2011年04月

2011年04月25日

#091◎混乱の中、世界各地でイースター祝う

CJC110425=0425=G=G=C=#091
◎混乱の中、世界各地でイースター祝う

 【CJC=東京】日本の大地震・津波被災、さらには原子力発電所の破壊が世界の混乱をさらに深刻にする中、4月24日、各地でイエス・キリストの復活を祝う「イースター」(復活祭)が祝われた。
 イースター(パスハ)は、キリスト教会ではクリスマスより重視され、早くから祝われてきた。太陰暦で「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝うように定められたが、それを太陽暦によって算出する際、ユリウス暦による東方教会とグレゴリオ暦による西方教会では異なる日に祝うことにもなった。今年は昨年の4月4日に続き24日で同日。
 教皇ベネディクト16世は、24日朝、「復活の大祝日のミサ」をバチカンのサンピエトロ広場で捧げた。正午には、教皇は大聖堂の中央バルコニーから、復活祭のメッセージを述べた。
 「キリストは復活された!」という知らせは20世紀の時間を隔て、今日も教会に響き続けると述べた教皇は、先進的コミュニケーション技術の現代にあってもなお、キリスト教信仰は、キリストの復活を体験した聖母マリアやマグダレナら女性たち、そしてペトロをはじめとする使徒たちの証しに基づいていると指摘した。
 教皇の復活祭メッセージは通常、世界各地の問題に触れる。今年は特に中東とアフリカ諸国の緊張を憂慮、リビアに非暴力と対話、コートジボアールに和解を訴えた。被災した日本に対する教皇の思いは「最近の地震で深刻な被害を受け、悲しみと苦しみの中にある日本の地に、慰めと希望がもたらされますように」との祈りに示された。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、「兄弟姉妹の皆さん、復活されたキリストは、私たちの前を、新しい天と地に向かって歩いておられます。この傷ついた世界を、キリストの後ろに従って、ハレルヤを歌いながら歩いていきましょう。私たちの心には喜びと苦しみ、私たちの顔には微笑みと涙があります。これが私たちの地上の現実です。しかし、キリストは復活され、私たちと共に歩いておられます。ですから、この世の自分の仕事に忠実に、眼差しを天に向けながら、歌い、歩いていきましょう」と教皇は語った。
 教皇は、続いて、世界の65言語で復活祭の祝いを述べた。日本語でも「ご復活祭おめでとうございます」と挨拶、そしてローマと世界に向けた教皇祝福「ウルビ・エト・オルビ」を発表した。
 正教会の霊的指導者、コンスタンチノープルのデメトリオス・エキュメニカル総主教は、パスハに際してのメッセージを発表、今、起きていること、出来事は、復活の喜びにそぐわないように見える。核爆発による荒廃の可能性もある地震や津波による災害は、武力抗争やテロ行為による犠牲と共に、この世界が悪魔の力による恐るべき苦難にさらされていることを示した。それでもキリストの復活は、大災害や精神的な異常の不幸な結果を超越する、誠実なキリスと者には確かさであり、全ての人類には可能性なのだ、と語った。
 エルサレムでは、聖墳墓教会の礼拝に、世界各地からの巡礼が参加、巡礼が灯す蝋燭の煙が立ち込める中、イエスが埋葬されたと信じられている墓の石にひたいを付けたり、キスする姿も見られた。
 聖墳墓教会は、ギリシャ正教会、ローマ・カトリック教会、アルメニア正教会、コプト教会、シリア正教会、エチオピア正教会が管理をめぐって抗争が絶えない。
 米国のバラク・オバマ大統領は、イースター礼拝に、ホワイトハウスからほど遠くない黒人系のシャイロー・バプテスト教会で守った。盛装した会員たちの歓迎を受けた。牧師は、祈祷でオバマ一家に触れ、神の執り成しを願ったという。□


cjcpress at 14:08|Permalinkclip!

2011年04月24日

#090◎キリスとの再臨を携帯電話で?とF・グラハム氏

CJC110424=0424=N=N=S=#090
◎キリスとの再臨を携帯電話で?とF・グラハム氏

 【CJC=東京】米国の著名な大衆伝道者ビリー・グラハム牧師の長男で、援助団体『サマリタン・パース』を創設したフランクリン・グラハム氏(58)。ABC放送の番組『ジスウイーク』で、ホストのクリスチャン・アマンプール氏に、「聖書にはキリストの再臨を誰もが目撃すると書かれている。キリストは雲に乗ってやってくると書かれている」と語った。
 AFP通信によると、グラハム氏は「世界中がいっせいにキリストを目撃するとはどういうことか。わからないが、誰もがいっせいに(携帯電話で)写真を撮り始め、世界中のメディアにそれが掲載される、ということ以外に考えられないのだ」と語った。
 さらに「よくわからないが、ソーシャルメディアも大きな役割を果たすだろう」と述べ、中東・北アフリカでの反体制運動を世界中に広めるために携帯電話が果たした役割を指摘した。□


cjcpress at 20:27|Permalinkclip!

2011年04月23日

#089◎バチカンが『国際カトリック報道連合』の認可取り消す

CJC110423=CN0420=V=G=C=#089
◎バチカンが『国際カトリック報道連合』の認可取り消す

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)信徒評議会は、『国際カトリック報道連合』(UCIP)の運営に問題があるとして、教会法に基づく「カトリック団体」としての認可を取り消した。
 同評議会議長のスタニスワフ・リュウコ枢機卿と局長ヨーゼフ・クレメンス司教は3月23日、UCIPのバーンハルト・サスマン会長に、バチカンの懸念を書簡で伝えた。そのコピーは25日に会員にも送られた。
 リュウコ枢機卿らの書簡は、信徒評議会が広報評議会と国務省と協議の上で、「認可命令」を取り消し、「今後、UCIPはカトリックという名称を外せ」と命令したもの。
 同評議会のグスマン・カリキリィ次長は米CNS通信に4月20日、評議会の決定は、信仰や倫理に関する問題としてではなく、会員の権利や上層部の活動があいまいにされているためだ、として、「UCIPは機能不全の期間が長過ぎた。カトリック・ジャーナリストや関係組織の脱退が相次いでいる」と語った。
 信徒評議会は書簡で、2010年にブルキナファソで開いたUCIP世界大会と総会に1000人が出席したとの報告を受けたが、「投票権のあるメンバーは僅か14人」で委任状を提出したのも24人しかいなかったことは知らせて来なかった、と指摘している。
 書簡はさらに、UCIP執行部6人の中で2人が総会に出席しただけで、しかも議長は欠席したので、運営はヨーゼフ・カルスタス=チッティラッピリ書記長が行った、と指摘している。
 ブルキナファソでの集会を、UCIPがメンバーに対して責任を果たす場とするように、さらにUCIPただ1人の有給スタッフで、しかも15年にわたって在任しているカルスタス=チッティラッピリ書記長の交代も評議会が求めていたのに、当の書記長が大会運営の責任者となったことで「懸念が大きくなった」と、書簡は指摘している。
 「UCIPが書記長の手中に完全にあることは明白だ。書記長がその職に留まろうとしていることを、さまざまな事実が示している。透明性とコミュニケーションを欠き、偏向し誤った情報によって書記長はUCIPの組織的生命をほしいままにした」と言う。
 UCIPのサスマン会長は20日、旅行先のスペインで、イースター後に詳細な声明を発表する、とCNS通信に語った。信徒評議会の行動は「不快な誤報と虚偽」に基づいている、と言う。□


cjcpress at 21:13|Permalinkclip!

#088◎教皇、イタリア放送番組で質問に回答

CJC110423=0423=V=G=P=#088
◎教皇、イタリア放送番組で質問に回答

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世が、イタリア放送協会(RAI)の信者向け番組『ア・スア・イマジネ』(彼のイメージ)で視聴者からの質問に答えた。同番組のインターネットサイトで公募された約2000のキリスト教に関する質問の中から選んで回答した。
 番組は事前にバチカン(ローマ教皇庁)で録画され、4月22日、キリストの受難を記念する聖金曜日に放映された。教皇がテレビを通して人々の質問に答えるのは初めて。
 質問は全部で七つあり、教皇は一番最初に、千葉市美浜区在住の松木エレナさん(7)が自宅マンションのベランダで撮った日本語のビデオレターによる質問に答えた。エレナさんの父親がイタリア人で母親が日本人という。
 エレナさんは地震発生時、10階の自宅に日本人の母親と一緒にいて、強い揺れを何度も経験。同年代の子どもがたくさん亡くなったことを知り、教皇に質問をしたような疑問を抱いた、とベネチア近郊に住む祖母ジアーナ・デル・リオさん(63)が語った。
 他には、イタリア人の母親から2年間植物状態にある息子について、イラクの信者から迫害下にあるキリスト者の状態について、コートジボアールのイスラム教徒の女性から分裂した国に平和を再びもたらすにはどうしたらよいか、などの切実な体験からくる質問、さらにイタリアの信者たちからイエスの復活や聖母マリアについて問うものが続いた。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、エレナさんの質問と、教皇の回答は次のようなもの。
 質問=「私の名前はエレナです。日本人で7歳です。今、私はとっても怖いです。大丈夫だと思っていた私のおうちがとても揺れたり、私と同じ年くらいの子どもがたくさん死んだり、お外の公園に遊びにいけないからです。なんで子どももこんなに悲しいことにならなくてはいけないのですか。神様とお話ができるポープ(教皇様)、教えてください。」
 教皇の答え=「親愛なるエレナ、心からの挨拶をおくります。私も同じように自問しています。どうしてなのか?
他の人たちが快適に暮らしている一方で、なぜ皆さんがこんなにたくさん苦しまなくてはならないのか?
私たちはこれに対する答えを持ちません。でも、イエスが皆さんのように無実でありながらも苦しんだこと、イエスにおいて示された本当の神様が、皆さんの側におられることを、私たちは知っています。たとえ私たちが答えを持ち合わせていなくても、たとえ悲しみは残っても、このことは私にはとても大事なことに思われます。神様が皆さんのそばにおられるということ、これが皆さんの助けになることはまちがいありません。いつかなぜこうだったかがわかる時さえ来るかもしれません。今、大切なことは、「神様はわたしを愛しておられる」と知ることです。それはたとえ神様が自分を知っているように見えなくてもです。いいえ、神様は私を愛してくださり、私のそばにおられるのです。そして、世界で多くの人たちが皆さんに心を寄せ、皆さんのことを思い、皆さんを助けるために、何かできる限りのことをしようとしているということを知って、心強く思って欲しいのです。そして、いつか、この苦しみが無駄ではなく、そのあとに良い計画、愛の計画があることを理解できる日が来るでしょう。安心してください。私たちは、あなたと、そしてすべての苦しむ日本の子どもたちと共にいます。私たちは、祈りと行いを通して皆さんをお助けしたいと思っています。そして、神様が皆さんを助けてくださることを信じてください。その意味で、皆さんに一刻も早く光が訪れるよう一緒にお祈りしましょう。」□


cjcpress at 17:33|Permalinkclip!

2011年04月21日

#087◎バルセロナの聖家族教会でボヤ騒ぎ

CJC110421=AF0420=E=E=S=#087
◎バルセロナの聖家族教会でボヤ騒ぎ

 【CJC=東京】スペイン・バルセロナの聖家族教会(サグラダ・ファミリア)で4月19日朝、開門前に火災が発生、観光客ら約1500人が避難した。
 火は間もなく消し止められたが、教会関係者4人が煙を吸って救急車で搬送され、調度品の一部が焼けた。
 ライターを複数所持していた精神障害者と見られる男性が放火の疑いで身柄を拘束された。□


cjcpress at 14:52|Permalinkclip!

2011年04月18日

#086◎バチカン、中国の教会に微妙な姿勢

CJC110418=AN0415=V=A=C=#086
◎バチカン、中国の教会に微妙な姿勢

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)の『中国教会委員会』の会合が4月11〜13日行われた。中国のカトリック者へのメッセージが15日発表された。
 今回の会合は、承徳司教の不法な叙階と『中国天主教(カトリック)代表者会』開催という、教皇ベネディクト16世と聖座(バチカン)にとって屈辱的な事態を受けて開催された。2件とも教皇の意向に反するもので、さらに教皇に忠誠を表明している司教が双方に参加していることも、中国の教会の置かれた事情の複雑さを示している。
 メッセージは、これらの事態を取り上げている。叙階は、信仰の名の下に行われる、教皇の権限によるもので、「国の内政事情」によって不適当な干渉が行われるべきでない、と指摘している。
 教皇の命令へ不服従の行為については教会法上の制裁(破門)が課される。司教は自らの行為を説明し、事態発生の理由を聖座と信者に説明することが求められている。今回は教皇命令への侮辱に当たる。
 しかし、メッセージは1人として破門していない。教皇の意図とも見られるが、委員会の関心が、中国教会の一致に集中していたことも確か。中国の教会に向け、教皇は2007年に書簡を送り、一致を呼び掛けている。
 会議の最終日に出席した教皇は、「教会の信仰は、カテキズムに展開されており、それは犠牲を払ってでも守られるべきものであり、中国のカトリック共同体が一致と聖体にあって成長するべき基盤だ」と強調した。
 教会を「独立、自治、自養と教会の民主的な運営」によって教会形成しようとして教会の生命を侵害することは、カトリックの教義と相容れない、とメッセージは強調している。
 教皇書簡は、カトリック代表者会議を、司教の権威の上に置こうとするものとし、天主教三自愛国会を、司教の生活と正式な共同体を支配するもの、と指摘していた。
 しかし、メッセージはここでも特別な行動を示唆はしておらず、教会的な価値を再確認するに留めている。
 中国政府に関しても、姿勢は堅固と寛容両様の構え。司教任命は聖座に属すとしながらも、候補選択に関しては北京に、同意に達する可能性を提示していたことも、それを裏づける。□


cjcpress at 13:41|Permalinkclip!

#085◎イエスを十字架にかけたクギ発見、とイスラエル映画監督

CJC110418=AF0414=M=M=H=#085
◎イエスを十字架にかけたクギ発見、とイスラエル映画監督

 【CJC=東京】イエスを裁いた大祭司カイアファ(カヤパ)の墓から見つかった約2000年前のクギ2本は、キリストを十字架にかけた時に使用されたものの可能性が高いと、イスラエルのドキュメンタリー映画監督が4月12日発表、イースターがらみのニュースとしてメディアも取り上げた。
 エルサレムで行われたテレビ『ヒストリーチャンネル』の新番組発表会見で、番組プレゼンターを務めるシムチャ・ジャコボビッチ監督が、長さ約8センチの曲がった鉄クギ2本を公開した。番組は、このクギがキリストの磔に使用されたかを検証する内容。
 AFP通信によると、2本のクギは20年前、エルサレムにあるカイアファ家のものと思われる墓所を発掘した際に発見された。その後2本とも行方不明になり、写真やスケッチも残っていなかった。
 ジャコボビッチ監督は、テルアビブ大学で、やはり20年前に発掘された同年代のクギ2本を偶然発見、カイアファの墓で見つかったものと確信したと言う。
 なぜカイアファが、処刑に使われたくぎと一緒に埋葬されることを望んだのか。監督は、カイアファが罪悪感に苦しめられていたためではないかと推測するが、番組では、カイアファが実はイエス・キリストをひそかに信じており、その身柄をローマ人に引き渡すことが彼を死に追いやる結果になるとは想像していなかった、というシナリオ。
 ただ40年にわたり墓を発掘しているテルアビブ・バルイラン大学のガビ・バルカイ教授は、ジャコボビッチ監督の主張には懐疑的だ。
 教授によると、問題のくぎは確かに1世紀のものだが、厳密な年代は特定できない。「問題のくぎがカヤパの墓で発見されたものだという証拠もない」と述べ、すべては可能性にすぎないとの見方を示している。□


cjcpress at 09:45|Permalinkclip!

#084◎政府との緊張関係公然化は覚悟?中国の「地下教会

CJC110418=0418=A=A=S=#084
◎政府との緊張関係公然化は覚悟?中国の「地下教会」

 【CJC=東京】北京警察が4月10日、非公認の『守望教会』(プロテスタント)の信徒が公共用地で日曜礼拝を計画した、として数十人を拘束した。教会側は、これまで礼拝に使用していた飲食店から追い立てられたための対策、としている。
 中国政府は、礼拝を公認教会の中で行うものしか認めていない。しかしキリスト者の多くは非公認教会に属している。そのような「家の教会」は「地下教会」とも呼ばれ、その昔のカタコンベでの集会のように、当局の目につかぬよう極秘裏に行っていた段階から成長して来た。登録教会として認可し、管理下に置こうとする意向も当局側に見られ、双方の緊張関係も複雑な経緯をたどっている。
 非公認では北京最大と見られる『守望教会』も、礼拝の権利を長年にわたって当局に求めてきた。2006年に登録申請したが却下された、という。
 09年12月、教会は日曜礼拝のために不動産を購入したが、政府が介入し、使用は出来なかった。
 礼拝場所として北京市内の飲食店を借りていたが、そこから4月初め立ち退きを求められた。教会側は、一時的に公共空間で礼拝を守ることを決めたが、これに対し警察は一帯を立ち入り禁止にし、礼拝に参加しようとする人を皆拘留した。そこで海淀区の広場で行う計画を立てた。しかしそこにも制私服の警察職員が、教会員の集まると思われる事務所やショッピングセンターを固めた。
 『守望教会』の金天明、李小白牧師が警察に拘留され、他の指導者多数が10日、自宅軟禁されたのも、同教会への一連の抑圧策の一環、と米国に本拠を置く人権監視団体『対華援助協会』は見ている。
 牧師2人は北京公安局の係官によって前夜に自宅から連れ出された、と同協会のボブ・フー総裁がEメールで語った。教会員の中には、教会を閉鎖するとの市側の宣伝のため、居宅を失ったり、失職した人もいる。□


cjcpress at 08:59|Permalinkclip!

2011年04月17日

#083◎イスラム教徒も聖書読め、と米南部のある刑務所

CJC110417=AF0415=N=N=S=#083
◎イスラム教徒も聖書読め、と米南部のある刑務所

 【CJC=東京】AFP通信が、米サウスカロライナ州のバークレー郡の刑務所では、H・ウェイン・デウィット保安官が受刑者に聖書以外の読み物の持ち込みを一切禁じていたので、司法省が裁判所に訴えた、と報じている。信教の自由を保障した憲法修正第1条など複数の法律に抵触するとの判断だ。さすが米国と言うべきか、司法省が1保安官相手に訴訟に持ち込まなければならない、ことに通信社も驚いたから報じられたのだろう。
 同保安官が、手紙類や雑誌、司法関係の会報などの持ち込みを禁止しているとの苦情が多数の受刑者から出ていたようだ。「実際、被告が唯一持ち込みを認めていた書籍・雑誌・新聞・宗教的刊行物の類は、聖書だけだ」と、司法省の訴状には記されている。
 受刑者らには無料で聖書が配られたが、それが「欽定訳聖書」だったというのも面白い。ユダヤ教徒やイスラム教徒の受刑者がトーラー(ユダヤ教の経典)やコーランを希望しても、家族の差し入れ以外は不可と言われ、あるイスラム教徒の受刑者が恋人にコーランの差し入れを頼んだところ、刑務所側は受け取りを拒否したという。□


cjcpress at 19:58|Permalinkclip!

2011年04月14日

#082◎中国三自運動指導者がキリスト者に団結要請

CJC110414=GT0412=A=A=S=#082
◎中国三自運動指導者がキリスト者に団結要請

 【CJC=東京】中国キリスト教三自愛国運動北京委員会のツァイ・クイ委員長が4月11日、市内のキリスト者に、愛国的であること、法によって団結することを要請した。国営新華社通信が報じた。
 北京のキリスト者は、神の善良な弟子であると共に良い市民であるべきだ、としてツァイ氏は「国への愛は宗教への愛と対立するものではない」と言う。
 キリスト教によって擁護される「倫理コード」は、中国政府によって推進されるものと、多くの点で合致する、と言うツァイ氏は、キリスト者に、「国家と社会の安定と一致」に貢献するよう呼び掛けた。
 プロテスタント教会の三自愛国運動は、1950年代以来、主流の地位を占めている。「三自」原則とは、自治、自養、自伝の立場をとるもの。
 3月、三自愛国運動委員会のシェン・シュエビン副議長は、教会員に、国中で毎日曜午後に公開の場所で開く計画のある街頭集会への参加呼び掛けに応じないよう勧告した。同氏の指摘は、中国のキリスト者に、毎日曜午後に38の公共の場所で集まるよう呼び掛けた声明がインターネット上で流されている、と外国メディアが報じてから、出された。
 シェン氏は、中国のキリスト者が国を愛し、社会の安定を保護すべきだ、と語っている。□


cjcpress at 22:34|Permalinkclip!