

地デジ化をきっかけに普及した薄型テレビに対応した民芸品『薄型民芸』

テレビがブラウン管だった頃、テレビの上に民芸品を置き、飾るという文化がありました。 近年、テレビは、どんどん薄型化されています。そして地デジ化に向けて薄型テレビが普及していることで「テレビの上を飾る」という文化がなくなりつつあり ます。古き良き文化を守り、後世へ伝えるために、 この「薄型民芸」は誕生しました。
熊の木彫り





木彫りの熊 [kibori-no-kuma]
1921年、徳川義親がスイスに行った際、お土産として木彫りの熊を購入。これが北海道の 「木彫りの熊」の誕生のきっかけとされている。義親は帰国後、冬に仕事がなくなる北海道の 農民に対して、副業として熊を彫ることを勧め、北海道の民芸品となった。
赤べこ





赤べこ [aka-beko]
1807年、福島県柳津町に円蔵寺が建立。その円蔵寺「柳津虚空蔵尊」建立の際、 赤牛が大量の木材運搬に貢献。また疫病が蔓延した際にも赤牛が疫病を払ったとされた。 以来、魔除けの玩具、虚空蔵の福牛として会津地方の人々に親しまれている。 「べこ」は東北地方の方言で「牛」のことを意味する。
こけし





こけし [ko-ke-shi]
江戸末期、小田原〜箱根一帯に赤い染料を使った玩具や土産物が誕生。赤は天然痘から守るとされ、 湯治に訪れた東北の農民たちが、人の形をした「赤物」を子供の玩具として買って行ったことによって、 広まり、今日に至る。しかし俗説では「子消し」や「子化身」といった響きから、 流産させるための道具、水子供養という説も。
パンダ





パンダ [PANDA BEAR]
1972年、日中国交正常化記念として中国から2頭のパンダ、「カンカン」と「ランラン」が日本に贈られる。空前のパンダブームが起こる。このブームから「客寄せパンダ」なる言葉も誕生。2011年、「リーリー」と「シンシン」が上野動物園に登場。パンダブームが再燃。