2018年11月

2018年11月30日

◎教皇が母の手逃れた自閉症児の「自由」たたえる

CJC18347=AF1129◎教皇が母の手逃れた自閉症児の「自由」たたえる

 【CJC】AFP通信によると、バチカン(ローマ教皇庁)で11月28日、教皇フランシスコによる週例の一般謁見(えっけん)の際、アルゼンチン人の男の子が教皇と遊ぼうと母親の手を逃れ、壇上に飛び出す出来事があった。

 教皇は「彼は自由だ」と述べ、参列者らに対し、「われわれは皆、神の前で自由であるべきだ」と語った。

 現地メディアによると、男の子の母親が謝罪し、この子が自閉症であることを伝えたところ、教皇は居合わせた参列者らに「この子は話すことができない。口が利けない」と述べ、「だが彼は意思を伝え、自らを表現する方法を知っている」と続けた。

 手袋をしたスイス衛兵の手を引っ張り、教皇の椅子の裏で遊ぶ男の子に、教皇は「キスをしておくれ」と語り掛け、母親が息子を捕まえようと駆け寄ると、男の子の好きにさせるよう促した。

 さらに教皇は「われわれは皆、自らに問うべきだ。自分が神の前で同じだけ自由でいるか、と。われわれは皆、子どもが父の前にいる子どもと同じように、神の前で自由であるべきなのだ」と述べた。

 教皇が「この子が話せるよう、ご加護を願おう」と呼び掛けると、参列した約7000人の信者から喝采が起こった。□


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◎デビッド・ジャン氏に「資金洗浄」容疑、米誌CT報道

CJC18346=CT1116◎デビッド・ジャン氏に「資金洗浄」容疑、米誌CT報道

 【CJC】米『クリスチャン・ポスト』紙の前発行者と関連組織『キリスト教メディア・コーポレーション』(CMC)に対する3500万ドル(約35億円)マネーロンダリング(資金洗浄)訴訟は、カリフォルニア州南部リバーサイドの『オリベット大学』(オリベット・ユニバーシティ)にまで拡大した。

 米キリスト教保守派の有力誌『クリスチャニティ・トゥデイ』(CT)は11月16日、ニューヨーク市マンハッタン地区検察局が15日、運転資金を賄うための資金導入を図り、財務状況を実態より良いように見せるために、会計士事務所を偽造したとして『オリベット大学』を告発した、と報じた。10月には、同様の行為で『キリスト教メディア・コーポレーション』と『ニューズウィーク』誌の前所有者『IBTメディア』を告発している。

 『オリベット大学』は、韓国人のデビッド・ジャン牧師(69、ジャン・ジェヒョン=張在亨=ダビデ張とも)が創設した。

 『オリベット大学』と称する学校は他に『オリベット・ナザレン大学』(1907年創立、イリノイ州バーボネ)、『オリベット大学』(1844年創立、ミシガン州オリベット)がある。いずれもジャン牧師とは無関係と見られる。□


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◎中国の地下教会は一掃? 陳枢機卿が日経新聞に弾圧懸念強調

CJC18345=N1129◎中国の地下教会は一掃? 陳枢機卿が日経新聞に弾圧懸念強調

 【CJC】中国当局が非公認のキリスト教会(地下教会)への弾圧を強めるとの懸念が高まっている。香港カトリック教会教区の陳日君・枢機卿(引退司教=86)はバチカン(ローマ教皇庁)と中国の司教任命権をめぐる暫定合意について「初めの一歩にすぎない。バチカンは中国の操り人形である7人の司教を公認し、地下教会を一掃するつもりだ」と批判した。日本経済新聞(電子版)が11月29日午後報じた。

 陳枢機卿は、日本経済新聞の取材に「暫定合意はローマ教皇に従う信者への裏切りだ」と強調した。「教皇が最終的に司教を決めるとしても、中国が指名した中から選ぶのなら意味がない」と断じた。すでに地下教会司教の自宅ミサが禁止されるなど当局の圧力が強まっているという。

 枢機卿は「教皇は早ければ来年(2019年)にも訪中するだろう。習近平(シー・ジンピン)国家主席も教皇の訪中を外交的な成果と位置づけたいはずだ」と指摘。「事態の進展は速く、中国とバチカンが正式合意に達する可能性もある」と警戒する。

 上海出身の枢機卿は「わたしは誰よりも中国を知っている。まだ戦い続けなければならない」と語る。新著を出版するなど中国をめぐり積極的な発言を続けている。□


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2018年11月26日

◎韓国カルト教団教祖に禁錮15年、女性信者をレイプした罪

CJC18344=AF1122◎韓国カルト教団教祖に禁錮15年、女性信者をレイプした罪

 【CJC】韓国のソウル中央地裁は11月22日、信者の女性8人をレイプした罪に問われたカルト教団『万民中央教会』の教祖、イ・ジェロク被告(75)に対し、禁錮15年の有罪判決を言い渡した。女性信者たちはイ被告を神聖な存在と信じていたという。AFP通信が報じた。

 イ被告は1982年、当時はソウルの貧困地区だった九老に万民中央教会を創設した。当初12人だった信者は、13万人まで達した。

 しかし、今年になって信者の女性3人が、イ被告に呼び出されてレイプされたと告白した。

 3人は韓国テレビの取材に「逆らえなかった」「彼は国王以上の存在、神だった」などと語った。

 韓国異端キリスト教研究所のパク・ヒョンタク所長によると、韓国にはカルト教団の信者が約200万人いる。キリスト教系カルト教団の教祖は約60人いて「神」や「イエス・キリストの再来」を自称しているという。□


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◎「きよしこの夜」200歳記念にオーストリアで式典

CJC18343=K1126◎「きよしこの夜」200歳記念にオーストリアで式典

 【CJC】賛美歌「きよしこの夜」が今年のクリスマスに生誕200年を迎えるのを前に、歌が生まれたオーストリア西部オーベルンドルフで11月25日、記念式典が開かれた。オーケストラの演奏や、曲の200年を振り返る動画などが上映された。

 ウィーンなど同国各地でも演奏会が計画され、クリスマスイブにはオーベルンドルフでコンサートが予定されている。

 原詞の「静かな夜」は、ヨゼフ・フランツ・モーアによって、ドイツ語で書かれ、フランツ・クサーヴァー・グルーバーによって作曲された。1818年のクリスマスにオーベルンドルフの教会で初披露された。

 日本語の歌詞「きよしこの夜」は由木康による。□



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◎「クリスマス市」の開幕早すぎ、とドイツ教会が苦言

CJC18342=AF1123◎「クリスマス市」の開幕早すぎ、とドイツ教会が苦言

 【CJC】AFP通信が伝えるところでは、ドイツのプロテスタント『ドイツ福音主義教会』(EKD)が11月22日、クリスマスの「容赦ない商業化」を批判し、一部の都市で早々と「クリスマス市」が開幕したことに苦言を呈した。

 「待降節(アドベント)とクリスマスの容赦ない商業化は、聖書の教えに反するメッセージを発している」。EKDの広報担当者はこう指摘、今年は12月2日から始まる4週間の待降節について「その真の意味、つまりクリスマスと神の訪れを待ちわびる時間として過ごすべきだ」と述べた。

 ドイツの「クリスマス市」の歴史は長い。ホットワインや菓子、手工芸品、クリスマスの装飾品やプレゼントなどが売店に並び、多くの買い物客が訪れる。

 大半の都市では11月26日に市が開くが、ドルトムントやデュッセルドルフなどでは既に22日に開幕した。西部エッセンなど11月半ばに始まっている。□


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◎教皇庁科学アカデミーで五條堀孝氏が講演

CJC18341=#1112◎教皇庁科学アカデミーで五條堀孝氏が講演

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)科学アカデミーの定期総会が11月12〜14日にバチカンで開催され、日本から会員の五條堀孝氏(67)が出席、「最新ゲノム学の進展が社会に与える衝撃」と題して講演した。静岡新聞が報じている。

 五條堀氏は講演で、今後のゲノム学の基礎研究が医学だけでなく実社会の幅広い分野に貢献することを示し、特にゲノム学で扱う膨大な量のデータはビッグデータ解析の対象になると指摘した。

 教皇フランシスコは、五條堀氏ら同アカデミー定期総会に参加した会員と11月12日、接見した。

 同アカデミーは400年以上の歴史を持つ学術団体で、八十数人の会員のうち、約半数はノーベル賞受賞者。日本からは野依良治氏、山中伸弥氏、五條堀氏の3人が会員になっている。

 定期総会は2年に1度開かれ、今回のテーマは「新たな分野の基礎研究を社会還元のできる成果にどう転換するか」。

 五條堀氏は、国立遺伝学研究所(静岡県三島市)名誉教授。約2年前から研究拠点をサウジアラビアに移し、紅海をフィールドにした海洋生命科学の研究などに取り組んでいる。□



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◎「貧しい人のための日」で教皇が貧しい人々と昼食会

CJC18340=R1118◎「貧しい人のための日」で教皇が貧しい人々と昼食会

 【CJC】教皇フランシスコは11月18日、カトリック教会が定めた「貧しい人のための世界祈願日」のミサをバチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ大聖堂で行ったあと、パウロ6世ホールで開かれた昼食会に出席、ローマ教区やカトリック系組織などで支援を受けているおよそ1500人やボランティアの人たちと一緒に食卓を囲んだ。

 『バチカン・ニュース』によると、この昼食会は、企業やカトリック団体など、様々な組織が協力して実現した。ラザーニャ、チキンのマッシュポテト添え、ティラミスからなるメニューを、ローマの小教区(各個教会)のボランティア70人が給仕した。

 また昼食を楽しく和やかにするために、会場では、ポンペイの聖母巡礼聖堂の若者たちからなるブラスバンドの演奏が行われた。

 昼食会に参加した教皇は、すべての関係者に感謝し、皆に神の祝福を祈った。

 バチカンでの昼食会と同時に、ローマをはじめ、イタリア各地の教区で、同様の昼食会が催された。□


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◎香港「雨傘運動」裁判で発起人の大学教授らが罪状否認

CJC18339=AF1119◎香港「雨傘運動」裁判で発起人の大学教授らが罪状否認

 【CJC】AFP通信の報じるところでは、香港の選挙制度の民主化を求めた2014年の大規模デモ「雨傘運動」をめぐり、市民生活を妨害し社会秩序を乱したなどとして起訴されたデモ発起人3人の公判が11月19日開かれ、全員が起訴内容を否認した。

 この裁判では、公衆を妨害した罪などで発起人3人を含む民主派の活動家9人が起訴されている。これは英植民地時代の法律に基づく罪状で、有罪なら最高で禁錮7年の刑が下される。

 香港・西九龍の裁判所前には大勢の支持者が集まり、出廷するため3人が到着すると「平和的抵抗!真に普遍的な選挙権を求めたのだ」と声を上げた。□



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〇教皇が1月にパナマ訪問

 教皇フランシスコは、「世界青年の日」の催しに参加するため、2019年1月23日から27日まで、パナマを訪問する。(CJC)


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