2018年01月07日

◎教皇が長崎原爆後の写真「焼き場に立つ少年」配布指示

CJC18004=1801◎教皇が長崎原爆後の写真「焼き場に立つ少年」配布指示

 【CJC】教皇フランシスコが昨2017年12月30日、バチカン(ローマ教皇庁)広報事務所やバチカン放送など関係メディアに向け、1945年に原爆投下を受けた直後の長崎で撮影された写真入りのカードを配布するよう指示した。

 教皇が年末にカード配布を指示するのは異例。「核なき世界」を訴えてきた教皇が示した強いメッセージと見られる。

 カードには、米国海兵隊の従軍カメラマン故ジョー・ロジャー・オダネル氏が1945年に長崎で撮影した「焼き場に立つ少年」が印刷されている。カードの裏には、教皇の「戦争の結果」という言葉が記載され、教皇自身のサインも添えられている。

 亡くなった弟を背負い、火葬の列に並ぶ少年を撮影した写真に、教皇は「少年の悲しみはかみしめられて血のにじんだ唇に表れている」と、説明も加えた。

 米議会図書館の記録によると、オダネルは4年間をかけて両都市の戦後の様子を記録した。

 米メディア『CNN』のバチカン専門家、ジョン・アレンは自身のウェブサイトで、「新年を前にこの写真を公開したことで教皇の立場に何か実質的なものが付け加わるわけではないが、フランシスコが年末年始の休暇期間中に特定の画像を配布するよう依頼したのは今回が初めて。これは教皇が、写真のメッセージが今特に重要だと考えていることを示唆した」と書き込んでいる。□


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