2019年09月14日

◎「焼き場に立つ少年」は左右反転の画像?

CJC19261=NiS0912◎「焼き場に立つ少年」は左右反転の画像?

 原爆投下後の長崎で撮影したとされる写真「焼き場に立つ少年」は、左右が反転している可能性があることが長崎市被爆継承課の前課長、松尾隆さん=現在は滑石公民館長=の解析で分かった。西日本新聞(長崎・佐世保版)が9月12日報じた。撮影者が意図的に反転させたのかどうかなどは不明という。

 写真は、米軍の従軍カメラマンだった故ジョー・オダネルさんが1945年に撮影。亡くなった弟を火葬する順番を、少年が焼き場で待っている場面とされる。 

 11月に来日する教皇フランシスコは核廃絶への思い入れが深く、「このような写真は千の言葉よりも伝える力がある」と述べ、世界中に広めるよう説いた。

 松尾さんは今年5月からパソコンで独自に写真の解析を行ったところ、上着の前身頃の右側が上になっていることに気付いた。女性用の服の特徴であり、ほかに着るものがなかった可能性もある。だがさらに調べた結果、通常は左胸に縫い付ける名札が右胸にあることが判明。写真が反転している、と結論付けた。現在、論文にまとめている。名札の文字は判読できなかった。

 この少年が誰なのか、どこで撮影されたのかなど不明な点が多く、今も関心を持って調べる人は少なくない。松尾さんは「顔の印象は向きによって変わる。反転前の正しい向きで調べることが必要だ」と指摘。さらに写真の解析を進めるという。(CJC)□


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