2019年10月09日

◎「アマゾン特別シノドス」が6日開幕

CJC19277=AFj1006◎「アマゾン特別シノドス」が6日開幕

 【CJC】「アマゾン周辺地域のための特別『シノドス(世界代表司教会議)』」が10月6日、バチカン(ローマ教皇庁)で教皇フランシスコと参加司教の共同司式のミサによって開幕した。公営バチカン・ニュースが報じた。

 翌7日午前、全体会議開始前、教皇はサンピエトロ大聖堂で参加司教と共に、これから始まるシノドスのために祈った。

 大聖堂では、アマゾン地域を代表する先住民の人々が、伝統の調べに声を合わせ、宗教行列を行った。教皇はこれらの人々に伴われながら、会議場のシノドス・ホールへと向かわれた。

 教皇は、第1回の全体会議開始にあたり、導入の挨拶をした。この中で教皇は、アマゾンの人々を理解し、これらの人々に奉仕するために、司牧・文化・社会・エコロジーなどの視点からのアプローチを通して、謙虚さと勇気をもって耳を傾け、考察、対話するよう、司教たちを励ました。

 この会議は、社会発展や文化保護の計画や、森林破壊や搾取に対するアクションを話し合うことを意図していないと述べた教皇は、世俗から離れて、使徒・宣教者としての眼差しと心を持って、改宗主義に陥ることなく、アマゾンの人々の現実の尊重のもとに討議が行われることを希望した。

 AFP通信によると、今回の司教会議は、アマゾン地域で孤立する貧しい先住民社会を支援するために開催された。ブラジルなどアマゾン周辺諸国9カ国の113人を含む司教184人が招集され、3週間にわたって議論が交わされる。

 会議のためにまとめられた80ページに及ぶ作業文書は、社会的不公正や殺人を含む犯罪などを痛烈な単語を用いて非難し、教会の行動計画を提案している。

 教皇は、遠隔地にまで広がるアマゾン地域に住む人々へ布教するために、既婚男性でも司祭になれるようにする提案について議論したい意向を示している。

 しかし、アマゾン地域に例外を設けることは、司祭の独身制の崩壊につながるとして、一部の伝統主義者から強い反発を呼んでいる。カトリック教会の教義では、司祭は独身でなければいけないとは定められておらず、また独身制の伝統が始まったのは11世紀のこととされている。

 会議では、すでにアマゾン地域の教会で中心的な役割を担っている女性のための公式な役職の設立についても話し合われる予定。□


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