2016年09月

2016年09月27日

◎安藤忠雄氏が「山の教会」を台湾に建設へ

CJC160927=CN0926=#275◎安藤忠雄氏が「山の教会」を台湾に建設へ

 【CJC】台湾の中央社通信によると、建築家・安藤忠雄氏は台湾南部・嘉義県の観光地、阿里山に「山の教会」を建設することを決めた。

 安藤氏は9月24日、張花冠県長の招きを受けて建設予定地を視察。建築形式について呉芳銘副県長や県幹部職員らと意見を交換した。

山の教会の建築用地は長さ167メートル、幅70メートルで面積約1万340平方メートル。

 張県長はあいさつの中で、「逆境の中でいかに乗り越えるか考え、活路を見出す」という安藤氏の理念は、逆境の中で嘉義の現状を打破しようとする県政府の姿勢と合致すると言及した。□


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◎沖縄・勝連城跡からローマ帝国時代コイン

CJC160927=RY0926=#274◎沖縄・勝連城跡からローマ帝国時代コイン

 【CJC】沖縄県うるま市教育委員会は9月26日、同市勝連にある世界遺産「勝連城跡」内で、ローマ帝国とオスマン帝国時代のコインが発見されたと発表した。琉球新報などが報じた。

 発見されたコインは鋳造製の銅貨計10枚。そのうち4枚は3〜4世紀代のローマ帝国時代、1枚は1669〜79年に製造されたオスマン帝国時代のコインと推測される。そのほか5枚の年代については調査中。

 市教育委の横尾昌樹主任主事は「勝連城が西洋との接点があったことは確かだ。勝連城の廃城後の歴史は分からないことが多々あり、今後の解明につながる貴重な資料になる」としている。□



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2016年09月26日

◎伊の反テロ運動に『大モスク』は不参加

CJC160926=AN0912=#273◎伊の反テロ運動に『大モスク』は不参加

 【CJC】イタリアのANSA通信が9月12日報じる所では、ニューヨークの同時多発テロ事件から10年を迎え、全土で「暴力はダメ」運動が展開され、多数派のカトリックに加え、イスラム教徒も参加したことから、約500カ所のモスク(イスラム教の礼拝所)でキリスト者も歓迎される中で、首都ローマの『大モスク』が運動に加わらなかったことが分かり、話題となった。

 『大モスク』のアブデラ・レドゥアネ広報担当は、参加していたら、「困惑と不安」を招いたかも知れない、として目立つことを求め、イスラム信仰の代表のように振る舞おうとする人々を非難した。□



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◎正教会とカトリック教会が首座問題で合意

CJC160926=CW0922=#272◎正教会とカトリック教会が首座問題で合意

 【CJC】イタリアのキエーティで開かれていた正教会とカトリック教会の共同神学委員会が、教会史における首座問題で合意する声明を採択した。

 声明は、シノドス(宗教会議)の組織問題と第一千年期に置ける首座問題に関するもので『神学対話のための共同国際委員会』で作成、発表された。

 ジョージア(グルジア)正教会代表は、声明の言語について異議を出していたが、採択に反対はしなかった。

 「首座」の歴史的機能に関する合意は、カトリック教会と正教会との対話で主要な障がいの一つ。

 今回の声明は、教皇(ローマ司教)が東方諸教会に関しては教会法的な権威を発揮せず、「対等な中での第1人者」として振る舞うとしている。

 今回の声明発表にも関わらず、対話の将来が懸念されるのは、次回の会合では「東方典礼カトリック教会」問題を取り上げるべきだとロシア正教会代表が主張したこと。結局、次回の議題は未定のまま、調整委員会に委ねられた。□



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◎伊アッシジで宗教対話集会

CJC160926=0920=#271◎伊アッシジで宗教対話集会

※配信番号#269、一部修正追加、差し替え

 【CJC】カトリックの聖人フランシスコゆかりの地、イタリア中部アッシジで9月18日、世界の宗教対話集会「宗教者サミット」が開幕した。アッシジ教区、フランシスコ関係諸修道団体、『聖エジディオ共同体』などが組織した。

 過激派組織『イスラム国』(ダーイシュ)のテロ横行を踏まえ、世界平和を祈願するサミットに世界約60カ国からキリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教、神道などの宗教指導者511人が参加した。約1万2000人の巡礼者らも集まった。参加者はテロや難民、環境保護などの問題で宗教が果たすべき役割を話し合った。

 サミット最終日の20日、教皇フランシスコもバチカン(ローマ教皇庁)からヘリコプターでアッシジを訪れ、市内各所に分散してそれぞれの伝統に従って開かれていた集会の一つに参加した。

 教皇はイスラム教、ユダヤ教などの指導者と会談後、中世イタリアの聖人「アッシジの聖フランシスコ」の聖堂でキリスト教聖職者と平和を祈願。その後、他宗教指導者と共に戦争被害者に黙とうをささげ、「平和の呼びかけ」に署名した。

 先々代ローマ教皇の故ヨハネ・パウロ2世が冷戦時代の1986年10月に宗教指導者をアッシジに招き、「世界平和の祈りの集い」を開いた。今回のサミットはその30周年記念にあたる。

 サミットでは、イスラム教指導者が「ダーイシュが乗っ取ったイスラム教を私たちの手に取り戻さなければならない」と述べ、シリアのキリスト教聖職者は「シリア北部の激戦地アレッポを救え」と訴えた。

 日本の仏教や神道の代表者も参加し、「宗教に無関心な人々との対話」や「政治、経済など各界との連携強化」を促した。

 日程の最後、参加者は聖フランシスコ広場に集合、閉会式に参列した。教皇は、アルゼンチンのユダヤ教ラビ、アブラハム・スコルタ氏、エジプト・アルアズハル大学のアッバス・シューマン副学長、日本からは天台宗宗務総長の杉谷義純氏らと登壇した。

 閉会式では、中東紛争の被害者、シリア・アレッポのタマル・ミカリ氏の証言が読み上げられ、続いてメッセージがエキュメニカル総主教バルトロメオス1世、ラビ・ダビド・ブロドマン、天台座主・森川宏映大僧正、インドネシアのウレマ評議会のディン・シャムスッディン総裁によって述べられた。

 教皇は説教で、様々な宗教の男女がどこでも、特に紛争のある所では、共に集まって一致を推進してほしい、と強調した。

 信仰者全てに、不信、ファンダメンタリズム、憎しみと言った重荷から自分を解き放つことを、また宗教指導者には、対話の力強いかけはしとなり、平和を生み出す仲立ちとるよう教皇は呼び掛けた。□



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2016年09月24日

◎最古級の旧約聖書写本を最新技術で「開く」

CJC160924=AF0922=#270◎最古級の旧約聖書写本を最新技術で「開く」

 【CJC】極めてもろくなった状態の古代ヘブライ語の巻物をデジタル処理によって「開き」、史上最古級の旧約聖書写本の中身を明らかにしたとの研究論文が9月21日、米科学誌『サイエンス・アドバンシズ』に掲載された。

 論文によると、『エン・ゲディ(Ein-Gedi)』文書として知られる巻物には、聖書レビ記の文章が記されており、その年代は3〜4世紀、と推定され、さらに古い可能性もあるという。

 AFP通信によると、論文は、今回の巻物の解読を「聖書考古学における重大な発見」と表現している。

 これまでに発見された最古の旧約聖書写本は、紀元前250年ごろから紀元70年の間に書かれた文書が含まれる聖書写本群『死海文書』とされている。

 『エン・ゲディ文書』の内容は、6世紀に起きた火災で巻物が焼け、触れると崩れて灰の塊になってしまう状態となっていたため、永遠に失われたと考えられてきた。

 1970年、『エン・ゲディ文書』の巻物が、イスラエル南東部、死海西岸のエン・ゲディにある、紀元前8世紀末から存在した大規模なユダヤ人集落の遺跡で、考古学者らによって発見された。巻物の断片は数十年間、イスラエル考古庁(IAA)に保管されていた。

 その状態は、「触れるたびに粉々になってしまう炭の塊になっていた」と論文では説明された。そこで研究では、巻物を「バーチャル」に開き、書かれている内容を高性能のデジタルスキャンツールで調べた。マイクロCTスキャンでは、インクに含まれる金属の痕跡を見つけることができた。

 巻物がコンピューター上で「開かれる」まで、この遺物はトーラー(モーセ五書)の巻物の可能性があると専門家は考えていた。だが、スキャン画像を調べた結果、巻物はモーセ五書の3番目の書、レビ記であることが判明した。

 これによりエン・ゲディ文書は、ユダヤ・キリスト教教典の最初の五書に関連するモーセ五書の、これまで発見された中で最古級の写本であることが分かった。

 AFP通信によると、イスラエル・ヘブライ大学哲学・宗教学部のマイケル・シーガル(Michael Segal)学部長は、「スキャン画像の画質の高さは目を見張るものだった」とコメントしている。「文字の読みやすさは、実物の無傷の死海文書もしくはその高解像度写真と同程度か、それに近かった」と言う。

 研究チームは、エン・ゲディ文書を解読するために開発した技術が、現在まで未解読のままになっている死海文書群の一部を含む他の巻物に対しても使用できるのではと期待している。

 論文の共同執筆者、米ケンタッキー大学情報工学部の学部長ブレント・シールズ(Brent Seales)教授は「損傷と腐食は自然の摂理だが、テキストを消失の瀬戸際から完全に引き戻すことが可能な場合もある」とコメントしている。□


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2016年09月20日

◎伊アッシジで宗教対話集会開幕

CJC160920=M0919=#269◎伊アッシジで宗教対話集会開幕

 【CJC】カトリックの聖人フランシスコゆかりの地、イタリア中部アッシジで9月18日、世界の宗教対話集会が3日間の日程で開幕した。

 過激派組織『イスラム国』のテロ横行を踏まえ、世界平和を祈願する。報道によると、世界約60カ国からキリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教、神道などの宗教指導者511人が参加した。参加者はテロや難民、環境保護などの問題で宗教が果たすべき役割を話し合う。最終日20日には教皇フランシスコもアッシジ入りし、関連行事に参加する。

 集会は先々代教皇、故ヨハネ・パウロ2世が1986年10月に宗教指導者をアッシジに招き、「世界平和の祈りの集い」を開いてから30周年を記念するもの。□


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2016年09月19日

◎ミサや聖餐のパンとワインをパッケージにしてネットで購入

CJC160919=0919=#268◎ミサや聖餐のパンとワインをパッケージにしてネットで購入

 【CJC】カトリック教会のミサで配られるパン、プロテスタント教会の聖餐で用いられるパンとワイン(日本では葡萄ジュースが多い)。毎回の準備や後片付けにまで手が回り兼ねる教会が多い。

 イエス・キリストの最後の晩餐にちなんで、パンとワインを配り、信徒はそれを拝領することでそれぞれの信仰を示して来たものだから、もっと手軽に、そして衛生的に、という狙いから、ワインだけやワインとパンの両方をポーションに詰め込んだものが米国のネット『アマゾン』上で売り出されている。

 パンはひと口ほどのサイズで、ワインもグラスにひと口程度で、1人あたり数十円程度。

 教会で、聖別されたポーションを皆が一斉にぷちぷちと開けて、拝領する様子は慣れるまではなんとも落ち着かないようだが……。案外、プロテスタント教会では出張聖餐がこれから盛んになるかも。□


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◎「バチカンの悪魔払い師」ガブリエーレ・アモルト氏死去

CJC160919=AF0919=#267◎「バチカンの悪魔払い師」ガブリエーレ・アモルト氏死去

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)とローマ教区の悪魔払い師(エクソシスト)だったガブリエーレ・アモルト(Gabriele Amorth)司祭が死去した。91歳。AFP通信によると、イタリアのメディアが関係者の発表として9月18日報じた。アモルト氏は呼吸器系疾患を患っていた。

 アモルト氏は1954年に司祭叙階。間もなくエクソシストの第一人者として知られたカンディド・アマンティーニ(Candido Amantini)司祭に次ぐ立場となり、90年にアマンティーニ氏の後任としてバチカンの『主任エクソシスト』に就任した。

 同氏は『国際エクソシスト協会』(AIE)を設立、2000年に引退するまで会長を務めた。同協会には今日、30か国で活動する250人のエクソシストが所属している。

 バチカンは2014年に同協会を公認したが、教会の中には悪魔払いを疑問視する見方もある。□



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2016年09月17日

◎ペルー南部クスコの文化遺産教会で火災

CJC160917=Y0917=#266◎ペルー南部クスコの文化遺産教会で火災

 【CJC】読売新聞がペルー紙『レプブリカ』(電子版)などによるとして報じたところでは、インカ帝国の古都、ペルー南部クスコで9月16日未明、100年以上かけて18世紀末に完成したサン・セバスチャン教会から出火、同教会の約8割が炎上、彫刻や絵画など多数の文化も焼けた。電気回路のショートが原因とみられる。同教会はペルーの文化遺産。□


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