シルクロード 5.12b/c RP 小川山・マラ岩フランス クライミングツアー(オリピエール・セユーズ) / コート・ダジュール~マルセイユ観光 01【計画編】

2019年08月22日

小川山 マラ岩

2019.08.17(Sat)18(Sun)

先週末にシルクロード5.12b/cが登れてからエクセレントパワー5.13aのトライを始めたが、今週末は進展するどころか後退する有様。
夏バテかな。
2日目昼から大雨に見舞われ、ずぶ濡れになりながらヌンチャクを回収。

同行者はMZ上さん、KM切さん。

レギュラー5.10c 再
エクセレントパワー5.13a ××
レギュラー5.10c 再
エクセレントパワー5.13a ××

8/17(Sat)

早朝、MZ上さんと待ち合わせ、中央道経由で廻り目平へ。
先週末の周り目平で尖った小石が刺さってタイヤがパンクしたことは前に書いたが、数年使って買い替え時でもあったので4輪とも新調したばかりだ。
以前の安物タイヤより少し良いモノにしたので静粛性が増した感じ。

廻り目平は晴れ。
キャンプ場に林道でKM切さんと会う。
KM切さんはどこか別にエリアに行くそうだ。

テントを張り終えてからマラ岩へ。
日差しがあって暑くなりそうだ。
レギュラーを登って、エクセレントパワーにヌン掛けする。

エクセレントパワー1便目(通算4便目)
11時頃。

すでに南面には陽が当たっていて暑そう。
6ピン目先の縦核心ができず。

落ちどころの6ピン目のヌンチャクを滑車付きのカラビナ・リボルバーにしてあるので、抵抗が少なくフォール後にゴボウで登り返すのがラク。
ロープが摩擦で傷むのを抑えられるし。
縦核心の遠い右手ホールド取りは3回やってもできず、チョンボして8ピン目にかけた4回目でようやく突破できた。
先週末のような雨後の湿気とはまた違って、暑さでとてもヌメる感じ。
横核心はいけて、ハンドトラバースで再びテンション。
つなぎ部分は上がれて、ロッキーの出だしへ。
ロッキーの2ピン目のクリップが怖くてチョンボ。
ロッキーの第一核心はテンション後の2回目でいけて、3ピン目まででロワーダウン。

ロッキーの1ピン目のヌンチャクをスリングでうんと長くしておけば屈曲が抑えられてロープの流れが良くなるのだろうが、2ピン目クリップの際に足がスリングに掛かりそうで怖い。
長くする代わりにやはりリボルバーにするとベターか。

MZ上さんとNK川さんもトライ。



エクセレントパワー2便目(通算5便目)
15時過ぎ。

まだ思いっきり陽が当たっている。
3ピン目のプチ核心で左手カチホールドがヌメったのかここでテンションしてしまう。

縦核心もできず、チョンボして8ピン目に掛けた状態で突破。
ハンドトラバースからダイクに上がるところで、すでに集中力が切れてテンション。
つなぎ部はいけるも、ロッキー2ピン目で思わずヌンチャクを掴む。
その後、第一核心は抜けるも、凹角クラックのレイバックでヨレてしまいカムのヌンチャクを掴む。
もうボロボロ。
岩の表面が日差しで温かく、そのせいでシューズのソールが柔らかくなりフリクションが効かない様子。
凹角からノーハンドトラバースに上がるところも、クリップに手が届かずテンション。
凹角からトラバースに移る際の右手カンテもヌメってまともにほじできない。
日差しに当てられてヨレヨレだし、まともなクライミングにならないのでここで降りることにする。
嫌なイメージが付き兼ねない。

NK川さんのトライ後、MZ上さんがエクセレントにトライし始めたのは18時頃。

テンションしつつ、登って行くにつれて辺りは暗くなってくる。
19時を過ぎて、うす暗い中トップアウト。

ロワーダウンして、途中の懸垂支点でロープを結び替える際は下からヘッドランプで照らす。
すっかり暗くなった中下山する。

明日の天気予報がこれまたころころと変わることになるのだが、この時点では昼前から雨が降り出す予報だったので、好転することを期待してヌンチャクを残しておく。
100円シャワーの建物でKM切さんに会う。

夕食はフライパンで餃子を焼いたり野菜を炒めたり。
DSC02365DSC02367



8/18(Sun)

朝は薄曇り。
テントを撤収してからマラ岩へ。
レギュラーでアップすると、KM切さんも来た。

エクセレントパワー1便目(通算6便目)
8時半過ぎ。

縦核心ができないのは前日同様。
先週末のシルクロードRP以来、下から繋げての縦核心は一度もできていない。
何だかヨレてしまっていて、つなぎ部のダイクも怖くて上がり切れず、ロッキー1ピン目にクリップすることなく終える。

KM切さん、MZ上さんもトライ。



エクセレントパワー2便目(通算7便目)
12時半過ぎ。

ポツポツと雨粒が落ちてきたが登り始める。
縦核心手前の5ピン目のレストポイントにいると、急に雨足が強くなってきた。
縦核心の右手を出すもフォール。
夕立のような強い雨で服も濡れてしまうのですぐにロワーダウン。


濡れながらロープを回収し、マラ岩ケイブの中に入る。
マラ岩ケイブの中で3人で雨宿り。
スコールのようなザーザー降りだ。

元々天気予報は良くなかったけれど、急に強い雨が降り出したので、我々のように雨宿りできなかった人はずぶ濡れになったのではないか。
マラ岩は瞬く間に全面濡れてしまい、滝のように水が流れ落ちている。
ケイブの入口近くでは吹き込む雨飛沫で濡れてしまう。
DSC02369
↑水が流れ落ちるマラ岩南面(ケイブより)

ケイブで1時間以上雨宿りして過ごす。
一時的に雨が止んだのを見計らって、ヌンチャクを回収するためレギュラーの取り付きへと3人で上がる。
するとまた雨が降り出してきてしまい、周囲の岩の下に座り込んで再び雨宿り。
ヒマ潰しのため、3人でクライミングしりとりをする。
ここでも1時間くらい雨宿りしただろうか。

私がチョンボ棒でボルトにヌンチャクを掛けながらレギュラーをトップアウトして、エクセレントパワー側にロワーダウンしながらヌンチャクを回収することにした。
レギュラーのヌンチャクはバックロープで引っ張って行ったもう1本のロープを使って後でまた登って回収することにする。

少し雨足が弱くなったのを見計らって、レギュラーに取り付くと、すぐにまた雨が降り出した。
いつまでも雨宿りしているワケにはいかないので、構わず登ることにする。
ビレイはKM切さん。
レギュラーもこれでもかと言うくらいビショビショに濡れている。
雨具は上だけしか着ていないしすぐに濡れ始める。
チョンボ棒で上のボルトにヌンチャクを掛けて、そのロープをゴボウで手繰る作業を繰り返す。
何とかトップアウトし、バックロープをレギュラーの終了点に掛ける。
自分に結んだロープはエクセレントパワーの終了点に掛けて、ロワーダウンしながらエクセレントのヌンチャクをすべて回収する。

取り付きに降り立ち、ぶら下げておいたアプローチシューズに履き替える。
ロープは屈曲しているのか途中で回収できなくなったのでそのままにしておいて、レギュラーの取り付きに戻る。
ここまでずぶ濡れになったら一度登るのも二度登るのも同じことなので、トップロープで再び私が登る。
アプローチシューズのままで登り返したのでゴボウで登るとはいえちょっと大変。

再びレギュラーの終了点に着き、エクセレント側のロープを下に落としてからロワーダウンしながらレギュラーのヌンチャクも回収。
3人でマラ岩ケイブに戻ったのはすでに17時頃だったろうか。

水を思いっきり吸った80mロープの束が重い。
ヌンチャクもびしょ濡れ。
下山すると、キャンプ場の車も人もすっかり減っていた。
下着まで濡れてしまったので着替える。
KM切さんと解散。


清里では全く雨が降っていなかったけれど、山梨県内の中央道を走っている時は激しい雨に見舞われた。
短くなりつつある小仏トンネルの渋滞は帰る頃にはそれほどヒドくなかった。
帰宅すると、まずは濡れた装備を広げて干す。
雨の中のヌンチャク回収もありぐったりと疲れた。

今回はエクセレントパワーをトライしていても全く進展がなかったけれど、秋になって涼しくなればもっと登り易くなるのかな。
6月末から続けていたマラ岩通いは今回で一旦ひと区切り。


climbing2 at 21:30│Comments(0)

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