少し前の話だが、イギリスでこういう提案が出ているらしい。

Education isn't a zero-sum game

The government has been criticised for its new "idea" for universities, to allow rich students to buy places at university . Students will be able to pay the fees that foreign students pay in order to guarantee a place in the course they want. Isn’t this just a sop to the rich that will further harm social mobility? Well, yes and no. It will benefit rich students, but it will open a great many other doors as well.(adam smith instituteより)

これは「アリ」なんだろうか?

日本で言えば大学入試の合格を金で買うということだろう。たとえば、人よりも年間100万・200万高い授業料を払うからということだ。
第一感は「ありえない」だが・・・。

しかし、現実にはすでに「スポーツ推薦」や「AO入試」・「一芸入試」などによって大学生の本分である「学業」を基準にしない選考が行われている。世間の批判は多いが、個人的にはこれらの入試はアリと思っている。(参考記事→スポーツ推薦は大学の質を落とすのか?社会にとってマイナスか?

前提条件としてイギリスはほぼすべての大学が国立。日本は国立も私立も存在している。そして、実際一部の私立大学では・・・とも聞くが・・・?

仮にこの制度が公に認められたとしても、金で入学の権利を売り渡す大学は必ずそのブランド価値を落とすだろうから、ほどほどで落ち着くだろう。大学として はやはり世の中により多くの優秀な人材を送り出して自大学の名声を高めることでより多くの学生に受験してもらい入学してもらいたいというインセンティブが あるからである。

だから、仮にこういう制度が日本でも公に導入されても(私立は別にやってもいいのだろうが・・・)、これが当たり前の姿になることは決してないだろう。

この制度にはいいところもありそうだ。

まずは、たとえば10%程度の生徒がこういう制度で入学し始めると、就職時に採用する企業はその生徒のポテンシャルを大学時の成績で見極めようとし始めるかもしれない。そうだとすると、この制度はより学生に在学時に勉強させるというインセンティブを与える可能性がある。

また、これを一種の価格差別戦略と捉えることも可能だろう。より高い価格を払える人には払ってもらったほうがいい。その分、低所得者層出身の学生に対する奨学金制度などを優遇することがこのことによって可能になると考えれば悪くないかもしれない。

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ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ


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