2007年09月29日

クリエイティブコモンズ、以前から注目してきた著作権のあり方ですが、この頃はかなり普及してきたように思います。HTMLにメタデータとともにアイコンを貼り付けて宣言するのが本来の使い方です。

ClipDirでも採用をしています。写真のみ参照された場合、メタデータをつけることができませんので、写真に直接アイコンを載せて配信する仕組みをとっています。

当たり前のことなんですが、クリエイティブコモンズ(というか著作権、もっと言えば所有権自体)の考え方は帰属を前提としています。クリエイティブコモンズの全ての宣言も帰属を前提にしています。

しかし、ClipDirの使い方を見る限り、アイコンだけを表示しているユーザーが多いように思います。一緒に表示するためのロゴを登録する仕組みとなっていますが、案外面倒なのかもしれません。

そのような使い方をした場合、クリエイティブコモンズのアイコンは役に立つのでしょうか? ただ写真の一部を汚しているに過ぎないと言えるかもしれません。帰属先の情報無しでクリエイティブコモンズロゴを表示できてしまうのはシステムとしての不備と言え、今後の改善が期待される部分であります。

さて、ここで問題になるのは、ハンドル名の使用などによって匿名が許容されているインターネットのサービスの中でどうやって所有者の宣言をするか、ということでしょう。所有者を表示しなければいけないからといって実名などプライバシーに属する情報をインターネット上に晒してしまうのには抵抗があります。実際、ClipDirでβ公開を始めたとたんウェブマスターには沢山のスパムメールが届くようになって私は今まさに辟易しているところです。

プライバシーを晒さずに所有権を主張するには、写真上に宣言された情報を、誰かが責任を持って実名に変換する仕組みが必要になります。もっと言えば、誰かが所有者への連絡を取り次ぐ必要も生じます。

今のところClipDirにとってクリエイティブコモンズはただのお飾りに過ぎません。これをきちんとを活かしたサービスとするためにはこの辺りの対応に工夫が必要です。クリエイティブコモンズ対応だと胸を張れる仕組みにしたいものです。


(15:08)

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