2005年11月

2005年11月30日

[NW]「供養の心は世界共通」 大阪の仏壇メーカーが米国進出

◎「供養の心は世界共通」 大阪の仏壇メーカーが米国進出

 仏壇メーカーの八木研(大阪市)が、「KUYO is LOVE(供養は愛)」をうたって、米国での仏壇販売に乗り出す。まず、12月8日に現代美術の発信地として知られるニューヨークのチェルシー地区にギャラリーをオープン。仏壇とは呼ばず、「KUYO STAGE(供養ステージ)」という新語での定着を狙う。
 八木龍一社長は「先祖を敬う、という気持ちは世界共通のはずだ。日本人には考えつかないようなニューヨークテイストも取り込んでいきたい」と話している。(朝日新聞11月29日)




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[NW]伊東マンショの肖像画?見つかる ローマ法王の子孫宅で

◎伊東マンショの肖像画?見つかる ローマ法王の子孫宅で

 16世紀に九州のキリシタン大名が送った天正遣欧少年使節の代表伊東マンショらの可能性の高い肖像画2枚を、当時のローマ法王グレゴリウス13世の子孫が所持していることがわかった。バチカンで同法王に謁見(えっけん)し、欧州各地で歓迎された同使節だが、実像を伝える史料は少ない。歴史研究者は「非常に貴重な発見だ」と話している。(朝日新聞11月29日)



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[CJC]0551=バチカンが同性愛者の聖職禁止文書公表

[CJC]0551=1130=K1129 ※配信番号0549関連
◎バチカンが同性愛者の聖職禁止文書公表

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)教育省は11月29日、全世界のカトリック司教に対し、同性愛やその指向のある神学生を聖職に就かせないよう指示した文書を公表した。「同性愛の実践者、同性愛指向の強い人、いわゆる同性愛文化を支持する」聖職志願者は叙階を受けることができない、との内容。文書は教皇ベネディクト十六世が承認した。
 ただし最低3年間、同性愛から遠ざかった者は聖職に就く資格が与えられる。またすでに聖職にある同性愛者は除外される。
 教会内保守勢力は歓迎の意向だが、「差別を助長し神の教えに反する」という意見も出ている。□



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2005年11月29日

[CJC]0550=クリスマス・ツリーか「祭日のツリー」か

[CJC]0550=1129=BostonH
◎クリスマス・ツリーか「祭日のツリー」か

 【CJC=東京】ボストンの名所『ボストンコモン』に恒例のクリスマス・ツリーを立てる時期になったが、政教分離問題がらみで「祭日のツリー」と呼ぶ話が出たところ、11月22日、『リバティ・カウンシル』側の弁護士が、ボストン市を相手取って訴訟に持ち込む、と発表した。
 「クリスマス・ツリーを「祭日のツリー」と呼んだところで、それが包括的な呼び方になるわけではない。それは信仰者の権利を奪うものだ」と、『リバティ・カウンシル』のマシュー・ステイヴァー会長は言う。
 市側は敏速に反応した。ボストン公園委員長トニー・ポラック氏は12月1日にボストンコモンで点灯するノヴァスコシア産のエゾ松に関し「これは確かにクリスマス・ツリーだ」と、『ヘラルド』紙に語った。□



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[CJC]0549=バチカン、聖職からほとんどの同性愛者を排除へ

[CJC]0549=1129=NCR1123
◎バチカン、聖職からほとんどの同性愛者を排除へ

 【CJC=東京】カトリック聖職者に同性愛者がなれるのか、バチカン(ローマ教皇庁)の指針が待たれていたが、教育省から11月29日に公表される文書が22日、イタリアの通信社『アディスタ』のウエブサイトがに掲載された。
 「同性愛の実践者、同性愛指向の強い人、いわゆる同性愛文化を支持する」聖職志願者は叙階を受けることができない、との内容であることが明らかになった。「事実上、そのような人々は、男性と女性に適切に関係することから深く妨げられた状態にあることに気づく。同性愛指向の強い人々を聖職に叙階するから生じる否定的結果をあいまいにするべきでない」と、文書は指摘している。
 文書の指示は、すでに叙階された同性愛聖職者には適用されない。□



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2005年11月28日

[CJC]0548=台湾とバチカンが「協力関係維持」で合意

[CJC]0548=1128=K1125
◎台湾とバチカンが「協力関係維持」で合意

 【CJC=東京】共同通信によると、バチカン(ローマ教皇庁)のジャン=ルイ・トーラン枢機卿(前国務省外務局長)は台湾を訪問、11月25日、陳水扁総統と会談した。陳総統は「台湾と教皇庁は民主と人権、自由と平和をともに信仰しており、双方が価値を共有するパートナー関係が永続するよう、希望する」と述べた。トーラン枢機卿は「教皇庁は台湾との協力関係を引き続き発展させたい」と応じ、関係の維持、発展に合意した。
 現地紙『自由時報』などが23日伝えたところによると、枢機卿は22日、台北の輔仁大学で講演し、「仮に中国が宗教の自由を認めてもバチカンは台湾を自らは放棄しない」と述べ、バチカンが中国との国交樹立と引き換えに台湾と断交するとの外交観測を否定した。
 枢機卿は講演で「台湾は人権を重視し住民が理想を実現する自由と権利をもっている」と、民主化された社会を肯定。また中国に対してバチカンが求める形で宗教の自由を認めれば、「国際関係法に違反せず、台湾との関係に影響しない範囲で新しい関係構築の可能性を排除しない」とも述べた。□



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[CJC]0547=バチカン高位聖職者がロシア訪問

[CJC]0547=1128=A1126
◎バチカン高位聖職者がロシア訪問

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)正義と平和評議会委員長のレナート・ラファエレ・マルティーノ枢機卿が11月26日、ロシア正教会側と会見のためモスクワを訪問した。バチカンがロシア正教会との関係改善を図っている中で、先ごろ国務省外務局長のジョバンニ・ラジョーロ大司教が訪問が帰国後、関係改善はまだ不可能と語ったいただけに注目される。
 同枢機卿はロシア正教会の最高指導者アレキシー二世や同教会渉外部門の責任者キリル府主教と会談する。□



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[CJC]0546=エルサレム総主教叙任にイスラエル困惑

[CJC]0546=1128=ENI1125-0903※配信番号0541差し替え
◎エルサレム総主教叙任にイスラエル困惑

 【エルサレム=ENI・CJC】ギリシャ正教会が聖地エルサレムのイリネオス総主教の後任にセオフィロス三世を11月22日叙任した。正教会主教は8月22日、聖教会会議の渉外担当、ガリラヤ・タボルのテオフィロス府主教(ギリシャ・メッシニ出身)を第140代聖地総主教に選出している。
 教会所有の土地を国粋主義的なユダヤ人団体に関係があるとされる投資家へ販売、賃貸したとするスキャンダルに見舞われていた前任のイリネオス総主教は『エルサレム・ポスト』紙とのインタビューで、解任を無効と主張している。
 ギリシャの カロロス・パプーリアス大統領は、セオフィロス三世の叙任を、教会にとって「新しい始まり」だとして歓迎した。エルサレムの聖墳墓教会で行われた即位式には聖職者、信徒数百人がギリシャやキプロスの旗を振りながら参列、黒衣の聖職者に囲まれたセオフィロス三世に「あなたはふさわしい」と声援を送った。
 セオフィロス三世は総大司教職が「不正と詐欺の海から立ち上がる」ことを約束する演説を行った。
 聖地総主教座の不動産取引は、長らくイスラエル人に教会資産を売却することに反対して来た正教会共同体の感情をさかなですることになった。総主教座はエルサレムで「最大の地主」ではあるが、高額の負債があり、セオフィロス三世は教会の威信と共に財政を再建するという難題に直面することになる。
 イスラエル政府は、今回の任命は、教会内部の権力闘争によるものだとして、承認を控えている。何世紀にも及ぶ伝統の下で、新任のエルサレム総主教は聖地(現在ではイスラエル)、パレスチナ当局、ヨルダンの支配者の承認が必要とされている。□



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[CJC]0545=ブッシュ米大統領の中国訪問で「宗教の自由」に新段階か

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◎ブッシュ米大統領の中国訪問で「宗教の自由」に新段階か

 【CJC=東京】ジョージ・W・ブッシュ大統領は11月19日から21日まで中国を訪問した際、中国が宗教の自由を認めるよう発言、それは米国内に強まる逆風を意識してのものと受け取られていたが、バチカン(ローマ教皇庁)と北京政府との間の外交活動を加速させることにはなったようだ。
 ブッシュ大統領は20日の日曜日には北京市内のプロテスタント教会『缸瓦市堂』で礼拝を守り、その後、「社会的、政治的、また宗教の自由が中国で成長する」ことが重要だと胡錦涛国家主席に語った。大統領はまた、宗教の自由について議論するためバチカン代表を招くべきだとも示唆した。21日に、バチカンに最近赴任したフランシス・ルーニー米国大使は、中国で宗教の自由を進展させるためのバチカンの努力を支持することが優先任務だ、と語っている。
 この数カ月、バチカンと中国の間には関係改善の兆候が見られる。中国は、司教をバチカンが任命することは内政干渉だ、と反発していたが、4月以来、バチカンが任命した司教を中国政府は認めている。
 また中国はバチカンが台湾と断交するまで、外交関係は再開できない、としている。バチカンは公式に台湾を承認している25国の一つ。しかしバチカン国務長官のアンジェロ・ソダーノ枢機卿は、中国がキリスト者に完全な宗教の自由を保証し、バチカンを「公正に」扱うなら、外交使節を台北から北京に「すぐに」動かす用意がある、と語っている。枢機卿はまた、正式な国交樹立を目指して中国代表と最近「会話」があったことを認めた。このほどバチカン高位聖職者が台湾を訪問したことも、新事態の到来を予測させるものとなった。
 しかし、ローマでのシノドス(世界司教会議)に招かれた司教4人への査証発行や、『神の愛の宣教者会』の活動認可を撤回したり、地下教会への抑圧を継続するなど緊張は残っている。「中国は宗教の自由をまだ恐れている」と、地下教会の司教はカトリック系通信『アジア・ニュース』に語った。□



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[CJC]0544=中国河北省でカトリック聖職者2人釈放

[CJC]0544=1128=Zen1124
◎中国河北省でカトリック聖職者2人釈放

 【北京=ZENIT・CJC】中国河北省で地下カトリック教会聖職者2人が釈放された。11月7日に逮捕されたリ・シュチュアン神父(40)とヤン・エルメン神父(35)で、ジョージ・ブッシュ米大統領の中国訪問終了直後のことが注目される。
 2人に続いて逮捕された正定教区のジア・ジ・グオ司教(71)はなおホテルに拘束され、公認教会の天主教愛国会に加入を迫られ、「学習」を受けているという。
 中国政府は宗教活動を、国務院宗教事務局に登録し、天主教愛国会の監督下にある人員と場所に限定している。
 正定教区は河北省では、地下教会の活動が盛んなところで、信徒150万人と見られている。□



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