2011年01月

2011年01月31日

#024◎教皇、ブログなどへの指針を発表

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◎教皇、ブログなどへの指針を発表

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、カトリック教会の第45回「広報の日」にあたり、メッセージを1月24日発表した。教皇は信者に対し、責任、誠実、分別のある「キリスト教型のあり方」を採用するよう訴えている。
 「わたしたちが担おうとする真理は、『人気』とか注目を集める度合いということで価値があるのでないことに気づかねばならない」として教皇は「福音の宣言は、直ちに敬意が払われ、また配慮のあるコミュニケーションを必要としている」と指摘した。
 教皇は名指しをしなかったが、広報事務所長のクラウディオ・セリ大司教は、教皇の訓戒がいくつかの保守的カトリック・ブログやユーチューブなどの、カトリック的でないと見なす司教や当局、政策への激しい非難に対するものである、と示唆した。
 「危険があることは疑いない」と大司教は、広報評議会がカトリックのオンライン活動に適切な様式と行動指針を提示するために活動していることを指摘した。
 教皇は、今回のメッセージでデジタル時代の利害についてこれまで述べていた課題を繰り返している。社会的なネットワークは関係と共同体を形成するためのすばらしい方法である、と言う。しかし現実の友好関係をバーチャル(仮想)のものに替えてしまうことには警戒している。また公的な紹介を行う時に真正のものではなく人工的に創造したくなる誘惑にも警戒している。
 「コミュニケーションには、誠実、公開、責任、他者への敬意といったキリスト教的なやり方がある。福音をニューメディアを通じて宣伝することは、異なるメディアに宗教的内容を盛り込むだけでなく、自分のデジタル上でのプロフィールや、コミュニケーションのやり方や判断の中で福音と十分に合致することでもある」と言う。
 83歳の教皇自身は技術的なものが得意というわけでもない。文書は手書きだし、インターネットについても知識不足と認めていることはバチカン内部では知られている。
 しかし聖座は、教皇ベネディクト16世の下でオンライン世界では存在感を強めている。ユーチューブも始めており、教皇の訪問日程や演説なども流している。アイフォンやフェースブックで、ユーザーが教皇の写真やメッセージを使うことも認めている。□


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#023◎「一致への悲観は神への信頼欠如」と教皇

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◎「一致への悲観は神への信頼欠如」と教皇

 【CJC=東京】イエス・キリストが最後の晩餐でも祈られた「一致」にはまだほど遠い、としてあきらめや悲観論が漂っているが、それは聖霊の力を信じていないからだ、と教皇ベネディクト16世が1月25日語った。
 『キリスト教一致祈祷週』の閉幕にあたり、ローマの『聖パウロ城壁外教会』でのミサの際に述べたもの。
 教皇は、エキュメニカル(教会一致)運動がこの数十年に大きく前進し、「さまざまな課題に関し収束と合意に進む兆しが、互恵、協働と共に認められる」と指摘した。
 「しかし、わたしたちはなおキリストが祈られ、また初代のエルサレムの共同体の姿に見られる一致とはほど遠い所にある」と認めた。
 教皇は、一致が構造的な段階のものだけでなく、一つの信仰告白、礼拝を共にすることでもある。と断言した。
 「一致への過程は、道徳的な要請であり、まさに主の召しに対する応答である」として、教皇は「あきらめとか悲観への誘惑を克服しなければならない。それは聖霊の力への信頼が欠けているからだ」と指摘した。□


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#022◎「政治とは距離を置こうとした」とグラハム氏

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◎「政治とは距離を置こうとした」とグラハム氏

≪連絡≫速報で『クリスチャン・トゥデー』としたのは誤りです。

 【CJC=東京】「大統領の牧師」とも呼ばれた著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏(92)が福音派系誌『クリスチャニティ・トゥデー』(1月21日号)とのインタビューで、宣教と政治との間の一線を踏み越えたことがあったのを遺憾だ、と認めた。
 同誌のオンライン質問に回答したもので、「政治問題は避けようとしていた」と言う。ただリチャード・M・ニクソン氏との友情や、ウォーターゲート事件の際に擁護したことに特に言及はしなかった、
 グラハム牧師はジョージ・W・ブッシュ大統領とも親しかったと言われている。
 「高い地位にある人たちに宣教する機会を神が与えてくれたことに感謝している。権力の座にある人も、他の人と同様に霊的、個人的な欲求があり、しかも話し相手がいないことも多い」とグラハム氏。
 「顧みて、わたしは一線を超えたこともあった。今ではそうしないことだろう」と言う。健康悪化に伴い、グラハム氏が公然と意見を表明することは少なくなっている。
 ニクソン氏を初め権力者と親しくすることに、批判の声も上がっていた。神学者ラインホルド・ニーバーは、1969年に「王の会堂と王の法廷」という評論の中で、グラハム氏の「体制宗教」は、「独りよがりで自己満足というカルトの高僧」が行う職業になってしまう危険がある、と警告を発している。
 他にも、家族と過ごす時を多くすべきだった、また説教する時間を減らしもっと勉強すべきだった、と述べている。
 米国だけでなく、世界的にも伝道活動が成功したのでは、との問いにグラハム氏は、この半世紀に世界規模で福音復興が起こったことは感謝だが、真にそれは神がなされたことだ、と言う。
 そして「成功は常に危険なものだ。注意深くなければならず、自身の成功の被害者になることは避けなければならない」と語った。□


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#021◎中国でキリスト教が急成長

CJC110131=1120=A=N=S=#021◎中国でキリスト教が急成長

 【CJC=東京】在米の中国キリスト教抑圧監視団体『対華援助協会』によると、中国のキリスト者が急増し、中華人民共和国が成立した1949年当時の100倍に達した。
 最近の推計では8000万人から1億3000万人もの熱心な信徒がおり、中国人キリスト者ビジネスマンの中には、次の世代にはこの数字がさらに倍増、三倍増すると予測する人も出てきたという。
 『北京のイエス』(米レグナリー社)の著者、デービッド・アイクマン元タイム誌北京支局長は、キリスト教が中国文化を形成する主要な力の一つになるかもしれない、と見ている。
 「中国人がキリスト教化されるということは、人口の多数を占めるということではなく、人口の25〜30%のキリスト者が政治、文化、メディアなどで影響力のある地位にいるということ。そうなると、生きる指針としてキリスト教を熱烈に受け止める大きな力になり、中国指導者の世界観をも変えるだろう」と言う。
 一方では、そのような推計も10億人を超える人口から見れば「雀の涙」に過ぎないとの見方もある。
 ただ中国で説教したこともある伝道者ルイス・パラウ氏は、キリスト者は核心グループの内にいる、として「皆が同じ福音を語る。そこにはリベラルも保守派もない。皆が同じものを信じているのだ」と指摘する。
 キリスト者を8000万人としても、2010年6月調べの共産党員7800万人(英字紙チャイナ・デイリー)を上回っている。
 『対華援助協会』のボブ・フー氏によると、急成長は天安門事件後から。当時の学生側の指導者30人の名kで6人がキリスト者になった、と言う。
 中国政府がキリスト教拡大を注視していることは確か。公式にはキリスト者を2860万人としている。ただそれは登録(公認)教会信徒だけの数字。キリスト者への姿勢を緩和する一方で、非公認の地下教会への抑圧は厳しくなっている。□


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2011年01月24日

#020◎「クエーカー」が今年350周年迎える

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◎「クエーカー」が今年350周年迎える

 【CJC=東京】「クエーカー」と呼ばれる『キリスト友会』が1661年、ジョージ・フォックスによって英イングランドで設立され、今年350周年を迎えた。信徒(友会徒)は英国の4万人を初め全世界で約60万人。
 武器を取ることを断固拒否する平和の証言と運動で知られ、1947年、第二次大戦後の救援活動によってノーベル平和賞に選ばれ、賞金を米フレンズ奉仕団とイギリスのフレンズ協議会が受け取った。
 英国で常時活動執行部の役割をしている『受難のための集会』のクリスティン・キャノン書記は「クエーカーは、平和を地球保全やグローバル経済の規則と密接に結び付いたものと見ている。これらの領域で活動すると共に、南アジアで形成されている平和組織の新たなネットワークを支援、さらに良心的兵役拒否の権利などのために国連に働き掛けている。戦争に抵抗し、戦争の被害者に配慮するという先達の活動に刺激を受けている。わたしたちは、平和への関わりを証言と呼んでいるが、それはまさに世界への証であるからだ」と言う。
 英国では「350年=平和証言が今日意味するもの」というワークショップを展開している。□


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#019◎6言語並列の新約聖書『グローバル・NT』が登場

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◎6言語並列の新約聖書『グローバル・NT』が登場

 【CJC=東京】『グローバルNT』という英、独、仏、スペイン、露、アラブの6言語の新約聖書を1冊に収録したものが『国際聖書協会』(IBS、本部米コロラド州コロラドスプリングス)から発行された。
 英語は新国際訳(NIV)を採用している。15センチ×22・6センチ、バイブル・ペーパーと呼ばれる高級紙に印刷された。ソフトカバー、1454ページ。
 異なる言語の使い手の間でコミュニケーションが取れるように、という狙いから出されたこの聖書、収録された6言語が見開き2ページに、聖書の同一個所が並列になるよう、レイアウトされている。
 外国語しか話せない人が教会を訪れても、説教で取り上げられた聖書の個所を隣同士で読める。
 医者、歯科医、弁護士だったら待合室にこの聖書を置くことも考えられる。さらに移民・移住者への対応施設、キリスト教関係のホテル、会議場にも置けそう、と関係者が推薦している。
 1部30ドル(約2400円)、部数割引もある。ただし申し込みは英語メールでinterbible@telia.comへ。□

※画像参考 表紙と見開きの2ページ


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#018◎「最後の審判」の日は今年5月21日?と米キャスター

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◎「最後の審判」の日は今年5月21日?と米キャスター

 【CJC=東京】米カリフォルニア州オークランドでキリスト教ラジオのキャスターをしてしているハロルド・キャンピング氏が、「最後の審判」の日は今年5月21日、と発表した。聖書、暗号、ノアの洪水の発生などから算出した、と言う。福音派系のANS通信が「イエスは5月21日に来られる?」と報じている。
 キャンピング氏は、道路脇に看板を出し、支持者には自家用車にもメッセージを掲出するよう呼び掛けている。
 同氏の算出根拠の一つ、ノアの箱舟の洪水は紀元前4990年に発生したとする。神はノアに動物たちを7日の間に箱舟に載せるように命じたが、神にあっては1日は1000年に等しいとされていることから類推すると、7000年後の今年に審判が下るのだという。
 なぜ5月21日なのか。それはノアの洪水が紀元前4990年の第2の月の17日に始まっており、聖書が示すカレンダーでは今年のその日に当たるのだそうだ。□


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#017◎米公立高校の卒業式が教会で行われるのは違憲、と苦情

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◎米公立高校の卒業式が教会で行われるのは違憲、と苦情

 【CJC=東京】米ジョージア州チェロキー郡校区理事会は、高校卒業式をウッドストックにあるメガチャーチ『第一バプテスト教会』(南部バプテスト連盟)で開催してきたことで政教分離原則に触れると苦情が出されていたが、1月20日、継続使用を決めた。
 ここ数年間、同校区内の全高校の卒業式を同教会で行なっており、2009年に『政教分離のためのアメリカ人連合』側の弁護士から、非宗教的な会場も使用出来るのに、宗教施設で卒業式を行うことは憲法修正第1条違反だ、と警告を受けていた。同連合は、全米で同種事例を裁判に持ち込み勝訴している。□


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#016◎英国国教会から司祭7人と信徒300人弱がカトリック教会へ

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◎英国国教会から司祭7人と信徒300人弱がカトリック教会へ

 【CJC=東京】英国国教会から、司祭7人とエセックス州3教会、ロンドン3教会の信徒300人弱がカトリック教会に転会、教皇ベネディクト16世が制定した属人区『オルディナリアーティ』を構成する。エセックス州ブレントウッド教区報道担当がPA通信に明らかにした。
 今回の転会は、国教会元主教3人がカトリック司祭に叙階されたのに続くもの。
 国教会チェルムズフォード教区のスティーブン・コットレル主教は、「人々が行ってしまうのは残念だが、その決定には敬意を払う。しかしその人たちは小さいグループだ。国教会は皆のものであり続ける」と語った。
 転会した人たちがどこで礼拝するのか、まだ明確ではない。司祭7人は訓練を受けて5月に助祭に叙階され、6月にカトリック司祭となると見られている。□


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#015◎「多宗教世界でのキリスト者の証」提案へ準備進む

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◎「多宗教世界でのキリスト者の証」提案へ準備進む

 【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)、世界福音連盟(WEA)、バチカン(ローマ教皇庁)諸宗教対話評議会らの代表約50人が、「多宗教世界でのキリスト者の証」について、1月25〜28日にバンコクで会議する。
 今回の会議では、キリスト教宣教活動と他宗教信者に払う敬意などについて協議する。初日には初日にはアピシット・ウェーチャチーワ首相も出席が予定されている。
 タイ・カトリック教会司教協議会によると、1977年以来、WCCとの間で様々な協力が行われて来た。「改宗」問題もその一つで、「多宗教世界でのキリスト者の証」についての行動規範提案に向けて準備が進められて来た。
 最初は2006年、イタリアのラリアーノで仏教、キリスト教、ヒンズー教、イスラム教、ユダヤ教の代表にアフリカ・ヨルバ族からも参加があり、27人が「改宗」について協議した。
 第二段階は2007年、仏トゥルーズで、キリスト教各派の39人が「改宗」の倫理について協議した。
 第三段階として、この2年間、ジュネーブとローマで会合を重ね、提案文書の作成に当たった。
 この3月に、多宗教社会で、全世界的な文脈の中で福音を説くという問題に関する会議が計画されており、提案文書もそこで公表する予定。今回のバンコク会議は、提案文書に最終的に検討を加え、参加各教派の同意を得ることにしている。
 キリスト教には様々な教派があることから、教会の伝道にも調和を持たせることが重要なのだ、と関係者は指摘する。
 バンコク会議は、共通の善に向けて平和的に活動を進めて行けるように、様々な宗教の当事者の間に相互理解と尊敬を推進するのに大きく貢献するだろう、と言う。□


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