2020年02月10日

◎『イスラム国』関連テロ組織がインドネシアでなお活動中か

CJC20042=PAN0210◎『イスラム国』関連テロ組織がインドネシアでなお活動中か

 【CJC】米週刊誌『ニューズウイーク』日本語電子版が伝えるところでは、インドネシア警察は2月7日、スマトラ島リアウ州で中東のテロ組織『イスラム国』(IS)と関連があるとされるインドネシアのテロ組織『ジェマ・アンシャルット・ダウラ』(JAD)のメンバーと見られるワヒュー容疑者(29)を逮捕時に抵抗したことから射殺したことを明らかにした。

 JADは、数々のテロ事件への関与で反テロ法違反に問われて2018年6月に死刑判決を受けたアマン・アブドゥルラフマン容疑者が14年に設立したイスラム教過激派組織。その後ISとの関係が明らかになり、米政府が17年に国際テロ組織として指定、インドネシア国内で一時は約4000人のメンバーを擁していた。

 フィリピン南部を活動地域とするフィリピンのテロ組織『アブ・サヤフ』と連携して、JADメンバーがフィリピンで戦闘訓練を実施したり、武器の供与を受けたりしていたことも明らかになっている。

 インドネシアでは2018年5月のジャワ島スラバヤ市でのキリスト教会を狙った自爆テロ事件以降、大規模な被害を伴うテロ事件は起きていない。

 今回のJADメンバーとされる容疑者の射殺事件は、2020年も依然としてJADを中心とするテロ組織の活動が続いており、テロの脅威が完全に払しょくされてはいないことを改めて印象付け、まだ警戒が必要であることをインドネシア国民に認識させる結果となった。□



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