2020年02月15日

◎教皇、「アマゾン・シノドス」後の使徒的勧告発表

CJC20044=#0215◎教皇、「アマゾン・シノドス」後の使徒的勧告発表

 【CJC】「アマゾン・シノドス」後の教皇フランシスコの使徒的勧告「ケリーダ・アマゾニア」が2月12日、発表された。

 バチカン(ローマ教皇庁)で、2019年10月6日から27日まで、「アマゾン、教会と統合的エコロジーのための新たな歩み」をテーマに、「アマゾン周辺地域のための特別シノドス(世界代表司教会議)」が行われた。

 このたびの教皇の使徒的勧告は、このシノドスの成果を受け、福音宣教、環境保護、貧しい人々への配慮などにおける、新たな歩みの指針を示すもの。

 「ケリーダ・アマゾニア(愛するアマゾン)− 神の民とすべての善意の人々に」と題されたこの文書(原文はスペイン語)を通し、教皇は宣教への新しい情熱を願うと共に、教会共同体の信徒たちの役割を励ました。

 教皇は使徒的勧告の中でカトリック教徒らに対し、違法な採掘と森林伐採によるアマゾンでの環境破壊や先住民の搾取に「憤りを感じる」よう呼び掛けたが、既婚男性が司祭になることには言及しなかった。

 教皇は代わりに宣教師の増員や現地にいる女性・一般市民が担う役割の拡大を強く訴え、アマゾンの諸文化とよりよい交流を実現するため、司祭らの研修増加も求めた。

 教皇は、任意の独身制が認められるべきとは思わないとする一方、一部の「遠隔地での可能性」を容認する姿勢を示し、アマゾンを例外として認めるのではないかとの臆測が出ていた。

 既婚司祭をめぐっては、遠隔地でミサを行うことができる司祭の増加を目的としてアマゾン地域の司祭たちがシノドスで提案し、議論された。

 しかしカトリック教会内の伝統を重視する勢力は強く反発した。例外を設けることで、司祭独身制が全面的に廃止される道が開かれるのでは、と不安視していた。□



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