2016年01月

2016年01月25日

◎教皇が宗教改革500周年式典に参加へ

CJC160125=VI0125=#027◎教皇が宗教改革500周年式典に参加へ

 【CJC=東京】聖座(バチカン)報道事務所は1月25日、教皇フランシスコが、カトリック教会と世界ルーテル連盟が10月31日にスウェーデンのルンドで開催予定の宗教改革500周年式典に参加の意向である、と発表した。□


cjcpress at 23:30|Permalinkclip!

◎アップルやグーグル首脳と相次ぎ会見する教皇の思い

CJC160125=RN0122=#026◎アップルやグーグル首脳と相次ぎ会見する教皇の思い

 【CJC=東京】教皇フランシスコがインターネット世界の「大物」と相次ぎ会見している。各方面の指導者がバチカン(ローマ教皇庁)を訪れ、教皇と会見することは、珍しいことではないが、1月15日、ネット検索の大手グーグル会長を長く務め、今では親会社アルファベット会長のエリック・シュミットと会見した。しかもその1週間後の22日にはアップルの最高経営責任者ティム・クックと会見した。これが何を意味しているのか、観測筋の好奇心をかき立てている。

 教皇は、ネットの技術的なことに関しては「ダイノザウルス」(時代遅れ)と決め込んではいるが、「ネットは神からの贈り物」と呼ぶほどに力を入れている。実際には教皇が自ら打ち込んでいるわけではないが、とにかく目を通して発信しているツイッターは、2013年10月にはフォロワーが1000万人を超えたほど。機会があれば携帯電話などの「自撮り」にも喜んで応じている。

 カトリック教会の取り組むべき課題の一つに、青年層に働きかけ、彼らを力づけたいと教皇が考えていることは明らか。そこにインターネットを活用したい、と願っていることも明らかだ。インターネットの善悪を決めつけるのではなく、善悪いずれのために利用するかは個人に委ねられている、というのが教皇の姿勢と見られる。

 それでも今回の「大物」2人との相次ぐ会見には、すでに大きな計画が動き出しているのではないか、との推測を否定出来ない。2人が教皇と会見したと言っても、時間は10分から20分程度のもので、そこで実質的な協議が行われたのではなく、合意に達したことの最終確認のために行われたと見る方が自然だろう。特に技術的なことは脇に置いて、教皇がある種の確信を持ったのは明らかのようだ。

 アップルのティム・クックは資産を慈善活動に投じることを明らかにしており、グーグルのエリック・シュミットは自らの基金をエネルギーの持続的利用のために拠出している。さらにクックのバチカン訪問直前にアップルはアプリケーション開発センターをイタリアに開設することを明らかにした。南イタリアのナポリが候補地とされているが、南イタリアはマフィアなど組織犯罪集団の拠点でもあり、カトリック教会も対策に手を焼いている所だけに、注目される。□


cjcpress at 21:40|Permalinkclip!

◎教皇が一般接見で「すべてのキリスト者は洗礼において一つ」

CJC160125=VR0120=#025◎教皇が一般接見で「すべてのキリスト者は洗礼において一つ」

 【CJC=東京】教皇フランシスコは1月20日、水曜恒例の一般接見の席上、毎年1月18日から25日の『聖パウロ回心の祝日』までの1週間に記念される『キリスト教一致祈祷週間』にちなんで、あらゆるキリスト者の一致の根源である「洗礼」について話した。今年の一致祈祷週間のテーマは、ペトロの手紙1から取られた「私たちは皆神のいつくしみの業を告げ知らせるために招かれている」という言葉が選ばれた。

 バチカン放送が報じるところでは、教皇は、すべてのキリスト者にとって、かけがえのない神からの恵みである「洗礼」について次のように述べた。

 ラトビアの首都リガの司教座大聖堂の真ん中に、12世紀の作と言われる素晴らしい洗礼盤があります。ラトビアが聖マイナルドの宣教によってキリスト教に改宗した頃にさかのぼるものです。この洗礼盤はラトビアにおけるカトリック、プロテスタント、そして正教会のすべてのキリスト教徒たちの信仰の唯一の源泉を雄弁に物語っています。この源泉は私たちすべてのキリスト教徒に共通の「洗礼」です。

 聖ペトロはその第一書簡の中で初代教会の信者たちに、洗礼によって神からいただいた恵みと洗礼からくる義務とをしっかりと自覚するようにと書き送っています。私たちもこの一致祈祷週間にあたって、同じようにこの秘跡の意味をあらゆる分裂を乗り越えて共に再発見するよう招かれています。

 何よりも先に、洗礼を共にするということはわたしたちが皆罪人であり、救いと贖いを必要としていること、またあらゆる悪から解放される必要もあるという事実を意味しています。聖ペトロはこのような負の側面をその書簡の中では「闇」と呼んでいます。「神はあなたたちをこの闇から引き出し、神の素晴らしい光の中に移してくれたのです」と聖ペトロは言っています。闇それは死の体験でもあります。死は洗礼において象徴的に表現されています。水の中に浸ることは死を表し、続いて水から上がるということはキリストにおける新しい生命によみがえることを意味します。わたしたちキリスト者が唯一の洗礼を共にするという時、それはわたしたち皆が、カトリックもプロテスタントも正教徒も、すべてのキリスト者が闇から救い出され、いつくしみに満ち溢れる生ける神との出会いに呼ばれているのだという同じ体験を共有しているということなのです。

 残念ながらわたしたちは皆、エゴイズムの体験をも余儀なくされています。まさしくこのエゴイズムから分裂や軽蔑、閉鎖が生まれ出てくるのです。洗礼から再出発するということは、すべての人々にとって希望の泉である神の慈しみの泉を再び見出すということにほかなりません。なぜなら誰ひとりとして神のいつくしみから除外される者はいないからです。□


cjcpress at 18:46|Permalinkclip!

◎米合同メソ教会が「インテリジェント・デザイン」推奨団体の総会出展拒否

CJC160125=CH0119=#024◎米合同メソ教会が「インテリジェント・デザイン」推奨団体の総会出展拒否

 【CJC=東京】米合同メソジスト教会(UMC)は、今年の総会で『ディスカバリー研究所』が情報テーブルの開設を認めないことにした。開設申請は、出展ガイドラインを満たしていないと言う。同研究所が、生命や宇宙は、何らかの知的なデザイナーによって創られたという「インテリジェント・デザイン」理論を推奨しているのが理由と見られる。

 合同メソジスト教会は2008年の総会で、創造論やインテリジェント・デザインなどの理論の導入を公立学校のカリキュラムに取り入れることに反対する決議をしている。

 『ディスカバリー研究所』のジョン・G・ウェスト副所長は「合同メソジスト教会は『心を開き、ドアを開く』ことをスローガンにしていると思ったが、情報テーブルの設営が断られるとなると、心が開いているようには思えない。心は閉ざされている」と批判している。□


cjcpress at 13:34|Permalinkclip!

2016年01月24日

◎高山右近の列福に決定的な一歩

CJC160124=VR0121=#023◎高山右近の列福に決定的な一歩

 【CJC=東京】400年前の日本のキリシタン大名ユスト高山右近の殉教がバチカン(ローマ教皇庁)によって承認された。これで日本カトリック教会の長年の願いであった高山右近の列福に決定的な一歩が記された。

 バチカン放送によると、教皇フランシコは1月21日、教皇庁列聖省長官アンジェロ・アマート枢機卿と会見し、同省から提出されていた11件の文書に承認の署名をした。その中の1件が高山右近の殉教を承認するもの。

 「福者」は、カトリック教会で、死後その徳と聖性を認められた信者に与えられる称号。さらに列聖調査がおこなわれて聖人に列せられることもある。□


cjcpress at 17:13|Permalinkclip!

2016年01月20日

◎教皇フランシスコがローマのユダヤ教会堂公式訪問

CJC160120=VR0117=#022◎教皇フランシスコがローマのユダヤ教会堂公式訪問

 【CJC=東京】教皇フランシスコが1月17日夕、ローマ市内のユダヤ教会堂を訪問した。バチカン放送によると、ローマ教皇のユダヤ教会堂訪問は、第1回教皇ヨハネ・パウロ2世、第2回の前教皇ベネディクト16世の訪問に続き3回目。

 ユダヤ教会堂のあるローマの『10月16日広場』に到着した教皇を、ローマにおけるユダヤ教共同体の指導者や同会堂の責任者たちが出迎え、歓迎の意を表した。

 会堂前に設置された、1943年10月16日未明ローマ在住のユダヤ教徒1024人がナチスにより強制連行された事件を記念する碑の前で教皇はしばらく黙祷し花環を捧げた。

 教皇はローマのユダヤ教共同体の歓迎に答え次のように話した。

 「わたしの心の中で、いつもユダヤ教共同体との関係は大きな位置を占めていました。アルゼンチンのブエノスアイレスの大司教だった時も、毎年機会のあるごとに会堂を訪れ親交を暖めてきました。そして時とともに霊的な絆を強め友情関係を親密にしてきました。同じ創造主である父なる神のみ前で兄弟姉妹としての意識を確保するためまた主をともに賛美するためには諸宗教対話は不可欠です。またそのためにもお互いに尊重しあい評価し協力いたしたいと思います。ユダヤ教とキリスト教の対話には特別な絆がその底にはあります。それはキリスト教の根はユダヤ教にあるということです。ですからユダヤ教徒とキリスト教徒は兄弟なのです。ユダヤ教徒とキリスト教徒は同じ神と豊かな共通の霊的遺産によって深く結ばれているのです」。□



cjcpress at 23:58|Permalinkclip!

◎テロ集団がイラク最古の修道院を破壊

CJC160120=SP0120=#021◎テロ集団がイラク最古の修道院を破壊

 【CJC=東京】ロシアのスプートニク通信は、テロ集団『ダーイシュ』(イスラム国)の戦闘員らが、イラク最古のキリスト教の修道院を徹底的に破壊したと報じた。AP通信が人工衛星からの写真をもとに伝えたという。

 破壊された『聖エリヤ修道院』は、イラク北部のシリア国境に近いナイナワ地方にある。アッシリア人の修道士エリヤが595年に、その基礎を作った。□


cjcpress at 23:40|Permalinkclip!

2016年01月18日

◎世界聖公会首座主教会議が米聖公会を3年間加盟停止

CJC160118=RN0114=#020◎世界聖公会首座主教会議が米聖公会を3年間加盟停止

 【CJC=東京】世界聖公会首座主教会議は1月14日、米聖公会に対し、共同体の将来について反省することを求め、3年間加盟停止を決定した。決定は3分の2以上の賛成で行われた。米聖公会の同性愛容認を公然非難してきたアフリカの主教が「離脱」をほのめかし影響力を発揮したと見られる。

 米聖公会は2003年に公然同性愛者のジーン・ロビンソン司祭をニューハンプシャー主教に選出したが、それに反発した教会が離脱、『北米アングリカン教会』など並行教会への「忠誠」を示す事態になった。2015年7月には、聖職者が同姓婚の司式を認めたが、これは『聖公会共同体』内の大多数の教会では行われていない。

 聖公会共同体の声明は「これらの問題の重要性を考慮すると、3年間、米聖公会はエキュメニカルなまた超教派な組織の代表ではない」といている。さらに「教義や教会政治に関する問題についての決定には参加しない」としている。「聖書の教えに従って、教会の伝統的教義は、結婚を1人の男性と1人の女性の貞節な生涯にわたるものとする。ここに集まったものの大多数はこの教えを再確認した」という。

 今回の措置は、同性愛者を犯罪人扱いにしたと受け取られかねず、聖公会内部にも、この人たちをも「加盟停止」するのか、と英国国教会総会議員のクリスティーナ・リーズさんなどは指摘している。一方、実際に聖公会に影響はない、と見る向きもある。もはや立ち帰ることはないし、罪でもないことを悔い改めることは出来ない、とワシントン大主教区の前キャノン(参事司祭)ジム・ノートン氏。

 聖公会共同体は全世界44加盟教会で構成されており、信徒総数は8500万。米聖公会は信徒数180万だが、大統領の多くは聖公会信徒で、影響力は信徒数では量りきれないものがある。□


cjcpress at 22:50|Permalinkclip!

◎『イースター』を固定祝日に各教派が前向き

CJC160118=CW0115=#019◎『イースター』を固定祝日に各教派が前向き

 【CJC=東京】カンタベリー大主教ジャスティン・ウエルビー氏はキリスト教の全教派で「5年から10年の間に」、『イースター』を固定祝日とするよう、教皇フランシスコと協力していることを明らかにした。これまでにも同様の試みはあったものの、合意に達しなかったが、今回は、カンタベリー大主教在任中に実現したいと意気込んでいる。

 話し合いはコプト正教会の教皇タワドロス2世、コンスタンチノープルのエキュメニカル総主教バルトロメオス1世とも進めている。

 教皇フランシスコは昨年6月、バチカン(ローマ教皇庁)は『イースター』の日程共通化を望んでおり、カトリックの教会暦を変更することにも前向きの意向を示した。ロシア正教会は、『イースター』の日付がこれまで使用して来た正教会の暦によって決定されるなら、共通化を歓迎するという姿勢。□


cjcpress at 20:09|Permalinkclip!

◎カンタベリー大主教が内部の「緊張」認める

CJC160118=WC0113=#018◎カンタベリー大主教が内部の「緊張」認める

 【CJC=東京】1月11日から16日まで英カンタベリーで開催された世界聖公会首座主教会議で、霊的最高指導者カンタベリー大主教ジャスティン・ウエルビー氏は開会演説から、内部に深い緊張関係があることを認めた。大主教は、お互いのためにキリストのような愛の精神を求め、宣教を通じた一致の表現に焦点を絞るよう促した。□


cjcpress at 18:47|Permalinkclip!