2020年11月23日

◎ロンドン教会での洗礼式を警察が中止

CJC20352=CN1116◎ロンドン教会での洗礼式を警察が中止

 【CJC】ロンドン警察は11月15日、イズリントン地区にあるバプテスト天使教会の洗礼式を、結婚式や洗礼式の禁止を含む同国のコロナウイルス規制を理由に中止した。今回の措置には、イングランドとウェールズのカトリック司教など教派を超えた批判が起きている、とカトリック通信CNAが報じた。

 天使教会のリーガン・キング牧師は、国の公衆衛生上の規制に違反して、約30人の出席者を集めて洗礼式を行った。警察は洗礼式を中止し、教会の外に警備員を配置して誰も立ち入らないようにした、と公営BBCニュースが15日報じている。

 洗礼式中止を伝えられ、同教会のリーガン・キング牧師は中庭での集会開催に同意した。イブニング・スタンダード紙によると、15人が外に出たが、15人が会堂に残ったという。当初予定されていたのは洗礼と対面型の礼拝だった、と同紙は報じている。

 教会は葬儀と「個人の祈り」のためには開けるが、「共同礼拝」は認められてはいない。

 英国政府は、パンデミック(ウイルス症例の急増)の間、パブ、レストランなど「非必須」事業を4週間の閉鎖する規制を再開した。前回は春に行われ、3月23日から6月15日まで教会が閉鎖された。

 カトリック教会は、ウェストミンスターのヴィンセント・ニコルズ枢機卿とリバプールのマルコム・マクマホン大司教が10月31日、教会の閉鎖は“深い苦悩”を引き起こすとの声明を発表、2回目の規制を鋭く批判した。

 3万2000人以上が議会に請願書に署名、「礼拝と会衆の歌」を、礼拝の家である教会で許可されるよう求めている。

 第2回目のロックダウンの前に、ニコルズ枢機卿はCNAに対し、前回のロックダウンの最悪の結果の一つは、人々が病気になった愛する人から「残酷に引き離された」ことだったと語った。

 枢機卿はまた、教会の「変化」を予測したが、その一つは、カトリック信者が遠くから提供されるミサを見ることに適応しなければならないことだと述べた。

 「教会で受ける秘蹟は聖体です。実体のあるものです。多くの人々にとって、この聖体断食の時間が、主の真のからだと血の味わいをさらに研ぎ澄まされたものにされるよう願っています」という。□



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◎公民権運動の指導者ウィリアム・ボビー・マクレーン牧師死去

CJC20351=RN1119◎公民権運動の指導者ウィリアム・ボビー・マクレーン牧師死去

 【CJC】公民権運動の長年の指導者であったウィリアム・ボビー・マクレーン牧師(米合同メソジスト教会)が11月18日、メリーランド州フォートワシントンの自宅で死去した。82歳。

 アトランタのクラーク大学で学士号を、ボストン大学神学部で修士号を取得した後、1961年にアラバマ州アニストンのヘブン・チャペル・メソジスト教会の牧師を務めながら、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師と共に公民権運動に取り組んだ。「教会革新目指すブラック・メソジスト」グループの創立メンバーとしても活躍した。

 81年にはアフリカ系アメリカ人に焦点を絞った賛美歌「ザイオン(シオン)の歌」を発表、250万部を売り上げ、各派の賛美歌集に採用された。

 首都ワシントンにあるウェズリー神学校では30年以上、「説教」と「礼拝」を教え、2013年に退任、名誉教授になった。同校のデビッド・マカリスター・ウィルソン学長は「公民権運動の若手指導者の最後の一人が亡くなった」と述懐している。□



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◎アゼルバイジャン支配下になる教会でアルメニア人が最後の祈り

CJC20350=AF1116◎アゼルバイジャン支配下になる教会でアルメニア人が最後の祈り

 【CJC】アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフをめぐる停戦合意によりアゼルバイジャンの支配下となる峡谷のダディバンク教会に、アルメニア人らが最後の祈りをささげに訪れた。人々の表情は喪失感や戸惑いに包まれており、涙を流す人も見られた、とAFP=時事通信が報じている。

 ダディバンク教会は、険しい谷の中腹のキャルバジャル地域にある。同地域からのアルメニア人の退去期限は当初11月15日とされていたが、アゼルバイジャンは同日、期限を今月25日に延期することに同意したと発表した。

 ダディバンク教会は、12世紀ごろに基礎が据えられたとされ、何世紀にもわたる騒乱を乗り越え、アルメニア教会の誇りであり続けた場所。□



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◎ニューオーリンズのカーニバルは恒例のパレード中止へ

CJC20349=CN1118◎ニューオーリンズのカーニバルは恒例のパレード中止へ

 【CJC】全米各地で新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、南部ルイジアナ州ニューオーリンズでは来年2月のカーニバルで恒例のパレードが中止されることになった。米メディアCNNが報じている。

 ニューオーリンズでは毎年、春先にカトリックの宗教行事「謝肉祭」が盛大に開催され、最終日の「マルディグラ」に向けて連日パレードが実施される。来年のマルディグラは2月16日。

 市長の広報官は17日、記者会見し、マルディグラ自体が中止ではないと強調した。一方で新型コロナウイルス感染による死者は過去2週間で10人に上り、検査の陽性率は1週間で倍増したと指摘し、安全な実施方法を考える必要があると述べた。

 パレードの中止など、いくつかの制限を設ける方針。大通りなど外部からの来訪も許されるが、公共の場ではマスク着用や対人距離の確保が義務付けられる。□



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2020年11月22日

◎ポンペオ米国務長官が現職初のヨルダン川西岸地区訪問

CJC20348=CN1120◎ポンペオ米国務長官が現職初のヨルダン川西岸地区訪問

 【CJC】米メディアCNNがエルサレムから伝えたところでは、イスラエルを訪問中のポンペオ米国務長官は11月19日、エルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談、続いてヨルダン川西岸地区にあるユダヤ人入植地プサゴットを訪問した。プサゴットはエルサレムの約20キロ北に位置する。数キロ東には、パレスチナ自治政府が拠点とする都市ラマラがある。

 現職の米国務長官による入植地訪問は初めて。西岸地区訪問は長年にわたる米国の外交政策の方針に反するものであり、国連安保理決議を無視する行為でもある、とCNN。

 国務省は、イスラエルがヨルダン川西岸に建設しているユダヤ人入植地について「国際法に反していない」との立場を表明。その正当性はイスラエルの司法システムの判断にゆだねるとしている。

 ポンペオ氏は19年11月18日、イスラエルがパレスチナ自治区ヨルダン川西岸に建設しているユダヤ人入植地は「国際法に反していない」と発言し、過去40年余りにわたる米政府の見解を覆している。

 CNNは、今回の訪問が、現地のユダヤ人入植者やイスラエルの右派、キリスト教福音派の主張を強化する意味合いを持つと見ている。ポンペオ氏が2024年の大統領選への出馬を視野に入れているとすれば、こうした行動によってキリスト教福音派の支持を得ることは不可欠な戦略となる。□



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◎カトリック校は閉鎖せず=「NY市の規制は公立校対象」

CJC20347=NDS1120◎カトリック校は閉鎖せず=「NY市の規制は公立校対象」

 【CJC】ニューヨーク市の公立学校は11月19日から、新型コロナウイルスの感染者が増加したことを受けて一時的に全てを遠隔授業に移行したが、同市のカトリック系学校は閉鎖せずに対面授業を続けると発表した。

 邦字紙『デイリー・サン』が地元紙amニューヨークの同日報道によるとして伝えるところでは、カトリック教会ニューヨーク教区の172校とブルックリン教区の69校は9月から週5回対面授業を実施している。生徒や職員の感染対策は厳格に行なっているという。

 ニューヨーク教区のマイケル・ディーガン教育長は「カトリック系の学校は公立学校とは別に独立で運営している」とし「規制はあくまでも公立学校を対象にしたもの」と訴えた。感染対策や学校閉鎖について州保健局や知事と相談しながら独自に判断すると表明している。□



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2020年11月18日

◎米長老教会が年会をオンラインで

CJC20346=PC1116◎米長老教会が年会をオンラインで

 【CJC】米長老教会(PCUSA)のニュースによると、ケンタッキー州ルイビルで年会を開催してきた同派が、コロナ禍の大規模化に対応して今年11月20〜21日の第224回年会は、オンラインで行うことになった。

 共同議長のグレゴリー・ベントレー牧師とエローナ・ストリート=スチュワート長老は、今年の年会は、参加者にとって見過ごせないものとして次のように述べた。

 「今年の年会では,議長は何を行い、会議時間をどのように守るかだけでなく、新型ウイルスが流行している『今』に焦点を絞る。教会は自らのアイデンティティーを確認しようとしている。私たちはこの年会が、今のような時に、教会の役割を確実なものとするために本当に役立つことを望んでいる。議長というと、単に会議を運営する人たちのことを思い浮かべるが、議長の役割は、単に議題に沿って進行するだけではないと信じる。議員の皆さんは、議事が世界における教会のより大きな使命とどのように結びついているのかを意識しつつ審議することを望む」。

 ベントレー、ストリート・スチュワートの両議長は、この5カ月を、パネルディスカッションに参加し、礼拝で説教をし、長老会の会議に参加したり、とオンライン年会開催に向けて努力を重ねてきた。

 今年の年会で重要な要素の一つは、『異文化感受性発達』に関する質問用紙を使用すること。価値を認識し、多様性を高める能力に関するもので、企業や、教育機関、医療部門、司法関係に役立つという。

 今回の年会がコロナ禍の最中にあって、マタイによる福音書25章のビジョンをより深く理解するよう「指導者を導くこと」に焦点を絞った、と両議長は述べている。□


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2020年11月16日

◎スペインでまたも美術品「修復」失敗事件

CJC20345=#0723◎スペインでまたも美術品「修復」失敗事件

 【CJC】専門家以外が芸術作品を修復することを禁止する法律はないとされるスペインで、また美術品修復失敗事件が発生した。マドリードの北方250キロにある人口8万人の都市パレンシアのウニカッハ銀行の建物の正面を飾っている像の女性の顔が修復作業でとんでもない顔になったことが現地メディアで報じられた。

 北東部の都市ボルハで2012年、「この人を見よ」と題された19世紀の壁画が地元の高齢女性による「修復」作業によって大きなダメージを受けたことの再来、と指摘する声も出ている。

 壁画「この人を見よ」は「サルのキリスト」として世界的に知られ、観光客が群がるようになったので、その「再来」を望む願いもありそうだ。

 彼女の修復作品を見る為に22万人が訪れた。世界で一番熱狂者が多いのは米国と日本だという。著名になる前までは訪れる人は年間でも僅か3000人ほどだったそうだ。

 北部ナバーラ州エステーリャの聖ミゲル教会は18年、16世紀の木彫りの聖ホルヘ像の清掃を美術教師に任せたあと、その容貌がおもちゃのフィギュアのように変えられた。さらに今年7月には、ヴァレンシア地方のコレクターがバロック時代の画家バルトロメ・エステバン・ムリーリョの作品の複製画を家具修復業者に依頼した結果、作品が様変わりされた事件も伝えられた。

 スペイン美術保全協会は今年7月に発表した声明文で「保全・修復の専門家は近年、仕事に恵まれず、海外へ拠点を移したり廃業したりせざるを得なくなっている。その結果、この分野のビジネス構造は現在、弱体化しており、今日我々が経験している悲惨な危機によってさらに悪化している。保全・修復の専門職は脆弱であり、スペイン全土で消滅する深刻なリスクにさらされている」と指摘していた。

 保存修復協会のフェルナンド・カレラ氏は誰であっても芸術品の修復ができてしまう法律の現状について「薬剤師の資格がない人が薬を売ることを許可されたり、建築家でないにもかかわらず建物を作れる状況を想像できますか?」と問いかけ、芸術品の修復についての法整備を強く求めている。

 今になっても、そのような声が続くのは、逆にスペインには芸術品が多数あり、それへの評価も統一されてはいないから、とも見られる。アントニオ・ガウディの「サグラダ・ファミリア」(聖家族教会)への評価を、ユネスコの世界遺産に登録される前からのことと意に介さない気質がここにも投影されているようだ。□



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2020年11月13日

◎当選確実にしたバイデン氏が教皇と電話協議

CJC20344=#1113◎当選確実にしたバイデン氏が教皇と電話協議

 【CJC】米大統領選で当選を確実にした民主党のジョー・バイデン前副大統領は11月12日、教皇フランシスコと電話協議した。

 ケネディ大統領以来、カトリック教徒として米史上2人目の大統領となるバイデン氏は、教皇の祝福に謝意を示し、貧困や気候変動、移民・難民問題などの国際課題に「協力して取り組みたい」との考えを伝えた。

 バイデン氏は、選挙演説でも聖書の1節や教皇の言葉を引用することがあった。□



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◎ロシア正教会イラリオン府主教、信者を侮辱する風刺画を否定

CJC20343=Sp1108◎ロシア正教会イラリオン府主教、信者を侮辱する風刺画を否定

 【CJC】ロシア正教会のイラリオン府主教が、フランスでの悲劇的なテロについて11月7日、信者を侮辱する風刺画を否定した。

 スプートニク通信によると、「ロシア24」の放送で、イラリオン主教は、「信者の感情を侮辱することは許しがたい。刊行され、拡散され、子供たちに見せられるこの種の諷刺画は、実際に何百万人ものイスラム教信者の感情を侮辱するということを理解しなければならない。これらの諷刺画を禁じる必要がある。これは、フランスで一部の人が考えているような言論の自由の表現ではなく、宗教的偏狭の表れである」と語り、「宗教的集団の信者の不満を招き、対立を煽り得る」と指摘した。

 同時に、いかなる宗教的伝統も憎悪を求めることはなく、宗教は信者に人々が互いに平和と調和の中で生きることを求めていると強調した。

 主教は「我が国は、他の国々と共有できるような、さまざまな宗教的伝統の共存という素晴らしい経験を蓄積してきたと私は思う」と付け加えた。□



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2020年11月12日

◎教皇「訪朝したい」と離任の韓国大使に

CJC20342=YN1112◎教皇「訪朝したい」と離任の韓国大使に

 【CJC】韓国の聯合ニュースがローマ発で報じるところでは、教皇フランシスコが朝鮮半島の平和定着のために北朝鮮を訪問したい意向をあらためて示していたことが11月11日(現地時間)、分かった。在バチカン韓国大使館によると、教皇は先月23日、任期を終えて帰国する李百萬(イ・ベンマン)大使と面会した際にこうした考えを示した。

 教皇は、2018年10月にバチカンを訪問した文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領を通じて北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)からの訪朝要請を伝えられると、「公式の招きがあれば行くことができる」と事実上受け入れる考えを明らかにしている。これについて李氏が今も有効かと尋ねたところ、教皇は「今も同じ考えだ」と答えたという。

 李大使は「教皇は地上最後の冷戦地帯である朝鮮半島の平和が世界平和と直結していることを誰よりもよく知っている。教皇の積極的な訪朝意思の裏には平和に対する願いが込められているとみるべきだ」と述べた。

 一方、バチカンのピエトロ・パロリン国務長官は23日に李氏と面会した際、「教皇が北朝鮮を訪問するには最低限の条件がそろう必要がある」と慎重な姿勢を見せながらも、訪朝の可能性は否定しなかった。□



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2020年11月11日

◎WCCアブオム議長ら、“深刻な危機”に教会の役割振り返る

CJC20341=WC1109◎WCCアブオム議長ら、“深刻な危機”に教会の役割振り返る

 【CJC】世界教会協議会(WCC)常置委員会は11月9日から13日までオンラインで開催した。アグネス・アブオム議長とイオアン・ソーカ暫定総幹事は、“深刻な危機”に直面している世界で果たすWCCの役割について焦点を絞ることを明らかにした。

 アブオム氏は、WCCの活動を強化すべきものについて、世界はまだ新型コロナウイルスとの大規模な戦いの中にあることを指摘した。「新型コロナは、開発構想達成に向けた勢いを突然打ち壊し、世界が前世紀に経験した中で最も深刻な経済的・社会的危機を引き起こした」という。

 世界食糧計画(WFP)によると、世界の子どもたちのうち1000万人が激烈な栄養不良に直面する可能性がある、とアブオム氏は指摘した。「社会的距離の取り方、感染者の隔離や追跡に加えて、水と石鹸で定期的に手を洗うことは、コロナウイルスによる感染を防ぐ最重要対策の一つと認識されています。しかし多くの人々はいまだに水と石鹸を使った手洗いがない」と言う。

 この1年で女性や女児に対する性的・身体的暴力が劇的に増加していることは深刻な懸念、とアブオム氏は続ける。「安全保障、健康、金銭面での不安が緊張を高め、新型コロナの流行が終わってからも続く窮屈で狭い生活環境によって、性的暴力は増加する可能性が高い」とも述べ、いじめも増加傾向にあると付け加えた。

 ソーカ暫定総幹事は、2022年9月にドイツのカールスルーエで開催されるWCC第11回総会の主題「キリストの愛が世界を和解と統一へ導く」の神学的基盤を提示した。この主題は、世界中の人々、さまざまな信仰の人々の対話を促進するというWCCの交わりの中で解釈される。

 「キリストの愛は希望を広げます。全世界と全宇宙を和解と統一に向かわせることは、まさに神の目的です」とソーカ氏は語った。

 同氏は、WCCは目に見える一致という目標を求め続けている、として「その過程で、私たちは、使徒的信仰の一致を見出し、そこで生き、キリスト教の一致、人類の一致とすべての被造物の一致がどのように絡み合っているのか、世界への共通の証しに従事することを約束されたこの交わりが何を意味するのかを、互いに学び続けています」と述べている。□



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◎マカリック元枢機卿の性的虐待を歴代教皇が軽視=バチカン報告書

CJC20340=N1111◎マカリック元枢機卿の性的虐待を歴代教皇が軽視=バチカン報告書

 【CJC】教皇庁は11月10日、未成年者への性的虐待疑惑が持たれていたセオドア・マカリック元ワシントン大司教・元枢機卿に関するレポートを公表した。教皇フランシスコの委託のもと、国務省により作成された報告書は、完成まで2年を費やした。公設バチカン・ニュースが報じた。

 報告書は、歴代の教皇や教会幹部が虐待についての報告を軽視し、人事などで誤った判断を下してきた、との見解を示している。

 国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿は、報告書の作成は、過去のあやまちを二度と繰り返さないための、真理の追究によって動かされたもの、と述べた。

 報告書からは、いくつかの動かしがたい点が浮かび上がる。まず、過去に犯された誤りについて。その過ちは、1人の犯罪責任者を、教会の位階において高い役務につけることを可能としてしまった。その誤りは、今後同様のことが繰り返されないようにと、すでに施行されている、新しい規則をもたらすことになった。

 次に指摘されるのは、2017年まで、マカリック師(当時)による未成年者への虐待をめぐり、具体的な証拠を備えた告発はなかった、という点。未成年者をめぐる、十分な証拠の揃った最初の告発は、3年前のものであり、それによって直ちに教会法上の措置がとられた。そして、教皇フランシスコの決定により、まず同師の枢機卿の位が取り上げられ、その後、聖職からも解かれる結果に至った。

 事件は、教会全体が学ぶべき痛ましい教訓を残すことになった。実際、2019年2月に開催された、「教会における未成年者の保護」のための司教会合後、教皇フランシスコによってとられたいくつかの対応の中には、未成年者への性的虐待のケースに関し、「教皇レベルの機密」を廃止するなどの処置が見られた。

 パロリン枢機卿は、今回のレポートをめぐる声明で、「これは真理の追究に動かされたもの」と述べている。そして「苦しみには、希望の眼差しが伴います。このようなことが二度と繰り返されないためには、より効果的な規則と共に、心からの回心が必要です。福音を告げる、信頼に足りる司牧者たちが必要です。これらは、『わたしを離れては、あなたがたは何もできない』というイエスの言葉に信頼しつつ、ただ聖霊の恵みによってのみ可能であることを、わたしたちはしっかり自覚しなくてはなりません」と話した。□



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2020年11月10日

≪編集連絡≫

≪編集連絡≫
 上智大学に、「11月11日午後3時、貴大学に仕掛けた時限爆弾8個を作動させる」との予告が届いた、と報じられました。大学側は万が一の場合に備え、11日は午後からキャンパスを閉鎖する措置を取りました。
 悪質な嫌がらせと思われますが、学内にあるカトリック修道会イエズス会関係の施設が狙われた可能性も考えられます。(主宰者)


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2020年11月09日

◎イスラエル首相、バイデン氏当選確実に祝意遅く

CJC20339=N1108◎イスラエル首相、バイデン氏当選確実に祝意遅く

 【CJC】イスラエルのネタニヤフ首相は11月8日、米大統領選で当選を確実にした民主党候補のジョー・バイデン前副大統領にツイッターで祝意を示したが、投稿は当選確実と報じられて半日近くたってからだった。

 同首相はバイデン氏に「ジョー、私たちは温かい個人的な関係を40年近く続けてきた」と呼び掛け「米国とイスラエルの特別な同盟をさらに強化するため協力するのを楽しみにしている」と投稿した。

 一方、その直後の投稿ではトランプ氏に「イスラエルと私個人に示してくれた友情」に謝意を示し、「米イスラエル同盟をかつてない高みに引き上げた」と称賛した。

 米国の基調である親イスラエル路線は維持されようが、ネタニヤフ氏にとってトランプ氏のような親密な個人的関係や強力な肩入れは期待しづらくなると見られる。□


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◎カステックス仏首相、教会襲撃の追悼式で「敵はイスラム過激派」と訴え

CJC20338=AFj1108◎カステックス仏首相、教会襲撃の追悼式で「敵はイスラム過激派」と訴え

 【CJC】フランスのジャン・カステックス首相は11月7日、地中海沿岸のニースで男が刃物で次々に人を襲い、3人が死亡した事件の追悼式に出席、犠牲者に哀悼の意を示すとともに、「敵はイスラム過激派」と訴えた。AFP=時事通信が報じた。

 首相氏は、「敵は分かっており、名前まで特定されている。イスラム過激派だ」と述べた。さらにイスラム過激派を、「コーラン(イスラム教の聖典)を曲解することでイスラム教をゆがめる政治的イデオロギー」と呼び、テロの標的にされるのはいつもフランスだと訴えた。

 フランスに到着したばかりのチュニジア人移民による犯行とみられている今回の事件を受け、エマニュエル・マクロン大統領は、出入国審査のないシェンゲン協定圏に属する国と属さない国の境界の警備強化を求めている。□
 

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◎オーストリア政府、銃撃テロ実行犯のモスクと協会閉鎖

CJC20337=R1107◎オーストリア政府、銃撃テロ実行犯のモスクと協会閉鎖

 【CJC】オーストリア政府は11月6日、首都ウィーン中心部で2日に起きた銃撃事件を巡り、実行犯の過激思想に影響を与えたと判断、実行犯が出入りしていたモスクとイスラム協会を閉鎖したと発表した。

 ロイター通信が報じるところでは、事件直後に警察に射殺された実行犯は、オーストリアと北マケドニアの二重国籍を持つ20歳の男で、過激派組織「イスラム国」(IS)に参加するためにシリアへの渡航を試みたとして昨年4月に有罪判決を受けていた。

 ウィーン警察当局は、ドイツの諜報機関に監視されていたドイツ人が夏にウィーンで実行犯と密会していたと発表。実行犯がスロバキアで銃弾の購入を試みていたとの情報と総合して判断していれば「異なる結果」につながった可能性があるとした。□


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◎「ラ・チビルタ・カットリカ」誌、日本語版誕生へ

CJC20336=VNj201107◎「ラ・チビルタ・カットリカ」誌、日本語版誕生へ

 【CJC】カトリック修道会イエズス会発行の総合誌『ラ・チビルタ・カットリカ』の日本語版が2021年4月から隔月で発行されることになった。同誌のオリジナル版であるイタリア語版サイトが明らかにした。創刊0号(抄訳版)が最近発行された。

 同誌は、教皇ピオ9世の在位下、1850年に創刊された。

 日本語版の発行は、今年4月20日に発行された中国語版と共に、「ラ・チビルタ・カットリカ」創刊170年を記念するもの。

 バチカンと日本の交流の歴史に光を当て、その調査研究を通し、両国のさらなる友好に寄与することを目的にした、角川文化振興財団の「バチカンと日本100年プロジェクト」の一環として計画された。

 同プロジェクトは、この計画について、「バチカンの思想、政策を理解する道しるべとして、全世界のカトリック教徒から注目されている「ラ・チビルタ・カットリカ」の日本語版発行は、バチカンと日本の関係をより強固にする」ものと、公式サイトの中で述べている。

 同誌は、イタリア語版に並び、英語版、フランス語版、韓国語版、中国語版がある。スペイン語版の再刊も予定されている。

 「ラ・チビルタ・カットリカ」の現編集長、イエズス会士のアントニオ・スパダーロ神父は、このたびの日本版誕生に寄せたビデオメッセージで、同誌の文化的見解は、常にバチカンの考えと一致するものであり、この教皇やバチカンとの特別な絆は、教皇フランシスコも述べているとおり、同誌の「本質的な特徴」である、と強調している。

 また、スパダーロ編集長は、教皇フランシスコがかつて同誌に宛てたメッセージで、「紙面から対話し合う周縁の声が湧き上がってくる」と記したことを紹介。この「周縁と周縁の対話」こそ、「ラ・チビルタ・カットリカ」の意義を伝えるイメージである、と説明した。

 「日本は常にイエズス会の心の中にあった」とスパダーロ編集長は語り、その意味で、今回の創刊は、日本語において、日本の文化と世界の他国の見解の互いの紹介を通した交流という、一つの夢を実現することになる、と話した。

 さらに、同神父は、「ラ・チビルタ・カットリカ」日本語版の構想が、2019年11月の教皇フランシスコの訪日の中で生まれたことを明かした。

 「著者と読者の間には、思考と友好関係に近い感情のコミュニケーションが行き交う」という、1851年に同誌に記された言葉を引用しながら、スパダーロ編集長は、同誌から文化の懸け橋となる友好関係が生まれることを願った。□

※ビデオメッセージは https://youtu.be/Cg9OmX-WCQo で。

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2020年11月05日

◎オーストリアがロックダウン再導入、教会の礼拝は可能

CJC20335=JE1104◎オーストリアがロックダウン再導入、教会の礼拝は可能

 【CJC】ウィーン発としてジェトロが伝えるところでは、オーストリアのセバスティアン・クルツ首相は10月31日、新たな新型コロナウイルス対策を発表、午後8時から翌日午前6時までの外出を禁止した。
 
 オーストリアでは22日に新規感染者数が初めて3000人を超え、31日には過去最多の5349人に達し、政府は2度目のロックダウン実施に踏み切った。

 外出制限は12日まで、その他の措置は30日まで継続する。

 今回のロックダウンは、4月に実施されたものと異なり、小売業は営業が認められている。教会の礼拝も可能だが、葬儀への参加は50人に限定される。□


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2020年11月03日

◎ウィーン中心部のシナゴーグ付近で銃撃、2人死亡

CJC20334=R1102◎ウィーン中心部のシナゴーグ付近で銃撃、2人死亡

 【CJC】オーストリアの首都ウィーン中心部にあるシナゴーグ(ユダヤ教会堂)付近で11月2日、銃撃があり、少なくとも2人が死亡、15人の負傷者が出た。容疑者は複数で、少なくとも1人が逃走中という。セバスチャン・クルツ首相は「忌まわしいテロ攻撃だ」と非難した。

 カール・ネハンメル内相によると、攻撃は6カ所で起き、いずれもシナゴーグが位置する通りのすぐ近くだった。

 クルツ首相は、警察が対テロ作戦に注力できるよう、首都の現場は軍が守るとし、容疑者らは「自動小銃を所持していた」と述べた。

 ミヒャエル・ルートヴィヒ市長によると、15人が市内の病院で治療を受けており、うち7人が重体。

 クルツ首相は「事件の背景についてはまだ何も言えない」とした上で、「反ユダヤ主義が背景にある可能性は排除できない」と述べた。□
 

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