2017年09月23日

◎教皇が日本司教団にメッセージ、福音宣教省長官の訪日機会に

CJC17285=VRj0918◎教皇が日本司教団にメッセージ、福音宣教省長官の訪日機会に

 【CJC】教皇フランシスコは、福音宣教省長官フィローニ枢機卿の訪日を機会に、日本の司教団に宛てメッセージを送った。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、メッセージの冒頭、教皇は2015年に行われた日本司教団のバチカン定期訪問における、司教たちとの出会いに言及した。

 日本の教会について考えるたびに、信仰のために命を捧げた多くの殉教者に思いをはせ、これらの殉教者たちの存在はいつも心の特別な場所を占めてきたと教皇は述べた。

 そして、1597年に殉教した聖パウロ三木と同志たちから、今年2月に列福された高山右近に至るまで、信仰を証しした数え切れない人々、およそ2世紀半にわたり密かに信仰を守りぬいた「隠れキリシタン」たち、そして2015年に150周年を祝った「信徒発見」の出来事に触れた。

 教皇は日本の教会の福音宣教の課題として、特に最も弱い立場の人々を世話し、様々な出身の信者たちからなる共同体の統合を図ることを願われた。

 一方で、教皇は、日本の教会の文化的な活動、諸宗教対話、自然保護などにおける努力を評価した。

 教会がカトリック、すなわち普遍の教会として生まれたからには、それは「外に向かう」という、「宣教的性格」に生まれついていると述べ、日本の教会の宣教に対するより一層の取り組みを励ました。

 教皇は、司祭や修道者の不足、信徒の限定的な参加など、日本の教会が抱える問題に理解を示しつつも、働き手の不足が福音宣教への努力を削ぐことなく、むしろ、ぶどう園で働く労働者を探しに出かけていった主人のように、召命を絶えず求める刺激となるようにと勇気付けた。

 また、高い離婚率や、若い人の間にも多い自殺率、「引きこもり」のように社会生活と隔絶した生き方を選ぶ人々の存在、宗教的・精神的形式主義、相対主義的倫理観、宗教的無関心、仕事や収益に対する強迫観念など、こうした社会状況を背景に、日本の教会が塩として、光として、イエスの使命を絶えず刷新していくことを希望した。

 こうしたことからも、教皇は司祭・修道者の堅固で統合的な育成を今日の急務の課題として示した。

 さらに、教皇は聖座が認可した各種の教会運動が、その福音宣教と信仰の証しにおける推進力をもって、司牧と、キリストをまだ知らない人々への宣教における助けとなることを願った。

 教皇は、日本の教会に主が働き手を遣わし、神の慰めが司教たちを支えることを祈りながら、司教たちに、日本の教会に、そして日本国民に、使徒的祝福を送った。□


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◎福音宣教省長官フィローニ枢機卿が日本を司牧訪問

CJC17284=VRj0918◎福音宣教省長官フィローニ枢機卿が日本を司牧訪問

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)福音宣教省長官のフェルナンド・フィローニ枢機卿が9月17日から26日まで日本を司牧訪問する日程が発表された。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、同枢機卿にとって、今回が初めての訪日。10日間の日程で各地を訪れ、聖職者・修道者・神学生・信者ら、日本のカトリック共同体と交流しながら、日本の教会の今日の状況に接する。

 福音宣教省管轄のFIDES通信は、フィローニ枢機卿の日本滞在中の日程は次の通り。

 17日(日)、東京から訪問を開始し、18日(月)、福岡へ。神学校で神学生らと出会い、ミサを司式する。
 19日(火)、長崎を訪問。司祭・修道者・信者らとの集い、市内各所の見学後、小神学生らと出会い、カテドラルでのミサ。
 20日(水)、長崎管区の司教らとの出会いの後、広島へ。世界平和記念聖堂を訪問。司祭・修道者・信者らとの集い、ミサ。
 21日(木)、大阪を訪問。大阪管区の司教らとの出会い、司祭・修道者・信者らとの集い、カテドラルでミサ。
 22日(金)、仙台へ。東日本大震災の被災地を訪問し、カテドラルでミサ。
 23日(土)、東京に戻り、講話、ミサなどを行なう。
 24日(日)、午前中、上智大学を訪問。午後、司祭・修道者・信者らとの集い、カテドラルで日本の司教団と共にミサ。
 25日(月)、講演を予定。司教らとの会談。
 26日(火)、日本司牧訪問を終了、ローマに向け出発。□


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2017年09月21日

◎バチカン福音宣教省長官が広島訪問

CJC17283=Htv0920◎バチカン福音宣教省長官が広島訪問

 バチカン(ローマ教皇庁)福音宣教省長官のフェルナンド・フィローニ枢機卿が9月20日、広島市の原爆資料館を訪れた。湯英彦知事は今年5月、バチカン市国で教皇フランシスコに広島訪問を求める親書を手渡している。

 地元テレビなどによると、フィローニ枢機卿は「教皇が早く広島を訪れることを望む」と話した。(CJC)□


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2017年09月18日

◎ビビさんが「思想と自由のためのサハロフ賞」に推薦

CJC17282=ASS0917◎ビビさんが「思想と自由のためのサハロフ賞」に推薦

 【CJC】2014年に棄教を拒否し、冒涜罪で死刑判決を受けていたパキスタンのキリスト者で5児の母親でもあるアーシア・ビビさんが9月13日、優れた人権活動家を称え欧州議会議員グループにより「思想と自由のためのサハロフ賞」に推薦された。

 ビビさんに決まれば、授賞式は12月10日、フランスのストラスブールで行われる。

 「思想の自由のためのサハロフ賞」は、人権と思想の自由を守るために献身的な活動をしてきた個人や団体をたたえる賞。1988年12月に欧州議会が創設した。賞の名称はソビエト連邦の物理学者で反体制運動家のアンドレイ・サハロフに由来する。欧州議会の外交委員会と開発委員会が授賞候補者を選定し、毎年10月に受賞者を発表している。賞金は5万ユーロ(約600万円)□



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◎ロヒンギャ対応への批判高まり、スーチー氏は国連総会欠席へ

CJC17281=BB0913◎ロヒンギャ対応への批判高まり、スーチー氏は国連総会欠席へ

 【CJC】ミャンマーの事実上の指導者アウンサン・スーチー国家顧問兼外相が9月下旬から始まる国連総会を欠することが13日、明らかになった。ロイター通信によるとして英公営BBC放送が伝えた。

 ミャンマー西部ラカイン州では8月末以来、約37万人のムスリム(イスラム教徒)系少数派ロヒンギャが暴力を逃れようと居住地から避難している。同州内では村全体が焼き討ちにあった場所も複数ある。

 国連はミャンマー政府が「民族浄化」をしていると非難している。一方、ミャンマー軍は、ロヒンギャの武装勢力と戦っているとしており、市民が標的になっているとの報道を否定している。

 仏教徒が多数を占めるラカイン州に住むロヒンギャは大多数がイスラム教徒。ミャンマーで長く迫害の対象になってきた。ミャンマーは彼らを不法移民だと考えている。ロヒンギャは数世代にわたってミャンマーで生活してきたが、ミャンマー国籍は与えられていない。

 スーチー氏をこれまで支持してきた西側諸国の関係者も、同氏がラカイン州での暴力を止める努力を十分していないと批判している。

 15年間にわたった自宅軟禁中の1991年、ミャンマーの民主化運動への貢献を評価されノーベル平和賞を受賞したスーチー氏は、現在のミャンマー政府の事実上のトップと見なされている。

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世や南アフリカのデズモンド・ツツ元大主教、パキスタン人活動家のマララ・ユスフザイさんなど過去のノーベル平和賞の受賞者たちも、スーチー氏が行動するよう呼びかけている。

 スーチー氏は9月19日から25日にかけて開かれる国連総会に出席する予定だった。

 ミャンマー政府報道官はロイター通信に対し、スーチー氏には「もっと緊急を要する課題があるかもしれない」と述べた。さらに、スーチー氏が「批判を受けたり問題に対峙したりするのを恐れることはない」と付け加えた。

 ラカイン州を訪れることは厳しく規制されている。政府が手配した現地取材に参加した数少ない記者の一人、BBCのジョナサン・ヘッド記者は、ムスリムたちの村が焼き討ちにあっても警察が止めに入らない様子を伝えている。

 ゼイド・ラアド・アル・フセイン国連人権高等弁務官は11日に、ミャンマー情勢について「民族浄化の典型的な例」だと述べたが、ミャンマー政府は発言を激しく非難した。

 多くのロヒンギャ難民が押し寄せている隣国バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は、ミャンマーが難民の帰還を受け入れるよう求めた。同首相は、「私個人のメッセージは非常に明確だ。ミャンマー政府は今の状況を人道的な見地から考えるべきだ。子供たちや女性など人々は苦しんでいるからだ」と述べた。□



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◎武装組織に誘拐されていたインド人神父が1年半ぶり解放

CJC17280=UC0912◎武装組織に誘拐されていたインド人神父が1年半ぶり解放

 【CJC】UCAN通信などによると、武装組織に誘拐されていたインド人カトリック司祭のトーマス・ウズナリル神父(57=サレジオ会)が9月12日解放され、現在はローマのサレジオ会本部に保護されていることがまでに明らかになった。

 ウズナリル神父は2016年3月4日、武装した4人のテロリストが、イエメン南部の都市アデンにある、マザー・テレサ創設の『神の愛の宣教者会』が運営する老人ホームを襲撃した際に誘拐された。4人は、インド人修道女4人、イエメン人スタッフ2人、ホームに入居していた高齢者8人、警備員1人を殺害した。

 この5月には、助けを求める神父の動画がネット上に公開された。神父は「健康状態は急速に悪化しており、早く入院する必要がある」と述べていた。

 アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、イエメンの3カ国の教会を統括する使徒座代理区長ポール・ヒンダー司教は声明で、「ウズナリル神父は解放のために尽力してくれたすべての人、無事に解放されるように途切れることなく祈ってくれた世界中のすべての人に感謝しています。より詳しい情報は、今後可能な限り明らかにされよう」と述べた。

 『神の愛の宣教者会』総長のシスター・メアリー・プレマは、「すべての栄光を神に帰し、神父解放のために祈り、たゆまず働き掛けてくださったすべての方々に感謝する」と語った。

 同会では、創立者マザー・テレサの墓の上にウズナリル神父の写真を置き、毎日解放のために祈っていたという。□


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◎豪長老教会が同性婚支持表明した女性の結婚式拒否

CJC17279=AF0915◎豪長老教会が同性婚支持表明した女性の結婚式拒否

 【CJC】同性婚合法化の是非を問う国民投票を控えたオーストラリアで、結婚間近の女性がフェイスブック上で同性婚支持を表明したところ、教会から挙式を拒否された。豪『フェアファックス・メディア』が9月15日に報じたと、AFP通信が伝えている。

 ビクトリア州バララットの長老教会で結婚式を挙げる予定だったカップルが、同性婚合法化を支持するフェイスブックへの投稿を理由に、牧師から司式を拒否されたと報じた。

 フェアファックスが投稿者の女性から提供を受けたとする牧師の手紙には、「あなたの同性婚への傾倒は、イエス・キリストの教えにも、オーストラリア長老教会と私が実践する聖書の教義にも反していることを、しっかり認識していただかなければならない」と記されていたという。

 首都キャンベラで報道陣の取材に応じたマルコム・ターンブル首相は、「教会には結婚式を執り行う相手を選ぶ権利があり、それは信教の自由に含まれる」と述べた。

 国民投票は任意参加で、郵便投票で行われる。最大1500万人が投票すると予想され、結果は11月中旬発表の予定。

 投票結果に拘束力はないが、穏健派で同性婚を支持しているターンブル首相は、賛成多数だった場合は議会で同性婚合法化をめぐる採決を行うと表明している。

 豪国内では賛成派と反対派の間で議論が激化しており、聖職者の中からも明確に同性婚反対を主張し、合法化は信教の自由を侵害する恐れがあると警告する声が上がっている。□


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◎教皇コロンビア訪問終わる。専用車内で負傷も

CJC17278=0911◎教皇コロンビア訪問終わる。専用車内で負傷も

 【CJC】南米コロンビアを9月6日から司牧訪問した教皇フランシスコは、「最初の一歩をしるそう」をモットーに、平和と和解を呼びかけながら、首都ボゴタ、ビリャビセンシオ、メデジンの諸都市を巡回した。

 コロンビア政府は2016年、左翼ゲリラ組織『コロンビア革命軍』(FARC)との間で和平合意を締結、52年間に及んだ内戦を終結に導いた。これが教皇訪問につながった。8日には、FARCのロドリゴ・ロンドニョ元最高司令官が教皇に宛てた公開書簡の中で、同組織がコロンビア国民に与えた苦しみについて許しを求めた。

 教皇は、訪問最終日の10日、北部カルタヘナを走行中の専用車両内で頭を打ち、眉を切ったほか頬にあざを負った。

 バチカンは氷や包帯による治療の後、教皇の容体は良好だと発表。教皇は引き続き、カルタヘナで同日予定された全スケジュールを行った。

 教皇は、訪問最後の公式行事として、同日午後、市民と共にミサを捧げた。ミサは「人間の尊厳と人権」をテーマに行われた。

 ミサの説教で教皇は、200年前、独立と自由を守るために立ち上がったカルタヘナの英雄的歴史、そして、この地で奴隷の救済のために力を尽くした聖ペトロ・クラベルら、イエズス会士たちの活動を背景に、32年前、同市はコロンビアにおける人権の中心地と定められた経緯に触れた。

 イエスは共同体への復帰の歩みを、まず一対一の対話から始めるようにと示していると教皇は述べ、いかなるものも、過ちを償うためのこの出会いに取って代わることはできないと強調、キリスト者は草の根から、死や暴力の文化を、命と出会いの文化に変えていくように召されていると話した。

 コロンビアでの日程を終えた教皇は、10日夜、カルタヘナ空港でホアン・マヌエル・サントス大統領の見送りを受け、帰路についた。

 教皇、帰国する専用機中で記者団に、このところ相次いでいるハリケーンを受け、気候変動に対処しなければ人類が滅びるということを理解すべきだと述べた。

 教皇は気候変動について「引き返さなければ、われわれは滅びるだろう」と述べ、温暖化ガス排出削減をうたった2015年のパリ協定を強く支持した。米国は今年、協定脱退を表明している。

 教皇は、最近相次ぎ発生したハリケーンに関連し、他国と協力して温暖化に対応したがらない政治指導者は地球の将来に対して道徳的責任を問われるべきかとの質問には、「気候変動の影響ははっきりしており、科学者は歩むべき道を明確に示している。われわれは全員が多かれ少なかれ道徳的な責任を負っている。政治家にも責任がある」と語った。

 教皇専用機は11日午後、ローマ・チャンピーノ空港に帰着した。教皇はローマ市内のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を訪れ、目的を果たしたコロンビア司牧訪問に感謝した後、バチカンに戻った。□



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2017年09月11日

◎ソウル近郊で旧統一教会合同結婚式、64カ国4000組参加

CJC17277=R0907◎ソウル近郊で旧統一教会合同結婚式、64カ国4000組参加

 【CJC】ロイター通信によると、韓国ソウル近郊の加平で9月7日、『世界平和統一家庭連合』(旧統一教会)の合同結婚式が行われ、64カ国から4000組が参加した。

 式典は、2012年に死去した教団創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の妻の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏が司宰し、会場の加平清心平和ワールドセンターには信者や来賓3万人が集結した。

 合同結婚式は、文鮮明氏が1960年4月に3組の信者を「祝福」したのが最初。□


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◎クライストチャーチ大聖堂を修復へ、残った建物生かす

CJC17276=As0909◎クライストチャーチ大聖堂を修復へ、残った建物生かす

 【CJC】2011年2月のニュージーランド南部地震で、高さ63メートルの尖塔が倒壊した聖公会クライストチャーチ大聖堂について、地元教会は9月9日、残った建物を生かして修復すると決めた。地元紙『ニュージーランド・ヘラルド』(電子版)などの報道として、朝日新聞が伝えた。

 1864年に建設が始まった大聖堂はたびたび地震に見舞われ、修復を繰り返してきた。今回の修復は10年ほどかかり、費用は1億800万NZドル(約85億円)の見込み。政府と市が計3500万NZドルの支援を表明している。□



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◎教皇、「希望と平和の巡礼者として」コロンビア訪問

CJC17275=#0911◎教皇、「希望と平和の巡礼者として」コロンビア訪問

 【CJC】教皇フランシスコは9月6日から11日まで、コロンビアを訪問した。この司牧訪問は、同国政府と司教協議会からの招待に応じて行なわれた。

 バチカン放送(日本語電子版)などによると、訪問に先立ち公開されたビデオメッセージで、教皇は「希望と平和の巡礼者としてコロンビアを訪れ、わたしたちの主における信仰を共に記念すると共に、平和と調和を希求するみなさんの愛と忍耐に学びたい」と述べた。

 教皇はこの司牧訪問のテーマに「最初の一歩をしるそう」を掲げ、このテーマはあらゆる行いと計画にはまず最初の一歩が必要であることを思い出させ、まず最初に愛することで、橋をかけ、兄弟愛を築くよう促していると説明した。

 平和はコロンビアが求め、その完成のために長い間取り組んできたものであり、それは、互いを敵ではなく、兄弟として認めることのできる、安定した、恒久のものであるべき、と教皇は強調した。

 教皇は、イタリア時間の6日午前11時、ローマのフィウミチーノ国際空港を出発、現地時間の同日夜、ボゴタに到着、空港での歓迎式に臨んだ。この後、教皇は、ボゴタ大司教ルーベン・サラサール・ゴメス枢機卿と共に、特別車「パパモービル」でボゴタ市内に入り、市民の歓迎に応えながら、訪問中の滞在先となるバチカン大使館へと向かった。

 翌7日午前、教皇はボゴタ市内の大統領官邸でホアン・マヌエル・サントス大統領や各界要人と会見した。

 教皇は、これまでコロンビアを訪れた福者パウロ6世、聖ヨハネ・パウロ2世のように、ご自分もまた同国の兄弟たちと信仰と希望を分かち合うためにやって来たと述べた。そして、ただ信仰と希望があってこそ、すべてのコロンビア国民の祖国と家としての、国家建設の歩みにおける多くの困難を乗り越えることができると話した。

 ここ数十年、コロンビアが続けてきた武力闘争終結と和解に向けた努力を教皇は評価し、特に最近の和平への歩みの進展に大きな期待を表明、平和の追求とは、常に休み無く続く課題であり、すべての人の努力を必要とするものと説いた。

 続いて教皇は大聖堂を訪問、市民への挨拶と共に、司教団との出会いを持った。午後には、ラテンアメリカ司教協議会代表らと会見。ボゴタ市内の公園でミサを捧げた。

 8日、教皇はビリャヴィセンシオへ移動。午前中に郊外でミサを司式、この中で、ヘスス・エミリオ・ハラミジョ・モンサルヴェ司教(1916〜89)と、ペドロ・マリア・ラミレス・ラモス神父(1899〜1948)の列福式。午後、公園施設で「国内の和解のための出会い」を行った。

 9日、教皇は午前中にメデジンへ向かい、現地の空港でミサ。午後からは教区が運営する児童養護施設を訪問。次いで市内のイベントホールでコロンビアの司祭・修道者・神学生たちとの集いを行った。

 10日はコロンビア訪問の実質的最終日。教皇はカルタヘナ市内の広場でホームレスのための施設の礎石を祝別。続いて、聖ペトロ・クラベル教会を訪問、正午のアンジェラスの祈りを唱えた。午後、カルタヘナの港湾地帯でミサを司式した後、教皇は空港での送別式を経て、ローマへ戻る。□


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◎米聖公会のワシントン大聖堂がリー将軍のステンドグラス撤去

CJC17274=#0907◎米聖公会のワシントン大聖堂がリー将軍のステンドグラス撤去

 【CJC】米南部バージニア州シャーロッツビルでこの8月、南北戦争の南軍総司令官だったロバート・リー将軍の像撤去に反対する白人至上主義者と抗議者のグループが衝突して死傷者が出た問題で、米聖公会のワシントン大聖堂は9月7日、聖堂にあるリー、トマス・ジャクソン両将軍を描いたステンドグラスを即時撤去した上で保管すると発表した。「人種間和解という重要な努力の障害になる」としている。

 ステンドグラスは1953年に設置されたが、南部サウスカロライナ州の黒人教会で2015年に白人至上主義者が黒人9人を射殺した事件を受け扱いを協議してきた。

 聖堂参事会は6日、ステンドグラスの存在が白人至上主義に関連するとし、「全ての人々の教会として奉仕するという大聖堂の使命に反している」と結論付けた。シャーロッツビルでの衝突を踏まえて緊急に決定したという。

 ワシントン大聖堂は新大統領の就任直後の礼拝や、歴代大統領の葬儀など国家行事にも使われてきた重要な教会。「ステンドグラスは人種間の平等と和解を目指す我々の重要な努力の障害になる」と説明している。

 撤去した窓は保存し、歴史の「教材」とすることも含めて検討するという。発表文は「南部連合の記念物は、人種の隷属化や抑圧へ戻る道の街灯の役割を果たす」と指摘している。□


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2017年09月10日

◎「ロヒンギャ迫害非難を」マララさんがスーチー氏に訴え

CJC17273=J0908◎「ロヒンギャ迫害非難を」マララさんがスーチー氏に訴え

 【CJC】2014年のノーベル平和賞を受賞したパキスタンの女性教育活動家マララ・ユスフザイさんが9月4日、ツイッターに投稿したメッセージで、ミャンマーのアウンサン・スーチー国家顧問に、イスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害を非難するよう訴えた。

 時事通信によると、マララさんは「ニュースを見るたびにロヒンギャの苦しみに心を痛めている」と指摘。「過去数年間、私はこの悲劇的で恥ずべき扱いを繰り返し非難してきた。私は今も、同じノーベル賞受賞者であるスーチー氏が同じことをするのを待っている。世界、そしてロヒンギャも待っている」と呼び掛けた。

 ロヒンギャ迫害を明確に批判しないスーチー氏には、国際社会から不満の声が出ている。ボリス・ジョンソン英外相も2日発表した声明で、「スーチー氏はわれわれの時代において最も人の心を動かす人物の1人と正しく見なされているが、ロヒンギャの扱いは残念ながらビルマ(ミャンマー)の名声を汚している」と警鐘を鳴らした。

 またモルディブ政府は3日、「ミャンマー政府がロヒンギャに対する残虐行為を防ぐ措置を取るまで、ミャンマーとの全ての貿易を停止することを決めた」と発表した。□


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◎ミャンマーのロヒンギャ迫害でツツ元大主教がスーチー氏批判

CJC17272=J0908◎ミャンマーのロヒンギャ迫害でツツ元大主教がスーチー氏批判

 【CJC】1984年のノーベル平和賞受賞者、南アフリカのデズモンド・ツツ元大主教が9月8日、ミャンマーでのイスラム系少数民族ロヒンギャ迫害問題をめぐり、アウンサン・スーチー国家顧問を批判する公開書簡を発表した。

 時事通信によると、ツツ元大主教はスーチー氏に対し、「あなたは正しさの象徴だった」とした上で、「あなたがミャンマーの最高の地位に昇進する政治的代償が沈黙であるならば、その代償はあまりに高価だ」と指摘。「あなたが正義、人権、国民の団結のために声を上げることを願う。あなたがエスカレートする危機に介入し、国民を正しい道に引き戻すことを願う」と呼び掛けている。□


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◎スーチー氏のノーベル賞取り消し請願運動に36万人超す署名

CJC17271=AF0907◎スーチー氏のノーベル賞取り消し請願運動に36万人超す署名

 【CJC】ミャンマー政府による西部ラカイン州でのイスラム系少数民族ロヒンギャへの対応をめぐり、同国の事実上の指導者であるアウンサン・スーチー国家顧問に授与されたノーベル平和賞を取り消すよう求める請願運動がサイト『チェンジ・ドット・オーグ』で行われ、9月7日までに36万を超える署名が寄せられた模様。

 ただ、受賞者の選考を行うノルウェー・ノーベル委員会は、「評価対象は授賞前の行為であり、取り消されることはない」とコメントしている。

 AFP通信によると、署名者の1人は、「事実上の支配者であるアウンサン・スーチーは、自国内での人道に対する犯罪を止めるために何の手だても講じていない」と述べている。

 スーチー氏は、軍事政権による自宅軟禁下にあった1991年、ノーベル平和賞を授与された。同氏はその後2010年に自宅軟禁を解かれ、15年の総選挙では自らが率いる国民民主連盟(NLD)が勝利を収め、国家顧問に就任した。□


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◎「仏教徒はテロリスト」がミャンマーの現実?

CJC17270=Sp0905◎「仏教徒はテロリスト」がミャンマーの現実?

 【CJC】ミャンマー西部ラカイン州で起きているイスラム系少数民族「ロヒンギャ」と軍や政府の衝突により、9月初めまでの1週間で少なくとも400人が死亡した。「ロヒンギャ」側が発表した。政府系英字紙『グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー』は正反対の様相を報道、武装勢力『アラカン・ロヒンギャ救世軍』(ARSA)が民間人を殺害し、寺院に火をつけ、仏像を破壊しているという。

 ロシアの通信サイト『スプートニク』(日本語版)は、ミャンマーで双方がお互いの大虐殺と不当な残虐行為を非難しているがロヒンギャと仏教徒との衝突は何年も続いている、との見方に立っている。

 ただラカイン州には戒厳令が発令され、ジャーナリストも国際人権団体も現地入りが許されていない。

 一方ロシアではロヒンギャとの連帯を訴え、9月4日にモスクワ中心部にあるミャンマー大使館付近で、5日にはロシア・チェチェン共和国首都グローズヌイで大規模集会が開かれた。デモ参加者は「仏教徒はテロリストだ」というプラカードを掲げていた。

 2015年に、ミャンマーで半世紀ぶりに行われた自由な投票と公正な開票が保証された選挙で、アウンサン・スーチー氏率いる『国民民主連盟』(NLD)は上下両院で圧倒的過半数を獲得した。国家顧問兼外相を務めるスーチー氏は、このところ沈黙を保っている。

 『スプートニク』は、ラカイン州における仏教徒とイスラム系ロヒンギャとの争いは第2次世界大戦に遡るという見解を紹介している。日本が当時の英植民地ビルマを占領すると、ロヒンギャは英国の側に立ち、仏教徒は独立を約束した日本を支援し、日本軍に協力していたビルマ国民軍へ入隊し始める。

 国民軍の創設者でビルマ共産党創設者の1人アウンサンは、スーチー氏の父親。しかし1945年、日本の敗北により、日本軍の約束が空手形だと確信したアウンサンは、国民の過半数の支持のもと抗日運動に踏み切った。□



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2017年09月07日

〇教皇フランシスコが9月6日朝、コロンビアへ向けて出発した。教皇の国外訪問はこれが20回目。

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2017年09月05日

◎地中海で移民救助のマルタNGОがロヒンギャ救援へ

CJC17269=AF0905◎地中海で移民救助のマルタNGОがロヒンギャ救援へ

 【CJC】地中海で移民や難民の救助に取り組んできたマルタのNGО(非政府組織)『МОAS』が9月4日、迫害されているミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャを助けるため、活動地域を東南アジアに移す方針を明らかにした。AFP通信が報じた。

 『МОAS』は、民間の資金によって地中海で移民らの救助活動に従事する団体の先駆け。2014年以降、欧州を目指す移民ら4万人以上を地中海の中央部で救助、支援してきた。

 しかし、このルートを断とうとイタリアがリビア側などと交わした取り決めによって「状況が複雑になっている」とし、『МОAS』は移民らの安全な受け入れが保障されない仕組みには関わりたくないと説明している、とAFP通信。

 その代わりに『МОAS』は、教皇フランシスコがロヒンギャを迫害から守るよう訴えたことを受けて、ロヒンギャの救援にリソースを振り向けることにしたという。□



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◎南米コロンビア最後の左翼ゲリラも停戦に同意

CJC17268=AF0905◎南米コロンビア最後の左翼ゲリラも停戦に同意

 【CJC】南米コロンビアで、最後まで活動を続けてきた反政府勢力の左翼ゲリラ『民族解放軍』(ELN)と政府が停戦に同意した。AFP通信によると、双方が9月4日発表したという。

 教皇フランシスコが翌5日にコロンビアを訪問を控えており、中南米で最も長く続いてきた内戦の完全な終結に向けた動きとして注目される。

 フアン・マヌエル・サントス統領はテレビ放送された演説で、停戦は10月1日に発効すると発表した。最初の停戦期間は102日間で、その後は細かい未決事項に関する協議の進展に応じて延長されるとしている。

 コロンビアではこの8月、半世紀以上に及んだ内戦の終結に向けて政府と和平協定を結んだ国内最大の左翼ゲリラ『コロンビア革命軍』(FARC)が武装解除を完了している。サントス大統領は『民族解放軍』との停戦で「完全な平和」を実現したい考えのようだ。□


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2017年09月04日

◎韓国の宗教指導者代表と会った教皇が「互いに尊重を」

CJC17267=Do0904◎韓国の宗教指導者代表と会った教皇が「互いに尊重を」

 【CJC】教皇フランシスコは9月2日、韓国の宗教指導者協議会代表と、バチカン(ローマ教皇庁)で接見した。東亜日報4日付けが報じた。

 教皇は、「神様が韓国人に平和と(南北)兄弟間の和解というギフトを下さることを常に祈る」として、「人類は個人と共同体、民族、国家の紛争を拒否し、大きな調和を追求しなければならない」とし語った。

 「カトリック教会は、他の宗教家と会話し、協力しながら彼らの資産と価値を認め、保護し、増進することを勧告する」とし、「宗教間対話が実を結ぶためには、常に開放的で、互いに尊重しなければならない」と教皇は述べた。

 同日の特別接見には、同協議会代表議長の金喜中(キム・ヒジュン)大司教、ハン・ウンスク円仏教垣院長、イ・ジョンヒ天道教確痢▲ぁΕョンホ聖公会ソウル教区長など、7宗教団体の指導者20人以上が参加した。関係者は、「教皇が韓国宗教指導者と別途に室内で面談したのは史上初めて」とし、「教皇の韓国に対する深い関心と愛情が伺えた」と説明している。□



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