・レポーター』のコラムニストで、女性と助祭に関する著作もあるフィリス・ザガノ(Phyllis Zagano)氏も任命されている。



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2016年08月01日

◎教皇「イスラム教はテロリズムではない」

CJC160801=AF0731=#220◎教皇「イスラム教はテロリズムではない」

 【CJC】教皇フランシスコは7月31日、イスラム教徒をテロリストと同一視することはできないと述べ、欧州社会が若者たちを過激派の手中に追い込んでいると警告した。

 AFP通信などが報じるところでは、「イスラム教がテロリズムだと言うのは真実ではなく、間違っている」、と教皇はポーランド訪問の帰路、特別機の機内で報道陣にこう語り、さらに「イスラム教を暴力行為と同一視するのは、正しいことだとは思わない」と続けた。

 教皇の発言は、仏北西部ルーアン近郊の教会でジャック・アメル司祭(85)が男2人に殺害され、イスラム過激派組織『イスラム国』が犯行声明を出した事件を非難する際に、イスラム教に言及しないとの自身の決断を再度明らかにしたものと見られる。

 「ほぼ全ての宗教に、原理主義者の小集団は常に存在する。われわれキリスト者も例外ではない」「もしわたしたちがイスラム教徒の暴力について語るならば、キリスト者の暴力についても語らなければならない」などと教皇は述べている。□



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◎教皇がポーランド訪問、「世界青年の日」出席

CJC160801=V0731=#219◎教皇がポーランド訪問、「世界青年の日」出席

 【CJC】『世界青年の日』(ワールドユースデー=WYD)の出席を主な目的としてポーランドを司牧訪問する教皇フランシスコは7月27日午後2時、ローマ郊外のフイウミチーノ国際空港からアリタリア航空特別機で出発、約2時間の飛行の後、同日夕、ヨハネ・パウロ2世・クラクフ・バリツェ国際空港に到着した。

 空港にはアンジェイ・ドゥダ大統領や政府関係者、同国カトリック教会のスタニスラウ・ズヴィッツ大司教らが出迎えた。歓迎式典の後、教皇はオープンカーで市内に向かった。

 バチカン放送(日本語電子版)などによると、ポーランド訪問2日目の28日、教皇はカトリック教会の第31回『世界青年の日』(ワールドユースデー)世界大会が開催されているクラクフから東北約100キロにあるチェンストホヴァに向かった。

 同地のヤスナ・グラ巡礼聖堂を訪問した教皇は、ポーランドの保護者として、人々の熱い崇敬を受けている『黒い聖母』のイコンの前で、祈りの時を持った。

 続いて教皇は、聖堂前の広場で捧げたミサの中で、ポーランド宣教1050年を信者たちと共に祝った。説教で教皇は、神は自ら小さくなられ、人々の近くにいて、具体的な業を行なわれる方、と述べた。同国への宣教1050年の祝いが「いつくしみの聖年」と重なったことを摂理として喜びを表明した。

 「柔和で謙遜」 (マタイ11・29)で、その御国を「幼子のような者」(同11・25)に好んで示される神は、自らもまた小さくなられ、ご自分の声を伝え、その御名の啓示を助ける者として単純で心の素直な人々を選ばれた、と教皇は述べた。

 ポーランドの人々の聖母への深い信心に触れながら、教皇は、マリアは主と完全に呼応し、神の糸は歴史の中で「マリアの糸」と交わったと述べ、マリアは神がわたしたちのところまで降り、近くに来られるための階段、「時の充満」のもっとも明らかなしるしとなったと話した。

 教皇はポーランド訪問3日目の29日、南部オシフィエンチムにあるナチス・ドイツのアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所跡を訪れ、有名なスローガン「働けば自由になる」が掲げられた鉄製の門をくぐった。

 被収容者たちの点呼が行なわれ、集団絞首刑が執行されていた『点呼広場』で、教皇は長い沈黙の祈りを捧げた。

 次いで『第11ブロック』を訪れた教皇は、ここで10人の生還者と会見した。教皇は一人ひとりの手を固く握り、生存者たちの言葉にじっと耳を傾けられた。

 多くの無実の人々が銃殺された『死の壁』の前にランプの火を捧げられた教皇は、壁を見つめ、それに手を触れ、祈った。

 続いて、教皇はマキシミリアノ・マリア・コルベ神父が他の被収容者と共に餓死刑のために入れられ、亡くなった地下牢を訪れた。

 収容所で脱走者が出たことへ見せしめとして、10人が餓死刑に定められた時、コルベ神父は、家庭を持つ1人の男性の身代わりとなることを自ら申し出て、他の9人と一緒に地下の餓死室におくられた。

 地下牢でコルベ神父は仲間を励まし続け、2週間後、まだ生存していた他の3人と共に注射を打たれ、殺害されたという。

 暗く狭い地下房に入られた教皇は、その中に一人で長い間留まり、頭を下げ祈り続けられた。同日は、コルベ神父が死刑を宣告されてからちょうど75年目。

 教皇は、アウシュヴィッツ収容所の訪問帳に、「主よ、あなたの民を憐れんでください。主よ、多くの残忍さをお赦しください。フランシスコ 2016年7月29日」とスペイン語で記した。

 続いて教皇は、アウシュヴィッツ収容所から3キロ離れたビルケナウ収容所へ、カートで向かった。ビルケナウの犠牲者国際慰霊碑では、「暗い淵の底から、主よ、あなたを呼びます」という言葉でで始まる詩編130編が、ユダヤ教のラビと、ポーランドの司祭によって、唱えられた。

 碑文を見つめながら歩んだ教皇は、慰霊碑の前にランプの火を灯し、沈黙の祈りを捧げた。

 教皇はここで、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の中、自らの命をかけてユダヤ人を守った人々、「諸国民の中の正義の人」たち、25人と会見した後、教皇は、『世界青年の日』大会が開催されているクラクフへ戻った。

 教皇は同日午後、クラクフ郊外プロコチム地区にある小児科病院を訪れた。この大学系病院は、小児総合医療施設としてポーランド南部では最大の規模。

 教皇は病院のホールで、子どもの患者とその両親、医療関係者らに迎えられた。

 挨拶の中で教皇は、福音書の中には、主イエスが病者と出会ったり、病者の願いを受け入れたり、病者のために快く赴く場面が何度も出てくることを指摘した。

 キリスト者として、イエスのように沈黙のうちに病者に触れ、祈りをもって寄添えるならば、どれほどよいだろうかと教皇は感嘆しつつ、残念ながら今日の「切り捨ての文化」の中で犠牲となるのは、まさに最も弱く傷つきやすい人たちであると述べた。

 支えが必要な人々に愛と優しさをもって奉仕することは、人類を成長させ、わたしたちに永遠の命への道を開かせると述べた教皇は、常にいつくしみをもって良い業を行うよう、関係者を励ました。この後、教皇は病棟の子どもたちを見舞い、その家族らを励まし、最後に、教皇は病院の礼拝堂で祈りを捧げた。

 教皇は同日夕、若者たちとキリストの受難を黙想しながら行なう信心業『十字架の道行き』をブオニエの野外イベント場で行った。イエスが死刑の宣告を受けてから、十字架上で息を引き取り、墓に葬られるまでの過程を、14の場面に分け、各所ごとを黙想し祈る。

 世界各地でいつくしみの業を行う様々な教会系団体や修道会がビデオで紹介され、その関係者らが十字架を担いだ。舞台では現代舞踏のパフォーマンスを通して、イエスの道行きが表現された。

 『十字架の道行き』の後の説教で、教皇は「神はどこにいるのか。世界に悪があるのなら、神はどこにいるのか。人々は飢え、渇き、家もなく、難民となって追われ、多くの無実の人が暴力やテロや戦争の犠牲となり、病気が人生や愛情の絆をゆるがし、子どもたちが搾取されている世界で、神はどこにいると言えるのか」と問いかけた。

 教皇はそれに対するイエスの答えとして、「神は彼らの中にいるのです」と説明した。

 教皇は、訪問4日目の30日午前、ポーランドの教会関係者とミサを捧げた。クラクフの『神のいつくしみ巡礼聖堂』で若者たちに赦しの秘跡を授けられた後、続いて、近くにある『聖ヨハネ・パウロ2世巡礼聖堂』に向かわれた。

 聖堂内は、神学者・イコン画家のマルコ・イヴァン・ルプニック神父のモザイク画で覆われ、このミサのために祭壇には聖ヨハネ・パウロ2世の聖遺物が据えられた。

 教皇は説教の中で、心を開き、自分自身から外に出るようにと、教会関係者らを励まし、故教皇ヨハネ・パウロ2世の、キリストのために「扉を開きなさい」という招きに従い、恐れや快適さのために扉を閉めていようとする誘惑に打ち勝たなければならないと説いた。

 『世界青年の日』クラクフ大会は31日、教皇による閉会ミサをもって終了した。

 クラクフ郊外の『いつくしみのキャンパス』で行われた閉会ミサには、警察の発表によれば、約150万人が参加した。

 教皇はこのミサで、イエスに信頼し、世界を変えようと呼びかけ、正義と平和に満ちた社会の構築に参加するよう、若者たちを励まされた。
 ミサの終わりに教皇は、次回2019年の国際大会の開催国として、パナマの名を発表した。

 教皇は、同日午後、クラクフ大会のボランティアと実行委員らと会見、心からの感謝を述べた。

 5日間にわたるポーランド司牧訪問を終えた教皇は、クラクフ・バリツェ空港での送別式を経て、午後7時半、LOT・ポーランド航空特別機で帰国の途についた。空港には、空港にはアンジェイ・ドゥダ大統領やアガタ・コルンハウザー=ドゥダ夫人、スタニスラウ・ズヴィッツ大司教らが見送った。出発は悪天候のため約1時間遅れた。□



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