アメリカでも日本同様に晩婚化が進んでいる。その影響っていうのは多くの人がいうまでもなく気にしていることのようだ。NYタイムズでこんな記事があり晩婚化の影響について書いてあったので一部を引用して紹介したい。

Late Marriage and Its Consequences

Great for college-educated women, pretty good for the rest of the female population, bad for men and particularly bad for working class men. Upper-class women reap a large wage premium from delaying marriage — a college-educated woman who marries in her 30s earns over $15,000 more annually than a woman who marries in her early 20s, and when you look at household income, the premium for marrying later rises to more than $20,000. Women without 4-year degrees also enjoy a wage premium when they delay marriage, albeit a smaller one (and a very small one when you look at household income). Men, meanwhile, reap a wage premium from marrying earlier, so late marriage tends to hurt their economic prospects: For men without a 4-year degree, the earlier the marriage, the higher their income, and even college-educated men earn more if they marry in their 20s than in their 30s.

晩婚は大卒の女性にとってはいいことであり、残りの女性にとってもかなりいいことである一方で男性にとっては悪いことであり、特に労働者階級の男性にとっ ては極めて悪いことである。たとえば30歳を超えてから結婚した高学歴の女性は20代前半で結婚した女性よりも年間約140万円ほど所得が多くなる。大卒 でなくてわずかながら所得は晩婚女性のほうが高い。一方で男性の場合は早く結婚したほうが所得が高くなる傾向にありその傾向は特に大卒でない男性で大き い。(NYタイムズより引用)
ということだから女性のほうが実は晩婚を望んでいるのかもしれない。が、この後の一説では当然ながら結婚を遅らせることは結婚ができないという可能 性も高まるので(特に女性の場合はそうだろうが)その場合には生涯所得は減ってしまう可能性があるということらしい。まあ、それもちょっと考えればすぐわ かることだ。また来週にでも幸せと結婚の関係についての一説も紹介したいと思う。


とはいえ現実には男性もあまり結婚したがらない傾向が強いように思う。そう考えると人間が金銭的な理由だけで動いていないことがよくわかる。結婚すれば自由が失われるわけで男性は自由と金銭的価値のトレードオフがそこには発生しているのかもしれない。


女性の場合は結婚することの幸せと金銭的価値のトレードオフだろうか。このデータだけを見て結婚を遅らせた高学歴女性が勝ちだとは実際には言えないのかもしれない。


人間の幸福・結婚の価値などについて経済学・統計学的に知りたい人はぜひ読んでみてください↓


幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?

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本記事は上記ブログよりの転載です


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