2007年07月

2007年07月30日

CJC242◎エキュメニカルな対話には異なった方法を、と米枢機卿

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◎エキュメニカルな対話には異なった方法を、と米枢機卿

 【ニューヨーク=ENI・CJC】キリスト教一致を求めての対話は、米国でも世界的にも非常に貴重なものであることは証明されたが、停滞期に入ったかもしれない、とニューヨーク・フォーダム大学の神学者エヴリー・ダレス枢機卿(88=イエズス会士)が語った。
 米国でカトリックと他教派との正式対話が始まって50周年を記念する会議「キリスト者が一つになること」が、教会協議会主催により7月19日から23日までオハイオ州オベリン大学で開かれ、約300人が参加した。同大学は1957年に「信仰と職制」会議が初めて開催された所。この会議から米教会協議会「信仰職制」委員会が生まれた。
 ダレス枢機卿の発言もこの会議で行われたもの。ダレス氏は、カトリックと他教派との対話は、神学的には「収束」として知られている方法を使用した、と言う。ただ「共通の出発点と方法を基盤に、相互の伝統に立つ教義を一致させることを目指してきた」ものの、その「可能性はほとんどなくなった」と指摘する。
 ダレス氏は、神学的、教会的に残された障害を乗り越えるには「異なった方法、教会自体の側でより深い変革」を必要とする、と語った。
 ダレス氏は、長老派信徒で教会でも指導的立場にあった故ジョン・フォスター・ダレス国務長官の息子。青年期にカトリックに改宗した。
 ダレス氏は、神学的な「収束」以上の良い考えが、「相互の証しで相互に豊かになるエキュメニズム」と自ら呼ぶものの励みになる、と語った。このアプローチが対話を「それぞれの標準的な持てるものを利用したり、自分たちに特定のものを封じ込めたり、過小評価を抑制しないよう」にする、と信じている、と言う。
 「それぞれ独自の主義や手法を恥とするのではなく、他者になお欠けている前向きなものに貢献できる特権があると各パートナーは感じるべきだ」と、ダレス氏は語った。
 2001年、教皇ヨハネ・パウロ二世は、司教ではなかったダレス氏を枢機卿に任命している。
 米カトリック教会は協議会に加盟してはいないが、長らく協議会の「対話パートナー」となっている。□


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CJC241◎中国カトリック教会が教皇訪問を招請

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◎中国カトリック教会が教皇訪問を招請

 【ローマ=ENI・CJC】(ルイジ・サンドリ記)中国政府公認カトリック教会『天主教三自愛国会』の劉柏年副主席(74)は、イタリア紙『ラ・レプブリッカ』のインタビューで7月24日、「特別な挨拶を教皇に送りたいと思う」と、教皇に“世界の最も人口の多い国”を訪問して欲しいと語った。
 劉氏はインタビューで、教皇が中国のカトリック者に宛てて6月に出した書簡を「前向き」と称賛した。「私たち中国人にミサを執行するために、いつか北京で教皇に会えることを強く望んでいる」と言う。
 7月25日、記者団が、北イタリアのドロミテ渓谷近くのベルノに夏の休暇で滞在中の教皇と会見した。劉発言に触れて、記者団が教皇に中国へ行く可能性を問うた。
 教皇は、中国訪問を念頭に置いていないわけではないが、問題は「かなり複雑」なので今は話すことが出来ないと述べた。
 時を同じくして、香港のジョセフ・陳日君枢機卿が教皇を訪問した。イタリア紙の中には教皇の休暇の間にバチカン(ローマ教皇庁)に陳枢機卿が存在したこと自体、教皇が聖座(バチカン)と北京との関係正常化への「具体的な道」について議論しているという「明白なサイン」であると推測したものもあった。
 教皇は6月30日、中国カトリック信者に対して、中国カトリック教会の団結を呼びかける公開書簡を発表し、中国政府に対して「真の宗教の自由」を尊重するようと求めた。
 英字紙『チャイナ・デーリー』は7月26日、台湾との外交関係を持っているバチカンが、本土で司教を任命する最高の権威を中国が教皇に与えることを望んでいる、との劉氏発言を報じた。レプブリカ紙は、劉氏の発言を、同紙の報道に対応して、それを明確にするためのものだ、としている。
 「教皇が訪中して、ミサを執行することを望んでいたが、それは国交正常化の後のこと。司教任命権と国交正常化の二つの問題が適切に解決出来れば、双方が関係強化への環境が整う」と劉氏はチャイナ・デーリー紙に語っている。□


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2007年07月23日

CJC240◎バチカン声明に「新しいところない」と合同メソジスト

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◎バチカン声明に「新しいところない」と合同メソジスト

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)教理省が10日公表した声明「教会についての教義をめぐる質問への回答」に関し、合同メソジスト評議会監督会議は7月18日、カトリック教会との間で40年以上にわたって対話を続けており、いくつか重要な神学問題でも明確化が出来たと指摘した上で、「何も新しいところはなく、激変したところもない」とし、バチカンとの関係で「前向きなことに変わりはない」とする応答の姿勢を明らかにした。
 応答には、合同メソジスト評議会ジャニス・ヒュー会長らが署名している。□


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[ NW }◎黒い聖母マリア像=山形で謎と魅力に迫るシンポ

 東北芸術工科大が保存・修復作業に取り組んでいる鶴岡カトリック教会の黒い聖母マリア像の謎と魅力に迫るシンポジウム「海を渡った黒い聖母 フランスから鶴岡へ」が14日、山形市の同大で開かれた。
 同教会のマリア像は1903(明治36)年、フランス北部のデリヴランド修道院から寄贈されたもの。
 シンポジウムでは、同教会の本間研二司祭、同大の安發(あわ)和彰准教授が、黒い聖母像が鶴岡に寄贈された経緯や歴史などについて報告。柳宗玄お茶の水女子大名誉教授が「黒い聖母の謎と系譜」、フランスの著名な修復家アニエス・カシオさんが「フランスにおける木彫彩色の技法と修復」と題してそれぞれ講演した。柳名誉教授は「最初から黒いのではなく、ろうそくの煙などでだんだん黒くなってきた。黒いマリア像は熱烈な信仰の証」などと話した。(山形新聞7月14日)


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CJC239◎3500年前の古代エジプト最大要塞跡発見

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◎3500年前の古代エジプト最大要塞跡発見

 【CJC=東京】エジプト考古最高評議会の調査隊は7月22日、スエズ運河かの東約3キロのシナイ半島北部で約3500年前の要塞の遺跡を発見したと発表した。古代エジプトの要塞としては最大という。
 調査隊を率いるモハメド・アブデルマクスード博士によると、要塞は古代エジプト第18王朝6代目のファラオ(王)、トトメス三世(在位推定紀元前1479〜1425年)の時代に造られたとみられ、エジプトとパレスチナを結ぶ古代の軍事道路、ホルスロード上で見つかった。博士は、エジプトの東端部を守るための軍事拠点とみている。
 トトメス三世はシリアやナイル川上流のヌビアを征服するなど高い軍事能力で知られ、帝国的な支配を行い「エジプト最大の王」と呼ばれている。義母のハトシェプスト女王は、聖書「出エジプト記」でモーセをナイル川で拾って育てたとされており、トトメス三世がイスラエル民族を圧迫した可能性もある。□


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CJC238◎神父の性的虐待で和解金800億円=ロサンゼルス大司教区

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◎神父の性的虐待で和解金800億円=ロサンゼルス大司教区

 【CJC=東京】米カトリック教会ロサンゼルス大司教区が7月14日、司祭らによる子どもに対する性的虐待をめぐる賠償訴訟で、約6億6000万ドル(約800億円)の和解金支払いに同意したと発表した。
 同教区司祭らに過去約70年間に性的虐待を受けたとして、約570人が損害賠償などを求めている。同教区は教会関連施設の売却や保険金などで和解金を捻出する方針。
 米カトリック教会では、ボストンやオレゴン州ポートランド教区など各地で虐待の事実が判明した。和解金としては今回が最高。教区資産の売却などで、和解金をまかなえない場合、破産に追い込まれることにもなり、ポートランド大司教区は2004年7月、アリゾナ州ツーソン教区は同年9月、ワシントン州スポーケン教区が同年12月破産を宣告している。□


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CJC237◎アフガンのタリバン拉致韓国人は教会関係者

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◎アフガンのタリバン拉致韓国人は教会関係者

 【CJC=東京】アフガニスタン東部ガズニ州で、たイスラム原理主義勢力タリバンが韓国人らを拉致した事件で、タリバンのスポークスマンは韓国人23人(うち18人が女性)について、投獄されている同数のタリバン戦闘員を7月22日午後7時までに釈放しければ、全員を殺すと警告した。
 タリバンはドイツと韓国に対し、両国がアフガンに派遣している部隊の撤退も要求している。ドイツ軍は約3000人、韓国軍は約200人がアフガンに駐留している。
 同スポークスマンは、拉致したドイツ人2人とアフガン人5人を殺害したと述べたが、ドイツ、アフガン両国政府はこの事実を確認してない。ドイツ人2人のうち1人は既に死亡したが、殺害ではないと見られる。
拉致された韓国人はソウル近郊城南市の「セムムル(泉の水)教会」の牧師や信者20人と、案内をしていたキリスト教系民間団体アジア協力機構(IACD)の関係者3人と伝えられている。20歳代後半から30歳代前半の青年が大半。
 教会側は沈痛な雰囲気の中、対策準備に奔走している。牧師や長老などの教会関係者と拉致被害者家族約10人が集まり、状況を注視しているという。
 韓国の盧武鉉大統領はアフガンのハーミド・カルザイ大統領に電話し、首都カブールに趙重杓(チョ・ジュンピョ)外交通商第一次官らの対策チームを派遣した。22日にカブール入りした趙次官は同日、カルザイ大統領と会談、人質を早期に解放するため対策を協議した。タリバンの報道官は、趙次官らと交渉するため、22日夜に設定した要求受け入れの期限を24時間延長、23日午後7時とした。
武装勢力は19日午後、韓国人を乗せて南部カンダハルから首都カブールに向かっていたバスをガズニー州カラバーグで止め、乗客を拉致した。
セムムル教会によると、13日にアフガニスタンに入国した信者らは、19日の「カンダハルを離れてカブールへ向かう」という電話を最後に連絡が途絶えたという。信者らはカンダハルの病院や幼稚園でボランティア活動を行った後、23日帰国する予定だった。
ガズニー州のパタン州知事は「韓国人が紛争地域のアフガニスタンに来た理由が分からない」とし「政府には入国事実も通報されていないし、警察・軍当局にも保護の要請はなかった」と述べた。
韓国政府は今年2月、アフガニスタン全域を旅行制限地域に定め、アフガニスタン・パキスタン国境付近は陸路移動も禁止している。
 セムムル教会は1998年設立、信徒は約3200人。海外での医療・教育分野の支援活動に熱心という。数年前からアフガンに訪問団を派遣、奉仕活動を続けてきたという。□


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2007年07月22日

CJC236◎中国公認カトリック教会が傅鉄山司教の後任選出

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◎中国公認カトリック教会が傅鉄山司教の後任選出

 【CJC=東京】中国政府公認カトリック教会『天主教愛国会』が傅鉄山・北京司教の後任に李山司祭(43=北京市人民代表大会代表)を7月16日選出した。教皇ベネディクト十六世が中国で活動する聖職者、信者への書簡を送って以来、初めてのこと。
 李氏の名前はバチカン(ローマ教皇庁)の候補リストに入っていたとされるが、司祭、修道女、信徒などが「独自」手順によって選出、教皇に任命されたものではない。
 カトリック通信『アジア・ニュース』によると、李氏の選出は北京教区によって行われた。「彼の選出は『司教協議会』によって確認される」とアジア・ニュースは報じた。この『司教協議会』自体、教皇は、本来の司教協議会ではない、と指摘している。
 アジア・ニュースは李氏の選出について「バチカンは事態を注視するものの、コメントは何としていない」と報じた。
 李氏は北京生まれ。家族はカトリックの伝統に深く根差している。これまで海外渡航の経験はない。現在は北京の繁華街「王府井」にある聖ヨセフ会堂(東堂)の司祭。□


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[ NW ]◎普天間移設調査でトラブル 「バルブ閉めた」と反対派

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設予定先の同県名護市のキャンプ・シュワブ沿岸海域で21日、移設に向けた那覇防衛施設局の環境調査を委託されている業者の作業ダイバーと、移設反対派リーダーの平良夏芽牧師(44)が海中でもみ合いになるトラブルがあった。
 平良牧師は「海中でボンベのバルブを閉められた。命にかかわる一線を越えた行動で、刑事告訴も検討したい」と話している。(共同通信7月21日)


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2007年07月17日

CJCxxx《配信訂正》

《配信訂正》直前に同一題名の画像参考を2本お送りしましたが、後のものは世界YWCAのニャラザイ・グムボンズヴァンダ新総幹事とスーザン・ブレナン新議長です。中身はその通りです。申し訳ありません。(了)


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