昼食を一緒に摂ろうと、嫁とふたりで長男が
入居しているグループホームへ向かった。

長男はちょうどトイレから出てきたところ
だった。

部屋を掃除していないようで今日も部屋に
埃がたまっていた。

早目に店に行かないと日曜の昼食は店が
混みそうだ。

掃除は帰ってからにしようと食事をする
店へ向かった。

スパゲティがいいと言うで和風スパゲティの
店へ行った。

席はまだ満席になっておらずすぐに案内
してもらえた。

長男はクリームソース、嫁と私はめんたいこ
のスパゲティセットを食べた。

ずっと空笑が止まらない。どもりも酷い。

食事をしながら長男は「グループホームを
解約しなければならない。」と言った。

「何かあったの?」

何も答えない。「無理なのかな。」

何も答えない。

「契約した時1年の契約って書類に書いて
あったでしょう。」

「1年我慢すればいいの?」

「最低でも1年っていう事。」

それからこの事は口にしなかった。

その後近くのスーパーで漫画の単行本2冊
とカセットテープを買った。

長男の小遣いと工賃で買った。

長男はずっと空笑している。

臭くはなかったけれど、「煙草吸った?」と
聞いてみた。

「吸っていない。」長男は答えた。

何で急にこんなに空笑が出るようになった
のだろう?

最後にお菓子と牛乳、ジュースを買って
グループホームへ帰った。

グループホームは風通しがよくて廊下の窓も
開けてあった。

長男の部屋の掃除機掛けをしていたら、
ぷうんと煙草の臭いが部屋に入ってきた。

吸っている人にもらい煙草したのかな。

喫煙場所の変更、受態喫煙防止が必要
じゃないかな、と思いながら家に帰った。


夜8時過ぎ、突然玄関が開いた。

長男がまた戻ってきてしまった。

手にエコーと100円ライターを持っている。

数本吸ってあったが、私に渡してきた。

嫁がグループホームへ連絡した。

外出ノートに記入しないで黙って家に帰って
来てしまったようだ。

グループ゚ホームへ送って行った。

家にあったラジカセとCD、DVDを数枚を
持って行った。

グループホームへ向かう途中「無駄にCDを
買ってしまう。」と長男は口にした。

「別に買わなけりゃいいじゃない。部屋で
テレビ見たり、近くを散歩したりすれば。」
嫁が言った。

「入院しなければならない。」

「入院したらコンサートとか行けないよ。
自由もなくなるよ。」

「明日から作業やる。」

工賃や小遣いは貰ったら全部使って
しまっているのかと思っていたら、

「もう¥3,000しかない。」

と言っていた。長男なりに計画的にやって
いるのかも知れない。

「空笑が酷くなるから煙草はダメだよ。」

「うん。」

「昼ごはんを食べた店はグループホームの
人にも一緒に行こうと言われるけど、あん
まり好きじゃない。店の人も変だし。」

「ああそうだったんだ。なら嫌だって言って
くれればよかったのに。」

そんな事を喋っているとグループホームに
着いた。

グループホームではスタッフさんが待って
いてくれた。