2014年07月

2014年07月30日

◎「東西教会、貧困撲滅で協力」とバルトロメオス1世

CJC140730=M0730=#221◎「東西教会、貧困撲滅で協力」とバルトロメオス1世

 【CJC=東京】東方正教会の霊的最高指導者コンスタンチノープルのエキュメニカル総主教バルトロメオス1世(74)が、毎日新聞の書面インタビューに応じた。同紙がローマ発として報じた所では、総主教は、キリスト教の正統性を巡って中世にたもとを分かったカトリック教会との統一を長期的に目指しつつ、貧困撲滅や格差是正、環境保護のため、カトリック教会の教皇フランシスコ(77)と協力していく意向を表明した。
 バルトロメオス1世は、三位一体論の解釈や、教皇優位性に関する意見の隔たりを縮めるため、カトリック教会との対話を強化する考えを強調した。ただ統一には「時間と労力がかかる」と認めた。
 一方で、カトリックとの統一前でも「世界の死活的な要請に応えるために教皇フランシスコと一緒にできることは多い」と指摘。取り組むべき課題として(1)人々の苦しみと飢餓(2)貧富の格差拡大(3)気候変動(地球温暖化)を挙げた。特に気候変動を「地球の天然資源に対する私たちの根本的な態度に見直しを迫るもの」と位置づけた。□


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◎教皇が来年1月にスリランカとフィリピン訪問

CJC140730=VR0730=#220◎教皇が来年1月にスリランカとフィリピン訪問

 【CJC=東京】教皇フランシスコは、2015年1月、スリランカとフィリピンを司牧訪問する。バチカン(ローマ教皇庁)広報事務所によるとしてバチカン放送が報じた。
 訪問は両国の政府とカトリック教会の招待に応えるもの。教皇はスリランカを1月12日から15日まで、続いてフィリピンを15日から19日まで訪れる予定。□


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2014年07月28日

◎リベリアで米人医師と宣教師がエボラ感染

CJC140728=AF0728=#219◎リベリアで米人医師と宣教師がエボラ感染

 【CJC=東京】エボラ出血熱の感染が拡大する西アフリカのリベリアで、米国人の医師と宣教師がエボラウイルスに感染したことが明らかになった。AFP通信が報じた。
 米キリスト教系慈善団体『サマリタンズ・パース』によると、感染したのは同団体に所属するケント・ブラントリー医師と、首都モンロビアの病院を運営するキリスト教系団体『SIMクリスチャン』の宣教師ナンシー・ライトボル氏。
 『サマリタンズ・パース』の広報担当者はAFP通信に「2人とも早期の集中治療を受けている。それでも危険で恐ろしい状況であることに変わりはない」と述べた。
 世界保健機関(WHO)によると、西アフリカ4か国では今年初めからこれまでで660人がエボラ出血熱で死亡している。□


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◎国連自由権規約委がヘイトスピーチ対策強化勧告

CJC140728=Y0724=#218◎国連自由権規約委がヘイトスピーチ対策強化勧告

 【CJC=東京】国連の自由権規約委員会は7月24日、ジュネーブで今月15、16日に日本政府に対して行った、日本の人権状況に関する審査の「最終報告書」を公表した。
 報告書は、日本で在日韓国・朝鮮人ら少数派に対する差別や憎悪をあおる街頭活動などが広がっているとして懸念を表明した。これらの行為を取り締まる法規制が不十分との見解を示し、民族差別に基づく対立や暴力を扇動するすべての宣伝や街頭活動を禁止することを求めた。
 同委員会の勧告は法的拘束力を持たない。□


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◎「第1次大戦の過ちを繰り返すな」と教皇

CJC140728=0727=#217◎「第1次大戦の過ちを繰り返すな」と教皇

 【CJC=東京】教皇フランシスコは7月27日、恒例の日曜正午の祈りで、翌28日の第1次世界大戦開戦100年にあわせ、「過去の過ちを繰り返してはならない」「戦争は絶対に良くない。今こそ止める時だ」と警告した。
 バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場に集う信徒に向けたスピーチで、教皇はイスラエル・パレスチナ間の戦闘やイラク、ウクライナについて語り、対話を訴えた。
 第1次大戦は1914年7月28日、オーストリア・ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告して始まった。18年の終戦までに約1千万人の犠牲者を出している。□


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〇教皇が南伊カゼルタへ2回訪問

 教皇フランシスコは7月26日と28日に、カンパニア州カゼルタを訪問する。28日はブエノスアイレス大司教時代からの友人である福音教会牧師への私的訪問。(CJC)


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◎ISISが支配下の女性に割礼迫る?

CJC140728=0724=#216◎ISISが支配下の女性に割礼迫る?

 【CJC=東京】ジャクリーヌ・バドコック国連人権代表代理が、イラクのイスラム教スンニ派の過激組織『イラク・シリア・イスラム国』(ISIS)支配地域で11歳から46歳までの女性400万人が割礼を迫られている、と語った。「最近明らかにされたことで、重大な関心を持っており、説明を求めている。ISISが出した『ファトワ』(宗教令)であってイラク市民の意思ではなく、テロリストに支配されているこの地域の女性の意思でもない」と言う。
 同氏の発言は、クルド人自治区のイルビルにある同氏の活動拠点からビデオでジュネーブの国連人権高等弁務官事務所に送られた。
 7月23日、クルド族のウエブサイト『バスニュース』は、「ファトワ」をイスラム国家の最高指導者「カリフ」を自称するアブバクル・アルバグダディがモスルの人たちへの「贈り物」として出されたと報じている。
 ただイスラム教は女性割礼を必至としてはおらず、イラクではほとんど行われていない。またISISから実際に女性家族が割礼を迫られたという事例が伝えられないところから、偽情報に惑わされたのでは、との指摘もある。
 アフリカ、中東、アジアでは、女性に割礼を施す習慣がある。ただ出血、排尿障害などの危険もあり、国連総会は2012年、全加盟国に女性割礼禁止を呼びかけている。□


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◎ガザで避難民受け入れの国連学校砲撃

CJC140728=0725=#215◎ガザで避難民受け入れの国連学校砲撃

 【CJC=東京】イスラエル軍との抗争が続くパレスチナ自治区ガザ北部ベイトハヌーンで避難民を受け入れている『国連パレスチナ難民救済事業機関』(UNRWA)の学校が7月24日、砲撃を受け、少なくとも15人が死亡、200人以上が負傷した。イスラエル軍による砲撃の可能性が高いと見られる。イスラエル軍は現場付近で地上部隊がハマスの戦闘員と交戦していた事実は確認したが、ハマスのロケット弾が学校に着弾した可能性も否定できないとして、「調査を進める」と言う。
 UNRWA側は、学校付近でイスラエル軍とハマスが交戦していたため、避難民を別の場所に移動させる時間を与えるよう、事前に軍に頼んでいたという。
 国連の潘基文事務総長は同日、学校への砲撃について「この行いを強く非難する」との声明を発表した。□


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◎ガザ抗争が最大規模に拡大

CJC140728=0724=#214◎ガザ抗争が最大規模に拡大

 【CJC=東京】イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム原理主義組織ハマスの抗争は、過去最大規模までに拡大している。
 7月8日から24日までの戦闘で、ガザでは子ども190人を含む788人が死亡したという。イスラエル側は兵士32人を含む35人が死亡した。
 『国連パレスチナ難民救済事業機関』(UNRWA)が受け入れた難民は14万人を超え、2008年12月から23日間続いた戦闘による避難民約10万人を大きく上回った。
 UNRWAはガザにある83施設を開放、14万人を受け入れたがどこもほぼ満員状態。住民数千人はガザ市内のギリシャ正教会、カトリック教会、プロテスタント教会などにも避難している。□


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◎イスラム教にも容赦しない武装勢力ISIS

CJC140728=WS0727=#213◎イスラム教にも容赦しない武装勢力ISIS

 【CJC=東京】イスラム教スンニ派の過激組織『イラク・シリア・イスラム国』(ISIS)がイスラム国家の樹立を目指し、他の宗派や宗教の排除を進めている。イラク北部ニーナワー県の都市モスルにある『ナビ・ユヌス・モスク』を7月24日爆破したのもその一環。このモスクにはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の預言者ヨナ(イスラム教ではユヌスと呼ばれる)が埋葬されていると言われる廟があった。
 モスル市民のほとんどはスンニ派だが、モスルは宗教の多様性と寛容さを象徴する都市だった。モスルがあるニーナワー県はネストリウス派キリスト教の中心地でもある。ヨナの廟がモスクの中にあるということ自体が多様な宗教の共存を示していた。
 モスクは大きな爆発音とともに崩壊し、砂とほこりが雲のように空中に舞い上がった。同地在住の歯科医オマール・イブラヒムさんは「砂になってしまった。他の墓も寺院もみんなそうだ。でも、預言者ユヌスは特別だ。モスルの象徴だった」と米紙ウォールストリート・ジャーナル紙に語った。イブラヒムさんはスンニ派だが「心の底から嘆き悲しんだ」と言う。
 大きな階段と黄灰色の床が特色のイラクには珍しい建築様式のモスクにはイラク中から人々が訪れ、祈りを捧げていた。礼拝堂の入り口にはコーランの言葉が刻まれていた。
 ISISなどスンニ派の超保守的な組織は、寺院や墓を敬うことを神聖な行為ではないとしている。ムハマンド以外の預言者を崇めることも非難の対象になる。モスルではシーア派の礼拝所が破壊され、博物館も襲撃された。
 イラク担当のニコライ・ムラデノフ国連事務局長特別代表(イラク担当)は25日、モスルのモスク破壊ついて、「テロリスト集団がイラク共有の遺産とアイデンティティを打ち砕こうとした行為」だと述べた。
 モスルのカルデア典礼カトリック教会のエミール・ノナ大主教は、かつて修道院だったものが、その後、モスクになったとして、「ナビ・ユヌスはこの地域で一番有名なモスクだった。破壊されてしまってとても残念だ」と米紙に語っている。□


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