2009年01月

2009年01月30日

CJC028◎ダライ・ラマが共産主義にも一定の評価

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◎ダライ・ラマが共産主義にも一定の評価

 【ワルシャワ=ENI・CJC】チベット亡命政権の指導者、ダライ・ラマが自身をマルクス主義の同調者であると思っており、中国共産党に入党を求められたことがある、と明らかにした。
 米週刊誌『ニューズウイーク』ロシア語版とのインタビューで明らかにしたもので、「共産主義者は、貧者の平等と権利についてほぼ十分に配慮している」と語った。  「これは仏教徒の原則にとても似ている。利他主義、他者特に求めている人への関心などだ。ヒューマニズムの二つの形として、仏教と共産主義の間に、実際には矛盾はない。問題は共産主義が自己に忠実でなかったことだ」とするインタビューが同誌1月12日号に掲載された。
 中国の共産党政権からは敵視されているダライ・ラマだが、チベット自治闘争は「宗教を絡ませたものではなく」そのためもあってか、中国の共産主義支配に「熱心な期待」を掛けて、生涯を捧げた共産主義者や無神論者からの支援も受けていた。「私が北京滞在中にマルクシズムに関心を抱いたのは、その影響もあり、中国当局に共産党に加入したいと語った」とニューズウイーク誌に述べている。□


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CJC027◎ガザ義援金運動の放映拒否した英BBCに非難集中

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◎ガザ義援金運動の放映拒否した英BBCに非難集中

 【CJC=東京】英国放送協会(BBC)が、イスラエル軍による攻撃で大きな被害をうけたパレスチナ自治区ガザ地区市民に義援金を送る運動の放送を拒否したことに非難が集まっている。
 英赤十字やオックスファムなどのNGO(非政府組織)が参加する慈善団体『緊急災害委員会』の活動を、報道の公平性を損ねる恐れがあるとして放送しない方針を決めたもの。BBCは義援金が効率的にガザ市民の手に届くかという点にも疑問を持っている。
 AFP通信などによると、この決定に怒った数千人がロンドン中心部で1月24日に抗議活動を行ない、ゴードン・ブラウン首相など政治家からも批判の声が上がった。議会ではBBCの決定に「驚愕した」という議員51人が、BBCに説明を求める動議に賛成した。
 25日には、英国国教会(聖公会)の最高指導者であるカンタベリー大主教のローワン・ウィリアムズ氏が「義援金運動をBBCは放映すべきだったと思う」と述べた。
 BBCのマーク・トンプソン会長は24日、BBCには「わずかでも放映の公平性を損ねる恐れがある要因を排除する義務がある。これまでに築いてきた報道の公平性を守るための決定だった」と述べた。□

※参考
緊急災害委員会=Disasters Emergency Committee


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CJC026◎虚偽報道したベトナム国営メディア表彰、カトリック教会が抗議

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◎虚偽報道したベトナム国営メディア表彰、カトリック教会が抗議

 【CJC=東京】ベトナムで抑圧に抗議した教会の姿勢を不正確に報道した国営の日刊紙ハノイ・モイ(新ハノイ)とVTV1テレビが2008年度ジャーナリズム優秀賞を受賞したことに、同国カトリック教会が、政府に抗議の声を上げている。
 ベトカトリック通信によると、ハノイ・モイ紙はタイハでの抗議報道で、VTV1テレビはハノイ市人民委員会との会合の際にジョセフ・ゴー・カンキエ大司教の声明を歪曲して伝えたと非難されているのを無視して受賞した。同テレビは大司教への侮辱を続けているという。
 共産党政権によって接収されたハノイの教会資産の返却を求める徹夜祈祷会に参加していて逮捕、起訴されたカトリック者8人の中の女性2人が、治安妨害、暴行で有罪を認めたと報じた両メディアに対して、謝罪、訂正、精神的苦痛に対する補償、を求めて告訴している。□


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CJC025◎「解放の神学」のボフ氏が環境問題で警告

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◎「解放の神学」のボフ氏が環境問題で警告

 【CJC=東京】世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」に対抗して反グローバリズムを訴える有識者や非政府組織(NGO)が集う「第9回世界社会フォーラム」が1月27日、ブラジルのベレンで6日間の日程で開幕した。これに合わせ、「解放と神学に関する世界会議」も22日、ベレンで開催された。
 ENI通信によると、ブラジルの「解放の神学」者レオナルド・ボフ氏(70)が同会議で基調講演を行った。今回のテーマは「水、地球、神学 =もう一つの可能な世界のために」。同会議は2005年、07年に行われ、今回が3回目。
 ボフ氏は「私たちはこのままやってはゆけない。変わらなければならない。問題は私たちが変わろうとする中身で、単により多くの消費、生産、排除、侵略といった問題ではない」と述べた。
 ボフ氏は1970年代、解放の神学の主導者として台頭した。解放の神学は社会変革に政治活動が必要という信念と結び付いていた。貧しいものの「新しい教会」の必要を主張した著作が問題となり、バチカンはボフ氏の聖職者義務の履行を差し止めた。翌年、差し止めを解除したものの、92年になって、ボフ氏は「自ら俗人状態に入った」と、聖職者として活動を放棄した。
 ボフ氏は現在、リオデジャネイロ首都圏の荒廃した地域ハルディム・アララスで人権活動家マルシア・マリア・モンテイロ・デ・ミランダさんと同居している。
 会議が行われたベレン周辺のアマゾン地域の環境破壊を取り上げた著作「地球の叫び声、貧しいものの叫び声」(1997年)でも描写されたように、環境問題が近年、ボフ氏の活動と著作の中心課題となっている。
 ソ連の指導者だったミハイル・ゴルバチョフ氏らと共に、ボフ氏は「地球憲章委員会」のメンバーでもある。同委員会は2000年に「正当で持続可能な、そして平和な」地球社会の原則『地球憲章』発表した。□


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2009年01月28日

CJC024◎ロシア正教会新指導者はキリル府主教★★

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◎ロシア正教会新指導者はキリル府主教★★

 【CJC=東京】ロシア正教会の最高指導者モスクワ総主教「選出会議」が、モスクワの救世主ハリストス(キリスト)大聖堂で1月27日開催され、スモレンスクとカリーニングラードのキリル府主教(62)が投票総数700のうち508票で選出された。カルーガとボロフスクのクリメント府主教(59)は169票、無効23票。
 キリスト教各派では、信徒10億人と推定されるローマ・カトリック教会に次いで信徒1億6500万人を擁するロシア正教会ではモスクワ総主教アレクシー二世が昨年12月死去したのを受けて後継者選びが進められていた。
 府主教以下の聖職者、信徒など有権者711人が参加するとあって、大聖堂の周辺は交通が遮断されるほどだった。
 会議はキリル氏の祈祷、演説で始まった。キリル氏は、アレクシー二世路線に沿って、「キリスト教に対する西側の攻撃的な世俗主義の浸透」と「キリスト教教義と福音的倫理の修正を図るプロテスタント集団の試み」に言及、さらにソ連体制後のロシアで改宗を策していると語り、プロテスタントとローマ・カトリックの宣教師を非難した。
 その後、報道陣は退出させられ、会議の様子は非公開とされた。
 25日の非公開主教会議で選出された候補は3人。総主教代行を務め、近代化派と目されているキリル府主教が総数197票のうち97票を獲得した。より保守的と見られるクリメント府主教が32票、ミンスクとスルツクのフィラレ府主教(73)が16票だった。ただRIAノボスチ通信によると、フィラレ氏が27日になって、候補を辞退、支持者に向かってキリル府主教に投票するよう訴えた。
 キリル氏は対外関係部門を担当、緊張をはらむバチカン(ローマ教皇庁)との対話に当たって来た。毎週テレビ番組に出演、また公共の場にもしばしば登場して知名度は抜群。
 RIAノボスチ通信によると、代表投票者は3分の2が聖職者、3分の1が信徒。信徒代表には教会や修道院へ財的支援を行っている実業家が含まれており、市民の批判を招いている。中にはタバコ、薬品、金属、原子力関係企業の所有者、議員や高官などが含まれている。同国では著名な神学者アンドレイ・クライェフ氏は選出会議を「実業家、企業家の議会」であり「虚栄」と決め付けている。ただ教会側は、この人たちもロシア社会と教会を構成する、と反論していた。
 新総主教の着座式典は2月1日。□


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2009年01月26日

CJC023◎モーツァルトの未発表曲、仏ナントで一般に初披露

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◎モーツァルトの未発表曲、仏ナントで一般に初披露

 【CJC=東京】AFP通信によると、仏西部ナントの市立図書館で2008年9月に発見された、オーストリアの作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの直筆による楽譜の未発表曲が、初めて一般の前で演奏されることになった。
 楽譜は、1787年からモーツァルトが死亡した1791年の間のものとみられ、1枚の紙に楽譜が2点書かれていた。1点は完成しており、「クレド」と呼ばれるミサ用の楽曲で、演奏時間は約90秒。もう1点は未完成の草稿で、やはりミサで唱えられる「キリエ」に着想を得たものだという。
 ナントでは1月22日、報道関係者向けに、楽曲の一部がバロック音楽団『ストラディバリア』のダニエル・キュイエ音楽監督によって演奏された。公開演奏は29日にナントで開催される音楽祭で行われる。□


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CJC022◎米オバマ政権の中絶権利擁護にバチカン早くも反発

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◎米オバマ政権の中絶権利擁護にバチカン早くも反発

 【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領が人工妊娠中絶の権利を擁護する方向に政策を転換させたことについてバチカン(ローマ教皇庁)が早くも反発の姿勢をあらわにしている。
 米司教会議は1月13日と16日の二度にわたって、大統領就任直前のオバマ氏に宛て、フランシス・ジョージ会長(シカゴ大司教)が署名した書簡で、新政権と建設的に協力する意向を示したものの、「人類の中の胎児や障がい者、末期病者など、最も無防備で無言の命を守るために働く」と述べていた。
 オバマ大統領は23日、海外で人工妊娠中絶を含む家族計画指導などに当たる民間団体への連邦助成金支出を認める大統領令に署名した。
 それを受けてかバチカン生命アカデミー議長のリノ・フィジケラ大司教は24日付のイタリア紙コリエレ・デラ・セーラでのインタビューで、「失望する日は近い」と批判した。
 生命アカデミー前議長のエリオ・セレッシア大司教もオバマ氏の妊娠中絶容認決定を批判している。同大司教は引退後も生命倫理問題ではバチカンの意向に強い影響を与えている。同氏はイタリアのANSA通信に「この処置は、私たちカトリック者に対してだけでなく、全世界の、中絶という罪のない生命の虐殺に反対している人たちにとって大打撃だ」と語っている。
 米新政権登場後、初のバチカン側の反応を見る限り、バチカンはブッシュ前政権の同性婚や中絶反対の姿勢を支持していたが、オバマ政権との間では、ぎくしゃくした関係が続きそうだ。□


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CJC021◎第43回世界広報の日に向け教皇メッセージ

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◎第43回世界広報の日に向け教皇メッセージ

 【CJC=東京】この5月のカトリック教会第43回世界広報の日に先立ち、教皇ベネディクト十六世がメッセージを発表した。
 カトリック教会の「世界広報の日」は、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画などのメディアを通して行なわれる広報の重要性を認識し、これらの広報機関を用いて行う福音宣教について教会全体で考えることを目的としている。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇が今年の広報の日のために選んだテーマは、「新しい技術、新しい関係:尊重・対話・友情の文化の推進」。
 新しいデジタル技術がコミュニケーションと人間関係のあり方を変えつつある現代、教皇は若者たちをはじめとする新通信時代の人々に、これらの技術を人類への贈り物として、世界の連帯と奉仕のために活用していくよう呼びかけている。
 そして、これらの新しい技術を使用する人々が尊重と対話、友愛の文化を推進するよう努め、またその内容製作と普及に関わる人々が人間の尊厳と価値の尊重に配慮するように、との願いを表明している。□


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CJC020◎ロシア正教会次期総主教候補は3人

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◎ロシア正教会次期総主教候補は3人

 【CJC=東京】ロシア正教会幹部は1月25日、次期総主教候補3人を選出した。アレクシー2世総主教の死去を受けて、次期候補の選考が進められて来たが、ソヴィエト体制崩壊後初めての総主教誕生とあって教会内外の注目を集めている。
 現在、総主教代行を務めているスモレンスクとカリーニングラードのキリル府主教(62)が近代化派と目され、25日の主教会議では総数197票のうち97票を獲得した。カルーガとボロフスクのクリメント府主教(59)が32票、ミンスクとスルツクのフィラレ府主教(73)が16票だった。
 モスクワの救世主キリスト大聖堂で全教会会議が開催され、29日までに新総主教が選出される予定。□


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2009年01月25日

CJC019◎教皇がユーチューブに公式チャンネル開設

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◎教皇がユーチューブに公式チャンネル開設

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)が1月23日、動画共有サイト「ユーチューブ」に教皇ベネディクト16世(81)の公式チャンネルを開設した。米グーグル傘下の「ユーチューブ」も同日、バチカンが公式チャンネルを立ち上げたと発表した。
 同チャンネルでは、教皇の活動やバチカンや教会でのイベントでの様子を約2分間の映像にまとめたものを英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語の4カ国語で毎日配信する。
 バチカンはこのチャンネルを「今日の世界の主要問題に対するカトリック教会の立場を示すもの」と位置づけている。
 AFP通信によると、現地時間23日午後5時半(日本時間24日午前1時30分)現在、チャンネルの再生回数は1万4606回で、登録者数は528人。ユーチューブの人気動画一覧では下の方に位置している。
 バチカンはテレビ(CTV)とラジオによって教皇の活動や教皇庁での重要な行事について報じてきた。1995年にはインターネット上に公式サイトを開設しており、今回はこれに続くニューメディアへの参入となる。
 ユーザーは「ユーチューブ」の機能を利用して、公式チャンネルにメッセージを送ったり、コメントをつけることができる。□

※参考
サイトはwww.youtube.com/vaticanit
公式サイトはwww.vatican.va


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