2018年04月

2018年04月30日

◎「ユダヤ教徒の帽子かぶらない方がいい」と独の団体代表

CJC18125=AF0425◎「ユダヤ教徒の帽子かぶらない方がいい」と独の団体代表

 【CJC】ドイツ最大のユダヤ人団体『ユダヤ人中央評議会』のヨゼフ・シュスター会長が4月24日、ユダヤ人は攻撃の標的にされる危険性を回避するためにユダヤ教徒であることを示す帽子を身に着けるのはやめるべきだとの考えを明らかにした。

 AFP通信が報じたもので、同国内では最近、反ユダヤ主義による攻撃が相次いでいる。

 シュスター会長は、ベルリンの公共ラジオで、ドイツで暮らす20万人のユダヤ人は警戒する必要があるとして、「自分の立場を敢然と示すことは基本的には正しいが、国内の大都市ではキッパ(ユダヤ教徒の男性がかぶる帽子)をかぶっておおっぴらに歩かない方がいい」と語った。

 これに対して欧州ユダヤ教会のラビ(ユダヤ教指導者)長を務めるマーゴリン師は、発言の撤回を要請。「残念ながら彼の対処法は間違っている」と述べ、「反ユダヤ主義を恐れてキッパを着用しなければ、かえって欧州で反ユダヤ主義を実現させてしまうことになる」と指摘した。

 ドイツでは、極右勢力や2015年以降に大量流入したイスラム教徒の難民による、反ユダヤ主義が再燃する可能性について警戒を促す事件がここ数カ月の間に相次いでいる。□

※参考
・ヨゼフ・シュスター(Josef Schuster)
・マーゴリン(Margolin)

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◎米誌『GQ』が聖書を「不要な」本に選定

CJC18124=US0423◎米誌『GQ』が聖書を「不要な」本に選定

 【CJC】米誌『GQ』が、聖書は過大評価されており、必ずしも『読む必要のない21冊』に選出した、と全国紙『USAトゥデー』が4月23日伝えている。

 同誌編集部は、「キリスト教の聖書は馬鹿げていて、くどく、矛盾しているから『読む必要のない21冊』に入れた」という。

 「聖書が非常に高く評価されるのは、聖書に基づいて生きているとは言うものの、実際には読んだことのない人が皆支持しているからだ」と、作家・詩人ジェス・ボールは述べている。

 「名著」にはレイシスト的、性差別的なものもある。だが大半は単に、非常に、非常に退屈だ」と指摘する。

 聖書のほかに『読む必要のない』作品にはJ・R・R・トールキンの『指輪物語』、アーネスト・ヘミングウェイの『老人と海』と『武器よさらば』、J・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』などが選ばれた。

 聖書の代わりに、同誌は第2次世界大戦中の2人の兄弟の人生を語ったアゴタ・クリストフの『悪童日記』を読むよう勧めている。

 「聖書が神の霊感によっていると信じなくても、この50年間で39億人が読んでいる」としてフォックス・ニュースの宗教担当ジョナサン・モリス神父(ニューヨーク大司教区)は4月22日、テレビ番組『フォックス・アンド・フレンズ』で聖書をリストに入れたこと自体が「馬鹿げており、恥ずかしい」と語った。□

※参考

・ジェス・ボール(Jesse Ball)



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◎南スーダンで国連の支援職員ら10人行方不明

CJC18123=R0426◎南スーダンで国連の支援職員ら10人行方不明

 【CJC】南スーダン南部の中央エクアトリア州内を車列で移動中だった国連の支援職員や人道援助活動家10人が4月25日から行方不明になっている。

 国連人道問題調整官アラン・ヌデホウ氏は、車列は25日早朝、州南部イエイを出発し州西部トレに向かっていた、10人の所在確認を急いでいる、と語った。

 国連人道問題調整事務所(UNOCHA)が26日発表した声明によると、10人は全員、南スーダン人。内訳はUNOCHA職員1人、国連児童基金(ユニセフ)スタッフ2人、子どもの自立を支援する国際NGO『プラン・インターナショナル』3人、キリスト教援助団体『ACROSS』メンバー2人、『南スーダン開発機構』(SSDO)1人、児童支援NGO『アクション・アフリカ・ヘルプ』(AAH)1人。

 UNOCHAは「南スーダン支援のために働いているのに、武装勢力に拉致されるのは4月だけで2件目だ」と訴えている。□

※参考

・アラン・ヌデホウ(Alain Noudehou)



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◎「政治活動の権利はない」とマニラで豪修道女拘束

CJC18122=Ma0429◎「政治活動の権利はない」とマニラで豪修道女拘束

 【CJC】オーストラリア人修道女パトリシア・フォックスさん(71)が、マニラで滞在資格をめぐる論争の渦中の人となっている。現地邦字メディア『まにら新聞』が報じた。

 フォックスさんは宣教師ビザで滞在していたが、人権活動家として、マニラやダバオで反政府集会に参加している姿を写真に撮られていた。

 フォックスさんは入管に呼び出され、1日拘束された。入管は宣教師ビザで政治活動をすることは許されないと彼女に通告した。

 外国人がビザを持つことは「特別扱いだが、外国人の権利ではない」としてモレンテ入管局長は宣教師ビザを「宣教師の活動をする際のみに特別扱いされるが、政治活動をする権利はない」と述べている。

 入管がフォックスさんに30日以内の国外退去が命じたことに対し、フォックスさん側は再考を求めている。彼女の弁護士は、本人の申し立てを聞く機会が与えられるべきだったとしている。□



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◎両親の訴えむなしく呼吸器外し重病の英男児死亡

CJC18121=#0429◎両親の訴えむなしく呼吸器外し重病の英男児死亡

 【CJC】英リバプールのアルダーヘイ小児病院に重病で入院、人工呼吸器によって生命が維持されてきたアルフィー・エバンスちゃん(1歳11カ月)は4月28日、呼吸器が外され、死亡した。

 父親のトム・エバンスさんと母親のケイト・ジェームズさんは『フェイスブック』で発表した声明で、「午前2時30分(日本時間同日午前10時30分)私たちの息子に翼が生えた(天使になった)。私たちは悲しみに打ちひしがれている。これまで支援してくださった皆さん、ありがとう」と述べた。

 アルフィーちゃんは、まれな神経変性疾患で慢性てんかん発作があり、206年12月から入院していたが、人工呼吸器停止が死に直結する状態だった。

 両親は、アルフィーちゃんの延命を『フェイスブック』で呼び掛け、病院がアルフィーちゃんの人工呼吸器を停止しようとするのを阻止し、治療継続のためにイタリアのローマにある小児病院に転院させるため、司法にも訴えてきた。

 両親は、裁判所が延命治療の中止を支持する判断を下した後も、最高裁に対して再審請求していたが、最高裁は20日請求を棄却した。人工呼吸器は23日に取り外された。

 教皇フランシスコは28日、『ツイッター』上で、アルフィーちゃんの死の知らせに「深い感傷を覚えている」とコメントした。

 教皇は「私は小さなアルフィーの死に深い感傷を覚えている。父なる神が彼を優しい抱擁で迎え入れる今、特に彼の両親のために祈りをささげる」と投稿した。

 教皇はこれまで数回にわたりアルフィーちゃんに言及した。これが世界中で反響を呼び、イタリアとポーランドでは祈祷集会が行われた。

 アルフィーちゃんの父親は18日、バチカン(ローマ教皇庁)で教皇と面会し、「息子を救ってほしい」と嘆願した。

 教皇は、両親の「新しい治療法を探したいという願いが聞き入れられること」を望んでいるとツイートし、「生まれてから自然な最期を迎えるまで、命の主は神だけであり、われわれの務めは命を守るために万事を尽くすことだ」と強調していた。□

※参考

・アルダーヘイ小児病院(Alder Hey Children's Hospital)
・アルフィー・エバンス(Alfie Evans)
・トム・エバンス(Tom Evans)
・ケイト・ジェームズ(Kate James)


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2018年04月25日

◎パレスチナのアッバース大統領「問題解決まで大使館移転させない」

CJC18120=TRT0422◎パレスチナのアッバース大統領「問題解決まで大使館移転させない」

 【CJC】パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、いかなる国にも大使館の「エルサレム」移転を許さない、と4月22日表明した。

 『パレスチナ解放通信』(WAFA)によるとして『トルコ・ラジオ・テレビ協会』(TRT=日本語電子版)が伝えるところでは、ラマッラー(ラマラ)にある大統領官邸でアラブ人医師たちの代表団と会談したアッバース大統領は「パレスチナ政権は、アメリカのドナルド・トランプ大統領、またはそのほかの国の首脳が『クドゥス(エルサレムのパレスチナ側の呼称)はイスラエルの首都である』と言うことを認めない。パレスチナは、トランプ大統領の発言と戦い、イスラエルとパレスチナの問題が解決されるまでいかなる国にも大使館をクドゥスへ移転させることを許さない」と述べた。

 解決策は東エルサレムがパレスチナに、西エルサレムがイスラエルに譲渡されることによってもたらされると述べたアッバース大統領は、「東エルサレムは3大宗教(イスラム教、キリスト教、ユダヤ教)の発祥地である。3大宗教の信者はここへ来て祈りを捧げることができる。なぜなら我々は、当初から東エルサレムは我々の国家の首都であり、全宗教に開かれていると宣言して来たからだ」と述べた。□



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2018年04月23日

◎重病の子の生命維持求める両親の再審請求を英最高裁棄却

CJC18119=AF0421◎重病の子の生命維持求める両親の再審請求を英最高裁棄却

 【CJC】英国で、幼い息子の人工呼吸器が取り外されるのを阻止するために法廷で争い、教皇フランシスコの支持も得ていた両親の再審請求が4月20日、最高裁で棄却された。AFP通信などが報じた。

 父親のトム・エバンスさんと母親のケイト・ジェームズさんは、イングランド北西部リバプールのアルダーヘイ小児病院が、1歳11カ月のアルフィーちゃんの人工呼吸器を停止しようとするのを阻止するため、最後の望みをかけて最高裁に対して再審請求していた。

 両親はイタリア・ローマの病院でのアルフィーちゃんの治療を希望しており、父親がアルダーヘイ小児病院に息子の退院を求めた際には、病院前で数百人が抗議デモを行った。

 父親は18日にバチカンで教皇フランシスコと面会し「息子を救ってください」と訴えたと、フェイスブックに投稿している。

 教皇は4日、ツイッターに「アルフィー・エバンスちゃんに哀れみの心を寄せ、これからも付き添い続けることができるよう、必要なあらゆる手だてがなされ、両親の深い心痛が聞き入れられることを心から願う」と書き込んでいた。□

※参考
・トム・エバンス(Tom Evans)
・ケイト・ジェームズ(Kate James)
・アルダーヘイ小児病院(Alder Hey Children's Hospital)
・アルフィー(Alfie)

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◎聖骸布のイエスの姿を3Dプリンターで復元

CJC18118=BI0419◎聖骸布のイエスの姿を3Dプリンターで復元

 【CJC】イタリアの研究者たちがトリノの聖骸布を元に3Dプリンターで作ったイエス・キリストの等身大の像がネット上に4月7日、『キリスト教放送網』(クリスチャン・ブロードキャスティング・ネットワーク=CBN)によって公開された。

 十字架に磔(はりつけ)にされたイエスの体を包んだと信じられている聖骸布の研究から導いたもので「地上におけるイエス・キリストの精密なイメージ」を初めて形にしたという。

 磔にされた後の死後硬直の姿勢をとっている遺体の身長は約178センチ。

 像はイタリア・ヴェネト州にあるパドヴァ大学とパドヴァ病院が、彫刻家のセルジオ・ロデッラと協力して制作した。

 三次元モデルを作ったのは、パドヴァ大学で20年間にわたり聖骸布を研究しているジュリオ・ファンティ教授。

 問題の聖骸布は、トリノの聖ヨハネ大聖堂に保管されている麻の布で長さ4・2メートルほど。磔刑になったイエスの体を包んだと信じられている。

 今回発表された像はその布の正確な寸法に基づき、その姿を3Dプリンターでカーボン素材に転写したもので、等身大のイエスを立体的に表しているという。

 研究によると聖骸布に写し出されたイエスは美男子で、手足が長く非常にたくましい体つきだったようだ。 

 ファンティ教授は、聖骸布の汚れの中に血液を見つけて、それが重傷やひどい痛みに苦しんでいる者の血であることをも突きとめている。

 さらにその聖骸布と傷ついた男性の体の三次元映像を確認し、鞭打ちによる370カ所の傷を数えた。

 ただその聖骸布は体の前と後ろしか覆っていないため、側面を考慮すると実際には鞭で600回以上は打たれたのではないかと考察している。

 イエスの肩が神経を損傷するほど脱臼し、死の瞬間に右側に傾いたことも発見したという。□



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◎教皇がイタリア『教区カリタス』全国会議にメッセージ

CJC18117=VR0417◎教皇がイタリア『教区カリタス』全国会議にメッセージ

 【CJC】教皇フランシスコは、北イタリアのアーバノ・テルメで開催された、「第40回『教区カリタス』全国会議」に国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通じメッセージを送った。バチカン放送が伝えた。

 イタリアの『教区カリタス』全国会議は、国内の各教区に属する司牧的組織で、地域はもとより、国際的な広い視点を持って、支援事業を行い、地方教会に福音的な愛(カリタス)を育むことを目的としている。

 『教区カリタス』は、イタリア司教協議会が運営する『イタリア・カリタス』とも密接な協力関係にある。

 今回の会議には、イタリアのおよそ220教区から『カリタス』の責任者・運営委員ら約600人が参加した。

 教皇は、かつて『教区カリタス』の発展に尽くした聖職者たちを想起し、イタリアの教会を豊かにしたこれらの先人の遺産が、今日も真の愛といつくしみの実を結び続けていると感謝した。

 教皇は、『教区カリタス』が、現代社会の辺境へと向かいながら、正真の愛の使徒となるために、社会の最も弱く貧しい人たちへの奉仕をより推進することを要望した。□



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◎ナイジェリア拉致生徒の解放4年過ぎても難航

CJC18116=CN0415◎ナイジェリア拉致生徒の解放4年過ぎても難航

 【CJC】ナイジェリア北東部チボックでイスラム過激派『ボコ・ハラム』に拉致された女子生徒らの解放交渉は、丸4年が過ぎた今も難航している。米メディア『CNN』によると、ムハンマド・ブハリ大統領は4月13日、交渉の遅れは『ボコ・ハラム』側の仲間割れが原因だと述べた。

 チボックの全寮制女子学校では2014年4月14日、生徒276人が『ボコ・ハラム』に拉致された。生徒たちの一部は昨年解放されたが、依然として100人以上が拘束されたままだ。

 ブハリ大統領は声明で、政府と『ボコ・ハラム』の交渉が「予期せぬ」壁にぶつかったことを認め、その主な原因は犯行集団内部の意見対立だと述べた。

 チボックの事件からちょうど4年がたつ14日には、生徒らの解放を求める団体が旧首都ラゴス市内で行進した。□



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