2008年02月

2008年02月29日

CJC067◎中国がバチカンとの関係改善へ会談認める

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◎中国がバチカンとの関係改善へ会談認める

 【CJC=東京】中国外務省の劉建超報道局長は2月21日の定例記者会見で、中国がバチカン(ローマ教皇庁)との関係改善に向け会談したことを認めた。しかし日時、場所やどのレベルの関係者の接触だったかは示さなかった。
 同局長は、26日の会見で、バチカンとワシントンで会談を行ったことを明らかにし、「中国は関係改善の方法を模索しており、建設的な対話の継続を望んでいる」と語った。
 会談の具体的な内容には触れなかったものの、「バチカンが台湾との外交関係を断ち、宗教事務を含む中国の内政に干渉しない」という中国の原則的立場は変わらない、と強調した。
 バチカンが中国との関係改善を図り、接触したとの報道はこれまでにもあり、その都度、中国側は原則的立場を強調するだけだったが、中国側が接触の事実を認めたのは初めて。□


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2008年02月27日

CJC066◎ラウル・カストロ新議長がベルトーネ枢機卿と会談

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◎ラウル・カストロ新議長がベルトーネ枢機卿と会談

※配信番号CJC059など、枢機卿のキューバ訪問記事でカストロ新議長との会談に
触れた箇所は予定稿スタイルになっていますので、今後使用の際は、過去形に修
正してください。

 【CJC=東京】キューバの国営テレビによると、ラウル・カストロ国家評議
会議長(76)は2月26日、同国を訪問中のバチカン(ローマ教皇庁)国務長
官(首相に相当し、教皇に次ぐ地位と見られている)のタルジチオ・ベルトーネ
枢機卿と会談した。24日にフィデル・カストロ氏(81)に代わり新議長と
なって以来、初めての外国高官との会談となった。
 会談の内容は明らかになっていないが、バチカンは米国の対キューバ経済制裁
に批判的な立場を取っており、キューバは、カトリックとの関係強化を図り、制
裁解除に向けた機運を盛り上げたいところ。キューバ側は教皇ベネディクト十六
世を招請したとみられる。枢機卿は訪問中、教皇のキューバ訪問について前向き
な発言をしている。
 キューバ政府は前教皇の求めに応じて政治犯約100人を釈放した。今回も枢
機卿の訪問に先立ち、7人を釈放するなど、バチカンとの協調姿勢を示している。□


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2008年02月26日

CJC065◎ベルトーネ枢機卿、キューバでの政教関係改善に期待

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◎ベルトーネ枢機卿、キューバでの政教関係改善に期待

 【CJC=東京】2月20日からキューバを公式訪問中のバチカン(ローマ教皇庁)国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿は25日の記者会見で、ラウル・カストロ新政権がキューバの共産主義政府とローマ・カトリック教会との関係を改善することを期待している、と語った。
 枢機卿は「現地の教会と当局との関係が改善され、円熟してきた。教会はラウル新議長と新国家評議会と共に、前進の道を探ろうとしている」と述べ、さらに変革の「特に重要な時」に教会は「キューバ政府のそばに身を置く」と付け加えた。
 ラウル新議長は、24日、ハバナ大聖堂でのミサには出席しなかったものの、26日のベルトーネ枢機卿との会談は、最初の外国高官との接触となった。□


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CJC064◎キューバ司教はラウル・カストロを「信任」

*080226=dp0226=CJC064
◎キューバ司教はラウル・カストロを「信任」

 【CJC=東京】キューバ・カトリック司教会議は2月25日、国家評議会議長を退任したフィデル・カストロ氏の後任に24日就任した実弟ラウル・カストロ氏への「信任」を表明、「キューバ市民の福祉」のための変革を求めた。「この時、私たちの主と「慈善の聖母マリア」に、キューバ市民の願いと関心を満たすために、進歩的な道へ進むために光を照らしてくれるよう祈る」と司教会議は声明で述べた。
 司教会議は、最近、キューバの平和が乱されないように様々な時に祈ったことを振り返り、「今日、国の最高権威が、私たちの同胞に影響を及ぼす、あらゆる種類の最緊急課題について討論するために労働者、学生、さらに広く市民を招いていることを、神に感謝したい」と明らかにした。□


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2008年02月25日

CJC063◎カトリック含めた欧州教会協議会を今後10年間で

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◎カトリック含めた欧州教会協議会を今後10年間で

 【ジュネーブ=ENI・CJC】欧州教会会議(CEC)のジャン=アルノール・ドクレルモン議長は2月21日、ロンドンで開かれたCECと欧州カトリック司教会議代表(CCEE)との会議で、各国の英国国教会、正教会、プロテスタント各派にカトリック教会も含めた『欧州教会協議会』を今後10年間に設置することを提案した。
 同議長はこのほど仏プロテスタント連盟議長を退任した。提案は、昨年9月にルーマニアのシビウで開かれた欧州エキュメニカル大会での提案に沿ったものと言う。同大会はCECとCCEEが組織したもので代表1500人が参加した。
 現在、カトリック教会はカリブ教会会議、中東教会協議会、太平洋教会会議などの地域会議やブラジル、南アなどでは国レベルの教会協議会に加盟している。□


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CJC062◎WCCが後継総幹事の選考に着手

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◎WCCが後継総幹事の選考に着手

 【ジュネーブ=CJC】世界教会協議会(WCC)は、サミュエル・コビア総幹事が今年末の任期満了に際し再任を求めないとの意向を2月18日表明したのを受け、後任選考に入った。創設60周年を記念する中央委員会を13日から20日までジュネーブで開催したが、コビア氏の再任を求めない意向はその中で表明された。
 中央委は19日、長時間にわたる協議の末、意向を受け入れ、後任選考委員18人を選出、委員会を発足させた。
 後任選考委員は10人が中央委の投票で選ばれ、さらに常議員会が地域、性別、教派、年代などに配慮して6人を委嘱、中央委の副議長2人が職権で委員となった。選考委は、コビア総幹事と同じケニア出身の女性アグネス・アブオム氏を委員長に互選した。
 18人の委員には青年3人、女性8人、正教会3人、東方正統教会1人が配慮して選ばれている。
 地域別ではアフリカ4人(ケニア、西アフリカ・ガーナ、南ア、ジンバブエ)、中東2人(トルコ、レバノン)、アジア2人(パキスタン、インドネシア)、北米3人(米国2人、カナダ)、中南米1人(キューバ)、欧州4人(スウェーデン、スコットランド、ルーマニア、独)、太平洋2人(豪、サモア)となっている。
 中央委員の中には、キリスト教の成長が全地球規模で進んでいるのに対応して、総幹事後継者はアフリカかアジアから出る、と予想する人もいる。□


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CJC061◎米主流各派の教勢停滞=『米加教会年鑑』2008年版

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◎米主流各派の教勢停滞=『米加教会年鑑』2008年版

 【CJC=東京】米国の主要25教派の教勢は、多くが停滞か減少のいずれかに陥っていることが、米教会協議会発行の『米加教会年鑑』2008年版で明らかになった。
 同年鑑は224の教派、団体などを対象に調査した結果をまとめた。ほとんどのデータは2006年のもの。
 主要25教派(1億4738万2460人)では0・24%の微増。教勢増加6教派、横ばい12教派、減少が7教派。
 年鑑のアイリーン・W・リンドナー編集長は、20代と30代では地域教会に出席し、献金などで支えているものの、会員になることをためらう、と語っている。
 減少が目立つのは、同性愛問題などで揺れる聖公会が最大の4・15%減で会員数215万4572人、15位。米長老教会(PCUSA)も2・36%減。
 成長率首位はエホバの証人で2・25%増加し100万人を超えて25位、106万9530人。モルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会)が1・56%増。
 ローマ・カトリック教会、南部バプテスト連盟、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(280万人)、アフリカン・メソジスト・エピスコパル・ザイオン教会(140万人)などがいずれも1%以下ながら増加した。
 信徒数で見た上位10教派は次の通り。順位は前年と変わらない。
 ▽カトリック教会(6751万5016人、0・87%増)、▽南部バプテスト連盟(1630万6246人、0・22%増)、▽合同メソジスト教会(799万5456人、0・99%減)、▽末日聖徒イエス・キリスト教会(577万9316人、1・56%増)、▽キリストにある神の教会(549万9875人、横ばい)、▽全国バプテスト会議(NBCUSA=500万人、横ばい)、▽米福音ルーテル教会(477万4203人、1・58%減)、▽全米バプテスト会議(NBCA=350万人、横ばい)、▽長老教会(PCUSA=302万5740人、2・36%減)、▽アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(283万6174人、0・19%増)。□


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2008年02月23日

CJC060◎バチカンが列福調査の申請の規範示す、聖人への門狭める?

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◎バチカンが列福調査の申請の規範示す、聖人への門狭める?

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)列聖省は2月18日、列福調査手続きの申請段階について説明する文書『サンクトルム・マーテル』を発表した。文書は、列福手続きの中で調査を申請する際の規範を管轄教区の司教や関係者に解説するもの。
 列聖省長官ホセ・サライヴァ・マルティンス枢機卿によると、この文書は列福調査の教区レベルにおける現行の規則を、より注意深く理解し適用するのを助けることを目的としている。
 文書は6章に分かれ、管轄教区が列福手続きを申請する際、その対象者の正真の聖徳の名声を確認する必要に始まり、教区レベルでのその作業を開始し終了するまでを手順を追って説明している。これまでバチカンに司教から提出された書類に不十分なものがあったことを示唆しており、より慎重な準備を呼び掛けたもの。
 前教皇ヨハネ・パウロ二世は、在位27年間に1338人を列福、482人を聖人に列した。それでも英BBC放送によると、列福申請書類は2200件を超えており、数十年どころか百年以上保留のものもある。□


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CJC059◎バチカン国務長官がキューバを訪問

*080223=CJC059
◎バチカン国務長官がキューバを訪問

※25日以降の経過は入着次第、速報の予定です。
 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿は2月20日、キューバを公式訪問した。同日夜、ハバナ国際空港に到着したベルトーネ枢機卿は、フィリペ・ペレス・ロケ外相をはじめとする政府要人や教会関係者らに迎えられた。
 バチカンで教皇に次ぐ地位にある国務長官の訪問はキューバ政府の招待によるもので、前教皇ヨハネ・パウロ二世のキューバ司牧訪問10周年に合わせた記念式典出席が目的。
 キューバのペレス外相は13日の記者会見で、「今回の訪問は米ブッシュ政権下で経済制裁が悪化している中で行われる」と述べ、ヨハネ・パウロ2世が10年前の訪問時に制裁を非難したことに触れた。キューバ側には、今回の訪問を米国を含む対外関係改善の足がかりにしたい思惑もあるようだ。
 長官は24日にキューバ東部グアンタナモで記念式典に出席するほか、26日までの滞在中、ハバナで司教団、聖職者、神学生、修道者らと会見、サンタ・クララ、サンティアゴ・デ・クーバでも教会関係者らと交流、教皇からのメッセージと祝福を伝える。
 キューバ新指導部が選出される翌日の25日、フィデル・カストロ国家評議会議長の後継就任が確実視されているラウル・カストロ国家評議会第1副議長と会談する。キューバにとっては「カトリック教会を重んじる姿勢」を示す狙いがあるのではないか、と見られている。
 長官はジェノバ大司教であった2005年10月、キューバを訪問し、カストロ国家評議会議長と会見している。
 長官は出発前のインタビューで、「キューバの教会、そして政府関係者を含むすべての同国国民のため、複雑な現実の中に前向きな発展があるように祈りたい」と話し、この訪問が実り多いものとなるよう希望を述べた。□


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CJC058◎ルクセンブルク議会が安楽死法案を可決

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◎ルクセンブルク議会が安楽死法案を可決

 【CJC=東京】ルクセンブルク議会は2月19日、緑の党のジャン・フス議員、社会党のリディ・エア議員提出の安楽死法案を賛成30票、反対26票、棄権3票で可決した。今後、第2読会でも可決されれば、今夏にも成立する。安楽死を認める国としては、欧州連合(EU)ではオランダ、ベルギーに次ぎ3番目となる。
 ルクセンブルクの安楽死法案は、患者本人の意思表明を条件とするなど、適用を厳しく制限しているが、安楽死に反対のキリスト教社会党を母体とするジャン=クロード・ユンケル政権には打撃となった。□


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