2019年09月09日

◎教皇、マダガスカルの若者たちと「祈りの集い」

CJC19255=VN0907◎教皇、マダガスカルの若者たちと「祈りの集い」

 【CJC】9月4日(水)からアフリカ東部のモザンビーク、マダガスカル、モーリシャス3国司牧訪問を開始した教皇フランシスコは6日(金)、最初の訪問国、モザンビークの首都マプトを出発、マダガスカルの首都アンタナナリボに同日到着した。マダガスカル滞在中の9日(月)には、モーリシャスの首都ポートルイスへ日帰り訪問する。

 『バチカン・ニュース』によると、教皇はマダガスカル訪問2日目の7日(土)、大統領官邸で、アンドリー・ニリーナ・ラジョエリナ大統領および各界要人と会見、記念植樹を行った。この日、教皇は教会関係者、信者らとの交流行事として、観想修道会修道女らと「昼の祈り」、司教団との出会い、翌8日のミサの前夜祭として若者たちとの祈りの集いを主宰した。

 首都アンタナナリボ郊外に設けられた広大なイベントスペースには、早くから多くの若者たちが詰めかけ、教皇が到着した夕方には、参加者はおよそ10万人に達した。

 祈りの集いでは、伝統的なリズムにのったダンスがステージで披露され、代表の青年たちが信仰や生活を通して得た体験を語った。

 家族の反対を受けながらも、刑務所でボランティアをしたという青年は、受刑者らとの出会いを通して、自分の人を見る目や評価の仕方が完全に変わった、と話した。

 これに対し教皇は、この青年が偏見や批判に陥らず、一人ひとりの人間が秘めている素質や、その人が背負っている固有の人生に気付いたことに、感謝を述べた。

 そして教皇は、「神はわたしたちを罪や過ちで呼ばず、わたしたちの名前で呼んでくださる。神の御目には、わたしたち一人ひとりが大切に映っている」と語った。

 また、若者たちが生きる上で、安易な幻想や約束の罠に陥らないようにと注意された教皇は、主に従い、主と共にいるならば、わたしたちを麻痺させ、隷属させる声を聞き分け、自分の使命と新しい地平を見出すことができるだろう、と説かれた。

 代表の1人の女性は、伝統や習慣に大きな隔たりのある部族間の軋轢や試練を超えて、互いの愛によって一致している両親の話しを紹介した。

 教皇は、家族間の絆や人々との連帯を強め、皆が必要とされる社会のために共に働き、日常の中に小さな奇跡を見出すことを学ぶようにと、若者たちを励ました。

 教皇は、歴訪最終日の10日、マダガスカルからローマに戻る。□


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