2005年07月30日

[CJC]0375=米共和党トップが万能細胞問題で大統領に反旗

[CJC]0375=050730=K0730
◎米共和党トップが万能細胞問題で大統領に反旗

 【CJC=東京】米国で再生医療の切り札と期待される『万能細胞』の研究をめぐり、保守派を支持層とするジョージ・ブッシュ大統領の規制政策に対し、与党共和党のウィリアム・フリスト上院院内総務は7月29日、規制を緩和する法案を支持すると表明、反対の意思を公然化した。
 規制緩和の法案は既に下院で可決、上院でも可決される可能性があるが、大統領は両院を通過しても拒否権を行使すると言明しており、主要な政策課題で大統領と与党トップが対立するのは極めて異例だ。
 万能細胞は、正式には「胚(はい)性幹細胞」(ES細胞)と呼ばれ、あらゆる細胞に成長できる。人の受精卵からつくられることから、「生命尊重」を重視するキリスト教保守派は研究に反対しており、同派を支持基盤とする大統領は連邦予算を使った研究を厳しく規制してきた。□



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