2009年05月

2009年05月31日

CJC173◎オバマ大統領、駐バチカン大使に解放の神学者起用

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◎オバマ大統領、駐バチカン大使に解放の神学者起用

 【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領は5月27日、駐バチカン大使にキューバ出身の解放の神学者ミゲル・H・ディアズ氏(45)を起用する、と発表した。ハバナ生まれ、ミネソタ州カレッジビルの聖ヨハネ大学と聖ベネディクト大学准教授。イタリア語、スペイン語、フランス語に堪能という。神学校協会の認可基準検討タスクフォースにも任命されている。神学者カール・ラーナーの研究で知られ、著書は『人間であること=ヒスパニック系のそしてラーナー派の展望』(オービスブック、2001年)など多数。
 ディアズ氏は大統領選挙に際しオバマ氏に1000ドル(約10万円)を献金するなどオバマ支持は明確。ディアズ氏の選定は、オバマ政策を無条件に支持したカトリック者に対する最初の見返りと見られている。ディアズ氏自身は「神学についての助言者として招かれたことに答えた」としているものの、民主党の活動家アレクシア・ケリー氏がオバマ支持のために組織したグループ『コモン・グッドのために連帯するカトリック者』のメンバー。
 カトリック系CNA通信は、ディアズ氏が「わが国と聖座(バチカン)との間の外交的な懸け橋になりたい。上院で承認されれば、前任者の働きを引き継ぎ、聖座との間の25年にわたる優良な関係を維持する」と語った。
 ディアズ氏の主要な関心は「インクルーシビティ」(包括性)にあるところから、カトリック左派の支持があり、今回の指名に際しても、『カトリック・ユナイテッド』などオバマ支持のカトリック者が即座に歓迎の意向を表明している。「あらゆる段階での生命の守り手」とされ、妊娠中絶を強く支持するカスリーン・セベリウスの厚生長官指名を支持する声明に署名している。□

《写真参考》=http://blog.beliefnet.com/pontifications/2009/05/obama-names-vatican-ambassador.html
※写真説明=ディアズ氏(ビリーフネットのサイトから)


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CJC172◎ウィキペディアが「サイエントロジー教会」項目の編集禁止

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◎ウィキペディアが「サイエントロジー教会」項目の編集禁止

 【CJC=東京】参加者が項目を編集したり作成することで内容を真実に近づけることをうたったインターネット百科事典サイト『ウィキペディア』。「サイエントロジー教会」関連の項目について編集が禁止された。
 同教会に支持的か批判的かで、書き換えのたびに内容が大きく変化する、いわゆる「編集合戦」が長く続いていた。ウィキペディアの仲裁委員会が5月28日、同教会やその関連団体などのコンピューター・アドレス、また反対派からのオンライン編集を不可能にする決定を下した。
 同教会をめぐる「編集合戦」は、賛否の立場の見解の押し付け合いで、ウィキペディアが目指す中立的な編集方針が揺るがせた、というのが仲裁委員会の判断。さらに同教会に関して中立的な書き込みをすると賛否両派から攻撃され、編集が思うように進まない事情も今回の判断の背後にあったと見られる。
 同教会はトム・クルーズやジョン・トラボルタといったハリウッド・スターも入信していることで知られている。ただフランスでは組織的詐欺の罪で同教会フランス支部幹部の公判が始まっており、同教会活動の全面禁止命令が下される可能性もある。□


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2009年05月29日

CJC171◎バチカン放送が設立80年後にCM開始

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◎バチカン放送が設立80年後にCM開始

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)のラジオ放送『バチカン放送』が1931年の設立以来、初めてコマーシャルを流すことになった。
 2006年にフェデリコ・ロンバルディ報道官はラジオ聴取者は地域的に散在し、言語も多様で、民族的にもさまざまだから、広告主への訴求力がないのではないか、と語っていた。しかし同報道官は5月22日、広告を受け入れる、と発表した。イタリアのANSA通信が報じた。
 26日に行われた記者会見では、広告は試験的なもので、通常番組の間に放送される、と明らかにされた。最初の広告はイタリアの電気器具『ENEL』社のもので、7月6日から9月27日まで5言語で放送される予定。
 バチカン放送はジャーナリスト約200人と契約、ニュースの他、宗教行事や音楽番組を全世界に47言語で放送している。ANSA通信によると、年間約2140万ユーロ(約28億円)に上る経費がバチカン財政を圧迫していた。□


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CJC170◎教会救援・開発2団体が来年3月に統合

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◎教会救援・開発2団体が来年3月に統合

 【CJC=東京】キリスト教会を基盤にした救援・開発団体が並立し、しかも名称まで似通っていたことから、一本化への声が高まったのを受け、2010年3月、マラウィで『ACT・アライアンス』として発足することになった。
 問題の団体は『ACT・インターナショナル』と『ACT・デベロップメント』。両者に共通する「ACT」は「アクション・チャーチ・ツゲザー」(教会一致行動)の略。本部もジュネーブにあり、プロテスタント各派と正教会の関係団体によって構成されている。
 新設される『ACT・アライアンス』は教会や機関・団体150以上で構成され、20億米ドル(約1800億円)規模の募金を行う。スタッフはボランテアを含め4万人という大組織。
 ジンバブエの救援団体『クリスチャン・ケア』のエリザベス・カセケ氏は「興奮している。エキュメニカル運動のために旗を掲げる時だ。ACT・アライアンスでは南半球からの声が聞かれ、そこのテーブルに私たちも座るのだ」と語った。
 これまで『ACT・インターナショナル』は全世界規模で人道援助活動を行ってきたが、最近はスリランカ、ガザ、ジンバブエ、アフガニスタン、コロンビア、インドなどの活動を強化している。『ACT・デベロップメント』は長期開発問題に力を入れ、マラリア発生地域などで活動している。
 『ACT・インターナショナル』のジョン・エンドゥナ氏は「ACTのすばらしいところは全世界で教会と協力していることだ。ほとんどの社会基盤が崩壊したところでも、私たちの活動に協力してくれる教会が残っている。独特なネットワークなのだ」と言う。□


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CJC169◎ツツ大司教の演説にスコットランド教会総会は喝采

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◎ツツ大司教の演説にスコットランド教会総会は喝采
※配信番号CJC163関連

 【CJC=東京】南ア聖公会のデズモンド・ツツ引退大司教は、エジンバラでのスコットランド教会総会で演説し、同性愛者も教会に場がある、と語った。
 同派は23日に公然同性愛聖職の任命を阻止する提案を否定、スコット・レニー氏(37)の任命を326票対267票で承認しているように、同性愛聖職の問題で深刻な対立に直面している。反対派の中には離脱して『スコットランド自由教会』への加盟を検討する動きも出ている。
 ノーベル平和賞受賞者でもあるツツ氏が15分間の演説が終えると、会場は喝采の渦に巻き込まれた。「私は、人々が性的志向のように、自らは何もなし得ないような問題のために抑圧される時には、それに加担することは出来ない」と語った。□

※訂正
 配信番号CJC163《◎スコットランド教会は公然同性愛聖職任命に同意》で総会開催場所を《東部ブレチン》としましたが、《エジンバラ》の誤りでした。(了)


cjcpress at 19:02|Permalinkclip!

CJCxxx《写真参考》『ツデーズ・クリスチャン・ウーマン』

b7c5b9e1.jpg※配信番号CJC168関連

写真説明=廃刊が決まった『ツデーズ・クリスチャン・ウーマン』


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CJC168◎米クリスチャニティ・ツデーが不振

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◎米クリスチャニティ・ツデーが不振

 【CJC=東京】著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏が1956年創設した福音派出版社『クリスチャニティ・ツデー・インターナショナル』(PTI=本社イリノイ州キャロル・ストリーム)が経済危機のあおりを受け、『ツデーズ・クリスチャン・ウーマン』『キャンパス・ライフ・クリスチャン・カレッジ・ガイド』の2雑誌、付録雑誌『グリンプス』、ニュースレター『チャーチ・オフィス・ツデー』の廃刊を決めた。従業員30人も解雇する。
 CTIのハロルド・スミス社長は「廃刊は必要な決定」として「出版界の大嵐の最中に企業であることを直視した。賜物として受け止めていた従業員に与えた衝撃、また教会全体に与えた衝撃は、私と残された全員にとって真剣に受け止めなければならない現実だ」と語った。
 昨年秋、『ツデーズ・クリスチャン』誌を『シグニフィカント・リビング』社に売却、この1月には『イグナイト・ユア・フェイス』と『マリッジ・パートナーシップ』の2誌を廃刊するなどの対策を打ち出していたが、ついに『ツデーズ・クリスチャン・ウーマン』という有力誌の廃刊にまで追い込まれた。これで発行部数15万の旗艦誌『クリスチャニティ・ツデー』など有料メディアは9になる。同社のウエブサイトには月間250万のアクセスがあるという。□


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2009年05月27日

CJC167◎北朝鮮の核実験にWCC総幹事が「大きな衝撃」

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◎北朝鮮の核実験にWCC総幹事が「大きな衝撃」

 【ジュネーブ=CJC】国際社会で核兵器廃絶構想が再燃している最中に北朝鮮が核実験を行なったことは多大な懸念を引き起こした、と世界教会協議会(WCC)のサミュエル・コビア総幹事が5月25日語った。
 「WCCは北朝鮮の核実験は大きな衝撃を受け、北朝鮮と周辺国の人々のことを深く懸念する。国際問題で核兵器を用いる余地はない」と言う。□


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2009年05月25日

CJC166◎カルヴァンの熱意に帰れ、と改革教会連盟議長

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◎カルヴァンの熱意に帰れ、と改革教会連盟議長

 【CJC=東京】16世紀の「宗教改革者」ジャン・カルヴァンの教えは、平和で結合した共同体を追究することを世界に直接呼び掛けたものだ、と世界改革教会連盟(WARC)のクリフトン・カークパトリック議長が語った。ENI通信が報じた。
 カルヴァン生誕500周年とフランス改革派教会創立450周年を記念する催しがパリのソルボンヌ大学で5月22日行われた際に述べたもの。「最大の抗争が宗教的な違いによって発生する、この引き裂かれた世界、引き裂かれた教会のなかで、カルヴァンの関わりはこれまでになく強い」と言う。
 カークパトリック氏は、カルヴァンが信仰のために迫害されたフランスの改革派キリスト者に、同じやり方で答えることをしないようしばしば勧めていた、と指摘する。「平和を生み出すものとなれ、というこの呼びかけが今ほど必要とされる時はない……改革派キリスト者として、私たちは異なった方向へ進むよう、私たちの共同体を思いやり、正義、助け合いを示すように生きることを呼び掛けられている」と言う。
 「カルヴァンの遺産として、教会、中でも改革派キリスト者の間にも生み出された分裂があるが、彼の深い熱意は一致と共同体を目指していた」とするカークパトリック氏は、カルヴァンがキリスト者の間の一致と共通の証のために働いていた、と指摘した。□


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CJC165◎カンヌ映画祭でケン・ローチ監督作品がエキュメニカル審査員賞

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◎カンヌ映画祭でケン・ローチ監督作品がエキュメニカル審査員賞

 【CJC=東京】第62回カンヌ国際映画祭のコンペ部門で最高賞を狙っている英ケン・ローチ監督のサッカー映画「ルッキング・フォー・エリック」がひと足先に、独立賞「エキュメニカル審査員賞」を受賞した。AFP通信が報じた。□


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