2013年09月

2013年09月30日

◎『解放の神学』の時代が到来?

CJC130930=CN0913=#298◎『解放の神学』の時代が到来?

 【CJC=東京】フランシスコほどメディアの注目を集めた教皇はいない。選出されると、宿舎へ費用支払いに出向き、ブエノスアイレスの新聞店に電話して購読取り止めを伝えた。さらに歴代教皇の居館ではなく、宿泊施設『聖マルタの家』に住み、夏の間も避暑に行かずそこに留まったことなどは、すぐにニュースとなって流れた。さらに自分が属している修道会『イエズス会』の雑誌のインタビューでは、映画の趣味にまで触れるなど、これほどに実生活を知られた教皇はフランシスコが始めてだ。
 一方で、バチカン(ローマ教皇庁)改革への手も着々と打ち始めている。こちらは、それほどあけすけに語っていないだけに、教皇は何をどこまで改革しようとしているのか、疑念も湧いている。その一つが『解放の神学』をどう扱うかだ。
 教皇は9月11日、「解放の神学の父」ともされているグスタボ・グティエレス神父(85)と会見した。『聖マルタの家』で私的に行い、公式日程には含まれなかった。ただバチカンの機関紙『ロッセルバトレ・ロマノ』が、同神父とのインタビュー記事や神父自身の寄稿を相次いで掲載、さらに教理省長官のゲルハルト・ルートヴィヒ・ミュラー大司教が同神父の働きを称賛した記事も掲載したことは見逃せない。
 『解放の神学』については、1990年代に入っても、教理省がグティエレス神父の働きに批判を加え、その神学的、司牧的見解について修正するよう要求していた。
 教皇フランシスコはイエズス会アルゼンチン管区長だった当時、特に軍事独裁政権下にあっては司祭の政治関与には消極的で『解放の神学』の同調者とは見られていなかった。しかし2007年のラテンアメリカ司教協議会の第5回総会がブラジルのアパレシアーダで開催された時、最終文書の主な著者として、当時のベルゴリオ枢機卿は、「解放の神学」という言葉は使わなかったものの、「公正で友愛あふれる社会の建設」について「全ての人に健康、食糧、教育、住居、働きを」と強く訴えることで、その精神を正統的に示した。
 教皇フランシスコの選出は、社会正義の追及がキリスト教信仰の必然的な帰結、ということの力強い確認であったと見られる。しかし教皇選出のコンクラーベの僅か9カ月前の昨年7月、ミュラー大司教を教理省長官に任命した時、当時の教皇ベネディクト16世が、同大司教が他ならぬグティエレス神父を称賛し、共著もあることを知っていたことも確か。それからすると、『解放の神学』に対するバチカンの「姿勢転換」はすでにその兆しを見せていたのではないか、とCNS通信のフランシス・ロッカ記者は報じている。
 長くバチカンの批判にさらされていた『解放の神学』が、貧者の側に立つ教会を目指すフランシスコ教皇の下で一転、脚光を浴びるようになるのは確実だ。□


cjcpress at 12:26|Permalinkclip!

2013年09月29日

◎ペシャワルでまた爆発、40人死亡

CJC130929=Y0929=#297◎ペシャワルでまた爆発、40人死亡

 【CJC=東京】パキスタン北西部ペシャワルの警察署近くで9月29日、爆弾テロとみられる爆発が起き、少なくとも40人が死亡、120人以上が負傷した。
 ペシャワルでは、22日にキリスト教会前で起きた自爆テロで80人以上が死亡したばかり。今回の爆発現場と教会は300メートルしか離れていない。□


cjcpress at 22:03|Permalinkclip!

◎ガーナ聖公会がキリスト教協議会に再加盟

CJC130929=GNA0929=#296◎ガーナ聖公会がキリスト教協議会に再加盟

 【CJC=東京】ガーナ聖公会が同国キリスト教協議会に再加盟した。聖公会ガーナ管区の教会会議(シノドス)がこの3月にクマシで行われた際、指導者間で協議を重ね、再加盟合意に到達した。その結果を、アクラ教区がキリスト教協議会に通知して再加盟が実現した。
 聖公会アクラ教区のダニエル・トルト大主教が9月28日、主題「良い働きのために力を強めた」のもとに開かれた第21回シノドス第2会期で、他教区からの勧めを受け入れた結果だと発表した。□


cjcpress at 21:56|Permalinkclip!

◎肺がんのチャック・スミス牧師が退院

CJC130929=AN0928=#295◎肺がんのチャック・スミス牧師が退院

 【CJC=東京】米カリフォルニア州コスタメサの「メガチャーチ」『カルヴァリー・チャペル』の主任牧師チャールス・ワード・チャック・スミス氏(84)は肺がんと闘病していたが、このほど退院、講壇に立つ。娘のジャネット・スミス・マンダソンさんが明らかにした。
 スミス牧師は1965年、コスタメサで信徒25人の教会を創設したが、教会を全世界に拡大、米国で著名な「メガチャーチ」の一つにまで成長させた。□


cjcpress at 19:28|Permalinkclip!

2013年09月28日

◎枢機卿8人の委員会は教皇への助言役

CJC130928=CW0927=#294◎枢機卿8人の委員会は教皇への助言役

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)報道事務所は9月27日、声明で枢機卿8人による委員会は「教皇に助言するために設置されたもので、独自に決議を行うものではない」と記者団に説明した。枢機卿たちは来週に教皇と会見するが、内容は公表されない予定。□


cjcpress at 18:39|Permalinkclip!

〇シリアで4月拉致された主教生存か

 専門通信によると、2人ともトルコ国境付近で監禁中。
CW0927


cjcpress at 07:32|Permalinkclip!

〇ENI通信が活動停止

 配信を停止していたが、9月26日にインターネットのサイトも閉鎖した。(CJC)


cjcpress at 07:14|Permalinkclip!

2013年09月27日

◎WCCが気候難民保護へ参画

CJC130927=WC0924=#293◎WCCが気候難民保護へ参画

 【ジュネーブ=CJC】気候変動による被害者保護のため、世界教会協議会(WCC)が9月24日始められたキャンペーン『前線からのハガキ』に参加する。全世界の「気候難民」の存在を認め、保護しようとするもの。2012年だけで数百万人が天候がらみの問題で自宅を放棄しなければならなくなった、という指摘がある。
 キャンペーンは『環境正義基金』(EJF=英国に本部を置くNPO)が主催する。12月10日の「人権の日」までにハガキ10万通の発信を目指している。□


cjcpress at 23:51|Permalinkclip!

〇ビリー・グラハム牧師がイラン大統領に書簡

 拘禁されているサイード・アベディニ牧師の釈放を要請。(CJC)
AN0926


cjcpress at 19:35|Permalinkclip!

〇ドミニコ会修道女の合唱曲がビルボードで連続1位

 合唱団『ドミニカン・シスターズ・オブ・メアリー』が歌う『MATER EUCHARISTIAE』が9月26日、米ビルボード誌のチャート「クラシック・トラディショナル」部門で6週連続1位に。(CJC)


cjcpress at 16:41|Permalinkclip!