2020年02月10日

◎同性愛者公表し、連邦裁判事に初就任したデボラ・バッツさん死去

CJC20038=NDS0207◎同性愛者公表し、連邦裁判事に初就任したデボラ・バッツさん死去

 【CJC】同性愛者と公表していながら初めて米連邦裁判所判事に就任したデボラ・バッツさんが2月3日、人工膝置換手術の合併症のためニューヨーク・マンハッタンの自宅で亡くなった。72歳だった。ニューヨーク・タイムズ紙の報道を現地邦字紙ニューヨーク・デイリー・サンが7日紹介している。

 1947年、ペンシルべニア州フィラデルフィア生まれ。名門ラドクリフ大学を卒業後、ベトナム戦争やキング牧師暗殺などに影響を受け、社会正義を求めてハーバード大学で法律を学んだ。79年から連邦裁判所検事。90年代に判事志願書を提出したが、同性愛者であることを公言していたことから、ジョージ・ブッシュ元大統領(父)が逡巡。続いたクリントン元大統領が94年、ニューヨーク州南部地区の連邦裁判所判事に指名した。以後25年間、判事として活躍した。2007年には、冤罪事件セントラルパークファイブの元受刑囚からの損害賠償請求に対し、市が出した棄却の求めを退けている。

 84年、黒人初のフォーダム大学法学部教授となり、判事になった後も教鞭を執り約30年間後進の指導にあたった。□


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