2015年10月

2015年10月26日

◎「ユダヤ人を絶滅」とヘブライ語の動画

CJC151026=AS1024=#373◎「ユダヤ人を絶滅」とヘブライ語の動画

 【CJC=東京】過激派組織「イスラム国」が10月24日までに、「ユダヤ人を絶滅させる」などとするヘブライ語の動画をインターネット上に公開していたことが明らかになった、と朝日新聞が報じている。イスラエルのメディアは、「イスラム国」によるヘブライ語の動画公開は初めてと報じている。

 動画は約2分。銃を携えた覆面の男が荒野に立ち、「今までに起きたことは、これから起こることに比べ、子どもの遊びだ。エルサレムと国中から1人のユダヤ人も残らなくなる」などと訴える内容。イスラエルの地図を示し、「攻撃計画」も語っている。□


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◎ユダヤ人とアラブ人が一つのテーブルで

CJC151026=1021=#372◎ユダヤ人とアラブ人が一つのテーブルで

 【CJC=東京】もしもユダヤ人とアラブ人が一つのテーブルで食事をしたら、料金を半額にするというアイデアをイスラエル北西部のカフェが打ち出した。

 クファル・ヴィトキン町でカフェを営業しているコビ・ツァフリル氏が考えたもので、内容は、フェイスブックのページで10月12日発表された。そこにはこんな宣伝が記されている。

 「アラブ人が怖い? ユダヤ人が怖い? いるのはアラブ人でもなければユダヤ人でもない。人間なのだ! そして本当にアラブのフムスは素晴らしいし、ユダヤのファラフェルは見事なものだ。 そして誰にでもフムスのお代わりは無料。そしてユダヤ人とアラブ人が一緒に座ったら特別に半額! 日曜から木曜有効」

 お客は割引を利用しているが、一緒に食べたアラブ人とユダヤ人の多くは、ツァフリル氏の試みを支援するため全額を支払うと決めている。「何かその人たちを協力させられるものがあるとしたら、フムスだ」とツァフリル氏は英字紙タイムズ・オブ・イスラエルに語った。

 この所、イスラエルとパレスチナ自治区での暴力は拡大しており、パレスチナ人44人、イスラエル人8人、エリトリア人1人が殺害されている、とネットメディア『ハフィントン・ポスト』は報じている。□

注=フムスはひよこ豆と練り胡麻のペースト。ファラフェルは磨り潰したひよこ豆をパセリやコリアンダーと様々なスパイスを混ぜ丸めて揚げたもの。いずれも中東や地中海沿岸が発祥。

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◎教皇に脳腫瘍?バチカンは報道を全面否定

CJC151026=1022=#371◎教皇に脳腫瘍?バチカンは報道を全面否定

 【CJC=東京】教皇フランシスコ(78)が「脳腫瘍」と診断されたという10月21日付イタリア紙コティディアーノ・ナツィオナーレの報道がバチカン(ローマ教皇庁)で波紋を広げた。折から家庭に関係する問題を取り上げた世界代表司教会議(シノドス)が開会中で、再婚信徒や同性愛者への対応を巡り、保守派が教皇批判を強めている中でのことだけに「混乱を狙った陰謀の意図がある」(バチカン機関紙オッセルバトレ・ロマノ)との指摘も出ている。

 発端は、コティディアーノ・ナツィオナーレ紙が「世界的な脳神経外科医の福島孝徳氏の診察で脳に小さな腫瘍が認められたが、手術は必要なく、治癒可能と判断された」との報道。バチカン報道事務所は教皇自身にも確認した上で「教皇は健康」と強調し、報道を誤報として全面否定した。

 コティディアーノ・ナツィオナーレ紙は、福島氏の公式ブログを引用して、昨秋フランシスコ教皇の一般接見に参加した際の様子や、今年1月にバチカン高位聖職者と会談した写真を掲載した。だが、福島氏の事務所は「2回のバチカン訪問は医療目的ではない」と説明しているという。□

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◎サグラダ・ファミリア教会完成は2026年?

CJC151026=1022=#370◎サグラダ・ファミリア教会完成は2026年?

 【CJC=東京】アントニオ・ガウディが設計したスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会の建設が最終段階に入ると10月21日関係者が発表した。完成はガウディ没後100年の2026年になる予定。

 現在の建物に6棟の塔が建ち上がる。中心の塔は「イエス・キリストの塔」と呼ばれ、完成すると高さは172.5メートルと、ヨーロッパで一番高い宗教建築になる。□


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◎シティ・ハーベスト教会資金流用で全員に有罪

CJC151026=1021=#369◎シティ・ハーベスト教会資金流用で全員に有罪

 【CJC=東京】教会財産である慈善事業のための資金を流用したとして起訴されていたシンガポールのメガチャーチ『シティ・ハーベスト教会』(CHC)のコン・ヒー主任牧師ら教会幹部に10月21日、下級裁判所は、資金流用の証拠は十分あると全員に有罪判決を言い渡した。

 判決文によると、コン・ヒー被告の妻、ポップ歌手のスン・ホー被告の音楽界でのキャリアアップのために2400万シンガポール・ドル(約22億3900万円)を流用したが、それを隠ぺいするため、債券償還のためと偽って2600万シンガポール・ドルを流用したという。

 コン、ホー両被告以外に有罪判決を受けたのは、資金管理者、経理担当者、上級牧師代行ら。□



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◎英ケンブリッジ大に欽定訳聖書の草稿が

CJC151026=RN1016=#368◎英ケンブリッジ大に欽定訳聖書の草稿が

 【CJC=東京】米国の語学研究者ジェフリー・アラン・ミラー氏が、英ケンブリッジ大学古文書保管所で17世紀の聖書学者サミュエル・ワードの著作を研究していた際に発見した文書が、1604〜08年のものと思われる欽定訳聖書の草稿だったことが分かった。

 ニュージャージー州モンクレアの州立大学教授のミラー氏、ワードのものとされていた羊皮紙に包まれた70ページのノートを発見したが、判読しにくい筆跡でびっしりと書き込まれていた。

 ミラー教授。ケンブリッジ大学で撮影したフィルムを持ち帰って来た時には「大発見」するとは予想していなかったと言う。

 複写したフィルムを検査すると、『第1エズラ書』の全体と『ソロモンの知恵』(知恵の書)の一部の草稿であることが判明した。

 1611年に発行された『欽定訳』の最初の草稿で、10人以上の翻訳者による手書きの下書きという。

 イングランド王ジェームズ1世によって承認されたこの英語訳聖書の作業には、ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジなどの6翻訳者グループが関わっている。

 『第1エズラ書』も『ソロモンの知恵』は、いずれも『アポクリファ』(旧約聖書続編)に分類される文書で、現在も教派によっては『聖書正典』と認められてはいない。

 『欽定訳』は、ウイリアム・シェイクスピアの初期作品集と並んで、英語書籍の中でも非常に重要なものの一つとされている。□


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◎家庭問題扱ったシノドスが閉幕

CJC151026=1024=#367◎家庭問題扱ったシノドスが閉幕

 【CJC=東京】家庭問題をテーマにバチカン(ローマ教皇庁)で10月4日に開幕した『世界代表司教会議』(シノドス)は24日、翌日の閉会ミサを控え、最後の全体会議が行なわれた。

 今回のシノドスは、「開かれた教会」を掲げる教皇フランシスコの意向で開催された。

 午前中の会議では、今シノドスにおける司教たちの意見・提案をまとめた最終文書となる「提言書」が読み上げられた。この提言書は、最終文書起草委員会によって段階的に準備され、前日、同委員会の全員一致により承認されたもの。

 「提言書」には94項目が盛り込まれた。シノドスでは、教義の厳格適用を求める保守派と、現実的な対応を主張する改革派との対立が浮上したが、再婚信徒については、教会から排除せず、受け入れるよう、改革派の意見が盛り込まれた。

 再婚信徒が「破門されたと感じてはならない」「(教会に)より統合されなければならない」と強調され、再婚信徒に聖体拝領を認める条件は明記していないが、離婚理由など個々のケースに応じ、具体的な対応を考える方向を打ち出した。

 同性愛者については「不当な差別的烙印を受けることを避け、尊重されなければならない」としながらも、同性婚の合法化を、カトリックの結婚、家族と「同一視または類似のものとみなす根拠は存在しない」と、同性婚を認めない立場を貫いた。

 同じ午前の会議で、『中東・アフリカ・ウクライナの状況に対する共同声明』も発表された。

 教皇はあいさつで、カトリック教会内の意見対立を認めながらも、現代社会において家族が抱える問題に教会が「見て見ぬふりをせずに」取り組むよう促した。

 また、「教会の第一の責務は非難や破門を言い渡すことではない」とし、さらに司教会議では「教会の教義の裏に隠れようとする閉ざされた心がむき出しになった」と保守派の言動を批判した。

 シノドスは25日のミサで正式に閉幕した。

 今回の提言を踏まえ、教皇フランシスコは「家族」に関する文書をまとめる。教皇はシノドスの提言に従う必要はないが、シノドスで繰り返し示された方針転換拒否の動きからも、教義の大幅変更は難しくなったと見られる。□


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2015年10月22日

◎同性愛公言したハラムサ神父の聖職剥奪

CJC151022=AF1021=#366◎同性愛公言したハラムサ神父の聖職剥奪

 【CJC=東京】自身が同性愛者だと公言したポーランド出身のカトリック聖職者、ハラムサ神父(43)について、同国北部ペルプリン教区の司教は10月21日、聖職者としての資格を剥奪すると発表した。今後、ミサや洗礼などができなくなる。AFP=時事通信が報じた。

 バチカン(ローマ教皇庁)で教義問題を担当する教理省職員だったハラムサ神父は、世界代表司教会議直前の10月3日、同性パートナーと共にローマで記者会見、自身が同性愛者だと公表した。バチカンは同神父を解雇した。

 ペルプリン教区司教は、声明で「ハラムサ神父に振る舞いを改める意思がなく、今後もカトリック聖職者としての行動規範を守らないことが示された」として、聖職者の資格剥奪を表明した。ただ破門はされず、「行い次第で懲罰は取り消される」と説明している。□


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2015年10月19日

◎今日の家庭の使命めぐりシノドス発表続く

CJC151019=VR1015=#365◎今日の家庭の使命めぐりシノドス発表続く

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)で開催中の家庭をテーマとした世界代表司教会議・第14回通常総会(シノドス)は10月14、15日、全体会議が行われた。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、全体会議では、シノドスの「討議要綱」第3部「今日の家庭の使命」をめぐり発表が続いた。

 発表の議題に挙げられたテーマは、多岐にわたるものとなった。たとえば、「養子」について、子どもを養子に迎えることは愛の行為であり、生みの親でなくとも「親」としての本質を損ねることなく、むしろ家族を受容と無償性の大切さに目覚めさせると指摘された。

 また、子どものいない夫婦についても、司牧的配慮の必要性が述べられた。特に代理出産に対し、倫理的な問題が指摘されると共に、子どもは神の贈り物であり、子どもを持つことを無理やりなしとげるべき目標のように考えることがないようにと強調された。

 異なる宗教間の結婚もテーマとなった。特にアジアやアフリカにおいてキリスト教徒とイスラム教徒の結婚が見られるが、カトリック信者の配偶者がイスラム教に改宗させられるケースが多く、信者の信仰生活をいかに守るかが課題として示された。

 一方で、カトリック信者と他のキリスト教教会の信者の結婚の場合、日常生活を通してエキュメニカルの歩みに有効な多くの視点が得られ、これをより価値付けることが重要と意見された。

 離婚・再婚した信者の聖体拝領の問題に対しても、様々な角度から意見が寄せられ、教会の教義に忠実に留まりながら、どのように神の憐れみを示す司牧を行なうことができるかが焦点となった。□



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◎『ヨセフの墓』をパレスチナ人が襲撃

CJC151019=HP1017=#364◎『ヨセフの墓』をパレスチナ人が襲撃

 【CJC=東京】ヨルダン川西岸のナブルスにあるユダヤ教の聖地『ヨセフの墓』が10月16日、パレスチナ人による放火を受けた。電子メディア『ハフィントン・ポスト』が報じた。

 ナブルスはイスラエルが占領する地域。パレスチナ側の行為はイスラエル側を刺激することは間違いなく、報復の連鎖につながる恐れがある。

 『ヨセフの墓』は1967年のイスラエルによるナブルス占領以降に建てられたもので、占領以前、この場所にはモスクがあった。パレスチナ人は、この場所には同地を治めていた部族の長老の墓があると考えているため、イスラエル側によるこの地にヨセフの墓があったとする主張は捏造(ねつぞう)で、この場所を支配するための口実にすぎないと見ている。

 今回の襲撃では、『ヨセフの墓』へ火炎瓶が投げ付けられて霊廟が炎上。イスラエル軍によると、この場所にパレスチナ治安部隊が到着して事態を収拾する前に、100人ほどが集まっていたという。□



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