2016年11月

2016年11月29日

◎米国聖公会の教会にヘイトクライムの攻撃

CJC161128=HP1125=#336◎米国聖公会の教会にヘイトクライムの攻撃

 【CJC】ドナルド・トランプ氏の大統領選勝利にかこつけて人種差別的・反LGBT的な落書きをされた米国聖公会の2教会が、人種嫌悪を強く非難し、愛と寛容を示すよう訴えた。米メディア『ハフィントン・ポスト』(日本語版)が報じた。

 「トランプの国、白人以外お断り」――メリーランド州シルバースプリングにある米国聖公会の救世主教会で11月13日朝、スペイン語礼拝を告知する横断幕の裏側にこんな落書きをされていたのを信徒の1人が見つけた。横断幕はところどころ切り裂かれており、教会の庭園墓地でもレンガの壁に同じスローガンが落書きされていた。この教会は、主にラテン系の信徒向けに礼拝をしている。

 礼拝の後、ワシントン教区のマリアン・ブッディ司教は、信徒以外の人たちに呼びかけた。

「教会での礼拝が暴力によって冒涜されました」とブッディ司教は語った。「こうした暴力を断固として拒絶します。私たちの国は移民の国、あらゆる異なった文化と信仰を持つ人々の国であり、このような暴力が許される場所はどこにもないと明言するために、私たちはここに立っています」

 インディアナ州ビーンブロッサムにある米国聖公会セント・デイヴィッド教会では12日夜、ハーケンクロイツ(カギ十字)や「ハイル・トランプ」「ホモ教会」といった言葉が落書きされていた。米国聖公会は LGBTの信徒に向けて門戸を開いており、地元のテレビ局WTHRによると、この教会で同性愛者の結婚式を開いたことがあるという。□


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◎教皇とベトナム国家主席が対話促進へ会談

CJC161129=K1123=#335◎教皇とベトナム国家主席が対話促進へ会談

 【CJC】教皇フランシスコは11月23日、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と約15分間会談した。バチカン(ローマ教皇庁)が発表した。バチカンとベトナムは1970年代に断絶した外交関係の改善に向けて協議を続けており、両者は対話を促進させることを確認した。

 会談では、「共通の対話の精神に支えられ、双方の間に良好な関係が存在する」との認識で一致、ベトナム社会におけるカトリック教会と国家の協力について協議したという。□



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◎シリア政府軍がアレッポ東部に進入

CJC161129=CN1128=#334◎シリア政府軍がアレッポ東部に進入

 【CJC】シリア北部アレッポをめぐる戦闘で、シリア政府軍は11月28日までに、反体制派が掌握していた同市東部に進入し、最大地区であるマサケン・ハナノの一部を奪還した。

 地上攻勢は政府軍による空爆の支援を受けて行われた。政府軍がアレッポ東部の主要地区を奪還したのは、反体制派が4年以上前にこの地域を奪取してから初めて。

 国営シリア・アラブ通信(SANA)などの情報によると、政府軍は26日、反体制派の防御線を突破し北東部から陸路で同地に入った。□



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◎南アの牧師が信者の顔に殺虫剤浴びせ治療?

CJC161129=CN1124=#333◎南アの牧師が信者の顔に殺虫剤浴びせ治療?

 【CJC】南アフリカの教会のレセボ・ラバラゴ牧師が体の痛みなどを治せるとして信者の顔に「殺虫剤」のスプレーを浴びせる処置の画像がソーシャルメディア上で拡散し、国民が反発したり殺虫剤の製造元が懸念する騒ぎとなっている。米ネットメディア『CNN』が報じた。

 ラバラゴ牧師は同国リンポポで活動している。フェイスブックの自らのページにこれまで様々な疾患を治したとして信者の顔に殺虫剤を吹きかける写真を公開した。また、信者1人がこの措置を受けて背中と腹部の痛みが消えたとの証言も最近書き込んだ。

 同牧師は電話によるCNNの取材に応じなかった。ただ、南アのテレビ局eNCAとの会見では、神から殺虫剤を使うようにとのお告げがあったとし、これまで数え切れないほどの人間の治癒に成功したと誇示した。

 「ドゥーム・スーパー多用途殺虫剤」の製造企業タイガー・ブランズは声明で、憂慮すべき事態であり極めて懸念を抱かせる使い方とし、人間の顔に吹きかけるのは安全ではないと強調した。

 南アフリカでは現在、文化、宗教や言語の保護などに当たる委員会が宗教の商業化や信仰の悪用への調査を進めている。同委は報道機関向け声明で、ラバラゴ牧師の事例に触れ、衝撃的な嫌悪感を催させるものと指摘した。□



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2016年11月28日

◎教皇が使徒的書簡「ミゼリコルディア・エト・ミゼラ」発表

CJC161126=VR1121=#332◎教皇が使徒的書簡「ミゼリコルディア・エト・ミゼラ」発表

 【CJC】教皇フランシスコは、使徒的書簡「ミデリコルディア・エト・ミゼラ」を発表した。

 「いつくしみの特別聖年」の閉幕日「11月20日、王なるキリストの大祝日」を日付とする同書簡は、序文に続き、本文22章からなる。

 バチカン放送(日本語電子版)によると、この使徒的書簡は、聖年の恵みを振り返ると共に、この体験を基に、神の無限の愛に信頼し、いつくしみの業をより広げていくよう招いている。

 「今はいつくしみの時です」と記す教皇は、この使徒的書簡の中で、カトリック教会の典礼暦で「王であるキリスト」の祭日を前にした「年間第33主日」に「貧しい人々の日」を制定し記念することを明らかにした。

 また教皇は、聖年開幕前の2015年9月、「いつくしみの特別聖年の免償についての書簡」で、堕胎の罪を犯したが心から悔悛して赦しを願う者に対し、聖年期間に限り、(赦しの秘跡をもって)赦しを与える権限をすべての司祭に許可されていたが、今回の使徒的書簡により、聖年終了後もすべての司祭がこの権限を行使できるよう定めた。

 カトリック倫理において、堕胎は大罪とされ、通常、その罪に対しては、司教、または司教がその権限を託し任命した司祭だけが赦しを与えることができたが、今後すべての聴罪司祭にこの権限が認可されることになる。

 「今はいつくしみの時」と述べた教皇は、「年間第33主日」に「貧しい人々の日」を制定。小さく貧しい人たちへのイエスの愛を思い起こし、それに倣うことで、信者たちが、続く「王であるキリスト」の祭日をふさわしく迎えることができるようにと願った。□



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◎年末から年始めの教皇による宗教行事発表

CJC161128=VR1125=#331◎年末から年始めの教皇による宗教行事発表

 【CJC】教皇フランシスコによる、2016年12月から17年1月にかけての宗教行事を、バチカン(ローマ教皇庁)教皇儀典室が発表した。

 典礼暦で「グアダルーペの聖母」を祝う12月12日(月)午後6時、教皇はサンピエトロ大聖堂でミサを捧げる。

 24日(土)午後9時半から、教皇は「主の降誕」を祝う深夜ミサを、サンピエトロ大聖堂で行う。

 「主の降誕」の大祝日25日(日)正午、教皇はサンピエトロ大聖堂の中央バルコニーから、クリスマスメッセージとローマと世界に向けての教皇祝福、ウルビ・エト・オルビをおくる。

 31日(土)午後5時、教皇はサンピエトロ大聖堂で夕べの祈りを持ち、その中で、過ぎた1年を神に感謝し、賛歌「テ・デウム」を捧げる。

 1月1日(日)午前10時、「神の母聖マリア」の大祝日と、「世界平和の日」を記念する教皇ミサが、サンピエトロ大聖堂で。

 6日(金)「主の公現」の大祝日、教皇は午前10時からサンピエトロ大聖堂でミサを司式。

 8日(日)「主の洗礼」の祝日、午前9時半よりシスティーナ礼拝堂で幼児の洗礼式。

 25日(水)「聖パウロの回心」の祝日、午後5時半、教皇は城壁外の聖パウロ大聖堂で夕べの祈りの集いを行う。□


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◎米中部パイプライン建設に日本の金融機関も投資

CJC161128=FWW1121=#330◎米中部パイプライン建設に日本の金融機関も投資

 【CJC】米中部ノースダコタ州とイリノイ州を結ぶ石油パイプライン『ダコタ・アクセス・パイプライン』建設計画には有力な国際金融機関が投資している。

 食糧や水への搾取を監視する独立国際機関『フッド・アンド・ウォーター・ウォッチ』の調査によると、総額100億ドル(約1兆1000億円)の投資がなされている。

 日本からも『みずほ銀行』(約5億8900万ドル)、『三菱東京UFJ銀行』(約5億4800万ドル)、『三井住友銀行』(約2億6500万ドル)などが投資している。□


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◎米中部のパイプライン建設計画は宙に浮く

CJC161128=HP1121=#329◎米中部のパイプライン建設計画は宙に浮く

 【CJC】ネットメディア『ハフィントン・ポスト』(日本語版)によると、米中部ノースダコタ州とイリノイ州を結ぶ石油パイプライン『ダコタ・アクセス・パイプライン』の建設に先住民スタンディングロック・スー族などの反対、抗議が強まり、建設計画は現在、宙に浮いた状態。

 バラク・オバマ政権は、パイプラインの所有者『エナジー・トランスファー・パートナー』に、争点となっている地域の建設許可を撤回した。

 問題のパイプラインは、ノースダコタ州のバッケン油田からイリノイ州まで、原油57万バレル(約9万キロリットル)を輸送することになっている。『エナジー・トランスファー・パートナー』は、トラックや列車で原油を輸送するよりもパイプラインの方がはるかに安全だと主張してきた。

 同社のケルシー・ウォーレンCEOは、今回のパイプライン建設で先住民の墓地や水資源を荒らすことはないと主張し、計画ルートの変更を拒否している。

 ウォーレンCEOは、ドナルド・トランプ次期大統領はこの建設計画を完了させる許可を与えてくれるだろう、という見通しを立てている。□


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◎パイプライン建設反対デモ参加者を衝撃手榴弾が直撃、重傷

CJC161128=HP1121=#328◎パイプライン建設反対デモ参加者を衝撃手榴弾が直撃、重傷

 【CJC】米中部ノースダコタ州とイリノイ州を結ぶ石油パイプライン『ダコタ・アクセス・パイプライン』の建設に反対して、先住民スタンディングロック・スー族が抗議デモを続けている。11月21日、抗議デモに参加した女性ソフィア・ウィランスキー(21)さんが、治安部隊のパーカッション・グレネード(衝撃手榴弾)の直撃を受け重傷を負った。

 ネットメディア『ハフィントン・ポスト』(日本語版)によると、ノースダコタ州保安官事務所は、ケガの原因が衝撃手榴弾ではなく、デモ参加者が持ち込んだ自家製の爆発物が誤爆したと説明している。

 現地紙『モンタナ・スタンダード』22日付けは、目撃者たちが、保安官事務所の説明に反論していると報じた。

 治安部隊は20日夜から21日午前にかけて、氷点下の温度の中、高圧放水砲でデモ参加者たちに水を浴びせた。ソフィアさんは、バリケードの近くに立っていただけという。

 「その女性はゴム弾で攻撃され、倒れた」と、目撃者のアロンゾ・ウィリスさん(23)。「それから、警察は衝撃手榴弾を投げ、それが彼女の腕に命中した」

 ウィリスさんの友人、イサイア・アザー・ブルさんも同様の証言をしている。2人の証言は、ソフィアさんがケガした写真と共に、ネットに掲載された説明と一致している。

 「娘は、治安部隊が衝撃手榴弾を自分に投げつけてきたのを見た」と、ソフィアさんの父ウェイン・ウィランスキーさんは22日、ソフィアさんが搬送されたミネアポリス病院の外で報道陣に語った。□



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◎米中部でパイプライン建設に先住民が抗議

CJC161128=HP1121=#327◎米中部でパイプライン建設に先住民が抗議

 【CJC】米中部ノースダコタ州とイリノイ州を結ぶ石油パイプライン『ダコタ・アクセス・パイプライン』の建設をめぐり、建設ルート近くの居留地に住む先住民スタンディングロック・スー族が抗議デモを続けている。

 スタンディングロック・スー族は、ノースダコタ州のミズーリ川の下を横断する形で建設される予定の長さ約1886キロのパイプラインが、居留地と水資源と近接しているとして反対している。パイプラインに破損など事故があれば、先住民にとって貴重な水源が汚染される懸念がある。

 AP通信は、米国での石油パイプラインの事故は1995年以降2000件発生し、増加傾向にあるとしている。

 先住民の権利侵害も深刻な問題。スタンディングロック・スー族の「聖地」が建設予定地にあり、自らの文化に重要な湖の汚染が懸念されることで建設中止を求めている。

 電子メディア『ハフィントン・ポスト』によると、スタンディングロック・スー族が、この建設計画は1851年に調印された居留地を設定する『ララミー砦条約』にも違反すると主張している。□



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