2017年08月28日

◎パロリン枢機卿がロシア公式訪問を終え、印象語る

CJC17259=VR0825◎パロリン枢機卿がロシア公式訪問を終え、印象語る

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿は、ロシア当局の招きに応え、8月21日から24日まで同国を公式訪問した。枢機卿は、バチカンに帰国し、教皇庁広報事務局のインタビューで訪問の印象を語った。バチカン放送(日本語電子版)が伝えている。

 ロシアで枢機卿は、ウラジミール・プーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外相、またロシア正教会のキリル・モスクワ総主教、同総主教庁渉外局長イラリオン府主教と会見した。枢機卿は、ロシア訪問の全体の印象を、本質的にポジティブなものと述べた。要人らとの会見には、和やかで、互いに耳を傾ける、尊重の雰囲気があり、これらの出会いは意味ある、前向きなものであったと語った。

 また、ロシアのカトリック共同体と交流する機会を持ち、特に現地の司教らとの対話を通して、ロシアのカトリック教会の現実、その喜びや希望、また課題や困難を近くから知ることができたと述べ、こうしたことも含め、この訪問は、実のある建設的なものであったと要約できると述べた。

 枢機卿は、帰国後、教皇フランシスコにロシア訪問の内容と成果を報告。現地のカトリック共同体、またプーチン大統領や、キリル総主教からの挨拶を伝えた。すべての対話の機会を非常に大切にされる教皇は、訪問の前向きな成果を受け、満足を表したという。

 キリル総主教との出会いでは、教皇と総主教のハバナでの会見に代表されるように、ロシア正教会とカトリック教会に育まれつつある関係を印象付ける、新しい空気を感じることができたと、同枢機卿は述べた。

 会談では、尊重と親睦の中にも、両教会のデリケートな問題にも触れたが、互いに問題と向き合い、解決を求めようとする前向きな姿勢が生まれたように思うと話した。

 プーチン大統領との会談では、両国関係はもとより、シリアをはじめとする中東問題や、キリスト教徒や他の少数派の宗教共同体に対する迫害、ウクライナ、ベネズエラなどのテーマに言及。同枢機卿はこの席で、ロシアは国際的に大きな役割を負っており、平和のために果たすべきその責任を強調したと述べた。□



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