2021年04月19日

◎名誉教皇ベネディクト16世、94歳の誕生日

CJC21102=VN0416◎名誉教皇ベネディクト16世、94歳の誕生日

 【CJC】名誉教皇ベネディクト16世(ヨセフ・ラッツィンガー)は、4月16日、94歳の誕生日を迎えた。

 ベネディクト16世は、1927年4月16日、ドイツ・バイエルン州のマルクトル・アム・インに生まれた。

 公設バチカン・ニュースは、昨年に続き、新型コロナウイルスによるパンデミック防止対策のもとに迎える誕生日となったが、ベネディクト16世は、住居としているバチカン市国内のマーテル・エクレジエ修道院で、世界中からのお祝いのメッセージに囲まれつつ、例年のように簡素に誕生日を過ごされた、と報じている。□



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◎コロナ禍でバチカンの財政が緊縮に迫い込まれる

CJC21101=FT0419◎コロナ禍でバチカンの財政が緊縮に迫い込まれる

 【CJC】欧州各国が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で悪化した経済を立て直すために財政支出を増やすなかで、バチカン(ローマ教皇庁)は観光客や寄付が激減、痛みを伴う緊縮財政に追い込まれている。英経済専門メディア『フィナンシャル・タイムズ』(FT) が紹介した。

 教皇フランシスコは「新型コロナウイルス感染症がもたらした公衆衛生上の緊急事態がバチカンのあらゆる収入源に悪影響を及ぼしている」として、4月から全枢機卿の給与を10%引き下げると発表した。教皇は給与を受け取っておらず、対象にならない。

 国際通貨基金(IMF)は、パンデミックが経済に及ぼす悪影響を緩和するため、ユーロ圏諸国に国内総生産(GDP)比3%相当の政府支出積み増しを求めた。

 バチカン財政の責任者フアン・アントニオ・ゲレーロ・アルベス財務事務局長官は、2021年の支出は「近年のバチカンの歴史で最少規模になる」と言う。他の欧州各国が大規模な財政出動を行っているのと対照的だ。同氏は、バチカン財政の規模が極めて小さく税収もないため、他国のような対策は取れないと認めた。

 「普通の国であれば借金を増やして財政出動できるだろう」と同氏。「我々の場合、寄付金が入ってこなければ、支出をできる限り抑制する以外にできるのは準備金を使うことだけだ」という。

 バチカンを訪れる旅行者の数の目安となるイタリアの観光客数は、過去の不況には強かったが、パンデミックでは大打撃を受けている。バチカンでも主要な美術館や展覧会が昨年はほとんど閉鎖続きで、重要な収入源が失われた。

 カトリック教徒からの寄付金が減っている。世界で不動産や商業活動からの収入も減っており、寄付金を除くと、今年の赤字は8000万ユーロ(約100億円)に増えるという。赤字は準備金で補填(ほてん)される見通し。

 バチカンは宗教行事開催費用をまかなうため外部からの寄付に期待している。昨年、教育関係の慈善事業担当に任命されたアンジェロ・ビンチェンツォ・ツァーニカトリック教育省次官は、「バチカンにはほとんど何もない。外部からの支援を模索している」と認めた。□



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◎シン・フェイン党、IRAのマウントバッテン卿殺害を謝罪

CJC21100=AF0419◎シン・フェイン党、IRAのマウントバッテン卿殺害を謝罪

 【CJC】AFP通信の伝えるところでは、アイルランドのカトリック過激派『アイルランド共和軍』(IRA)の政治組織だったシン・フェイン党のメアリー・ルー・マクドナルド党首は4月18日、IRAが英国のフィリップ殿下の叔父、ルイ・マウントバッテン卿を殺害したことを謝罪した。

 IRAは1979年、英領北アイルランドの併合を訴えテロを重ねる中でマウントバッテン卿を殺害した。

 フィリップ殿下の葬儀の翌日となる18日、マクドナルド氏は『タイムズ・ラジオ』に、「もちろんあの出来事を申し訳なく思う。言うまでもなく悲痛な出来事だった」とし「みなさんの女王が愛する夫を埋葬した週末に、謹んでお悔やみ申し上げる」と語った。

 シン・フェイン党の党首がマウントバッテン卿殺害を謝罪したのは初めて。ジェリー・アダムズ前党首は在職時、マウントバッテン卿を標的としたのは正当だったと語っていた。□



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◎米福音派に反コロナワクチンの風潮も広がる

CJC21099=CN0417◎米福音派に反コロナワクチンの風潮も広がる

 【CJC】米メディア「CNN」の4月17日報道によると、ルイジアナ州バトンルージュにある『ライフ・タバーナクル教会』のトニー・スペル牧師は4月11日に行った説教で、「新型コロナワクチンを信じてはならない」として、「今日はっきり言っておく。もしマスクに反対し、ワクチンに反対するのが政府への反対を意味するというなら、私は喜んで反政府になる」と語った。さらに同氏は、「99・6%の確率で生存できるなら、なぜ他人が自分の血を汚すのを望むのか? 体に害があるかもしれないのに」と、問いかけた。

 米国はじめ各国の保健衛生の専門家は、新型コロナワクチンが引き続き安全で、感染予防に効果があるとの一致した見解を示している。米国での新型コロナ関連の死者は56万人以上、感染者は3100万人を超える。

 全米福音同盟が今年1月に実施した調査によると、回答した福音派指導者の95%はワクチン接種を受け入れると述べた。しかし、スペル氏は断固としてこれに反対で、同氏を含む福音派の相当数は、ワクチン接種に反対の立場を取っている。

 福音派がワクチンに反感を抱く理由は一つではない。そこでは政府への不信、ワクチンの効果に関する無知や誤情報、本人の政治的立ち位置などが入り混じっていると指摘する専門家もいる。

 オクラホマ大学の社会学教授で宗教を専攻するサミュエル・ペリー氏はCNNの取材に答え、「彼ら(福音派)は初めから行動や言葉でワクチンに対するもっとも強い抵抗を示してきた」と説明。この半年間の調査でそうした姿勢が繰り返し表れていると述べた。

 情報の偏りもまた、福音派にワクチン接種をためらわせる役割を果たしているとペリー氏は分析する。彼らは保守系メディアの司会者がワクチンを疑問視したり、あからさまに非難したりするのに耳を傾ける。

 『ライフ・タバーナクル教会』の会衆には有色人種も含まれる。米疾病対策センター(CDC)のデータによれば、黒人やヒスパニック系は白人に比べ新型コロナ感染で入院する可能性が約3倍、死亡する可能性が約2倍、それぞれ高いという。

 今回CNNがインタビューした中でワクチンを接種していたのは男性1人のみ。2回接種のワクチンの1回目を接種した段階だった。

 カイザー・ファミリー財団によると、ワクチンを接種済みまたは接種するつもりの米国民は増え続けている。一方で「様子を見たい」という人の数は減少しているという。

 しかし白人の福音派に関してはワクチン接種に反対する人が依然として多いと、ペリー氏は懸念を示す。地域によっては人口に対するその割合が全国的な水準よりはるかに高いケースもあるとしている。

福音派がワクチンに反感を抱く理由は一つではない。そこでは政府への不信、ワクチンの効果に関する無知や誤情報、本人の政治的立ち位置などが入り混じっていると指摘する専門家もいる。

 保守系のシンクタンク、アメリカン・エンタープライズ・インスティテュートの研究によると、共和党支持者の中でも福音派は他の宗派と比較して特定の陰謀論を信じ込む傾向が強いという。

 情報の偏りもまた、福音派にワクチン接種をためらわせる役割を果たしているとペリー氏は分析する。彼らは保守系メディアの司会者がワクチンを疑問視したり、あからさまに非難したりするのに耳を傾ける。

 カイザー・ファミリー財団によると、ワクチンを接種済みまたは接種するつもりの米国民は増え続けている。一方で「様子を見たい」という人の数は減少しているという。

 しかし白人の福音派に関してはワクチン接種に反対する人が依然として多いと、ペリー氏は懸念を示す。地域によっては人口に対するその割合が全国的な水準よりはるかに高いケースもあるとしている。□



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◎パリのノートルダム火災2年、大聖堂保全大詰め

CJC21098=K0415◎パリのノートルダム火災2年、大聖堂保全大詰め

 【CJC】2019年4月のパリ・ノートルダム大聖堂の火災から15日で2年。現場では新型コロナウイルス流行に伴う制約の中で進められてきた建物の保全作業が大詰めを迎えている。今年の冬には修復作業に入る見込みで、「24年に、信者たちへ内部を開放する目標は達成できる」と、政府は明らかにしている。

 火災前に尖塔(せんとう)の改修作業用に設置され、火災後も大聖堂の上に残ったままになっていた金属製の足場の撤去が昨年11月に完了し、建物崩壊の危険を回避した。現在は大聖堂の内部に足場を組み上げ、石造りのアーチ天井が崩れないよう木材で補強する作業が進められている。夏には保全作業が全て完了する予定。パリ発共同通信が報じた。

 当局は昨年7月、焼け落ちた木造の尖塔を元の素材で復元することを決定。必要とされるナラの材木が国内各地で伐採され、今後1年〜1年半かけて乾燥させる。□



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2021年04月17日

◎韓国の新規コロナ感染者、全広域自治体で発生続く

CJC21097=YN0416◎韓国の新規コロナ感染者、全広域自治体で発生続く

 【CJC】ソウル発聯合ニュースによると、韓国の中央防疫対策本部は4月16日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から673人増え、累計11万2789人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は前日(698人)に比べ25人少ないが、600人台後半は2日続いている。

 このところ全国的に家族や知人との集まり、飲食店、保育園、教会など日常のほぼ全ての空間でクラスター(感染者集団)の発生が確認されているのに加え、感染経路が不明の「隠れた感染」が地域社会に広がっており、この日も全国の広域自治体(17市・道)全てで感染者が発生した。□



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2021年04月15日

◎韓国の新規コロナ感染者は700人前後で高止まり

CJC21096=YN0415◎韓国の新規コロナ感染者は700人前後で高止まり

 【CJC】ソウル発聯合ニュースによると、韓国の中央防疫対策本部は4月15日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から698人増え、累計11万2117人になったと発表した。市中感染が670人、海外からの入国者の感染が28人だった。

 1日当たりの新規感染者数は前日の731人に比べると33人少ないが、2日連続で700人前後となった。全国各地で感染者が急増しており、流行の「第4波」が現実味を帯びている。

 政府は、感染者発生推移を基に防疫対策「社会的距離の確保」のレベル引き上げや首都圏の飲食店・カフェなど不特定多数が利用する施設の営業時間制限を午後10時までから9時までに1時間早める防疫強化策を検討する予定だ。

 屋内スポーツ施設や塾、スポーツ同好会、金融機関、合唱団、教会などさまざまな場所で感染が確認されている。

 死者は前日から6人増えて計1788人となった。韓国国内の平均致死率は1.59%。重篤・重症患者は前日から1人減り、99人となっている。

 14日の検査件数は4万5738件で、前日より869件多かった。□



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2021年04月12日

◎ハイチでカトリック教会の聖職者7人誘拐される

CJC21095=AF0412◎ハイチでカトリック教会の聖職者7人誘拐される

 【CJC】ハイチ共和国中央部にあるクロワ・デ・ブーケで、4月11日、少なくとも7人のカトリック教会の聖職者が誘拐された。中には、フランス人2人が含まれているという。現地教会の司祭がAFP通信に対し明らかにした。

 司祭によれば、犯人は100万ドル(約1億973万円)の身代金を要求しているという。警察は地元で活動を行っている武装勢力が関与している可能性があると見ている。

 AFP通信によれば、フランス大使館は、この事件について、現時点では声明を出していない。

 この数カ月、ハイチの首都ポルトー・プランスとその近郊では、身代金目的の誘拐事件が多発しており、そのことは、国内における武装集団の影響力が強まっていることによって証明されているという。□





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◎カラバッジョの失われた傑作か、スペイン政府が競売を阻止

CJC21094=AF0409◎カラバッジョの失われた傑作か、スペイン政府が競売を阻止

 【CJC】スペイン政府は4月8日、首都マドリードで競売に掛けられる予定だった絵画が、イタリアの巨匠カラバッジョによる所在不明の傑作である可能性があるとして、競売を阻止した。AFP通信が報じた。

 作品は17世紀の油絵で、十字架にかけられる直前のイエス・キリストが描かれている。

 ホセ・マヌエル・ロドリゲス・ウリベス文化相が競売の数時間前になって、この絵がカラバッジョ作品である可能性が示されたとツイッターで明らかにした。

 オークション・カタログには「(スペイン画家)ホセ・デ・リベラの弟子」の作品で、最低入札価格は1500ユーロ(約19万円)と記されていた。

 カラバッジョの絵画では、2014年にフランスの民家の屋根裏にあった古いマットレスの下から「ホロフェルネスの首を斬るユディト」という作品が見つかり、19年に競売に掛けられる2日前に外国人収集家に売却されるという出来事があった。同作には1億7000万ドル(約190億円)の価値があると推定されている。□



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◎北アイルランドで連日暴動、10日間で警官70人以上負傷

CJC21093=BBC0409◎北アイルランドで連日暴動、10日間で警官70人以上負傷

 【CJC】英メディアBBC報道によると、英国と北アイルランドの各地で暴動が10日連続して発生、警官70人以上が負傷し、市民10人が逮捕された。4月7日夜の暴動は北アイルランドで近年最悪の規模だったとされ、8日にも主要都市ベルファストなどで暴徒が警察に火炎瓶や石などを投げつける騒ぎになった。

 騒乱が最初に起きたのは3月29日で、北アイルランド北西部でアイルランド国境に近いロンドンデリーでのこと。その後は、ほぼ毎晩のように衝突がベルファスト、キャリックファーガス、バリーメナ、ニュートンアビーなどに拡散。4月7日夜にはベルファスト西部で、主にプロテスタント派のイギリス帰属派の住む地区と、主にカトリック派のアイルランド統一独立派の地区を分ける、俗に「平和の壁」と呼ばれる壁の周辺で、帰属派と独立派の対立に拡大した。

 英国とアイルランド両国首相は電話会談を行い、共に相次ぐ暴力を非難した。北アイルランド自治政府は8日、騒乱を「直ちに完全に終わらせるよう」呼びかけた。

 特定の組織が暴動を組織的に主導している明確な動きは見られていないが、騒ぎの多くは、英国帰属支持派の準軍事組織とつながりのあるギャング集団が影響力をもつ地域で起きている。ベルファスト西部では7日夜、英国帰属派とアイルランドとの統一独立を希望する派が接触する通り周辺で乱闘があり、警官8人が負傷。市バスが1台燃やされた。

 8日夜にも騒ぎが続き、地元警察は6年ぶりに放水車を使って鎮圧した。警察によると8日夜には、警官19人が負傷。連夜の騒乱で負傷した警官は74人になったという。

 アイルランドのミホル・マーティン首相は、ボリス・ジョンソン英首相と電話で連日の騒乱について協議したことを明らかにし、「対話と、ベルファスト合意(北アイルランド紛争に関する和平合意)の機構を活用することが、前進のための道筋だ」とコメントした。□



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◎ハンス・キュンク神父死去、教皇の無謬性に関する見解で物議

CJC21092=#0406◎ハンス・キュンク神父死去、教皇の無謬性に関する見解で物議

※「ハンス・キュンク」関連記事は別途検索願います。

 【CJC】スイス出身の司祭、神学者、作家のハンス・キュンク神父が4月6日、ドイツ南西部チュービンゲンの自宅で死去した。93歳。同神父が創設し、会長・名誉会長を務めた「グローバル・エシック・ファウンデーション」がフェイスブックで明らかにした。死因は伝えられていない。晩年はパーキンソン病で公の場に姿を見せることはなかった。ロンドンに本拠を置く「独立カトリック・ニュース」(ICN)の報道などを紹介する。

 1928年3月19日にスイスのズールゼーで生まれたキュンク神父は、教皇ヨハネ・パウロ2世や教皇ベネディクト16世を最も鋭く批判した人物の1人。声明や著書の中で、司祭の独身義務、女性司祭の禁止、改革への抵抗、秘密主義、透明性の欠如、女性蔑視など、バチカン批判を展開した。

1960年代にチュービンゲンで教皇ベネディクト16世、当時のジョセフ・ラッツィンガー神父と一緒に働き、学んだ経験がある。ラッツィンガー神父とともに、1962年から65年にかけて開催された第2バチカン公会議では、司教団に助言を与える最年少の神学専門家の1人であったが、公会議後間もなく、教皇の無謬性についての見解を示し、物議をかもした。

 そのため、1979年にバチカンからカトリック神学教授の免許資格「ミッシオ・カノニカ」を取り消され、カトリック大学でカトリック神学者として教えることができなくなった。以後、チュービンゲン大学でエキュメニカル(キリスト教一致運動)神学の教授を務め、1996年に退職した。

 ラッツィンガー枢機卿がローマ教皇に着座した数カ月後の2005年、ラッツィンガー枢機卿とキュンク神父は、ローマ郊外カステル・ガンドルフォで数時間一緒に過ごしたという。バチカン報道官によると、教皇とキュンク神父は「この会談の場では、教義上の問題について議論することは意味がないということで合意した」という。その代わりに、キュンク神父の最近の研究テーマである、すべての宗教的伝統を取り入れた「グローバルな倫理」を発展させる可能性と、キリスト教信仰と科学の間の対話の二つに焦点を当てた。

 2011年に引退した後、チュービンゲン大学に「グローバル・エシック・ファウンデーション」を設立し、「宗教間の平和がなければ、国家間の平和もない」という確信を示した。

 2019年、資格免許「ミッシオ・カノニカ」取り消し40周年を迎えたキュンク神父は、ドイツのカトリック・メディアに、教皇フランシスコと手紙のやりとりをして、教会法上は非公式に回復されたと感じている、と語った。

 邦訳書に『公会議に現われた教会』(1966年、エンデルレ書店)、『ゆるぎなき権威』(1973年、新教出版社)、『教会論』上・下(1976・77年、新教出版社)、『フロイトと神』(1987年、教文館)、『世界諸宗教の道――平和をもとめて』(2001年、世界聖典刊行協会)、『キリスト教思想の形成者たち』(2014年、新教出版社)、『キリスト教は女性をどう見てきたか』(2016年)などがある。□



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◎ブラジル南部で新たなキリスト像の建設進む

CJC21091=AF0403◎ブラジル南部で新たなキリスト像の建設進む

 【CJC】ブラジル南部リオグランデドスル州エンカンタード市で、巨大なキリスト像の建設が進められている。2019年に着工し、4月初旬、頭部と左右に広げた両腕が取り付けられた。AFP通信が報じた。台座を含む高さは43メートル、手から手までの長さは36メートルで、内部にはエレベーターが備え付けられ、頂上付近には展望台が設置される。今年中に完成の予定。

 信仰心を高めるとともに、この地域への観光を促進することを目的とした新しいキリスト像「擁護者キリスト」の発案者は、この3月に新型コロナウイルスに感染、合併症で死去したアドロアルド・コンザッティ同市長。

 「擁護者キリスト」像建設は、彫刻家のヘネシオとマルクス・モウラ親子が監修し、ボランティア団体「キリストの友協会」が200万レアル(約3800万円)の建設費を全額寄付でまかなう、という。募金は今も継続中。

 一方、リオデジャネイロの有名な「コルコバードのキリスト像」(救世主キリスト像)は、今年10月に建設90周年を迎える。これを記念して、現在、専門家による大規模な修復作業が行われている。

 全長38メートル、手と手の間が28メートル、重さ635トンのキリスト像は、1931年10月12日に建設された。

 修復は2020年10月に始まり、修復作業には建築家のクリスティーナ・ベントゥーラ氏をはじめ、エンジニアや地質学者など様々な分野の専門家が担当している。□



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2021年04月05日

◎ニューヨーク「イースターパレード」は今年もバーチャル開催

CJC21090=AF0405◎ニューヨーク「イースターパレード」は今年もバーチャル開催

 【CJC】ニューヨークで4月4日、イエス・キリストの復活を祝う「イースターパレード・アンド・ボンネットフェスティバル」が行われた。

 しかし仮装した人々が5番街を練り歩く恒例のパレードは昨年に続き、今年も行われず、インターネット上でのバーチャル開催となった。

 聖パトリック大聖堂では、収容人数を50%に抑えてイースターのミサが行われた。□



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◎バイデン米大統領、イースター・メッセージで国民にワクチン接種促す

CJC21089=CN0405◎バイデン米大統領、イースター・メッセージで国民にワクチン接種促す

 【CJC】バイデン米大統領は4月4日、ジル夫人とともに復活祭(イースター)を祝うメッセージの動画をツイートし、国民に新型コロナウイルスワクチンの接種を進んで受けるよう呼び掛けた。

 米有力メディア、CNNが伝えるところでは、カトリック教徒のバイデン氏は、教皇フランシスコがワクチン接種を「道義的責任」とした発言に同意するとコメント、自分自身が接種を受け、周囲にも促すことによって、「私たちはウイルスに打ち勝つだけでなく、祝日を一緒に祝える日を早めることができる」と語った。

 疾病対策センター(CDC)は3日、24時間の接種回数が400万超と過去最多を記録し、7日間の平均も300万回を超えたと発表した。

 CDCによると、全米でこれまでに少なくとも1回の接種を受けたのは約1億6500万人。人口の18・5%にあたる6100万人が接種を完了している。

 ハリス副大統領も同日、イースターに合わせてメッセージ動画を公開、「希望」をテーマに、ワクチンを接種した人が増え、子どもたちが1年ぶりに登校し、祖父母は1年ぶりに孫たちを抱き締めることができると語った。□



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◎教皇フランシスコ、復活祭メッセージと祝福

CJC21088=VN0404◎教皇フランシスコ、復活祭メッセージと祝福

 【CJC】2021年度の復活祭を迎えた4月4日、教皇フランシスコは、ローマと全世界に向けてメッセージと祝福を送った。

 教皇は、同日午前、「復活の主日」の日中のミサを聖ペトロ大聖堂の司教座の祭壇で司式した。

 正午に、教皇は同大聖堂から、復活祭メッセージと、ローマと全世界に向けた教皇祝福「ウルビ・エト・オルビ」を送った。

 教皇、復活祭メッセージで、パンデミックはいまだに収束せず、社会と経済の危機は大きく、それは特に貧しい人たちに深刻な影響を与えていること、この複雑な現実のただ中で、復活の知らせは、短い言葉の中に決して失望させることのない希望を与える出来事を伝えている、と指摘した。

 教皇は、復活されたキリストが、パンデミックのためにいまだ苦しむすべての人々、病者や、親しい人を失った人々の希望だとし、主が医師や看護師たちの労苦を支え、慰めを与えてくださいますように、と願い、すべての人が助けを必要とし、必要なケアを受ける権利を持っているとし、皆がパンデミックとの闘いへの参与を呼びかけ、ワクチンがそのための本質的な手段の一つとなっている今この時、「ワクチンの国際主義」の精神において、全国際共同体がワクチンの供給の遅れを克服し、特に貧しい国々との分配を推進するために、協力を呼びかけた。□


※参考=教皇フランシスコの復活祭メッセージは、以下のとおり。

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、主のご復活おめでとうございます。

 今日、世界のいたる場所で、告げ知らせる教会の声が響きます。「イエスは、かねて言われたとおり、十字架につけられ死に、そして復活されました。アレルヤ」。

 主の復活の知らせは、幻想や魔法を表すものでも、わたしたちが直面している試練からの逃避の道を示すものでもありません。パンデミックはいまだに収束していません。社会と経済の危機は大きく、それは特に貧しい人たちに深刻な影響を与えています。それにも関わらず、恥ずべきことに、武力闘争と軍拡はとどまることを知りません。

 この複雑な現実のただ中で、復活の知らせは、短い言葉の中に決して失望させることのない希望を与える出来事を伝えています。「イエスは、十字架につけられ死に、復活されました」。それは、天使でも、幻覚でもない、肉と、骨、顔、イエスという名前を持った一人の人間のことを伝えているのです。福音書は、神の子、キリストであると言うこのイエスが、ポンティオ・ピラトのもとで十字架につけられて死に、イエス自身があらかじめ弟子に言ったように、三日目に復活した、と記しています。

 十字架につけられて死んだイエスは、復活されました。神なる御父は、御子イエスをよみがえらせてくださいました。それは、イエスが救いの意志を最後まで成し遂げ、わたしたちの弱さ、病、死をご自身に引き受け、わたしたちの苦しみと不平等の重みを背負われたからです。それゆえに、御父は、御子を高く上げられ、今、主であるイエス・キリストは、永遠に生きておられます。

 復活したイエスを見た証言者たちは、重要なことに言及しています。それは、イエスが両手と両足、そして脇腹に深い傷を持っていたことです。この傷はイエスのわたしたちに対する愛の永遠の刻印です。心身のつらい試練に苦しむ人は誰でも、この傷の中に身を寄せる場を見つけ、それを通して、決して失望させない希望という恵みを受けることができるでしょう。

 復活されたキリストは、パンデミックのためにいまだ苦しむすべての人々、病者や、親しい人を失った人々の希望です。主が医師や看護師たちの労苦を支え、慰めを与えてくださいますように。弱い立場にある人々をはじめ、すべての人が助けを必要とし、必要なケアを受ける権利を持っています。皆がパンデミックとの闘いへの参与を呼びかけられ、ワクチンがそのための本質的な手段の一つとなっている今この時、この権利の大切さはより明らかになっています。「ワクチンの国際主義」の精神において、全国際共同体がワクチンの供給の遅れを克服し、特に貧しい国々との分配を推進するために、協力した取り組みを呼びかけたいと思います。

 十字架につけられて死に、復活されたイエスは、仕事を失った人々、深刻な経済困難を抱える人々、適切な社会保障を受けられない人々の慰めです。貧しい家庭をはじめ、すべての人に、必要な支援が与えられるよう、主が公的当局の行動を促してくださいますように。

 「あらゆる種類の貧しい人々が、希望を取り戻すことが必要です」と聖ヨハネ・パウロ2世は、ハイチ訪問で言いました。このところ、わたしはまさに、この愛するハイチの人々のことを考え、彼らが困難に負けず、信頼と希望をもって未来を見つめることができるよう、励ましたく思っていました。

 復活されたイエスは、多くの若者の希望でもあります。若い人たちは、長い期間、学校や大学に通うことも、友人たちと共に過ごすこともできずにいました。わたしたち皆が、バーチャルなものだけでなく、実際の人間関係を体験することを必要としています。特に人格形成の時期にある年齢層にはなおさらです。わたしは今、世界中の青少年に寄り添いたいと思います。中でも、民主主義のために取り組み、平和的に意見を表明し、愛によってのみ憎しみに打ち勝てると知っているミャンマーの若者たちに寄り添います。

 復活したキリストの光が、戦争や貧困からの脱出を望む移民たちの再生の源となりますように。彼らの顔に、わたしたちはカルワリオを上がっていく主の傷つき苦しむ御顔を認めます。彼らに連帯と人類的兄弟愛の具体的なしるしが欠けることがありませんように。兄弟愛は、今日わたしたちが祝う、死に対するいのちの勝利の証しです。苦しむ難民たちを寛大に受け入れる国々に感謝します。特に、レバノンとヨルダンは、シリア紛争の多数の難民を受け入れています。

 今、試練と不安の中にあるレバノンの人々に、復活された主の慰めと、国際共同体の支援を祈ります。同国が、出会いと、共存、多元主義の地としての召命を守ることができますように。

 わたしたちの平和であるキリストが、愛するシリア、傷つき苦しむシリアの武力紛争に終止符を打ってくださいますように。イエメンでも何百万という人々が非人間的な状況で暮らしながらも、これらのことについては、恥ずべき沈黙で覆われています。リビアでは、十年にわたる激しい対立と紛争からの脱却に向けて、ようやく道筋が垣間見えています。当事者双方が、停戦の実行に努力し、戦争に疲弊した国民のために平和な生活を取り戻し、国の復興に着手することができますように。

 キリストの復活は、おのずとわたしたちをエルサレムへと導きます。エルサレムのために主に平和と安全を祈り求めます。エルサレムが、すべての人が兄弟と感じることができる出会いの土地としての召命に応え、イスラエル人とパレスチナ人が、安定した解決に到達するために対話の力を再び見出し、二つの国家が平和と繁栄のうちに隣り合って生きることができますように。

 この復活祭の日に、わたしの思いはイラクに戻ります。わたしは先月、同国を訪問する喜びを得ました。イラクが、開始された平和プロセスの歩みを続け、すべての子らが受け入れられ大切にされる一つの人類家族という、神の夢を実現できるよう祈ります。

 復活された主の力が、国内の暴力や国際テロリズムによって未来を脅かされているアフリカの人々、特にサヘル地域や、ナイジェリア、またエチオピアのティグレ地方、モザンビークのカボデルガド地方の人々を支えますように。彼らが、人権といのちの聖性を尊重しつつ、和解と連帯の精神のもと、兄弟的で建設的な対話をもって、紛争の平和的解決に向け努力を続けることができますように。

 世界にはまだあまりにも多くの戦争と暴力が渦巻いています。わたしたちが「戦争のメンタリティー」に打ち勝つことができるよう、平和の主が助けてくださいますように。紛争の捕虜たち、特にウクライナ東部とナゴルノカラバフにおける紛争で囚われた人々が、無事自分たちの家族のもとに帰ることができるよう、そして、世界の治世者たちが新たな軍拡を止めることができるよう、主の助けを祈ります。

 今日、4月4日は、「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー」を記念します。この人を欺く恐ろしい爆発装置は、毎年多くの無実の人たちの命を奪い、負傷者を生んでいます。そして、人類がこの破壊と死をもたらす罠を恐れることなく、いのちの道を共に歩むことの障害となっています。この死の装置がない世界は、どれほど良いものでしょうか!

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、今年も多くの場所で、キリスト教徒たちは復活祭を厳しい制限のもとに祝いました。中には儀式に参加することさえできない人たちもいたでしょう。こうした制限が、世界の他のあらゆる信仰の自由の制限と同様に、取り除かれ、誰もが自由に祈り、神を賛美することが許可されるよう、祈りましょう。

 今体験している多くの困難の中で、わたしたちがキリストの傷によっていやされたこと(参照 1ペトロ2,24)を決して忘れないようにしましょう。復活の主の光に照らされ、わたしたちの苦しみは変容されました。死のあった場所に今はいのちが、喪のあるところに今は慰めがあります。イエスは十字架を受け入れることで、わたしたちの苦しみに意味を与えられました。このいやしがもたらす良い効果が、世界に広がるよう祈りましょう。

 平安のうちに聖なる復活祭をお迎えください。(バチカン・ニュース)

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◎「復活の聖なる徹夜祭」=教皇「主と共にガリラヤから再び始めよう」と説教

CJC21087=VN0403◎「復活の聖なる徹夜祭」=教皇「主と共にガリラヤから再び始めよう」と説教

 【CJC】カトリック教会は、4月3日、「聖土曜日」の日没と共に、「復活の主日」(イースター)に入った。

 教皇フランシスコは、バチカンの聖ペトロ大聖堂の司教座の祭壇で、2021年度の「復活の聖なる徹夜祭」を祝った。

 バチカン・ニュースは、「あらゆる徹夜祭の母」と呼ばれる「復活の聖なる徹夜祭」は、キリスト教の本質を表す豊かな象徴で満ちている、と「徹夜祭」の情景を描き出した。

 この式では、火の祝別や復活の大ろうそくを掲げた行列、「エクスルテット」(復活賛歌)の朗唱、救いの歴史における神の御業を思い起こすと共に、キリストの復活を告知する豊かな朗読などが行われた。

 「徹夜祭」の特徴の一部である洗礼式は、昨年に続き行われなかったが、参列者はここで洗礼の約束を新たにした。

 教皇は説教で、先を歩むイエスの招きに応え、わたしたちもガリラヤに向かい、主と共にそこから再出発しようと、信者を励ました。□

※参考=教皇フランシスコの説教は、以下のとおり。

 婦人たちは主の遺体に香油を塗ろうと思っていました、ところが、墓は空でした。死者を弔い、泣くために行きました、ところが、いのちの告知を耳にしました。それゆえ、福音書は、彼女らは「震えあがり、正気を失っていた」(マルコ16,8)と伝えます。「震え」、これは彼女らの心を満たした、喜びと混ざり合う一種の恐れです。墓の大きな石は取り除かれ、中に白い衣を着た若者を見ました。そして、婦人たちは驚異をもってこの言葉を聞いたのです。「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、ここにはおられない」 (同16,6)。そして、婦人たちは次の招きを受けます。「あの方は、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる」(同16,7)。わたしたちもこの招き、復活の招きを受けましょう。復活された主が先に行かれるガリラヤに行きましょう。しかし、「ガリラヤに行く」とは何を意味するのでしょうか。

 「ガリラヤに行く」とは、まず何よりも「再び始める」ことを意味します。そこは、弟子たちにとって主との最初の出会いの地、主が彼らを探し、ご自分に従うようにと招いた場所です。いわば、最初の出会いと最初の愛の地です。あの時から、弟子たちは網を捨て、イエスに従い、その説教に耳を傾け、イエスが行う奇跡に立ち会ったのです。しかし、彼らはいつもイエスと共にいながらも、イエスを完全に理解したわけではありませんでした。しばしばその言葉を誤解し、十字架を前にしては、イエスを一人置き去りにし、逃げ去ってしまいました。このような失敗にも関わらず、復活された主は、以前のように弟子たちの前に現れ、彼らに先立ってガリラヤに行かれます。すなわち、復活されたイエスは、弟子たちの前を歩まれるのです。イエスは弟子たちを呼ばれます。ご自分に従うよう、飽くことなく、繰り返し呼びかけられます。イエスは言われます。「わたしたちが共に始めたところから、また再び始めよう。再出発しようではないか。すべての失敗を乗り越えて、あなたたちを再びわたしのもとに置きたいのだ」。わたしたちはこのガリラヤにおいて、われわれの数々の失敗にも関わらず、新たな道を開いてくださる、主の無限の愛を学び取るのです。

 わたしが皆さんに示したい復活の第一の告知、それは、「やり直すことは、常に可能である。いかなる失敗があっても、神はわたしたちにやり直すことを可能としてくださる」ということです。わたしたちの心の残骸からも、神は素晴らしい芸術作品を創造することがおできになります。わたしたち人類の粉々になった遺物からも、神は新しい歴史を準備されます。神はいつも、苦しみや絶望の、死の十字架において、わたしたちの前を行かれます。こうしてまた、よみがえる生命の栄光においても、移り行く歴史においても、希望の再生においても、神はいつもわたしたちの前を歩まれます。新型コロナウイルスによるパンデミック危機にあるこの時においても、再び始めるように、決して希望を失うことのないように招かれる、主のみ言葉に耳を傾けましょう。

 「ガリラヤに行く」とは、また「新しい道」を行くことをも意味します。それは、墓とは反対の方向に向かうことです。婦人たちは墓にイエスを探しに行きました。すなわち、イエスと共に過ごした時のこと、そして、今は失なわれたことの思い出をたどり、悲しみに沈むためでした。これは、素晴らしかったが今はすでに終わってしまったことを単に記憶するための、信仰のイメージです。多くの人々は「思い出の信仰」を生きています。あたかもイエスは過去の人物で、遠い昔の若かりし頃の友人、子ども時代、カテキズムに通っていた頃の出来事であるかのようです。習慣と化した信仰、過去の産物、小さい頃の遠い思い出、今の自分にはまったく関係ないものに成り下がっています。ガリラヤに行くことは、信仰が生きたものであるために常に歩み続けなければならないことを教えてくれます。毎日、新しく歩み出さねばなりません。最初の出会いの感動を新たにしなければなりません。そして、何もかも知り尽くしているという思い上がりなしに、謙遜のうちに神の道の導きに委ねる必要があります。子どもの頃の思い出に神を閉じ込めず、いつも生きておられる方、わたしたちに驚きをもたらすお方を、再発見することが大切です。復活されたイエスは、絶えずわたしたちに驚嘆をもたらします。

 復活の第二の告知、それは、信仰はかつての思い出ではなく、イエスは過ぎた昔の人ではないということです。イエスは今ここで生きておられます。あなたが生きる状況の中で、あなたが抱える困難の中で、あなたが心に育む夢の中で、毎日あなたと共に歩まれます。

 「ガリラヤに行く」、またそれは、辺鄙な地に行く、ということも意味します。ガリラヤは中央から離れた場所でした。そこには、エルサレムの正当な生き方からは、だいぶ逸れた生き方をする人々が住んでいました。それにも関わらず、イエスはご自身の使命を、このような土地から始めました。毎日の暮らしに苦労する人々や、疎外された人々、弱い人々、貧しい人々、落胆した人々、行き先を見失った人々に、神の御顔、神の現存を示すために福音を述べ伝えました。なぜなら、神の目には誰も最後の者はなく、除外される者はないからです。復活されたイエスは、今日もわたしたちにそこに行くよう願っておられます。毎日の生活の場、毎日歩く道、住む街角に出て行くよう主は望まれます。まさしく主はわたしたちの先を行かれ、その場におられます。わたしたちと共に時を、家を、仕事を、疲労を、希望を共有する人々の中に、主は現存されます。希望に満ちた人々、あるいは絶望の淵にある人々、喜ぶ人々、苦しみ泣く人々、特に貧しい人々、疎外されているこのような兄弟たちの中に、復活されたキリストを見出すことを、このガリラヤで学びましょう。神の偉大さがいかに小ささの中で現れ、その美しさがいかに単純な人々や貧しい人々の中で輝くかを見て、わたしたちは驚かされることでしょう。

 第3の復活の告知は、復活されたイエスは限りなくわたしたちを愛し、いかなる時にもわたしたちを訪ねてくださるということです。主は世界の中心に現存されます。そして、わたしたちは、あらゆる障害を克服し、偏見を改め、神の日常の恵みを再発見するために、自分の周りにいる人々に近づくよう招かれています。わたしたちのガリラヤに、毎日の生活の中に、復活された主の現存を認めましょう。主と共に生活は変わるでしょう。なぜなら、すべての敗北、悪、暴力、苦しみ、死に関わらず、復活された主は生きておられ、歴史を導かれるからです。

 姉妹、兄弟の皆さん、もしこの夜、困難や、失望、敗れた夢に苦しんでいるならば、大きな驚きをもって復活の告知に心を開いてください。「恐れるな。主は復活された、ガリラヤであなたを待っておられる」。あなたの期待は満たされ、涙はぬぐわれ、恐れは希望に打ち負かされるでしょう。なぜなら、主はあなたの先を歩み、あなたの前を進まれるからです。そして、常に主と共に、新しい人生が始まるのです。(バチカン・ニュース)

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2021年04月01日

◎米国で「教会に属する人」の割合、初めて50%を下回る=ギャラップ社調査

CJC21086=Gi0331◎米国で「教会に属する人」の割合、初めて50%を下回る=ギャラップ社調査

 【CJC】米ギャラップ社が3月28日発表した世論調査では、アメリカ人で教会、シナゴーグ、モスクなど宗教組織に属するいわゆる「教会員」の割合は減少が続き、2018年は50%と半々になり、2020年には47%とついに半数を切った。同社が1937年に調査を開始した時は73%で、その後60年間は70%近くで推移していたが、21世紀に入った頃から減少の一途だった。

 調査は、3年ごとに米国の成人6000人以上のデータを用いて、さまざまなグループごとに推移を分析している。

 自分の「宗教的な選択」を明らかにしない人が増え、1998〜2000年の調査では8%に過ぎなかった比率が、2008〜2010年には21%に増加した。「教会員」割合減少の一部は、このような傾向と関係していると見られる。また「宗教的な選択」を明らかにしていても、正式な「教会員」となっていない人が増加している可能性もある。

 世代間の違いも大きい。1946年以前に生まれた世代は66%が「教会員」で、64年までに生まれたベビーブーマー世代も58%が「教会員」だが、80年代序盤までに生まれた世代では「教会員」が50%、90年代中盤までに生まれたミレニアル世代が同36%となっている。

 ミレニアル世代は「特定の宗教に所属している」と認識している人でも、「教会員」になる人の割合は大きく減少している。□



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◎韓国の新規コロナ感染者が再び400人台半ばに増

CJC21085=YN0330◎韓国の新規コロナ感染者が再び400人台半ばに増加

 【CJC】韓国の中央防疫対策本部は3月30日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から447人増え、累計10万2582人になったと発表した。市中感染が429人、海外からの入国者の感染が18人だった。韓国の聯合ニュースがソウル発で報じた。

 1日当たりの新規感染者数は、6日ぶりに300人台に低下した前日(383人)から64人増え、再び400人を超えた。300〜400人台で推移した後、27日(505人)は36日ぶりに500人を上回った。28日(482人)と29日(383人)は連続で減少したが、これは週末で検査件数が少なかったことが影響したとみられる。

 春の行楽シーズンに加え、4月4日に復活祭、7日にはソウル市と釜山市で市長補欠選の投開票を控えており、政府は感染の拡大を警戒している。□



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2021年03月30日

◎インドネシアの教会で自爆攻撃、容疑者2人が死亡 19人負傷

CJC21084=#0330◎インドネシアの教会で自爆攻撃、容疑者2人が死亡 19人負傷

※配信番号CJC21083、一部修正、追加し差し替え。

 【CJC】インドネシア・スラウェシ島の最大都市マッカサルにあるカトリック教会「イエスの聖心」カテドラル(大聖堂)で3月28日午前9時半頃、聖週間(受難週)の始まりを祝いミサに集まっていた信者たちがミサを終え、聖堂の出口に向かっていた時に強力な爆発が起きた。

 警察の発表によれば、バイクに乗った2人組がカテドラルに近づき、爆発が起きた。

 インドネシアでキリスト教の教会がテロの標的になったのはこれが初めてではない。2018年5月には、東ジャワ州の州都スラバヤで、カトリック教会1カ所とプロテスタント教会2カ所が相次いで自爆攻撃を受け、12人の信者が犠牲となった。

 今回の事件を受け、マッカサル教区は、「気をつけながらも、落ち着きを保つように」、司祭と信者たちにビデオメッセージを通し伝えた。

 リスヨ・シジット・プラボウォ国家警察長官は同日夜、自爆犯は男女2人で、いずれも過激派組織「ジャマー・アンシャルット・ダウラ」」(JAD)のメンバーだと発表した。2人は婚姻から6カ月の夫婦だった。2人の名前や、どのように身元を特定したのかは明らかにしなかった。

 インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は今回の自爆攻撃を受け、「テロ行為を強く非難する」と表明した。

 自爆テロ事件を受け、警察は29日、事件に関与した疑いで、過激派組織「イスラミック・ステート」への支持を表明するJADのメンバー13人をマカッサル市のほか、ジャカルタ特別州、西ヌサトゥンガラ州ビマ県で逮捕した。□





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2021年03月29日

◎インドネシアのカトリック教会で自爆攻撃、容疑者2人死亡19人負傷

CJC21083=R0329◎インドネシアのカトリック教会で自爆攻撃、容疑者2人死亡19人負傷

 【CJC】インドネシア・スラウェシ島の最大都市マッカサルにあるカトリック教会で3月28日、入り口付近で爆発が起きた。地元警察によると、バイクに乗った2人が教会敷地内に侵入を試みたもようで、容疑者が死亡したほか、爆発の影響で19人が負傷した。ロイター通信がジャカルタから報じた。

 警察側の発表では、容疑者の2人はいずれも東南アジアのイスラム過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)に所属していたとみられる。JIは、2018年にジャワ島スラバヤで発生し、少なくとも30人が犠牲になった自爆攻撃にも関与した疑いが持たれている。

 インドネシアは、世界最大のイスラム教徒を抱えながらキリスト教徒など他の宗教の信者も相応の数が存在する。マッカサルの宗教分布はまさにその縮図となっている。□



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